和田裕美: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年10月28日

【マインドマップ付き】「三人四脚」で作り上げた人気コラム!『「陽転」コミュニケーション』(和田裕美著)


和田裕美 「陽転」コミュニケーション
  • 和田裕美
  • 日経BP出版センター
  • 1470円
Amazonで購入


前回、『「苦しい」が「楽しい」に変わる本 〜 「つらい」を科学的になくす7つの方法〜』を取り上げたが、「コミュニケーションにも役立つな!」と思いながら読んでいました。ということもあって、今回はコミュニケーションの本を取り上げてみました。

今回取り上げたのは、和田裕美 「陽転」コミュニケーション!ご存知の通り、人気ビジネス書作家である和田裕美さんの著書です。

和田裕美さんに関してはファンも多いので、多くを語らず、いきなりレビュー記事にまいりましょう!(でも、よくよく考えてみると、私のブログで和田さんの本を取り上げるのも久しぶりのような気も....)

今回の記事では、本書を読んだ結果を【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いてまいります。


【本書のポイント】

■事実は1つ、考え方は2つ

和田さんの本では、お馴染みのフレーズです。

同じ事柄でも、見方ひとつで変わるものです。その事を端的に表しています。

だが、いわゆるポジティブシンキングとは違うと和田さんは言っております。
「マイナスの側面は見ない」「ネガティブなことは考えない」というポジティブシンキングとは違って、陽転思考は、ネガティブなことを考えても、言ってもいい。けれど、マイナスのその事実からでも「よかった」という部分を見つけて、できる限り早く切り替えるというものです。「事実は1つ。考え方は2つある」という考え方です。
(本書より)


■一呼吸を置き、受け止める

しかし、マイナスのその事実からでも「よかった」という部分を見つけることは、なかなか難しいと思います。

私は、このときに重要な要素は「一呼吸を置く」ことだと思います。「すぐに反応する」のではなく「一呼吸を置く」ことで気持ちを落ち着かせることができる。落ち着かせることで「事実を一旦受け止める」ことができる。「事実を受け止める」ことができれば、「いろいろな角度から見えてくる」ものがある。

そうなってくると、「事実は1つ。考え方は2つある」ということを実践できるのではないかと思います。


■“うさお”と“アソシエマン”

私はこれが重要なポイントだと思いました!

日経ビジネスアソシエの和田さんのコラムには“うさぎ”と“男性”のイラストが描かれております。“うさお”と“アソシエマン”と言うそうです。(実は知らなかった....)

このユルキャラは、このコラムの「場を和ませる」ことに一役買っています。そして「あのユルいキャラは、コミュニケーションには“場の空気”というのが重要なんだ!」ということを教えているようです。

同じ物事を言われるにしても、「緊迫感のある空気」の中で言われるのと、「リラックスした雰囲気」の中で言われるのでは、「リラックスした雰囲気」の中で言われる方が、心理的に受け止めやすいと思います。

「コミュニケーションを行う上では“場の空気を作ることは重要”なんだ!」ということを象徴的に表しているイラストです


【感想】

仕事で成長し続ける52の法則』では、内容が「仕事で成長するためには?」というためか強い言葉を使っており、「いつもの和田さんの文体とは違うなあ」と思っておりました。しかし本書は、“ほんわか”した雰囲気の中で時おり見せるピンとはった力強いメッセージを感じとることができ、「いつもの和田さんの文体だあ!」と思いました。でも、こっちが先に発刊されたんですよね!

本書の内容の素晴らしさは他のブロガーさんが多く書かれているので、そちらをご覧いただきたいと思います。

私は少し違う視点から本書の感想を述べてみたいと思います。

本書を読んでいる中で、とあることに気づきました。それは「担当Oさん」という言葉が多く出てきているということです。通常では担当編集の方の名前が文章の中で多く登場することは、まずりえません。

でも、和田さんと担当Oさんとのやり取りを見ていると面白いんですよね。

例えば先に登場した“うさお”と“アソシエマン”の登場秘話!について書かれていますが、これを見ると、よく分かります。

イラストが入るのは当初の予定通りだったのですが、真面目すぎる挿絵のイラストに和田さんは気に入らなかったのです。そして担当Oさんとのやりとりが描かれています。
 ・和田さん:「ちっとも面白くないというか真面目すぎて・・・」
 ・担当Oさん:「ビジネス雑誌なので、こんな感じがベスト!」
とまあ、こんな感じで!

そしてその後、どうしても納得がいかない和田さんは担当Oさんに食い下がり、提案することに!そして提案したキャラはなんと“うさぎ”!そのときの担当Oさんが驚いた様子が描かれています。担当Oさんも「上にどうやって報告しよう・・・!と困ったことでしょう(^-^;

だが、こういうやりとりがあって経てきたからこそ、“うさお”と“アソシエマン”とい立派なキャラとして、コラムになくてはならない存在に!そして、著者と編集担当との間に“ラポール”も生まれ、そしてコラムも人気コラムに発展したんだなと思います。

そのことが良く分かる文章が『あとがき』に書かれていました。
さて、私はアソシエさんで連載させてもらうことで、いろいろな可能性や自分でも気がついていない隠れた自分自身に気付きをもらえました。それは私の編集担当Oさんが興味の対象が非常に広く熱心なのでいつも、私をいろいろな角度から虫眼鏡でのぞきこむように質問してくれるからです。
(中略)
彼女の質問によって私は、自分のなかの奥にしまい込んでいた引き出しをずいぶんと開けることができました。
だからこのコラムは編集のOさんと二人三脚で作ってきたのです。あっ私の下手なイラストラフを、ほおずりしたくなるほど愛おしいイラストに書き直してくださった、いなばゆみさんも入れると三人四脚!(笑)

この文章を読んだとき、「和田さんと担当Oさんとの間には“信頼関係”が出来ているんだなあ」と改めて思いました。と同時に、和田さんの担当Oさんへの感謝の気持ちを感じました。

実際、私もリブロ池袋本店にて行われた『仕事で成長し続ける52の法則』の発刊イベントで、和田さんと司会を務めた担当Oさんのコンビネーションは絶妙でした。それは「長年やってきた中で出来た信頼関係のなせる業」ならではのもの!

良いコラムや良い本を作るためには“著者と編集者の信頼関係”って大事な要素ですが、それが見事に表れておりますね♪


※2011-10-30追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
「陽転」コミュニケーション.html

※追記ここまで


【関連書籍】


人生を好転させる「新・陽転思考」
  • 和田裕美
  • ポプラ社
  • 1365円
Amazonで購入



和田裕美 「陽転」コミュニケーション

1)本書の内容
 第1章 陽転思考とは?
 第2章 陽転コミュニケーション術

2)本書から学んだこと
 ・事実は1つ、考え方は2つ!
 ・一呼吸を置き、受け止めてみる!
 ・「場の雰囲気」を意識しながらコミュニケーションを行う!



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タグ:和田裕美
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2011年05月14日

52の法則を実践活用するには?『仕事で成長し続ける52の法則(和田裕美著)』



今回紹介する『仕事で成長し続ける52の法則』を買ったのは、単純な理由からでした。5月16日に行われる『和田裕美さん講演会&握手会』に参加したく、その整理券をゲットしたかったからです。

私は和田裕美さんのファンなのですが、残念ながら、今までイベント等にも参加したこともありません。当然のことながら、ご本人にもお会いしたことがありません。今回、何とか都合がつきそうなので、「整理券をゲットするために本を買った」というのが本当のところです。しかし、いざ目次を見たとき、「これはチェックリストに使えるな」と思いました。

本書に書かれている法則は一つの分野に特化したものではなく、
 ・働く姿勢
 ・目標達成
 ・コミュニケーション
 ・情報とのつき合い方
 ・発想術
 ・タイムマネジメント
 ・仕事への覚悟
 ・リーダーシップ
 ・生き方
と多岐にわたっています。
そして、先に書かれた分野はビジネスパーソンにとってはそれぞれ必要とされる分野です。ひとつひとつの法則を見てみると、仕事のなかでの取り組みを考えやすいものばかり(中には「ちょっとハードルが高いなあ....」と個人として思ったものもありますが....)!
ただ、これらの法則を全て実践できるビジネスパーソンは、そうそういません。逆の言い方をすれば、「これらの法則を全て実践できれば、ビジネスパーソンにとって、かなり大きな武器になる!」ということです。

これらの法則を今の自分と照らし合わせ、「これは出来ている!これは出来ていない!これは、この出来ているけど、もう少しレベルアップする必要がある!」と考えることができるツールになるのでは?と思い、
「チェックリストになる!」
と表現しました。

自分なりの活用の仕方を、”法則24 仕事の始まりと終わりを意識して集中力と意欲を高める。”を例にとって自分の行動をふりかえりながら書いてみます。

私の場合、最近は仕事の始まりと終わりを意識していることはあまりありません。「なんとなく始まり、何となく終わる」という感じです。
ただ、以前は日単位に
 ・仕事の開始前15分に、”目標”や”今日やるべきこと”の一覧をノートで確認する。
 ・終わったタイミングで、済んだ項目の横に”済”という印をつける。
 ・寝る前に、”今日出来たこと”や”出来なかったこと”をふりかえる。
  そして”目標”や”明日やるべきこと”を記載する。
ということを行っていたのです。忙しさかまけて、やることを忘れるようになりました。
今回、本書を読み、「以前やっていたときは目標もメリハリもはっきりしていたのに、やらなくなってから、”一日に何をやったのか”があまりはっきりせず、漠然と過ごしている状況だよな?」と思いました。そして、「また以前と同じようにやってみよう!」と思うようになりました。

上記にあげた例を実践することにより、他の法則も合わせて実践することを考えることができます。

例えば
 ・「法則6 :目標達成の3つのコツ、「行動量を決める・達成までの距離を短く設定
        する・感謝数を意識する」を実践する。」
   →”やるべきこと”を明確にしたならば”どうすればよいか?”を考え、そのプロセス
    をノートに書く
 ・「法則51:もっと強くなりたい時、元気になりたい時、自分を成長に導くアイテム
        を持つ。」
   →”日々の目標ややるべきことを書くノート”、”スケジュール管理やToDoリスト
    管理ツールのジョルテ”(Androidで動くスケジュール管理ツール)など
といったように。

このように、「適用できる法則はなんだろう?」といろいろ照らし合わせながら考えることにより、法則の活用の幅を広げることができます。

とはいえ、「52の法則を全ていっぺんに実践することは難しい」と思います。

まずは「できるところからひとつひとつ着実にこなすこと」を心がける!
そして、幅を広げられるところは幅を広げて実践していく!
一歩一歩、着実に法則を実践することにより、我々ビジネスパーソンの力を着実にあげてくれる!


本書を読みながら、そのように感じました。

仕事で成長し続ける52の法則
1)本の内容
 第1章:仕事力を高める法則 1〜25
 第2章:キャリアアップのための法則 26〜39
 第3章:生き方を見直す法則 40〜52

2)この本から学んだこと
・”52の法則”は仕事の中で取り入れることが可能な法則ばかりである
・”52の法則”の実践を1つ考えることにより、適用の幅を広げていくことができる
・”52の法則”の実践は、ビジネスパーソンの力の向上に役立てることができる


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2010年10月17日

人生を好転させる「新・陽転思考」(和田裕美著)


人生を好転させる「新・陽転思考」

人生を好転させる「新・陽転思考」

  • 作者: 和田裕美
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2009/08/22
  • メディア: 単行本




私は和田裕美さんのファンなので、「こうして私は世界No.2セールスウーマンになった」をはじめ、和田さんの本は何冊か読んだことがあります。しかし、和田さんの代名詞とも言うべき”陽転思考”に関する本は恥ずかしながら一冊も読んだことがありませんでした。「読んでみよう」と思い、手に取ったのが今回ご紹介する”人生を好転させる「新・陽転思考」”です。

陽転思考について、読む前のイメージは「字から察するに、陽転思考は物事を”陰から陽に変える考え方”であり”ポシティブシンキングの発想”」でした。

しかし、読んでみると”ポシティブシンキングとは違うもの”ということが分かりました。

私流の解釈ですが、
 ●ポシティブシンキング
  ・プラスのイメージを持つことにより、物事を好転させる
  ・マイナスのイメージはマイナスの現実を引き寄せるので
   マイナスのイメージをしない
というように、「ネガティブな面を見ずにプラスの思考を満たすことで、よりよい人生を生きていこう」という考え方だと思います。

しかし陽転思考の場合は
 ●陽転思考
  ・現実をいったん受け止める
  ・その中で良いことを探し、光に向かって進んでいく
という考え方と解釈しました。

両者の違いを一言でいうと
 ・マイナスの面からそむけるのか?それを一旦受け止めるのか?
ということです。

では、なぜ陽転思考では
 ・現実をいったん受け止める
のでしょうか?

私は和田さんから直接お話しを聞いたこともなければ、和田さんの講演にも参加したことがなく、本書からの情報から類推した考えなので、和田さんの考えとは違うかもしれません。あくまでも私見で述べさせていただきます。

例えば何らかの理由で悔しい思いをしたとき、それから目をそむけて「気持ちを切り替える」ということは簡単にはできるのでしょうか?できる人は少ないと思います。「それを抑えて気持ちを切り変える」ということは逆にいえば「自分の気持ちに素直にならずに行動する」ということになるのではないかと思います。

実際、自分の気持ちに素直にならずに後で苦い思いをした経験はたくさんあるはずです。

陽転思考で「現実をいったん受け止める」というのは「素直な気持ちになって、あるがままを受け止める」ということを言っているのではないかと思いました。そして素直に受け止めたあと、「良かった所を発見し、良かった点に”感謝”する」というのが陽転思考で言いたかったことなのかなと感じました。(あくまで私見です。)

でも、「怒り心頭の気持ちから良いところを見つける」って書くのは簡単ですが、実際にやるのは難しいですよね?

実際、私がやってみてよかったのは「日記のように、夜寝る前に良い点を紙に書きだす」という方法です。

本書でも「紙にかく」ことは推奨しておりますが、本書を読む前から実際にやってみて「良かった」と思った方法です。

人間には”承認欲求”というものがあります。ただ、「良かった」と感じても形に現れなければ欲求は満たせないことが多いです。しかし、紙に書き「形に見えるようにする」ことで”自己承認”することができます。このように見える形で”自己承認”を続けることで、思考をプラスに働かせることができます。

紙に書くときのポイントは、”無理に書く”でななく”自分が本当に良かったと思ったことを形に表す”というところです。

「全てダメ」という人もいないように、「全ての物事がマイナス」ということもないはずです。本書にも書かれておりますが、「事実は一つ。捉え方は二つ」です。悪い物事の中から無理に「良いところを探せ」といっても難しいでしょう。でも、その中で「悪いことがあったけど、この点はどうだったのだろう」と少し視点を変えることで、良いところが見つかるのもこれまた事実です。そのように視点を変えたところで見つかった”良い所”を紙に書き、見えるようにすれば、受け止め方も少しずつではありますが、変わっていくものと思います。

私なりの解釈がかなり入りましたが、
 ・物事を素直に受け止め、そのなかから”良い点”を見つけ出す。
 ・そしてそれを”見える”ようにする

このことを改めて感じさせてくれた一冊でした。


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タグ:和田裕美
posted by まなたけ(@manatake_o) at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 和田裕美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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