健康 (2): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年07月01日

糖分の摂り過ぎを止め、脳を働かせる持続力のあるエネルギー補給を試みよう!『成功する人は缶コーヒーを飲まない』(姫野友美著)



私はかつては缶コーヒーばかり飲んでいた。1日5〜6本を飲むというほどの無類の缶コーヒー好きであった。朝、通勤時に駅に向かう途中の自動販売機で1本、仕事の合間に1本というように......しかし、そんな私も今はほどんど缶コーヒーを飲んでいない。缶コーヒーを飲むことを止めた契機となったのが、体調を崩したことで日頃の生活を見直したこと、そして、日頃感じていた体調の不調による原因らしきものが、本書成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣に書かれていたことだ。

そもそも私が朝起きてから、または昼休み空けに缶コーヒーを飲んでいた理由は「眠気覚まし」「頭をスッキリさせる」ということを目的にしていたからだ。ご承知のように缶コーヒーにはカフェインが含まれている。カフェインには眠気を覚ましたり、集中力をアップさせる働きがある。確かに缶コーヒーを飲んだ後には一瞬は頭がスッキリする。しかし、その効果には持続性がない。逆に今度は「眠気」や「集中力低下」、「考えがまとまらない」という状態に襲われる......さらに頭をスッキリさせたいと思い、また缶コーヒーを一本買う!という繰り返しになる。こうして缶コーヒーを1日に5〜6本を飲む生活を毎日のように続けてきた。しかし、実は本書を読む契機となったのが、缶コーヒーを1日に5〜6本を飲むことが悪循環であるということに気づき、「そう言えば、缶コーヒーの影響について書かれたビジネス書が出ていたな」と思い起したからだ。

本書には以下のように書かれている。

 ビジネスマンは缶コーヒーが大好きである。出勤途中に駅で飲み、仕事中はデスクのパソコンの横に置き、会議中や残業時の眠気覚ましにまた缶コーヒーを買う。
 私がいちばん気になるのが、朝食抜きで出勤して朝ごはんがわりに缶コーヒーを飲み、「さあ、やるぞ!」と気合を入れたつもりになっている人たちだ。飲めば「気分転換になる」「元気が出た気がする」「頭がすっきりする」と思いこんで、自動販売機やコンビニに向かうようだが、その元気は長続きしただろうか?
 コーヒーを飲んでいるにもかかわらず、しかもまだ午前中だというのに、頭はぼんやりするという不思議な経験をしていないだろうか?
 そんなときまた缶コーヒーがほしくなったり、甘いお菓子を食べたくなったりしてデスクでソワソワしているとしたら要注意だ。コーヒーに含まれるカフェインには交換神経を刺激する覚醒作用があるため、眠気を覚ましたり、倦怠感を取り除き集中力をアップさせたりする働きがある。しかし缶コーヒーではその効果は持続性がなく、一瞬で終わってしまう。それはなぜか。理由は”砂糖”が多く含まれているからだ。
(中略)
 実は砂糖こそ、眠気を誘う犯人だ。そのメカニズムを説明しよう。
 砂糖は体に吸収されやすい糖質のため、血糖値が一気に上がる。急速に血糖値が上がると、体はそれを下げるために膵臓からインスリンというホルモンを出すが、今度は血糖値が下がりすぎてしまう。本来血糖値はゆっくり上がってゆっくり下がるようになっているが、缶コーヒーに含まれる砂糖によって一気に上がって一気に下がるという、不安極まりない状態に陥ってしまう。
 実は血糖値が下がるということは、脳にエネルギー源のひとつであるブドウ糖が供給されないということを示している。この血糖値が下がるときこそ、吸い込まれるような眠気に襲われる瞬間だ。眠気、だるさ、集中力の低下を回避するために缶コーヒーを飲んだはずなのに、一瞬だけ元気になるがその後かえって強い眠気がやってくるという、理不尽極まりない目に遭ってしまうのだ。
(本書より P12〜P13)


これを読んだとき、「まさに私の状態」と思った。と同時に、「砂糖が影響を及ぼしていたのか?」と感じた。缶コーヒーには角砂糖約3個分の砂糖が含まれている。しかし、先の文章に書かれているように、また、自分自身の体験からしても「疲れた時に甘いものがよい」とは限らない。むしろ、砂糖のように吸収されやすい糖分の影響により血糖値が乱高下しやすい状況を招き、結果、集中力を削ぎ、眠気を引き起こすという悪循環を招いている。

では、どうすればよいかと言うと、本書の提案は「タンパク質」の摂取である。

脳の神経伝達物質であるノルアドレナリンの合成にはタンパク質が必要とされる。エネルギー源となるタンパク質の摂取により、脳が活性化され、より良い発想が生まれやすくなるというのが本書の主張だ。
タンパク質が含まれる食材は、「タマゴ」「豆腐」「チーズ」「納豆」「肉」「牛乳」「魚」「ナッツ」など!それゆえに、朝食には「ゆで卵」、間食には甘いお菓子よりも「チーズ」や「ナッツ」が良いとのこと。とくに「ナッツ」は集中力を高める働きを行うビタミンB群を多く含んでいるため、仕事で頭が疲れたときにつまむには良いそうだ。

ちなみに私の場合は、缶コーヒーをはじめとした砂糖の入った食べ物を止め、朝食に納豆を、そして小腹がすいたときにはナッツを摂るなど、積極的にタンパク質を摂るように食生活を変えてみた。それに加えて適度な運動を心がけるようにした。そうしたところ、「疲れやすい」、「眠気に襲われ、昼休みに仮眠を取らないともたない」といった状態が解消されてきた。自分の体験だけで結論づけるのも早計かもしれないが、糖分の摂り過ぎで発生していると思われる症状は解消されつつある。

本書には
・「糖分」の過剰摂取を防ぐためのコンビニ弁当やお酒の選び方
・脳を働かせる持続力のあるエネルギー補給の方法
などについても書かれているので、眠気やだるさに困っている人は一度試してみる価値があるのではないかと思う。


【本書のポイント】

■食べていても栄養不足の現代人

 飽食の時代といわれているが、必要な栄養素を十分に摂ってていいる人は、どれほどいるだろうか。大部分の人は、栄養失調は起こしていないとしても、栄養バランスは失調しているといえるだろう。つまり、現代人は「新型栄養失調症」なのだ。
 その原因は繰り返し述べている糖質の取り過ぎがある。糖質を多く摂っていると低血糖症や内臓脂肪の蓄積を招いてしまうが、そのほかにもさまざまな栄養不足に陥り、それがベースになっている不調がたくさんある。
 たとえば寝起きが悪い、食欲低下、集中力が続かない、頭の回転が鈍い、イライラする、疲れがとれない・・・・・。これらの不調はすべて栄養不足から起きる代表的なものである。その原因は脳の栄養不足=エネルギー不足だ。脳のエネルギー源は食べ物に含まれる栄養素にほかならない。これらの栄養素が脳に十分あれば、元気にバリバリ仕事をこなせるし、何かのトラブルがあっても柔軟に対応できる。そして疲れても翌日には回復できる。しかしこれらの栄養素がひとつでも足りなければ、不調となって表れることになる。
 また栄養不足による不調は心だけでなく、体にも表れる。下痢や便秘、肌荒れや抜け毛、頭痛、肩こり、腰痛などが起きて「ちょっと無理が続いたせいかな」と感じているのなら、体の代謝を司る脳の働きがエネルギー不足でスムーズに機能していない証拠といえよう。
(本書より P42〜P43)


■肉を食べれば頭の回転が速くなる

 脳にいちばん必要な栄養素は、タンパク質である。脳の乾燥重量の40%はタンパク質でできており、神経伝達物質の信号が活発に行き来している。つまりタンパク質から神経伝達物質を十分に作り、それを放出させることができれば、情報のやりとりがひんぱんに行なわれるため、脳が活性化してアイデアがたくさん浮かぶようになる。
 思考力アップに加えて、思いついたアイデアを膨らませたり、他の情報とつなぎ合わせたりする柔軟性もビジネスでは求められる。またトラブルなどが起きてプランを変更せざるをえないとき、「こっちがだめならあっち」と速やかに対応できる機転も必要だ。
 その応用力とは、神経伝達物質を伝える神経のネットワークを増やすことにある。神経を伸ばすためには神経栄養因子が必要であり、その原料もタンパク質なのだ。脳にとっていかにタンパク質が重要か、おわかりいただけると思う。
(中略)
 一方、栄養不足の木は、タンパク質よりも糖質ばかり食べているので神経伝達物質を十分に作れず、ネットワークはスカスカの状態になっている。タンパク質が足りなければ、頭はスムーズに働かない。
 頭の回転が速い男になりたいのなら、タンパク質をしっかり摂ること。脳の栄養素を整えれば、できるビジネスマンも夢ではない。
 ちなみに脳に刺激を与えるときは、タンパク質を食べた上で行うと効果が出やすいはずだ。情報という刺激が繰り返し入ればさらに神経栄養因子が伸びて、脳内のネットワークが縦横無尽に広がっていく。
(本書より P52〜P53)


■ストレスに克つ「3つのメイク」

 病気の原因がストレスにあれば、「ストレスを減らしましょう」「リラックスを心がけて」「運動で気分転換を」「ゆっくり休息をとりましょう」とアドバイスされることだろう。かつては私もそう指導してきたし、間違った方法ではない。
 しかし休めば回復すると思っているのに、いくら眠ってもだるさや疲労感がぬけない、気分転換をしたいのにこれまで楽しいと思っていたことが楽しめない・・・・・・。このような状態に陥っているときはあまり効果がない。ストレスを乗り越えるために必要な心身のエネルギーバランスがマイナスに傾いているからだ。くわしく説明すると、元気に体を動かす「ボディの強さ」、頭を働かせる「メンタルの柔らかさ」、そして心身のバッテリーが切れないようにする「エネルギータンクの充実」の3つのいずれか、またはふたつ以上がマイナスバランスになっている。
 マイナスをプラスにするには何をすればいいのか。その答えこそ、食事から摂る栄養にある。
 ボディは口から入った食べものの栄養素から構成されている。メンタルは心ともいうが、その場所は心臓にはない。心とは脳にあり、自分が考えたり感じたりしたことは脳が指令をだしてコントロールしている。その指令とは神経伝達物質が情報をやりとりすることで出され、これも栄養素が原料となる。そして体を動かしたり、考えたりするために必要なエネルギー産生も、栄養素がなければきちんと行なわれない。このようにすべて栄養素が基本であり、何を食べるかで決まるのだ。
(中略)
 これはけっして難しいことではない。集中力が続かないときはタンパク質、ストレスが強いときはビタミンCというふうに、ルールにのっとればいいだけだ。わからないときは第1章の最後にあるチェックテストを参考に、自分に足りない栄養素を推測して補ってみよう。できれば栄養療法を行っているクリニックで血液検査を受けて足りない栄養素は何かを調べ、自分の今の状態に合わせた摂り方を指導してもらうとムダがない。足りない栄養素を食事やサプリメントでしっかり摂っていけば、ストレスに負けないボディメイク、メンタルメイク、エネルギーメイクの3本柱が整えられるはずだ。
(本書より P158〜P159)


【ちょっと気になる!?】

■「D-クイック」 薬剤師が独自の視点で作ったオリジナル・サプリメント



実は、私が糖分デトックスを始めたのは、ある薬剤師さんと知り合いになったのがキッカケでした。その薬剤師さんは栄養療法に詳しく、私の体調の不良が「ホルモンバランスの乱れ」によるものと指摘。以来、私はその薬剤師さんが開発したサプリメントが「D-クイック」を愛用して飲んでいます。

 このサプリメントには、
  ・たんぱく質
  ・ビタミンB1
  ・ナイアシン(ビタミンB3)
  ・ビタミンC
  ・亜鉛
  ・鉄
  ・セレン
といった、本書『成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣』にも紹介されている必要な栄養素がまんべんなく配合されております。たんぱく質やビタミンB群などの栄養素を食事から摂るのが理想ではありますが、膨大な量の食事をしないといけないため現実的にはなかなか難しい。また、体に溜まった糖質も代謝する必要がある....そこで私は、「糖質代謝」と「1日に必要な栄養書の補充」を目的として「D-クイック」を飲み始めました。すると、変化が.....1日5〜6本とあれほど飲んでいた缶コーヒーを飲んでも「旨い」と思うどころか、むしろ糖分が利きすぎて、「甘くて飲めない」と感じるようになりました。ナイアシンによる糖質代謝の効果かもしれません。また、飲み始めてから2週間ほど経つと、日頃から感じていた「倦怠感」や、昼間でも襲われる「眠気」が起こらなくなりました。身体が本来持っている良い状態に回復しているのを感じております。※あくまでも、個人の感想です。

ナイアシン(ビタミンB3)には、脂質・糖分を分解して、神経を安定させる働きがあります。日頃、「職場でのイライラがとまらない」「不安や倦怠感に襲われる」といった自律神経の乱れを感じている場合、ナイアシン(ビタミンB3)を含んだサプリメント「D-クイック」を試してみてください。

なお、その薬剤師さんが「D-クイック」の開発に取り組んだ経緯が以下のブログ記事に書かれております。こちらの記事も合わせて読んでみてください。

●デトックスについて【Part3】〜薬剤師の私が栄養療法に取り組んだきっかけ
http://bit.ly/1mPf0gx


【関連書籍】



成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣 (講談社プラスアルファ新書)

1)本書の内容
 第1章 なぜ、あの社員は職場で居眠りばかりするのか?
 第2章 トップセールスマンにはなぜ「肉食系男子」が多いのか?
 第3章 デキる男は女性上司の扱いもうまい!?
 第4章 仕事ストレスに負けない心と体づくり

2)本書から学んだこと
 ・糖分の摂り過ぎは、「眠気」「だるさ」「集中力の低下」をかえって招く!
 ・砂糖の依存症は麻薬と同じ!
 ・食べ方ひとつで人生が変わる?


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タグ:健康
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2012年09月22日

理想のカラダづくりには「あわてず、あせらず、あきらめず」!『20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方』(阿部貴弘著)



20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方を読んでみました。

著者の阿部貴弘さんとの出会いはジョン・キムさんの講演会が終わった帰りのとき。エレベータで一緒になったことでした。何気なく私の方から何気なく話しをしたのがキッカケでしたが、途中駅までスポーツやビジネス書の話題をしながら帰ったことを覚えております。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記載いたします。。


■カラダと心の状態はつながっている

 仕事に忙しくしている、デスクワーク中心のビジネスパーソンは、頭はよく使いますが、カラダを動かす機会が減りがちです。
 カラダを動かすことが少なく、食事を昔と同じように取り続けていると、どんどん脂肪がたまってしまいます。
 そして、その脂肪が増加する状態が続いていくと、ストレスもたまりがちになっていき、カラダだけでなく心にも悪い影響が出てしまいます。
 そして、心に悪い影響が出ると、当然それは生活(仕事やプライベート)にも影響してしまいます。
 では、この悪いサイクルをどうやって止めればよいでしょうか。
 「カラダ」「心」「生活」は相互に関連しています。したがって、どれかがうまく回るようになれば、必然的にほかの2つの要素もうまく回り始めます。
 カラダは自分の目に見え、体重や体脂肪率など、数値で状態を知ることができるため、改善がひと目でわかります。合わせて、生活や心よりも他人の影響が少ないので、改善もしやすいのです。
(中略)
 「カラダを若返らせることで、心も若返る」
 このことを意識して、カラダづくりをしていきましょう。
(本書より P23〜P25)



■毎日、カラダの記録を取り続ける

 記録を取るということでは、「レコーディングダイエット」という手法があります。
レコーディングダイエットとは、岡田斗司夫さんが著書『いつまでもデブと思うなよ』(新潮社)で紹介したダイエット方法です。
 もともと、アメリカの肥満対策を研究するグループなどで行われていた、食事内容やその日の簡単な運動内容を記述する、日記ダイエットと非常に似ています。
 手法としては、「毎回の食事の中で、どれだけのカロリーのものをどれだけ食べたかを逐一記録し、自分の1日の総カロリー量を確認する」という簡単なものです。
 この行為を反復することにより、「無意識に取っていた間食など」を自覚し、肥満につながる食生活のパターンをいさめる意識が自分の中に根付く、というメリットがあります。
 また、NHKの「ためしてガッテン」という番組の中でも、朝晩の体重を記録するという手法で、ダイエットに成功したという「はかるだけダイエット」という特集がありました。
 この方法は、日々の体重を折れ線グラフで記録すること、言いわけ欄を設けて駄目だった自分を許す仕組みをつくっていたところが特徴的でした。
(中略)
 こういった「日々の記録を付ける」という手法によって、普段の食事で偏りがあったり、運動量が少なかったりすることを、客観的に自覚することができます。
(本書より P62〜P63)



■体を動かす習慣が太りやすさを決める

 こんな研究報告があります。
 男女16人を集め、毎日食べている量より1000キロカロリー多い食事を2ヶ月間接種させます。
 その間、生活は平常通りとし、ジョギングや水泳などの特別な運動は一切禁止しました。
 2ヶ月後の結果を見ると、普段から仕事やウォーキングなどでこまめに体を動かす人は肥満にならず、あまり動かない人は肥満になったという結果が出ました。
 しかも、日常生活での消費エネルギー量を比較したところ、こまめに動く人とそうでない人では最大7倍もの差があったといわれています。
(『SCIENCE』1999年1月/『日常ながら運動のすすめ―フィットネスクラブ無用論
』長野茂著 講談社+α新書)
 対象者が少ないので、これだけで断定することはできませんが、この研究は普段の生活の中で体をよく動かすだけでも、運動量にかなりの違いが出ることを示しています。
 つまり、日ごろからこまめにカラダを動かせば、特にフィットネスジムに通ったりジョギングなどの激しいトレーニングをしなくても、健康な体重が維持できるのです。

 これは、「ちりも積もれば山となる」の見本のようなものです。さっそく、こまめにカラダを動かす量を増やしていきましょう。
(本書より P67〜P68)



■柴田亜衣選手に学ぶ「あわてず、あせらず、あきらめず」

 この言葉は、2004年のアテネオリンピック女子800M競泳で金メダリストになった柴田亜衣選手の言葉として有名になりました。
 正確には、鹿屋体育大学水泳部監督であった田中監督が、柴田選手に贈った言葉です。
 彼女は、当時、オリンピックが始まる前は、メダルを獲得することを全く期待されていませんでした。オリンピック選考会のときも、ライバルである日本人選手に負け、優勝することができませんでした。
 しかし、柴田選手は、
 「あわてず、あせらず、あきらめず」
という田中監督の言葉を胸にもくもくと練習を重ね、ついにアテネオリンピック出場を決めて、金メダルをとりました。
(中略)
理想のカラダをつくっていくときにも、いろいろな障害になることもあるかと思います。そのときは、柴田選手の「あわてず、あせらず、あきらめず」の精神をもち、良い行動を心がけていきましょう。
(本書より P157〜P159)



【感想】

「『20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方』というタイトルなので、運動を行う本なのかな?」という予想をしながら本書を読んでみましたが、予想とは全く違いました。本書の構成を見ると、第1章は「現状把握」、第2章は「プランづくり」、第3〜5章は「実践」、第6章は「実践のためのメンタル」という形になっております。このような構成を見ると、本書が単に「実践のみ」に焦点が当たっているのではなく、メンタルも含めて総合的に「カラダづくり」に書かれた本だということが分かります。

その中で印象に残った個所は
 1)毎日、カラダの記録を取り続ける
2)日ごろからこまめにカラダを動かせば健康な体重が維持できる
3)あわてず、あせらず、あきらめず

の3つです。

そのうち、1)としてあげた「毎日、カラダの記録を取り続ける」、そして2)としてあげた「日ごろからこまめにカラダを動かせば、特にフィットネスジムに通う必要はない」ということです。ここで共通することは「チリも積もれば山となる」ということですが、これはカラダづくりに限ったことではなく、仕事や生活においても通じるノウハウです。例えば、私は缶コーヒーをよく飲むのですが、ちょっとした小銭も日々積み重なると大きな金額となります。それを毎日どれだけ飲んだかを記録することで「ああ、これはちょっと飲み過ぎだな!少し控えよう」と気づくことができます。これと同じで、ちょっとしたことでも積み重ねることによってカラダを動かせばそれだけカロリーも消費される。そのような小さな積み重ねが大事なのだなあと読みながら思いました。

また、第6章の「一流に学ぶメンタルタフネス」にはアテネオリンピック競泳金メダリストの柴田亜衣選手、ビジネス書作家の箱田忠昭さん、FIFA南アフリカワールドカップで4試合主審として笛を吹いた西村雄一さんが登場します。お三方とも著者とゆかりのある方です。このお三方に関するお話の内容を見ると、3)としてあげた「あわてず、あせらず、あきらめず」という言葉に集約されている気がいたします。

本書は「カラダづくりを通じて、心に、そして生活によい影響をもたらすことができるように」というコンセプトで書かれております。単にカラダづくりの技術のみではなく、メンタルの部分にも触れているのは「“カラダ”、“心”、“生活”は相互に関連している」という著者の主張の表れの一端を垣間見ることができます。

物事を行っていくなかで障害に出くわすことは何もカラダづくりに限った話ではありません。本書の最後に柴田亜衣選手の「あわてず、あせらず、あきらめず」という言葉を用いたのは「継続すれば、いつかは結果がついてくる。なかなか結果が出ないとときもあるかもしれないけど、焦らないで心にゆとりを持って継続していこうよ!」という著者の思いを表しているのではないでしょうか。

本書の「カラダづくり」に関する内容は、誰もが取り組むことができるちょっとしたことが集積されたないようです。日々を快適に過ごすために、そのちょっとしたことでも「あわてず、あせらず、あきらめず」の気持ちで継続することが大事なのではではないか?本書を読んで、そのように感じました。


【関連書籍】



20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方

1)本書の内容
 第1章 まずは自分のカラダと向き合おう
 第2章 カラダづくりはプランで9割決まる
 第3章 理想のカラダを取り戻すトレーニング
 第4章 自分を変える食事の取り方
 第5章 疲れとストレスをなくす休養と調整
 第6章 一流に学ぶメンタルタフネス

2)本書から学んだこと
 ・日ごろからカラダをこまめに動かすことがカラダづくりの第一歩!
 ・ちょっとしたことでも継続することが大事!
 ・「あせらず、あわてず、あきらめず」の精神で!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

【マインドマップ付き】ストレスと上手につき合うためには「体のメンテナンス」を行なうことが大事!『ストレスをためない技術』(松島直也著)


ストレスをためない技術
  • 松島直也
  • 日本実業出版社
  • 1365円
Amazonで購入


ストレスをためない技術を読んでみました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。(記載した文章は本書より引用しました)


■ストレスとはいったい何なのか?

・ストレスとは、自分の常識とは違うことが起きたときに起こる抵抗
・「自分がストレスを感じている」と認識することが大事
・自分が直面するストレスと上手につき合う技術を身に付けることが肝心
・ストレスと上手につき合ううえで「常にストレスレベルをチェックする」というのは意外に重要
・ストレスとつき合ううえで「その瞬間、いかに客観的になれるか」は大きなポイント
・「自分なりのストレスサイン」を把握しておけば、それだけ対応しやすくなる
・大事なのは、感情を整理すること。抑え込むのではなく、整理する


■ストレスを感じた心を整える技術

・ストレス処理のコツは「よける・ひねる・受けとめる」
・ストレスを感じるくらいなら、その要因を避ける
・思考を変えるのではなく、状態を変えてみよう
・「ポシティブになろう」と考えるのではなく、「心地よい自分ってどんな感じだったっけ?」と思い出す
・自分の体のメンテナンス。それはつまり「状態を整える」ということ
・「受けとめる」というのは、この事実と意味(あるいは解釈)を切り離して、事実は事実として純粋に受けとめようというアプローチ
・状態をブレイクするうえで、体を動かすことと物理的な距離を取ることはとても重要
・視野を意識的に切り替えることで、状態を整える
・大事なのは嫌な出来事を忘れるのではなく、思い出し方を変えること
・私たちの体というのはちょっと先を見つめているほうが、より力が発揮される
・忙しく、余裕がなくなっているときこそ、「ほんとうにできている」という視点が必要


■ストレスを感じにくくなる生活習慣

・心と体がどのようにスタートするかによって、これから起こる出来事の受けとめ方が変わる
・簡単なリズム運動を無理なく生活に取り入れる
・基本は「気持ちよく、状態を整えること」
・「何が正しいか」ではなく、「どのくらいの距離が適切か」「自分にとってストレスがないのか」を見直してみる
・真剣に取り組む→答えのあるものについて考える
・深刻に悩む→答えのないものについて考える
・答えのある問題なら、その答えにアプローチする
・答えが見つからないなら、いったんシュレッダーにかける
・普段から「変化に対する柔軟性」を身につける
・「寝る前にはよいことを考える習慣」をつける


■ストレスを感じにくくなるオフィス習慣

・自分のネガティブスイッチを見つけ、プログラムの更新作業を行う
・「もともとポシティブなスイッチとなっているもの」を仕事に持ち込む
・とにかく紙に書いてしまう
・「自分ではどうにもならないもの」と「今、心配しても仕方ないもの」を見つける
・自分の話にただ耳を傾けてくれるというのは最上級の癒し
・ネガティブな感情が思考の邪魔をするくらいなら、すぐに単純作業に切り替え、没頭してしまう
・ポシティブ・セルフトークをつぶやいてしまう


■ストレスを成長の糧とするために!

・ストレスは病原菌である反面、ときに栄養素にもなる
・ストレスを感じながら仕事を成し遂げることで一回りも二回りも成長する
・ベイビーステップ―小さな一歩を踏み出そう
・ストレスとのつき合い方が変わることで、人生が大きく開けた
・「不向き」ではなく「不慣れ」なだけかもしれない
・安全地帯を持つ子どもは、チャレンジし続ける
・ストレスと向き合い、自己成長につなげられる強さを身につける


【感想】

「ストレスとの上手なつき合い方」は、私にとって大きなテーマでもあります。
何故なら、かつて私もストレスで苦しんだ経験を持っているからです。

強いストレスを感じていた当時は「視野狭窄状態」に陥っていたと思います。「このストレスから逃れたい!」....ただそれだけを考えておりました。しかし、その中でいろいろな本を読み、体を動かし試しながら勉強していくなかで状態が整ってきたことにともない「視野狭窄状態」から脱し、「周りを見ることができる状態」になったと思います。今では自分なりにストレスとのつき合い方も分かってまいりました。当時は苦しかったストレスも、今から考えると「自分を成長させるキッカケとなった」と思えることもできるようになりました。

自分のストレス状態から抜け出すために実践している項目の中には、本書で述べられているものも多くあります。

その中で【本書のポイント】でも重要と思った事項を書きましたが、特に私が最重要事項と思っているのは「体のメンテナンスを意識する」ことだと思います。

そのことについて、本書では車にたとえ、以下のように書かれております。

 大事なのは、仮に道がデコボコでも、そこそこ快適に走れるよう「車」をメンテナンスすることです。
 自分自身という「車」のメンテナンスをする。
 言葉にすると簡単ですが、この意識を持っている人は意外と小数。多くの人は、デコボコ道に文句を言うか、デコボコ道を「どう乗りこなすか」ばかりを考えがちです。
 自分の状態を整える(車をメンテナンスする)ことなしに、ストレス要因(デコボコ道)に「どう対処しようか」と考えても、結果的に上手くいきません。
 無理な運転をして一時的にデコボコ道を乗り切ったとしても、知らないうちに車がダメージを受けているからです。
(本書より)


体のメンテナンスの上で大事なことは「ストレスサインを把握し、対処する」ことだと思います!

「ストレスサイン」は人によって違います。大切なのは「自分のストレスサインを早く見つける」こと!
例えば、私のストレスサインは「呼吸が浅くなる」とき。この状態のときは「何らかの対処が必要」と判断し、脱力するために深呼吸を行う、ストレッチを行うなど、何らかの対処を行います。

対処を行うにしてもストレスへの対処の知識があるのとないのとでは、やはり違います。
そういう意味では、本書は「ストレスとの上手なつき合い方を学ぶにはうってつけの本」だと思います。

 どう転んだって世の中はストレス要因であふれています。
 ぜひともストレスに翻弄されることなく、それでいてあまり遠ざけ過ぎることのないよう、絶妙な距離感でストレスとつき合ってください。
 ストレスとは、ときにやっかいな存在ですが、そのやっかいさも含めてあなたの人生を豊かにしてくれる、大事な要素でもあるのですから。
(本書より)



※2012-07-12追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
ストレスをためない技術.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
ストレスをためない技術.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


「苦しい」が「楽しい」に変わる本 〜 「つらい」を科学的になくす7つの方法〜
  • 樺沢紫苑
  • あさ出版
  • 1365円
Amazonで購入


ストレスをためない技術

1)本書の内容
 第1章 ストレスとはいつたい何なのか?
 第2章 ストレスを感じた心を整える技術
 第3章 ストレスを感じにくくなる生活習慣
 第4章 ストレスを感じにくくなるオフィス習慣

2)本書から学んだこと
 ・ストレスと上手につき合うためにも「体のメンテナンス」が大事!


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