電子書籍 (3): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年02月15日

よくわかる電子書籍の作り方、売り方(加藤雅士著)




今回は加藤雅士さんの著書『電子書籍の作り方、売り方 iPad/Kindle/PDF対応版』を取り上げます。


アメリカではKindleの成功により、電子出版が一定のマーケットとして成り立っております。ITの分野において、アメリカの後追い傾向の強い日本も、iPadが発売されて以降、日本でも電子書籍がにわかに注目されるようになりました。電気メーカーも、ソニーリーダーやGARAPAGOSといった電子書籍リーダーも本格的に販売するようになりました。

電子書籍は「本を書きたい!」と思う著者にとって
 ・普通に出版するとなると出版社に認められるか自費出版しか道がなかった。
  しかし電子書籍時代になると、個人の力で書籍を出すことが可能となる。
 ・通常、本の場合は印税はせいぜい10%程度。
  ところが、電子書籍の場合は70%の印税をもらうことができる。
など、メリットは図りしれません。

まだまだ日本の電子書籍のマーケットは小さいものですが、電子書籍リーダーの普及に伴い、今後、マーケットの拡大が予想されております。


電子書籍のフォーマットとしては
 ・AZW(AmazonのKidleが採用しているフォーマット)
 ・EPUB(iPad、ソニーリーダー、NOOK、GARAPAGOSなど、Kindle以外が採用しているフォーマット)
 ・PDF(あらゆるOSや機器で閲覧可能。汎用性に高い)
があります。

マーケットとしてはKindleがシェアNo.1のため、AZWがNo.1のシェアを占めておりますが、今後はEPUBが業界標準となりつつあります。ただし、EPUBは
 ・縦書きに対応していない
 ・出版社で多く使われているDTPに対応していない
などの問題もあるため、日本の出版業界は二歩足を踏んでいるのが状況です。とはいえ、日本の出版業界もこのまま手をこまねいているわけにもいかず、ファイル形式統一に向けて動き出しています。

電子書籍についてはこれから始まったばかりということもあいまって、「ノウハウを取得し、先行すればチャンスが生まれる」という状況です。


そのような状況のためか、「電子書籍を本格的に作って販売したい」というユーザーに対しては、それに応える書籍があまりありませんでした。

今回紹介する『よくわかる電子書籍の作り方、売り方』は「電子書籍を本格的に作って販売したい」というユーザーに対し、
 ・電子書籍とはどのようなものか?
 ・電子書籍を作るための準備
 ・電子書籍の作り方
 ・電子書籍の販売の仕方
が書かかれている”電子書籍を出版するためのノウハウ本”という内容になっております。


特に注目したいのが
 ・iPad向けEPUB電子書籍の作り方
 ・Kindle向け電子書籍の作り方

が手順として書かれていることです。

特にEPUBで作成する場合は、著者は”Sigil”というソフトを勧めています。理由は
 ・Windows版、Mac版、Linux版とそろっている
 ・シンプルなので初心者でも使いやすい
ということです。ちなみに、まだ私は使ったことがありません(^^;)。

詳しい手順は本書を参照していただきたいと思います。


もう一点注目したのが
 ・電子書籍の具体的な販売方法が載っている
ということです。

本書によると、電子書籍の販売ルートとしては
 ・iBookstrore
 ・Amazon DTP
 ・自分のウェブページでの販売
 ・デジタルコンテンツマーケット(Pubooなど)での販売
があります。

ただし、”iBookstrore”は
 ・ISBNコードの取得
 ・米国の納税者番号が必須
という条件がつきます。特に「米国の納税者番号が必須」という条件は、日本人にとっ「iBookstroreでの販売を現状は不可能にさせる」ことになってしまいます。従って、現状は他のルートでの販売が妥当でしょう。


このように、本書は「電子書籍を販売したい!」という方にとって、作り方、売り方を詳細に書かれた内容となっております。

「電子書籍とはどんなもの?」、「電子書籍をどのように作ればよいのか?」という方にとっては、多大なメリットのある一冊です。


電子書籍の作り方、売り方 iPad/Kindle/PDF対応版

1)本の内容
・電子書籍について知ろう 編
・電子書籍を作る前の準備 編
・電子書籍の作り方 編
  1)iPad向けEPUB電子書籍の作り方
  2)Kindle向け電子書籍の作り方
  3)WORDを使ったPDF電子書籍の作り方
  4)Pubooで電子書籍を製作、販売する
・電子書籍の売り方 編

2)この本から学んだこと
・電子書籍は現在はまだまだ未成熟。だからこそ先行すればチャンスがある。
・EPUBが、今後、電子書籍の標準フォーマットとなる可能性が高い
・Sigilは初心者でも使いやすいソフト。だからこそ使いこなしてみよう!
・電子書籍の販売ルートはいろいろある。使いやすいところを見つけよう!


本書のキーワードをFreeMindでマインドマップにまとめました。
よくわかる電子書籍の作り方、売り方.png

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タグ:電子書籍
posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:54 | Comment(1) | TrackBack(0) | 電子書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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