健康 (3): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年10月27日

【マインドマップ付き】「苦しい」ときこそ読みたい本!『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』(樺沢紫苑著)


「苦しい」が「楽しい」に変わる本 〜 「つらい」を科学的になくす7つの方法〜
  • 樺沢紫苑
  • あさ出版
  • 1365円
Amazonで購入


最近、本のレビュー記事を書いていなかったので、今回は久しぶりに書きます!(って「こっちが本来の姿なんだろう!」という突っ込みを受けそうな気も....)

現代は「ストレス社会」と言われて久しいです。働き方・職場の人間関係・生活スタイルの変化などによって「過度のストレス」を受けてしまい、「苦しい」と思うことも多いと思います。

そんな方に読んでいただきたいのが、今回取り上げた「苦しい」が「楽しい」に変わる本 〜 「つらい」を科学的になくす7つの方法〜です。

本書には
 ・「苦しい」そして「楽しい」とはどんな状態なのか?
 ・「苦しい」を「楽しい」を変えるためにはどうすればよいのか?

が書かれております。

今回の記事では、本書を読んだ結果を【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】の構成で書いてまいります。
※マインドマップは後日追記します。

【本書のポイント】

■「苦しい」があるからこそ「楽しい」がある!

本書の最初にて、
 ・「苦しい」とはどのような状態か?
 ・「苦しい」が「楽しい」に変わるときはどのような状態か?

を脳内物質がどのように発生するのかについて書かれております。

本書を参考にまとめると、「楽しい」ときには“ドーパミン・エンドルフィン・セロトニン”といった脳内物質が発生いたします。逆に「苦しい」ときには“ノルアドレナリン・アドレナリン・コーチゾール・セロトニンの不足”発生いたします。

つまり、「楽しい」「苦しい」は脳内物質の分泌に大きくかかわってくるわけです。

さらに、著者は以下のように述べております。
あなたの「苦しい」は「楽しい」に変えられる。それは、科学的に証明された事実です。
(中略)
「苦しい」や「つらい」は、しょせん、脳内物質です。あなたの「苦しい」は、間違いなく「楽しい」に変わります。
(本書より)

つまり、「”苦しい”は”楽しい”に変えることができる」わけです。

先に書いた「”苦しい”は”楽しい”に変えることができる」について、本書を参考に脳内物質に関連して述べたいと思います。

本書によると、「幸福物質」と呼ばれるドーパミンは、「苦しい」状態がないと分泌されないそうです。
「苦しい」を「楽しい」に変える要素の一つとして、“いかにドーパミンを分泌される状態を作るか?”ということが重要となってまいります。


■「100%の苦しさ」はない!

「そんなこと言ったって、今は“苦しい”状態が続いているんだ!“楽しい”に変えることができないから“苦しい”のだ!」という声が聞こえてこそうです。その気持ち、よ〜く分かります。

しかし、著者は「100%の苦しさはない」と述べております。

例えば、1日の生活の中でも「苦しい」ことばかりとは限らず「楽しい」こともあります。しかし、「苦しい」ときというのは「苦しい」に意識が集中してしまい、「楽しい」部分が見えない状態になってしまいます。本書によると、「“苦しい”人は、必ず“視野狭窄”(視野、視界が狭くなり、周りが見えなくなってしまう状態)に陥る」とのことです。

逆に言うと「視点を変え、視野を広げて見ると、プラスの側面が見えてくる」ことになります。本書では「鳥の目でみる」と表現し、「視野を広げ、全体を見ることの重要性」を強調しております。


■「苦しい」を「楽しい」に変える技術

本書では『「苦しい」を「楽しい」に変える技術』について、第2章以降で述べられています。大きく分けると、以下の3点に分類できます。

 1)意識・視点を変える
 2)言葉を変える
 3)生活を変える


以下に、本書に書かれている項目からピックアップして掲載いたします。それぞれの具体的内容、および他の項目については本書を読んでいただければと思います。

1)意識・視点を変える
・「楽しい」ことを考える
・気分や調子を数値化して記録し、自己評価する
・他人と比較するのではなく、自分と比較する
・「今」に集中する

2)言葉を変える
・「苦しい」を「試練」に、「失敗」は「経験」に言い換える
・ポシティブな言葉を使う
・嫌いな人間ほど褒める

3)生活を変える
・睡眠(6時間以上)
・運動(週2回、1時間以上の有酸素運動)
・休養(入浴、マッサージ、ストレッチ、音楽、アロマなど)


【感想】

本書の感想の前に、気になったことを先に書きます。

最近、書店で販売されている本をみると「心理学」や「ストレス対策」に関する本が多くなったと感じました。また、プロジェクトマネジメント教育に関しても「メンタルヘルス」や「ストレス対策」の講座が増えたような気がいたします。このような関連の本や講座が増えたということは、逆の見方をすると「過度のストレスによる影響がそれだけ大きくなり、ストレス対策の“知識”や“対処法”を身に付ける必要がある!」ことの現れと思いました。

さて、本書の感想にまいります。

読んでみて最初に思ったことは「非常に分かりやすく書かれており、内容も理解しやすい!」ということでした。

精神科医の方が書かれた本は専門用語が多いためか、比較的読みづらい本が多いとの印象がありました。しかし、本書は専門用語をなるべく使わずに、脳の働きを踏まえながら「“苦しい”を“楽しい”に変える方法」について分かりやすく書かれております。

分かりやすいのは、『メールの超プロが教えるGmail仕事術』や『ツイッターの超プロが教える Facebook仕事術』といった書籍を出版された経験からくるところが大きいのでしょう。このため、本書も「実行に移しやすい」ノウハウが多く記載されているのが特徴となっております。

また、読んで思ったことは「普段のコミュニケーションにおいて気を付けなければならない」ノウハウが記載されているということです。

例えば「返報性の法則」

これは「人は他人から受けた感情に対し、何かその人にお返しをしないと気が済まない」という心理学で言われている法則です。この「返報性の法則」には「好意の返報性」「悪意の返報性」があります。

「好意の返報性」は、“親切にする”、“褒める”、“好意を持つ”などのプラスの感情に対して
「何か好意をお返ししたくなる」行動に結びつきます。当然、良好な人間関係になっていきます。

逆に「悪意の返報性」は、“悪意を持つ”、“陰口を言う”などのマイナスの感情に対して「何か悪意をお返ししたくなる」行動に結びつきます。当然、人間関係も悪くなる....そして「負の連鎖」に陥ってしまう....そして「負の連鎖」になってしまうと、マイナスの感情に支配されてしまうので「視野狭窄」になってしまう....

こうなると、まず「視野狭窄」から脱することが必要になってまいります。「視野狭窄」から脱するためには「鳥の目を持つ」ことが必要になる!「鳥の目を持つ」ためには....という形で本書に書かれているノウハウが役に立ち、実践することで「好転するキッカケ」を得ることができると思います。

本書に書かれているノウハウは、実は私も、以前、コミュニケーション論を勉強したとき出てきたものもあり、知っていたのものもあったのですが、本書を読み、ノウハウを確認することで、「こういうことを知っていて対処できるスキルを身につけることは、現代を生きる上で非常に重要だな!」と思いました。

そういう意味では「ストレス対策のスキルを身につけたい」と思っている方には、うってつけの一冊だと思います。


※2011-10-31追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
「苦しい」が「楽しい」に変わる本.html

※追記ここまで

「苦しい」が「楽しい」に変わる本 〜 「つらい」を科学的になくす7つの方法〜

1)本書の内容
 第1章 「苦しい」と「楽しい」の基本
 第2章 「苦しい」が「楽しい」に変わる7つの方法
 第3章 「苦しい」をモチベーションに変える技術
 第4章 「嫌い」を「好き」に変える
     人間関係を改善する5つの技術
 第5章 変えられない「苦しい」を「楽しい」に変える方法
 第6章 究極の「苦しい」解消法

2)本書から学んだこと
 ・「苦しい」を「楽しい」に変えることはできる!
 ・「苦しい」を「楽しい」に変えるための知識やスキルを身につけよう!
 ・「睡眠・運動・休息」は健康のための3大要素!



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タグ:健康
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2011年02月08日

心スッキリ、アイデアひらめく 齋藤孝の30分散歩術(斉藤孝著)




今回は斉藤孝さんの著書『心スッキリ、アイデアひらめく 齋藤孝の30分散歩術』を取り上げます。

斉藤孝さんというと明治大学文学部教授であり、日本語及び日本文学の研究では著名な方です。特に宮沢賢治の研究が有名です。近年はコメンテーターとしても活躍されております。また、身体論の研究家としても著名であり、身体論についての著作としては『身体感覚を取り戻す―腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス)』『気の力―場の空気を読む・流れを変える』などがあります。


今回ご紹介した『心スッキリ、アイデアひらめく 齋藤孝の30分散歩術』は、仕事やライフスタイルの変化に伴い、あまり運動しなくなった日本人に対する”運動不足に対する警鎮を鳴らす”と同時にちょっと長い時間の散歩の効用”を説いた内容となっております。

本書によると、昔の日本人は「長距離を歩いたり、農作業などで負荷をかけて歩いたりすることで、”粘り強い心”や”心のエネルギーを蓄える”ことが出来た」そうです。しかし、「現代の日本人はあまり運動しない生活となり、身体が疲労しにくいため、鬱屈してストレスなどを溜めやすくなった」と説いております。

では、散歩にはどのような効用があるのでしょうか?本書から、そのエッセンスを拾ってみましょう。

【散歩の効用】
 ・ストレスを振るい落とす
 ・自分自身は揺るぎがなくなる
 ・心の安定の促進
 ・脳がどんどん働き出す
 ・前向きな心のあり方を作る

従って、適度に運動をし、心地よい疲労感を感じながらよい睡眠をとることが健康への秘訣となります。

斉藤さんが散歩をテーマに書いた理由は「最も簡単にできる運動だから」というのも理由にあるのでしょうが、その効用を「ご自身の体験で知っている」ことが大きいのではないかと思います。事実、本書の冒頭で「私は人生で何度も歩くことに助けられた」と書いています。

現在、ジョギングがブームになっております。私の家の近くの川辺の歩道でも、休みの日にはたくさんの人がジョギング、そしてウォーキングを楽しんでいます。身体を動かす効用を身をもって知っている方が多くなっているのでしょう。

私も、なるべく毎日、一つ前の駅で降りて歩いて帰るようにしています。その時間45分。最近、これを始めたのですが、少しずつ体調が上向いていることを感じています。

運動不足と感じている方は、まず、少しの時間を歩いてみることから始めてはいかがでしょうか?
きっと身体にいいことがおきますよ。


心スッキリ、アイデアひらめく 齋藤孝の30分散歩術

1)本の内容
・第1章:なぜ歩くことは心にもよいのか
・第2章:さっそく歩いてみよう
・第3章:発想力・思考力を高める散歩術
・第4章:ともに歩けば人間関係がよくなる
・第5章:歩いて心のエネルギーを蓄える

2)この本から学んだこと
・現代人は身体を動かさないことにより、ストレスを内部に滞留させている
・身体に負荷をかけることで得る心地よい疲労は心にもよい
・歩くことは心のエネルギーを蓄える


本書のキーワードをFreeMindでマインドマップにまとめました。
斉藤孝の30分散歩術.png
斉藤孝の30分散歩術.pdf


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タグ:健康 斉藤孝
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2010年10月03日

仕事力を10倍高める呼吸法トレーニング(成瀬雅春著)


仕事力を10倍高める呼吸法トレーニング

仕事力を10倍高める呼吸法トレーニング

  • 作者: 成瀬 雅春
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本



1)本の内容
・呼吸の基本を知ろう
・息の吐き方を覚えよう
・息の止め方を身につけよう
・呼吸を使いこなそう

2)この本から学んだこと
・呼吸は精神状態に左右される!
・背骨が曲がらないように座る!
・”死者のポーズ”はリラックスに最適!
・呼吸を意識することにより、体も精神も磨くことができる


本書は呼吸法について書かれた本です。

そのベースは”ヨガ”の呼吸法です。
特に
 ・下部呼吸法
 ・丹田呼吸法
 ・上部呼吸法
など、全身や上部・下部をリラックスさせるための呼吸法が具体的に書かれております。

私は最近は呼吸を意識するようになりました。

なぜなら「疲れがたまると呼吸が浅くなる」ことに気付いたからです。

例えば、背中が張っているとき、「息が少し苦しいな?」と感じるときがありませんか?
また、緊張しているとき「息が少し苦しいな?」と感じたことがありませんか?
それは、背中の筋肉が張り、体が丸まっているために、肺を動かす筋肉が硬くなっているからです。

このように精神と体は影響し合っているのです。

私は呼吸の状態が「体や精神のバロメータ」として使っております。
状態がよいときは”深い呼吸”ができている、逆に状態がよくないときは”浅い呼吸”しかできていない。状態がよくないときは”深い呼吸”ができるように呼吸法を意識して行います。

呼吸を意識することで自分の状態を感じることができます。
そして呼吸をトレーニングすることで、リラックスした状態を作り出し、それが仕事にプラスの影響を与えることができます。

本書を読んで呼吸法を学び、呼吸を意識してみてみませんか?


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タグ:健康
posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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