勝間和代: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年01月30日

人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド(勝間和代著)(後編)


1)本の内容(取り上げた範囲)
・第二部:インターディペンデントのための
     スキルを身につけよう!
・第一章:インターディペンデントの土台は
     「想像力」
・第二章:より丈夫な心
・第三章:もっと学び続ける力

2)この本から学んだこと
・”インディ”になるための基礎スキルは
 「本質を捉える力」である
・”インタディ”のスキルを身につけるには
 以下の2点を押し進める。
  @よりじょうぶな心
  Aもっと学び続ける力

今回は前回に引き続き『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ』を取り上げます。


第二部の冒頭で、勝間さんは「インディになれた人となれなかった人の違い」について述べております。その述べ方がコンピュータに詳しい勝間さんらしい表現であらわしています(多分、コンピュータに詳しくない方は分からないだろうな?と思いました)。

勝間さんは、この違いを”OS”と”アプリケーション”という形で表しています。

”OS”と”アプリケーション”について少しだけお話をすると、”OS”はコンピュータを動かす「土台」にあたります。パソコンにインストールされているWindowsを想像すれば分かりやすいと思います。逆にいうと、この”土台(OS)”がないと”アプリケーション”は動きません。”アプリケーション”は目的に応じて処理をするプログラムです。文書を作成するなら”Word”、表計算を使いたいのであれば”Excel”など。”アプリケーション”は目的が決まっているため、それ以外のことは出来ません。

勝間さんは「本に書いていることをそのまま実践するのではなく、本質をつかみ、自分にあった方法で行うこと」を本の中で述べております。この考えは私も賛成です。

人はそれぞれ違うものです。勝間さんが合った方法であっても他の人に合うとは限らない。したがって、書いている内容の本質を捉え、自分なりにカスタマイズする必要が出てきます。これを上手くやった方が「インディになれた人」なのでしょう。

「本質をとらえ、自分なりにカスタマイズする」ためには”想像力”が必要となってまいります。本書では想像力を豊かにするための条件を以下のように定義しております。

 ・豊かな創造力(見えないものを見る力)
      =知識を集める努力(Input)×試行錯誤を重ねる努力(Output)



そして、土台ができあがったとして、”インタディ”になるためのスキルとしてあげているのが、以下の2点です。

 ・よりじょうぶな心
 ・もっと学び続ける力


詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、ここでは上記2点のエッセンスをあげさせていただきます。

 
【よりじょうぶな心】※本書より抜粋
 ・信頼の種まきを常に行う
 ・アサーティブな交渉術を身につける
 ・ストレスとのつき合い方を学ぶ
 ・長くつき合える人を見つける

【もっと学び続ける力】※本書より抜粋
 ・自分にとって価値ある「情報」を明確にすること
 ・よりアイデアのつくり方をマスターすること
 ・メディアを超える「情報リテラシー」を身につけること
 ・学びの共有により新しい学びを生むこと


上記の内容を見ると『インディでいこう!』で定義した
 ・じょうぶな心
 ・学び続ける力

をより進めた内容となっております。

最後に、本書を読んで感じたことは「勝間さんの文体は昔に比べると柔らかくなったと同時に余裕を感じるようになった」印象があります。初期の頃の文章は”自慢話”と批判されていたような「他者にまけまいとした、すこし硬さが混じった混じった文章」と感じた(あくまでも個人の感覚です)のですが、今回の文章は今までの実績からの自信からか、貫禄すら感じました。

それと、勝間さんの本はディスカバー21社から出版されたものが面白いと感じました。

今後の勝間さんの新作にも期待したいと思います。

人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ

本書のキーワードをFreeMindでマインドマップにまとめました。
人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド.png
人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド.pdf


ブログランキングに参加しております。よろしかったらクリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

レビュープラスもどうぞ!!





posted by まなたけ(@manatake_o) at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勝間和代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月29日

人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド(勝間和代著)(前編)


1)本の内容(取り上げた範囲)
・第一部:わたしたちはひとりで生きている
     のではなく、まわりの人と生かし
     合っている!

2)この本から学んだこと
・”インディ”の先に”インタディ”が
 ある。
・”インディ”、そして”インタディ”を
 捉えるにあたっては、「本書を咀嚼して
 考える」必要がある。

今回は『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ』を取り上げます。


今回、本書を取り上げた理由は『インディでいこう!』のレビュー記事を書いたときにも述べた通り、
 ・”インディペンデントな生き方”を提唱していた勝間さんが、
  なぜ今”インター”と変えたのか?
 ・”インディ”と”インタディ”の違いは何か?
ということを疑問に思ったからです。


最初に想像したのは、香山リカさんとの対談をまとめた書籍である『勝間さん、努力で幸せになれますか』の中で、香山さんが連呼していた「ノブレス・オブリージュ」という言葉に対する何らかのメッセージでした。しかし、私の想像とは内容は違っていました。それでは、本書の中でキーワードとなってくる”インタディ”とはどのような内容か?


まず、この”インディ”と”インタディ”をどのように定義しているのか?を見てみたいと思います。ただし、『インディでいこう!』は元々は女性を対象とした本なので、条件に対する記述もその点をご了解ください。


【インディ】※『インディでいこう!』より抜粋
精神的にも、経済的にも周りに依存しない、自立した生き方。

(条件)
  1.年収600万円以上を稼げる女性であること
  2.自慢できる夫または恋人がいること
  3.年をとるほど、いい女になっていくこと

【インタディ】※本書より抜粋
相互依存を表す。
相互依存とは、共通の価値観に基づき、同一の目標の実現を目指して、複数の自立人が共生する関係。

(条件)
  1.共通の価値観を有していること
  2.同一の目標の実現を目指していること
  3.複数の自立人が集まっていること


両者を見てみると、(特に条件では顕著に表れているのですが)”インディ”は自分という個に焦点が当てられている点、”インタディ”は集合体に焦点が当てられている点が違いとして分かると思います。

本書では「インディの先にインタディがある」としています。本書の言葉を借りると、「自立は社会活動への参加権です。自立してこそはじめて、人も助けられるし、社会にも貢献できる」となっております。

ここでのキーワードは「自立」です。「自立ができている状態が、すなわち”インディ”といえる」ということです。「”インディ”になれることによって”インタディ”への参加権が得られる」わけです。それでは「自立」とはどのような状態をさすのでしょうか?このあたりは本書に書いている内容を自分なりに噛み砕いて解釈する必要があるのではないかと思いました。

本書では、「依存」を”キャッシュフロー計算書”、「自立」を”損益計算書”、「相互依存」を”貸借対照表”で表しております。このあたりの表現は、いかにも”公認会計士”らしい表現だなあと思いました。

本書を参考に、自分なりに「依存」「自立」「相互依存」をまとめると以下のようになります。(勝間さんの言わんとしていることとはズレがあるかもしれませんが。。。)

【依存】
労働力を提供して給料をもらっている状態。この段階では自分が提供するのは”自分の労働力のみ”となるため、他との差別化が難しい。「自立」への段階に進むためには「自分の得意領域を見つけ、磨き、周囲に認められる」必要がある。


【自立】
自分の得意領域を見つけ、磨き、周囲に認められている状態。この段階では”自分の付加価値を周囲に提供できる”ようになっており、信頼もされてきている。精神的にも自立し、余裕が生まれる。「相互依存」への段階に進むためには「付加価値をいかに継続的に、そして広げて提供できるか?」を考える必要がある。


【相互依存】
周囲への貢献が積み重なり、信頼関係が深まり、一目を置かれる状態。



これは、私が本書を読んで「会社員でも自立している状態はどのようなものか?」と考えてみて、まとめてみたものです。本書を読み進めるにあたっては「自分の身近な例に置き換えて、”どのような状態が自立なのか、相互依存なのか?自分の得意分野は何か?それを使ってどうすれば周囲に貢献できるか」ということを想像してみることが大事ではないかと思いました。

「後編」では第二部についてレビューをしてみたいと思います。

人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ


ブログランキングに参加しております。よろしかったらクリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

レビュープラスもどうぞ!!





posted by まなたけ(@manatake_o) at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勝間和代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

インディでいこう!(ムギ(勝間和代)著)


1)本の内容
・第1章:インディになりませんか?
・第2章:それでもウェンディのほうが
     いいですか?
・第3章:丈夫なこころで土台を作ろう
・第4章:学び続ける力でスキルを磨こう
・第5章:よい男を見分けて選ぼう
・第6章:明日から始める6つの約束

2)この本から学んだこと
・土台を作るには丈夫なこころが必要
・明日から始める6つの約束のうち
 以下の事柄
  @愚痴を言わない
  A笑う、笑う、笑う
  B姿勢を整える

今回は『インディでいこう!』を取り上げます。


著者はムギこと勝間和代さん。
特に『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』のヒットにより、彼女の提唱している勉強法を実践している「カツマー」と呼ばれる方が多いことでも有名です。

今回、『インディでいこう!』を取り上げたのは、最近、勝間さんが出された本『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ』がきっかけです。

まず、疑問に思ったのが、タイトルに”インター”とついたこと。勝間さんば今まで「インディペンデントな生き方」を提唱しているのに「なぜ、インターなの?」という素朴な疑問が生まれました。
そして、なぜこのタイトルをつけたのか?また両方の違いは何か?

「何が違うの?という疑問を解決するには両方を読み比べてみるのが一番」と思い、まず『インディでいこう!』を読んでみました。

本書は女性向けに書かれている本ですが、読んでみて思ったのが共感できるところも多いと思いました。
”いい男の条件”として
 ・年収1000万円以上を余裕を持って稼げる男であること
とあるのを見て、「こりゃ、俺には無理だな!」と思わず苦笑した所もあったのですが。。。

特に共感をしたのは「丈夫なこころで土台を作ろう」です。

ここでは、
 1.自分の想いで環境を作る
 2.周りと調和する
 3.すべてをゼロイチと考えない
 4.がんばりすぎない

と書かれています。「えこひいきされる側に立つ」かどうかは別にして、これら4つを手にいれると、人間に”しなやかさ”が生まれるような気がしております。(と言っても私はまだ手にいれてはおりませんが。。。)

ここのエッセンスを見てみましょう。(以下、本文より抜粋)

【1.自分の想いで環境を作る】
 その1 言い訳をやめる
 その2 なぜ自分ばかりが損をするのか、という気持ちを捨てる
 その3 目標を持つ

【2.周りと調和する】
 その1 こざっぱりとした服装・髪型と笑顔をわすれない
 その2 アサーティブに振る舞う

【3.すべてをゼロイチと考えない】
 よいことがあっても必要以上に舞い上がらず、悪いところがあっても落ち込まないこと。すべてのことには両面ある。

【4.がんばりすぎない】
 がんばっている自分に酔いしれない。うまくいかないのを周囲のせいにしない。

これらを見ると「メンタルの土台を作ることの重要性」を説いていることが分かります。

実際、これらを手にいれた方は”しなやかさ”と”余裕のある”雰囲気を出しています。外見だけではなく、「内面から出てくる美しさ」というような気がします。また、メンタルに余裕があると、それだけで人生を幸せに生きることができると思います。

本書の最後に”6つの約束”があります。
そのうち、3つは
 約束1 愚痴を言わない
 約束2 笑う、笑う、笑う
 約束3 姿勢を整える

と「丈夫なこころ」について説いているものです。それだけ、内面について重要だと考えているものと本書を読んで感じました。

勝間さんというと”フォトリーディング”や”Audiobook”など、著書で紹介している勉強法に注目されがちですが、「メンタルの土台を作ることの重要性を説いている」ということにも注目することが大事と感じました。

”インディ”ということで本書を見てみましたが、これが”インター”になるとどうなるのか?
この点に着目して『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ』を読んで、レビュー記事を書きたいと思います。

インディでいこう!

本書のキーワードをFreeMindでマインドマップにまとめました。
インディでいこう!.png
インディでいこう!.pdf

ブログランキングに参加しております。よろしかったらクリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

レビュープラスもどうぞ!!





posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勝間和代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。