スティーブ・ジョブズ (2): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年08月25日

スティーブ・ジョブズよ!本当にお疲れ様でした!「ジョブズ CEO辞任、後任にクックCOO」



今朝、衝撃的なニュースがインターネットを駆け巡りました。
アップルのスティーブ・ジョブズCEO辞任のニュースです。

辞任の理由は明らかにされてはいませんが、病気療養、そして、自伝の発売から「近く、このような発表の日がくるのではないか?」と予期はしておりました。しかし、発表を聞いたときは、やはりショックでした。

スティーブ・ジョブズは2000年にアップルのCEOに就任後、iPodやiPhoneなど世界にインパクトを与える製品を発表してまいりました。そして、優れたプレゼンターとしても名をとどろかせていました。

私がスティーブ・ジョブズのプレゼンで印象に残っているのは、やはり、2005年のスタンフォード大学のスピーチ、そして「Stay hungry, Stay foolish.(ハングリーであれ!分別くさくなるな!)」というメッセージです。


・再生中に【CC】から英語と日本語の字幕を選べます!

この言葉には「あまり頭で考えすぎるな!自分の心に従って行動すればよい!」というメッセージが含まれております。自分が何か悩んだときにも思い起こすのは、やはりこの言葉です。

スティーブ・ジョブズは会長としてアップルに残るものの、今回のCEO辞任の発表で経営の指揮は、実質、後継に指名されたティム・クックCOOに移ることになります。ティム・クックCOOはスティーブ・ジョブズが病気療養中の間、実質経営トップとして指揮をしてきた人物です。



スティーブ・ジョブズは長年アップルの顔として表舞台で登場していただけに、今回の辞任で影響は大きいものと思われます。しかし、ティム・クックCOOには、アップルらしさを堅持してほしいと思います。

最後に、スティーブ・ジョブズよ!本当にお疲れ様でした!


【関連図書】


スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則
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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
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ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ
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スティーブ・ジョブズだったら、こうするね 〜カリスマリーダーの問題解決力〜
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2011年07月02日

イノベーションの出発点は「内なる声を聴く」ことから!『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』


スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則
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前作スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』のレビュー記事である「ハングリーであれ!分別くさくなるな!『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン(カーマイン・ガロ著)』」を書いたとき、印象に残る言葉として「ハングリーであれ!分別くさくなるな!」をあげました。このときは、この言葉の、そしてそれに含まれている意味をあまり深く考えておりませんでした。

しかし、今回発刊されたスティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則を読むにつれて、「この言葉には、もっと深い意味が込められているんだ!」ということに気づかせていただきました。そして、「本書は”イノベーション”というタイトルがついているものの、書かれている内容はイノベーションを起こす手法というよりは、”より本質的な質問を我々に問いかけている”ものである」という印象を強く持ちました。(どのようなことかは、後述の【感想】で述べたいと思います)

それほど深いものであり、また、前作に続き完成度の高い内容となっております。


今回は単純に【本書で印象に残った文章】【本書のポイント】【感想】を書きたいと思います。
いつもは【本書の概要】などを書くのですが、私の下手な文章(^^;)よりも「気にいった言葉を並べる方が本書の良さが伝わるのではないか?」と思い、このような形にしました。何か心に響く言葉があれば幸いです。


【本書で印象に残った文章】
(以下、本書より引用)

「自分の心や直感に従う勇気を持とう。本当はどういう人になりたいのか、意外なほどわかっているものなんだ」(スティーブ・ジョブズ)

「大好きなものをみつけてください。これは、愛する人をみつけるのと同じくらい大事です。(中略)まだみつけられていない人は探し続けてください。妥協しないこと。心がからむものはそういうものですが、みつかればかならずわかります。」(スティーブ・ジョブズ)

「情熱とは語るものではない。感じるもの、自らの内に認めるものだ」(本書より)

「創造の第一歩は想像力である。自分が望むものを心に描き、心に描いたものを望み、そして、心に描いたものを創造する」(ジョージ・バーナード・ショー)

「イノベーションというのは一部の人にだけ与えられる天性の才能だと考えられることが多いが、実はそうではなく、練習によって身につけられるスキルセットである」(プリガムヤング大学 ジェフリー・ダイヤー博士)

「前を見ても点と点を結ぶことはできません。後ろを振り返らないと点と点は結べないのです。だから、点はいつかつながると信じる必要があります。自分の意地や運命、人生、業・・・・そういうものを信じる必要があるのです」(スティーブ・ジョブズ)


「シンク・ディファレント」(アップルの広告)

「顧客の声を聞くのも悪くないが、顧客を知ることの方が大事だ。顧客体験を「ピクセルレベル」で細かくチェックしよう」(本書より)

「洗練を突きつめると簡潔になる」(スティーブ・ジョブズ)

「スティーブが違うのは、何をするかではなく、何をしないかこそが一番重要だと信じている点だ」(ジョン・スカリー)
「夢をめざして人生をシンプルにデザインする」(本書より)

「楽しもう。情熱というのは周囲に伝染する。社員が楽しめない仕事で、顧客だけが楽しい思いをするはずがない」(本書より)

「スティーブ・ジョブズは、毎朝、鏡の前で自問自答するそうだ。「今日が人生最後の日だとしても、今日、する予定のことをしたいと思うか」と。「ノー」と答える日が続くなら、軌道修正しなければならないというわけだ」(本書より)


【本書のポイント】
本書を読んでみて自分なりに「ここがポイントだな?」と思ったところを以下に掲載しました。

■スタンフォード大学卒業式でのスピーチ
本書を読んだとき、まず思い浮かんだのがスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式のスピーチです。

以下に、そのスピーチの映像をアップします。


・再生中に【CC】から英語と日本語の字幕を選べます!

本書を読むことで、このスピーチの言っている意味がより一層理解できるのではないかと思います。

■イノベーションとは何か?
本書を読んだ際に問いかけたのが、この質問です。「そもそもイノベーションとはなんだろう?」と....

日本において、イノベーションというと
 ・世の中に変革をもたらす大きな技術革新
のような意味合いで使われていることが多いです。

そして、イノベーションについて書かれた本を読むにつれ、こう思うのです。
「僕にはそんな大きなことなんか起こすことができない」と....
これは多くの方が思うことではないでしょうか?

しかし、本書の内容を読んでいるうちに、実はそうではないということに気づいてゆきます。

本書では、イノベーションについて以下のように書かれております。
「イノベーションというのは幅広いコンセプトです。イノベーションには小文字のiがらみと大文字のIがらみのものがあります。インターネットや内燃機関、バーコードをつくるなどは、いずれも、大文字のIがらみです。タイプの異なるイノベーションもあります。ちょっとした改良の繰り返しで暮らしやすくする、小さな事業の成長を助ける、会社の製品や生産性を高めるといったイノベーションです」
(本書より)

この文章を読むと、例えば、我々が日常の作業の中で行う”ちょっとしたアイディア”や”カイゼン”というものも、広義の意味では”イノベーション”なのかもしれません。(事実、facebookのように「大学内の友達を作るサイト」という”ちょっとしたアイディア”から「ジャスミン革命を起こす原動力」となった大きな”イノベーション”に繋がった事例もある)


■自分の心に従う
「法則1 大好きなことをする」の一番最初の章にあたるのが「自分の心に従う」です。

実は、これが一番の出発点だと思うのです。そういう意図があったからこそ(と勝手に想像する)、最初に持ってきたのではないかと思っております。

本書を読むと「情熱」という言葉がキーワードとなってまいります。
しかし、その情熱はどこから出てくるのか?というと「自分がこれをやりたい!」「自分はこれを実現したい!」という「自分の心に素直に従っている」からこそ、情熱が生まれると思うのです。

(自分のことはちょっと置いておいて(^^;))「もし見つかっていないのであれば、探しつづけなさい」と本書では述べております。事実、スティーブ・ジョブズも簡単に見つけた訳ではないようです。いろいろなことにトライしていく中で、過去の行った取り組みなど点が、新たなときに生まれた点がつながって線となっていくとき、次の「キャリアをシンク・ディファレント」に繋がっていくではないか?と思うのです。

よって、「自分の心に従う」ということが第一の出発点であり、重要なポイントではないか?という気がしております。


【感想】
今までイノベーションに関する本というと手法に関する内容が多かったのですが、本書の印象は全く違いました。

冒頭で「本書は”イノベーション”というタイトルがついているものの、書かれている内容はイノベーションを起こす手法というよりは、”より本質的な質問を我々に問いかけている”ものである」という印象を受けたのです。

どういうことかというと、本書全体を通して見た場合、
 ・情熱
 ・自分の心に従う

という言葉がキーワードとなっていきます。そのとき、キーとなる作業が「内省」、つまり「自分の心に問いかける」という作業です。


本書の最後の部分で、このような一文があります。
スティーブ・ジョブズは、毎朝、鏡の前で自問自答するそうだ。
「今日が人生最後の日だとしても、今日、する予定のことをしたいと思うか」と。「ノー」と答える日が続くなら、軌道修正しなければならないというわけだ。あなたはどうだろう。「ノー」と言い続けていないだろうか。その場合、スティーブならどうするだろうか。本書で紹介した7つの法則が多少なりとも助けになってくれれば幸いである。
(本書より)

冒頭で「自分の心に従う」という章題、そして、この文を読んだとき、私は、本書は「これらの質問を自分に促している」つまり「”内なる声を聴くよう心がける”ことを問いかけている」ように思えたのです。

内省の際に重要になってくるのが
 「Stay hungry, Stay foolish.」(ハングリーであれ!分別くさくなるな!)
(注)訳は本書より引用
というメッセージ!これは「バカになろう!『奇跡のリンゴ』(後編)」という記事でも書いたのですが、時に人間の知識や経験は発想の妨げになるときがあります。(実はこのメッセージの意味を自分なりに理解したのが本書ではなく『奇跡のリンゴ』という本だったのですが....まあ、「点と点は繋がっていく」ということで....)

スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式に学生たちに「知識や経験は時には邪魔になる!注意しろ!」と言いたかったのではないかと思います。これは、我々においても同じことが言えると感じております。その最たる例が、先に発生した”原発事故”ではないでしょうか?(でも、「バカになろう」と言われても、実際に「バカになる」って難しいんですよね?)

それとは別に、もう一つ重要になってくるキーワードが「シンク・ディファレント」。これはアップルの広告で使われた言葉ですが、本書では「別の視点で考える」という意味で使われているように思えました。小さな”i”のイノベーションでも、ちょっとした”気づき”から生まれるもの。そして、それは別の視点から見たときに見えてくる!そんな意味が込められているような気がします。

しかしながら、本書のボリュームには圧倒されました。でも、読んだ後は高揚感に包まれた感じがしております。訳者の井口耕二さんが「いっぱい元気をもらった」と書いておりましたが、そんな気がします。正直、井口耕二さんの「訳者あとがき」を読んだとき、「自分も同じようなことを感じたんだよ」と共感しました!

イノベーションというタイトルとは別に、仕事をするいろいろな場面でヒントとなる事柄が詰まっている本だと思います。

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則

1)本の内容
 はじめに 世界は多くのジョブズースティーブ・ジョブズを必要としている
 法則1 大好きなことをする
 法則2 宇宙に衝撃を与える
 法則3 頭に活を入れる
 法則4 製品を売るな。夢を売れ。
 法則5 1000ものことにノーと言う
 法則6 めちゃくちゃすごい体験をつくる
 法則7 メッセージの名人になる

2)この本から学んだこと
 ・イノベーションとは大きな「I」もあれば、小さな「i」もある
 ・変革を起こすには「情熱」が必要!
  そして「何に情熱を傾けているか?」を確認するために「内なる声」を聴く!
 ・シンク・ディファレント!
 ・Stay hungry! Stay foolish!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 14:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | スティーブ・ジョブズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

ハングリーであれ!分別くさくなるな!『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン(カーマイン・ガロ著)』


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
  • カーマイン・ガロ
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゛パワポの説明゛よりも゛メッセージの伝達゛を!『シンプルプレゼン(ガー・レイノルズ著)』」でも触れましたが、先日、Lightning Taiksを行いました。以来、プレゼンに興味を持つようになりました。プレゼンがもっとうまくなるためには....と考えた私は「稀代のプレゼンターであるスティーブ・ジョブズはどのようにプレゼンを行っているのだろう?」と思い、手に取ったのが『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』です。

まずは、スティーブ・ジョブズがどのようなプレゼンを行っているのか?YouTubeにあるスティーブ・ジョブズのプレゼンを共有しましたので、ご覧ください。

iPhone を発表するスティーブ・ジョブス(日本語字幕) from YouTube


このときのメッセージは以下の通りです。
「アップルが電話を再発明する!」

シンプルなメッセージでありながらも、画像を補助的に、そして効果的に使いながら、情熱をもって伝えている様子が分かります。

本書は、スティーブ・ジョブズのプレゼンを分析しながら、そのテクニックを3幕・18の法則として紹介されております。

今回のレビューでは
 ・「まず取り入れたい!」と思った箇所
 ・そもそもプレゼンとは何か?
 ・本書で伝えたかったことは何か?

について書いてみたいと思います。

「じゃあ、そろそろ始めようか」 (ジョブズ風)(〃^ー^〃)


【「まず取り入れたい!」と思った箇所】
(18の法則については、下部の「本の内容」を後でご覧下さい)
18の法則を全て身につけることが出来ればジョブズのようなプレゼンができるようになるのでしょう。しかし、いきなりは難しいと思います。

「彼のテクニックのごく一部を活用しただけで、一歩抜きん出たプレゼンテーションができる」(本書より)とあるように、まずは「自分が取り入れたい!」と思ったところから活用していくのが良いのではないか?と思いました。

取り入れる箇所は人それぞれだとは思いますが、私の場合は、以下の法則から取り入れてみようと思います。

<構想はアナログでまとめる>
一言で表すと「ストーリーを作る!しかも紙で!」ということです。

我々は(特にエンジニアは)思い描いたストーリーをいきなりパワーポイントなどのソフトに書きがちですが、実際には「てんこ盛り」の資料になりがちです。そして、何が「伝えたい事」なのかが不明瞭になってしまいます。「パソコンの画面は全体のごく一部でしか表示できない!逆に全体を見ようとすると小さくなり、見えなくなってしまう」ためです。これはパソコンで操作する以上、仕方がないことだと思います。

むしろ紙を使って書く方が全体を見渡すことができると思います。
全体のストーリーが見えてくることにより
 ・伝えたいキーメッセージをどう表現するか?
 ・どのように効果的に演出するか?
が考えやすいと思います。

「スライドよりも筋書き作りに時間を書けること−説得力をたかめるにはそうするしかない」(本書より)と書かれておりますが、やはりここがベースになるのかな?と思います。

<禅の心で伝える>
このシーンの冒頭にスティーブ・ジョブズが引用したレオナルド・ダ・ビンチの言葉が書かれております。

 洗練を突きつめると簡潔になる(本書より)

これはガー・レイノルズ シンプルプレゼンと同じメッセージです。

たくさんの情報を見せられても頭では覚えられません。むしろ「シンプルなメッセージことが力強く伝わってくる」ということです。そのひとつの例として墨絵があります。墨絵は白黒の世界なのですが、見ている方に感動を与えます。プレゼンも同じことだと言っているのです。

<楽しむ>
プレゼンを実際に行う上で、これ一番重要かな?と思います。
自分が楽しめないプレゼンは観客も楽しめないと思います。

「観客の反応を感じることを楽しむ!」
これは先日私が行ったLightning Talksで実感したことです。

ジョブズのプレゼンを見ても、情熱を注ぎながら、そして楽しそうに行っております。

「うまくしゃべろう!」と思う気持ちよりも「場の空気を楽しむ」ことが、かえってうまくいくのではないか?と本書を読んで、改めて思ったことでした。


【そもそもプレゼンとは何か?】
本書を読みながら考えたことは、このことでした。
「そもそもプレゼンって何だろう?」と....

プレゼンの目的は「聴いていただいている相手に自分のメッセージを伝え、”感動”、”共感”をしてもらい、”何かの行動に移してもらう”こと」、ビジネスであれば「購買行動に移してもらうこと」にあります。

この答えを裏付けるメッセージが外村仁さんが書いた解説にありました。

「自分の言いたいことが相手に伝わり、共感してもらわなければ、そもそもプレゼンする価値がない」という至極当たり前のことである。(本書より)

実は、私もこのことに気づいたのはつい最近のことでした。
それまでは、各種データを並びたて、説明をしていたのでした。

私の場合、気がついたのはカンファレンスでの他の方のプレゼンを見たときでした。
プレゼンのうまい方、特にセミナーの講師の話し方は観客に目配りをしながら、観客と対話しながら話しをしているのでした。資料もあるものの、ポイントのみを押さえ、自分の言葉で話しているのが印象的でした。「資料を説明しよう!」と意識ばかりしていた以前の自分の話し方とは大違いです。

そのことに気づき、聴いている方と対話するように話しをするように心がけるようにしました。プレゼン力が格段に上がったかどうかと言われると疑問は残るのですが、「観客の反応を感じ取ることができ、観客との対話が楽しい!」と感じるようになりました。

ただ、自分の課題は「ストーリをいかに作るか?そして、それを効果的に見せるためにはどうすればよいか?」だと思っております。<構想はアナログでまとめる>を最初にあげたのも、このためです。


【本書で伝えたかったことは何か?】
これは読者の方々によって違うと思うのですが、私が感じたことは以下のことでした。

「ハングリーであれ。分別くさくなるな」

これは、本書の「アンコール 最後にもうひとつ」に書かれていたメッセージです。この言葉が一番印象に残りました。

これは以下のメッセージとも符合します。

「我々の心の中にも情熱が潜んでいる。その情熱をとらえ、魅力的なストーリーへと仕上げて、周りの人がビジョンの実現を手伝いたいと思ってしまうようにするお手伝いをすることーそれが本書の目的だ」
(本書「プロローグ」より)

「自分の仕事に情熱を持とう!」
(本書の編集者である中川ヒロミさんの帯にある「オススメポイント」より)

何事も「やろう!」とするにはエネルギーが必要です。そして、それは伝えることも同じことだと思います。そのエネルギーの源になるのが”自分の底から出てくる情熱”です。”情熱”から物事が生まれてくる!ということは、いろいろな方から教えていただいたことでもあります。

情熱を持って取り組むこと!そして伝えること!
これが本書で伝えたかったメッセージではないか?と私は感じました。

(と言いながらも、私は「ハングリーであれ。分別くさくなるな」とは真逆の人間だからなあ....)


最後に、著書の内容も充実しているのはもちろんなのですが、訳者の井口耕二さん、解説の外村仁さん、編集の中川ヒロミさんのお力がいかに凄いかも同時に感じました。それだけ、完成度の高い本だと思います。現時点で18万部以上売れているそうですが、納得がいきます。

この3方が送る第2段としてスティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則が7月に発売されます。こちらも楽しみにしながら発売を待ちたいと思います。


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

1)本の内容
第1幕 ストーリーを作る
 ・構想はアナログでまとめる 
 ・一番大事な問いに答える
 ・救世主的な目的意識を持つ
 ・ツイッターのようなヘッドラインを作る
 ・ロードマップを描く
 ・敵役を導入する
 ・正義の味方を登場させる

第2幕 体験を提供する
 ・禅の心で伝える
 ・数字をドレスアップする
 ・「ビックリするほどキレがいい」言葉を使う
 ・ステージを共有する
 ・小道具を上手に使う
 ・「うっそー!」な瞬間を演出する

第3幕 仕上げと練習を行う
 ・存在感の出し方を身につける
 ・簡単そうに見せる
 ・目的に合った服装をする
 ・台本を捨てる
 ・楽しむ

2)この本から学んだこと
 ・ストーリーを描くことに時間をかけること!まずはそれから!
 ・シンプルであることが洗練さにつながる!
 ・場を楽しむ!
 ・ハングリーであれ!分別くさくなるな!


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タグ:プレゼン
posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | スティーブ・ジョブズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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