ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年08月07日

【マインドマップ付き】たかが1分!されど1分!最初の1分が勝負を分ける!『【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―』(矢野香著)



※献本ありがとうございます

本書【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―は、”NHK式”と”心理学”をベースに書かれた「信頼度を高めるための話し方」に関する本である。

本書が「信頼される話し方」として紹介しているのが「NHK式7つのルール」だ。これはNHKが放送を開始して以来、89年にわたり培ってきた”信頼される話し方のノウハウ”である。本書を構成する2つの柱のうちの1つを担う。「NHK式7つのルール」では、「『1分300文字』でゆっくり話す」「『一文50文字以内』にする」といったノウハウが紹介されているが、これらのノウハウの根底にあるのは「相手に分かりやすく伝える」という意識のように思う。相手に伝わらなければ、相手がこちらを信頼することも共感することもない。相手に分かりやすく伝える意識がノウハウの根底にあるからこそ、相手にその心が伝わり、相手からの信頼につながるように思う。

そしてもう1つの柱が、”対人認知”をベースとした「心理学」である。特に本書で紹介しているのは「アイブローフラッシュ」などの”視覚情報”に関する心理テクニックである。メラビアンの法則でも言われているように、視覚情報が印象形成に大きな影響を及ぼす。それゆえに、視覚情報を活用することで、相手に”落ち着き”と”堂々とした”印象を与えるためのテクニックを紹介している。

そんな著者が本書の中で特に強調しているのが「1分の重要性」である。その中でも「印象が形成される最初の1分の重要性」を強く説いている。なぜ著者は「1分の重要性」を強く説くのか?これは、テレビという現場を考えればよく理解できる。

以前、TBSテレビの人気番組「世界ふしぎ発見!」の台本を手掛ける放送作家の石田章洋さんの著書『スルーされない技術』にて、「テレビでは視聴者の心を一瞬にしてわし掴みにし、掴んだら離さないことが重要となる」と述べていた。見ている側の立場から考えるとよく分かるが、テレビの世界は本当にシビアで、「信頼できない」「つまらない」と視聴者が思ったら一瞬にしてチャンネルを変えてしまう。数秒のうちに視聴者に信頼してもらい、視聴者の心を掴む必要がある。

プレゼンといったフォーマルな場でのスピーチでも同じだ。相手は自分の話を真剣に聞くかどうかを最初の1分で判断する。相手に信頼がないと思うと真剣に話を聞くことはない。最初の1分でいかに相手に自分を信頼してもらえるか?本書で「信頼される話し方」というノウハウを伝える背景には、「最初の1分の重要性を認識する必要性を認識してほしい」という著者の想いがあると思う。たかが1分!されど1分!最初の1分が勝負を分ける!この想いを理解することで、本書の伝えるノウハウを生かすことができるかどうかが決まってくるように思う。


【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
一分で一生の信頼を勝ち取る法.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
一分で一生の信頼を勝ち取る法.mm.html


【関連書籍】





【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―

1)本書の内容
 
 はじめに なぜ、一分で一生の信頼を勝ち取ることができるのか
 第1章 あなたの信頼は、たった1分で失われる
 第2章 「NHK式7つのルール」をマネれば、あなたの話し方が一変する!
 第3章 “最初の1分の達人”はどこが違うのか
 第4章 話さなくても、あなたの評価が上がる法
 第5章 こんなに簡単で思わず結果が出てしまう! 相手から絶賛される心理学テクニック
 第6章 人前に出た瞬間に勝負あり!? 話す前に成功を取りつける7つの秘策
 第7章 【NHK式+心理学】の集大成! 一分で一生の信頼を勝ち取る自己紹介
 特別付録1 あなたの信頼度が120%アップ! 1分で一石二鳥! 7つの?トレーニング
 特別付録2 「NHK式」やってはいけない7つの話し方
 おわりに

2)本書から学んだこと
 ・相手は1分以内で、信頼できる人かどうか相手に判断されてしまう!
 ・話を聞いてもらうには、一瞬にして信頼される人と認識してもらうことが必要!
 ・たかが1分!されど1分!最初の1分が勝負を分ける!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション/ダイアログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月03日

自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!『"美しい瞬間"を生きる』(向田麻衣著)



久しぶりに心が洗われるような心地になった本を読んだ。
その本は美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)!向田麻衣さんの初となる著書だ!

向田麻衣さんといえば、ネパール発のコスメブランドであるLalitpurを創業した起業家として知られている。経歴だけを見ると、恐らく、”別次元の人”と考えるかもしれない。

だが、本書に語られているのは向田麻衣さんが思う「仕事」、「日常の生活」、「家族」、そして「愛」と「自由」といった自分の思いを素直に表した言葉だ。その言葉には、苦闘しながらも前に進んでいこうとする女性の素直な気持ちが表現されている。想像ではあるが、起業家である前に一人の女性であること、そして、年代的にも役割的にも転機に差し掛かる時期に差し掛かる同じ年代の女性と想いを共有したいという気持ちから、このようなエッセイ形式で表したのだと思う。その著者の気持ちが、以下の文章に表れている。

 私はこっそりとこの本に込めた思いがあります。恋も仕事も家族も、大切なものはぜんぶ大切だと言いたい!ということです。そして、いつ終わるかわからない人生なのだから、美しいものにたくさん出会い、誰かを思い切り愛して、おいしいものを食べて、大好きな人たちと力を合わせて仕事をし、いい音楽を聴いて、歌って、踊って、うっとりするような映画を観て、好きな作家の本を読み、気持ちのいい場所で暮らして、悔いなく生きよう、というものでした。
 日本の若い女の子たちがもっと自由に、自分のままで、世界で羽ばたいていってもらえたらと思います。そしてこの本が、ちょっとでもみんなの背中を押すことができたらこれ以上嬉しいことはありません。
(本書より P166〜P167)


本書のメッセージをひと言で表すならば、「自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!」(P123)だと思う。この言葉は、著者自身が苦しい状況のときに、自分を解放してくれた言葉でもある。それゆえに、「自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!」という本書のメッセージが読者の気持ちを楽にすることができ、背中を押すことができればと著者は願っているように思える。

また、本書の中で向田麻衣さんが撮影した写真がふんだんに使われているが、この写真が文章とマッチしており、より文章をイメージしやすくさせてくれる。そして、文章と写真がより気持ちを解放的にさせてくれる。これは担当編集者である徳さんの編集の素晴らしさだと思う。

最後に、本書を読み終えたとき、私は何とも言い難い心地良い気持ちになった。著者が等身大で語りかける言葉の中に含まれる著者自身の素直な気持ちが響くからこそ、気持ちを解放的にさせてくれるのだろうと思う。本書を読んでそのような気持ちになった瞬間は、私にとって”美しい瞬間”と言える。


【本書で印象に残ったメッセージ】

■本当は気づいているはず

 みんな本当は気づいているはず。
 突然生まれて、なぜ生きているかなんてわからないはずで、そんな中、教育を受けて、お金をたくさん持って、安定した仕事や家庭を持てば「幸せ」だなんて嘘だって。
 何が本当の「幸せ」か定義できず、臆病になって当たり障りのないことをやっても仕方がないと、私は思う。
 正しいことが何かはわからない。でも、私がこれだけは確かだと言い切れることは、みんな生きている間に、”美しい瞬間”を体験したいと思っているということ。
 その経験は、ほんの一瞬の出来事だったとしても、その人の人生にその後もきっと長く寄り添って、暗闇に落ちそうになったときに支えてくれるんじゃないかなと思っている。
 美しい瞬間もいろいろで、丁寧につくられた空間に身を沈めることかもしれないし、大勢の人と何かひとつのことを成し遂げる瞬間かもしれないし、旅に出て、新しい空気を吸って、もっとちがう太陽の光をたくさん浴びることだったり、もしかしたら恋をすることかもしれない。
 私がいろんな国でやっているように、お化粧をしてあげて、その人が自分を前よりもちょっと好きになって、誰か大切な人と一緒に時間を過ごすことも、美しい瞬間のひとつだと思う。
 効果測定が可能であることとか、論理的であることは大事だと思う。でも本当は、そんなものがいらないくらい、切実なことがしたい。
 少なくとも私は、人が、「ああ、生まれてきてよかった」「人生は生きるに値する」と感じる一瞬をつくりたい。
 ”貧しく恵まれない”と言われる国に、夢みたいな瞬間を。
 もしかしたら、タブーを犯すような、非常に個人的で、でも普遍的なこと。
 美しいものに触れるということ。
 (本書より P39〜P41)


■もっとずっと遠くまで

 あなたが。急に大人っぽくなったり、積み上げてきたことが実り、今にも羽ばたきそうになったときに、周りが、突然手のひらを返したように冷たくなったと感じることがあるかもしれない。小さな、意味のない小言を言う人が現れたりするかもしれない。
 それは周りの人たちがあなたが、とおくに行くことを恐れてとる行動だ。気にしなくていい。そんなときあなたは何の罪悪感も感じることなく、会う人を変えていい。アドバイスを他の人に求めていい。今のあなたの新しい挑戦を心から応援してくれる人の中に飛び込んでいっていい。
 あなたが羽ばたくことで、彼らは自分が何も挑戦していなかったことを突きつけられる。それが怖くて、彼らはあなたを自分の近くまで引き止めようとする。そんな手は振り払っていい。どんなに「あなたのためなのだ」と言っていても、あなたが窮屈だと感じるのであれば、「ありがとう。でもいらない」と言って、手を振り払っていい。
 あなたは、もっとずっと遠くまで行ける。
 もしあなたが、今いる場所に息苦しさを感じているのであれば、外に出ていい。今私たちに見えているものは、世界のほんの一部だ。女であること、年齢、国籍、セクシャリティなど、そういうものにとらわれず、フェアに勝負できる場所はいくらだってある。今いる場所が苦しくても、不安に感じることはないよ。あなたはいくらでも、あなたの個性や感性をそのまま受け入れ歓迎してくれる場所や人に出会うことができる。今、たまたま近くにいる人、環境、価値観で、自分を測らなくていい。
 あなたがもしも、すべてを引き受けて、立ち上がるとしたら、その時点で最高。
(本書より P118〜P119)


■harvest

 たくさんの人に支えられていることはわかっている。
 それでも、インドからの帰りのフライトで、これから先も、ずっと、ひとりで、このつらく厳しい出来事や現実を見て、乗り越えていかなければいけないのかと思ったら、アイマスクをしたまま涙が溢れてきた。
 去年一年間は違和感のあることをひとつずつ、明らかにして、手放してゆく時期だった。
 ものすごくつらかたし、自分の過ちを認めることも苦しかった。
 今もその作業は続いている。
 去年の今ごろにいただいた仕事が長期に延びて、そのあたりから飛行機に乗るたびに息苦しくなったり、動悸が激しくなることが増えた。
 去年から今年の初めあたりまでは海外出張が怖かった。
 今は自分なりの対処法をいくつか試しながら、だましだまし飛行機に乗っている。
 周りの人から強い人だと言われて、そして、その度に泣きたい気持ちになる。
 本当は苦しかった。
 その日々の中に見つけられる、微かな光を集めて話しているだけ。
 今は、種をまかずに、刈り取ることはできないんだぁと実感している。
 刈り取るタイミングが近づいていることも感じる。
(本書より P137)


【関連書籍】





美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

1)本書の内容
 出会いとはじまり
 世界と日常
 愛と自由

2)本書から学んだこと
 ・みんな生きている間に、"美しい瞬間"を体験したいと思っている!
 ・自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!
 ・大切なものはぜんぶ大切!


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 17:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | U25 SURVIVAL MANUAL SERIES | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月29日

「第1の習慣」「第2の習慣」のエッセンスが分かる本!『まんがでわかる7つの習慣2』(まんが・小山鹿梨子/監修・フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社)



本書まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣は、2013年10月に発売されて大ヒットとなった『まんがでわかる 7つの習慣』の第2弾として発売された。本書まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣は”第1?第7の習慣の概要を紹介している”のに対し、本書『まんがでわかる 7つの習慣』は”第1〜第2の習慣にフォーカスし、説明している”のが特徴となっている。

・第1の習慣:主体的である
・第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
は、「私的成功」に導くための最初の2つの習慣である。内容も”自分の心の在り方、言葉、態度”など、「自分自身を見つめ直し、”どうあるべきか”を指し示す」内容となっている。このため、本書のまんがや文章を読むとドキッっとすることが多かった。一例として、以下の文章をあげたい。

○外部からの刺激に身を任せて反応しない

 人は誰でも悪口や批評の対象となる。悪口を言われたら、反射的に気分が悪くなるのは仕方がない。人間も動物の一種だ。動物には、外部からの特定の刺激に対して決まった反応をする習性がある。
 だが、人間は動物と違い、習性に従うだけでなく、その習性を書き換えることができる。何が起ころうとも、そのことが自分の行動にどこまで影響を及ぼすことを許すのか、自分で選ぶ能力を持つ。
 つまり、人間の場合には、刺激と反応の間に選択の自由が存在するのだ。この自由を意識することが、第1の習慣「主体的である」を身につけるためのスタート。批判や悪口に対してすぐ激怒したり、落ち込んだりと、自覚なく反応するのはやめよう。自分をコントロールして次の行動を選択する意識を持つのだ。
 第1の習慣には、さらに大切なポイントがある。それは自分の人生の責任を自分で引き受ける覚悟を持つこと。今の自分の状況は、すべて自分の選択した行動の結果なのだ、と認識することだ。
(本書より P68)


この文章を読んで、「自分は反応的に生きているなあ」と改めて気づかされた次第だ。

「反応性のモデル」と「主体性のモデル」は、7つの習慣ではお馴染みのモデルだ。

「反応性のモデル」の場合、人は刺激に対して直接反応する。「主体性のモデル」のように、「自分の反応を選択する」という意思はない。「反応性のモデル」で厄介なのは、「決定を相手に依存している」ということだ。これでは「行動を変えたい」と思っても常に外部依存の状態のため、変えるのはなかなか難しい。では、どうすれば「主体的である」ようになれるか?本書『まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣』では「言葉を変えれば主体性を高められる」と述べている。

マザー・テレサの有名な言葉に
 「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」
がある。このマザー・テレサの言葉が表すように、「言葉の使い方」が思考を表し、行動に影響を及ぼし、ひいては運命に影響を及ぼす。上記のマザー・テレサの言葉を思い起こしたのは、本書『まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣』の「言葉を変えれば主体性を高められる」を読んだことがきっかけとなったが、このように、本書に書かれている”第1の習慣、及び第2の習慣の言葉”は自分の思考・言葉・行動の癖など振り返りの機会を与えてくれる。

本書は原本である『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のエッセンスがまんがでわかるようになっている。「”7つの習慣”を理解したいと思っているが、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を読んでもよくわからない」と思っている方にとって、本書は”7つの習慣”を理解するためのきっかけを与えてくれる本である。


【本書のポイント】

■誰でもバラダイム(思い込み)に基づいて生きている

 「自分を変えたい」と努力しているのにうまくいかない人がいる。なぜか。
 それは自分が持っている「パラダイム」への自覚が足りないからだ。パラダイムとは、無意識に抱いてしまっている考え方、感じ方の枠組みのこと。その人の経験から生まれる「世の中とはこういうものだ」という解釈なので、2つとして同じものはない。例えば「人を見たらまず疑う」という人もいれば「本当に悪い人はいない」という人もいる。経験を通して抱くに至った人間のとらえ方(パラダイム)が違うからだ。
 パラダイムは理想的な人生を歩むための地図のようなもの。参照すれば自分の位置が分かるし、目的地(人生のゴール)に辿り着くためにすべきことも把握しやすい。だが、もしその地図が間違っていたらどうだろう。「成功するにはこんな生き方が大切だ」とがんばって急いでも、正しいゴールには永遠に到達できない。
 あなたは間違ったパラダイムで先を急いでいないだろうか。自分がどんなパラダイムを持っているのかを自覚し、それが果たして正しいのかを自分に問おう。これが7つの習慣を実践するための入り口だ。
(本書より P24)


■”問題の見方”に問題意識を持つ

 誰しもパラダイム(思い込み)に縛られているというのなら、一体何を信じればいいのか。
 その答えは「原則」。7つの習慣でいう原則とは、「人は生まれたら必ず死ぬ」といった自然の法則のように、人類の歴史でずっと価値があると認められた価値観、考え方だ。
 そのひとつに「公正」がある。例えば、遊具を順番に譲りあって使う子どもたちを見て微笑ましく思う感情は、誰し教えてもらったわけでもなく、人の心に自然に生じる。つまり、そういうあり方が正しいことだと、人はもともと知っているというわけだ。誠実や正直、奉仕、貢献などが人間関係に大切なことも、学校で教わらなくても理解できる。どれも人間にとって、豊かに生きるための原則だからだ。
 パラダイムを原則重視にシフトさせる努力は、自分の根っこである人格を優れた方向へ導くことにもなる。日常の変化が訪れるまでには大抵、時間がかかるので、結果を急ぐと、つい上辺のスキルやテクニック、地位や外部の権威などに頼りたくなるが、それが癖になると、どんどん弱い人間になってしまう。成果が出た、成長したと感じるかもしれないが、それは見せかけにすぎない。次元の違う長期的な成長を目指すなら、人格の向上が不可欠だ。
 すべての生命には、成長と発達のしかるべき順序がある。種を蒔いて実がなるまでには、長期間、手間暇をかける必要がある。人間関係も同じ。面倒だからと短絡的な解決手法に頼ることはやめよう。
 大切なのは、「自分に間違いはないか」「自分ができることはないか」と、まず自分の内面を振り返ったうえで外部に働きかける心がけ。つまり、「インサイド・アウト(内から外へ)」の姿勢だ。
 自分のパラダイムを反省し、まず自分が変われる所はないかを考える。これがもっとも本質的な問題解決で、成長にもつながる姿勢なのだ。
(本書より P46〜P47)


■言葉の習慣を変えれば主体性を高められる

 言葉の使い方は、その人のパラダイムと深い関係がある。「それなら仕方がない」「…があったらいいのに」といった言葉をよく使う人は、自分から周りに働きかけようとする主体性の度合いが低い。「結果が思わしくないのは周りのせい」「自分は悪くない」という考え方が言葉に表れてしまっているのだ。
 日々の生活の中で言葉遣いを意識して、できるだけ主体性な言葉を用いるようにしてみよう。
 例えば、ミスをして上司に「どうしてもっと注意しなかったんだ」と怒られたとする。そのとき、感情的に「うるさいな、頭にくる」と思ったら、「気持ちを抑えよう」とつぶやいてみる。「Aさんの指示通りやっただけです」と言いたくなったら、「次は(Aさんに頼らず)自分で考えてやります」と言い換えてみる。「もっと時間があればよかったのに」という言い訳が浮かんだら、「私は早く出社して、時間にゆとりを持つようにする」などと言う。このように主体的な言葉を使うようにすると、少しずつ行動も変わってくる。
(本書より P90)


【関連書籍】





まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣

1)本書の内容
 CHAPTER1 パラダイムと原則@(パラダイムの力を知る)
 CHAPTER2 パラダイムと原則A(問題の見方を変える)
 CHAPTER3 第1の習慣 主体的である@(反応を選択する)
 CHAPTER4 第1の習慣 主体的であるA(能動的な言葉を使う)
 CHAPTER5 第1の習慣 主体的であるB(影響の輪を意識する)
 CHAPTER6 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める@(結果に向かって行動する)
 CHAPTER7 第2の習慣 終わりを思い描くことから始めるA(貫くべき原則を見直す)

2)本書から学んだこと
 ・「パラダイム」が人生に大きな影響を及ぼす!
 ・「インサイド・アウト」の姿勢が問題を解決に導く!
 ・言葉の習慣を変えれば主体性を高められる!


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タグ:7つの習慣
posted by まなたけ(@manatake_o) at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 7つの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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