整理法 (2): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2010年11月15日

佐藤可士和の超整理術(佐藤可士和著)(前編)


1)本の内容
・1章:問題解決のための”超”整理術
・2章:すべては整理から始まる
・3章:レベル1「空間」の整理術
    −プライオリティをつける
・4章:レベル2「情報」の整理術
    −独自の視点を導入する
・5章:レベル3「思考」の整理術
    −思考を情報化する
・6章:整理術は、新しいアイディアを開く

2)この本から学んだこと
・アートディレクターにも整理術が必要
・整理術は「本質を見抜く」ことに繋がる

佐藤可士和さんは、キリン極生の商品開発、明治学院大学のブランディングなどを手がけた気鋭のアートディレクター/クリエイティブディレクターです。

最近は執筆活動も精力的にこなし、本書以外にも『佐藤可士和のクリエイティブシンキング
』などの著作があります。

本書は佐藤可士和さんの初めての著書として刊行されました。

まず、最初に思う疑問は「アートディレクターが整理術の本をなぜ書くのか?」ということです。

本書の中で、佐藤さんは”アートディレクター=ドクター”という定義をしております。

”アートディレクター=ドクター?”と思いますよね?

”アートディレクター=ドクター”と佐藤さんが言っているのは以下の意味からです。

「漠然と問題を抱えつつも、どうしたらいいのかわからなくて訪れるクライアントを問診して、病状の原因と回復に向けての方向性を探り出す。問題点を明確にするのと同時に、磨き上げるべきポテンシャルをすくい上げるのです。だから”アートディレクター=ドクター”という形容がぴったりくる。つまり、自分の作品を作るのではなく、相手の問題を解決する仕事なのです。解決策をかたちにする際にはじめて、デザインというクリエイティブの力を使うわけです。(本書より)」

つまり、佐藤さんはクライアントから得た”情報”やクライアントの”考え”をもとに「問題の本質を明確にする」ことによってその「解決策をデザインという形にする」と言っております。

自分の思いを表現してもクライアントのイメージがデザインと違っていては良いデザインとは言えない!クライアントの思いを込めた良いデザインを行うために「クライアントの考えや情報を整理する」ということを行っているわけです。

本書の中で、佐藤さんは以下のように語っております。
「僕の考えるアートディレクションは、自己表現が原動力ではありません。(中略)なぜなら、答えはいつも、自分ではなく相手のなかにあるからです。それを引き出すために、相手の思いを整理するということが、すごく重要になってくるのです。(本書より)」

では、佐藤さんは初めからそのような思いでデザインに取り組んできたかというとそうではありませんでした。最初は「アーティストに近い」ポジションだと考えていたようでした。しかし、どんなにカッコイイ広告を作っても人々からは注目されない.....そのような体験を繰り返していくうちに、「本当に伝えたいことを相手に届けることではじめて、広告は機能するのだと自覚した(本書より)」のです。

アートディレクターと整理術とは、一見、何の繋がりもないように見え、このような形で繋がっているとは驚きでした。そして新鮮に感じました。

では、本書ではどのようなポイントで整理術を語っているのか?
それは
 ・「空間」の整理術
 ・「情報」の整理術
 ・「思考」の整理術
です。

その内容は?

それは次回までお待ちください。


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2010年10月11日

「結果を出す人」は、ノートに何を書いているのか(美崎栄一郎著)


「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

  • 作者: 美崎 栄一郎
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2009/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



1)本の内容
・ノートは仕事でどうつかうのか?
・仕事ノートの選び方・使い方
・ノートを使った仕事術
・ノートを使った時間管理術
・自己投資のためのノート術
・デジタルを使ったノート術

2)この本から学んだこと
・ノート術はビジネススキル!
・ノートを取ることは自分の創意工夫が必要!
・キーワードに落とす
・デジタルツールをうまく活用する

著者の美崎栄一郎さん本書がデビュー作ですが、昨年はAmazonのビジネス書部門で1位となるなどベストセラーとなった本なので、ご存じの方も多いでしょう。

本書は著者が花王で働く中で培った”ノート作成術”をまとめた内容となっております。

タイトルは”「結果を出す人」はノートに何を書いているのか”ですが、ノートに書く内容について書かれたというよりは”ノートをどのような構成で作っているのか”が主な内容になっております。

本書で紹介されているノートの構成としては
 @メモノート
 A母艦ノート
 Bスケジュールノート
の3種類のノートでメインとなり、”付箋”や”デジタルデバイド”が脇を固めるという構成となっております。

ところで、他のビジネス書などでもノートやデジタルデバイドを活用した整理法はいろいろと紹介されておりますが、私見でタイプを分けるとこのような形に分類されるのではないかと思います。

 @1冊のノートまとめ型(代表:奥野宣之さん)
 Aタイプ別ノート使い分け型(代表:美崎栄一郎さん)
 Bデジタルデバイドメイン型(代表;勝間和代さん)

実は私はAのタイプであり、美崎さんと同じような構成でノートを構成し、”付箋”や”デジタルデバイド”を活用しながら仕事をしております。ただし、本書を参考にしたわけではなく、自分なりにノートの使い方を考えた結果、今のような構成になりました。

ところで、この本の中で私が感じた大きなメッセージは
 ・ノート術はビジネススキルである!
 ・ノート術は常に創意工夫が必要
ということです。

私も上記メッセージには同様の思いを感じます。私の場合は「ふとひらめいたアイディアが思いついたが、そのときにはメモ帳をもっておらず、後で書こうとおもったが忘れてしまった」ことがありました。それを防止するために、「メモ帳とペンと付箋は常に持ち歩く」ようにしました。そして思いついたときにメモをするようにすることで、後でそのアイディアを膨らませる源になり役にたったことは何度もありました。

このように”何かをテーマに持ち、常に改善しつづければ何らかの結果は出る”ものです。それはノート術でも同じことだと思います。特にノート術を改善し続けることは仕事の成果に対して大きな違いが出てくるものと思います。

本書の中でも役にたちそうなノート術はたくさんありますが、それよりも”ノート術はビジネススキル”という認識と、”ノート術は創意工夫が必要”というメッセージに共感をし、自分のノートもさらに見直してみようと思ったのでした。

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タグ:整理法
posted by まなたけ(@manatake_o) at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 整理法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月08日

「仕組み」整理術(泉正人著)


「仕組み」整理術―仕事がサクサク進んで自由時間が増えるシンプルな方法

「仕組み」整理術―仕事がサクサク進んで自由時間が増えるシンプルな方法

  • 作者: 泉 正人
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008/09/27
  • メディア: 単行本



1)本の内容
・なぜ、整理が必要なのか?
・書類&机まわりの整理
・PC&メールの整理
・頭の整理
・時間の整理

2)この本から学んだこと
・目的はあくまで”仕事の効率化”
・整理ができない人の特徴は以下の通り
 @仕事が遅く、残業や休日出勤が続いている
 A忘れものやケアレスミスが多い
 Bいつも頭の中で複数の仕事をしている(集中していない)
 Cいつも「忙しい」と思っている
 (私にも当てはまるところが多い....)
・整理するとこんな効果がある
 @頭の中がすっきりとする
 Aアイディアが生まれやすくなる
 B仕事の成果があがる
 C仕事以外に使える時間が増える
・「整理術」5原則
 @基本は「統一化」「一元化」「自動化」
 Aルールを設け、徹底して実践する
 Bムダな時間を削減することを目指す
 C整理しすぎない
 D整理した時間を有効に活用する


泉正人さんの”整理術”に関するノウハウが書かれている本です。

本書の中で、整理術として紹介されているのは
・書類&机まわりの整理
・PC&メールの整理
・頭の整理
・時間の整理
です。

ただ、大半の内容は
 ・HACKSシリーズ
 ・効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
などと同じような方法であり、目新しいものが見当たらなかったのが残念でした。

むしろ、本書の最初に書かれている
 ・なぜ整理する必要があるのか?
 ・整理をするとどんなよいことがあるのか?
 ・整理の5原則とは?
が私にとっては参考になった内容でした。

泉さんは本書の中で「整理が苦手な人の特徴として、以下のような共通点があります。
 ・仕事が遅く、残業や休日出勤が続いている人
 ・何かを探している時間が多い
 ・忘れものやケアレスミスが多い
 ・いつも頭の中で複数の仕事のことを考えている
 ・いつも「忙しい、忙しい」と言っている
こういう人は忙しそうに働いているように見えるのですが、仕事を進めるスピードや成果は、人並みかそれよりもいくらか遅いくらいだと思います。」と述べております。

この文章を読んだとき「正直あたっているな!!」と思いました。なぜなら私が”整理を苦手”としており、かつ、”忙しそうにしているが、ケアレスミスが多く、その割に成果があがっていない”タイプだからです。

そのため、”整理の仕組みの重要性”は重々承知しております。

また、整理をすることの効果として
 ・頭の中がスッキリとする
 ・必要なものがすぐに見つかる
 ・アイデアが生まれやすくなる
 ・仕事の成果があがる
 ・仕事以外に使える時間が増える
と述べられております。これも分かるような気がしますし、実際、「整理がうまくいったときは、頭の中がスッキリとし、仕事もはかどった」経験が何度もあります。

重要なのは”そのための自分に合った仕組みづくりをし、それを徹底的に実践することにより、より仕事の効率化を目指す”ということだと思います。

本書を読んで、「なぜ整理が必要なのか」ということを再認識されられた思いがしました。


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