表現/プレゼンテーション (2): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2013年08月25日

【マインドマップ付き】小さな「気づかい」を至るところで感じる本!『わかる「板書」伝わる「話し方」』(栗田正行著)



本書わかる「板書」 伝わる「話し方」は高校の数学教師である著者の栗田正行さんが教育者向けに書かれた「授業で子どもたちに分かりやすく伝えること」について書かれた本である。だが、ビジネスパーソンにおいても十分活用できる内容である。なぜなら、「分かりやすく伝えること」は、プレゼンテーションにおいても授業においても必要な要素だからだ。

本書の内容は大きく「板書」と「話し方」の2つの要素で構成されている。

その中でも、多くのビジネスパーソンにはあまり馴染みがない「板書」に関しては、「板書の効果」および「板書の基本スキル」について書かれている。私は、特に「板書のスキル」に興味を持った。なぜなら、ファシリテーションなどでホワイトボードを使うが、「板書のスキル」については特に意識がなかったからである。

本書では「板書のスキル」をチョークになぞらえ、「『CHALK』の法則」として、以下の5つを提示している。

@Color(色)
AHeadline(見出し)
BAccount(説明する)
CLook back(振り返って見る)
DKidness(親切心・優しさ)

上記の5つは、プレゼンテーション資料を作るときに必要な要素と言っていい。その中でも「DKidness(親切心・優しさ)」が重要なスキルのような気がしている。このスキルは言い方を変えると「気づかい」という言葉に置き換えることができる。上記に書いた「『CHALK』の法則」の「CHAL」の部分も「気づかい」があってこそのスキルだからだ。

そう考えたとき、著者の栗田正行さんが日頃授業で行っている「気づかい」や「人柄」を本書の文章を通じて至るところで感じることができる。例えば、それは以下の記述にも表れている。

小さな積み重ねが子どもにとって取り組みやすい授業というストーリーを紡いでいく
(本書より P57)

「四〇名クラスであれば、先生にとっては『一対四〇』かもしれないけど、子どもにとっては常に先生とは『一対一』なんだよ。これを忘れないでほしい。」
(本書より P101)

人間関係においては、小さいことが大きいこと
(本書より P110)

よく言われることではあるが、相手に伝えるためには、相手の立場にたつことが重要である。そのためには、伝える相手への「気づかい」が必要となる。私はどちらかというと「ガサツな」タイプであり、そのような「気づかい」は苦手ではあるが、少しでも本書に表れているような「気づかい」が出来るようになりたいと本書を読んで思うのであった。


【本書のポイント】


■板書の基本スキル 「CHALK」の法則

 少しだけ私自身の話をしますと、私は一時期、学習塾の社員として勤めていた時期があります。当時の私の職場では、毎週それぞれの地域の社員が一同に集まり、社員の前でお互い評価しあうのです。塾では授業力=商品力になるわけですから、商品である授業の質を向上させることは当然のことです。
 その際、再三にわたって私が上司から指導をうけたのは板書についてです。なぜなら、その上司は「きれいな板書は、それだけで子どもに緊張感を与える」ということを、机上の空論ではなく、実践されていたからです。
(中略)
 そのような経験をもとに、私なりに考えた板書の五つの法則を、黒板を書くときに使うチョークになぞらえて「「CHALK」の法則」という形でまとめてみました。

@Color(色)
AHeadline(見出し)
BAccount(説明する)
CLook back(振り返って見る)
DKidness(親切心・優しさ)

 これらは、塾での勤務経験や学校内外の研修会、そして現場経験の中から私が培ってきたものです。共通しているのは、すべて意識次第で即実践できるものばかりだということです。
(本書より P38)



■「話し方」は「伝え方」

 多くの先生は授業内容を十分研究して準備します。しかし、その内容を子どもたちにどう話すか、どう伝えるかということについてあまり考えない方が多いのではないでしょうか。これはまるで会社のプレゼンで、資料やパワーポイントを作るのに全力を尽くし、実際のプレゼンのやり方には無頓着なことに似ています(もったいないですよね)。
 というわけで、ここでは子どもたちにどう話すか、どう伝えるかということについてしぼって考えていきます。校種や学年にとらわれずに活用できる手法や考え方ですので、取り入れやすいものから実践してみてください。
大前提として、先生はお笑い芸人ではないので、面白おかしく話すことを求められるわけではありません。ここで話題にするのは、子どもたちが思わず授業に引き込まれる、集中力を高める「話し方」についてです。
 「発問」とは、授業中にどのように子どもたちに問いかけていくのか、はたらきかけていくのかということです。行き当たりばったりで発問するのと、意識的に発問するのでは子どもの授業に対する参加意識や集中力が大きく変わってきます。実際にどのようなことを留意して「発問」していけばよいかを、私なりの経験を述べていきます。
 「指示」とは、的確かつ効果的に子どもたちに行動してもらうための方法です。この「発問・指示」が、授業を円滑に進行するためのいわば潤滑油となることを感じてください。
(本書より P86〜P87)



【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
わかる「板書」伝わる「話し方」.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
わかる「板書」伝わる「話し方」.mm.html


【関連書籍】



わかる「板書」 伝わる「話し方」

1)本書の内容
 
 はじめに
 第1章 「板書のスキル」編
 第2章 「話し方のスキル」編
 おわりに

2)本書から学んだこと
 ・板書の基本スキル「CHALK」の法則!
 ・セミナー講師のトークから話し方を学ぶ!
 ・「伝える」には「小さな気づかい」が必要!



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2013年08月02日

言葉にしなければ何も始まらない!「ビジョナリーワード」は未来をつくる第一歩!『未来は言葉でつくられる』(細田高広著)



「すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを」

先の言葉はビル・ゲイツがマイクロソフトの創業時に掲げたビジョンである。

ビル・ゲイツが率いるマイクロソフトは市場のニーズを吸い上げながら、Windows、Officeといったソフトを提供してきた。その結果、Windows、Officeは今ではオフィスで、家庭で当たり前のように使われている。

先のビル・ゲイツの言葉に限らず、目指すべきビジョンを示す言葉は人々に夢を与え、希望を与え、そして未来をつくってきた。そんな未来を語るための作法をまとめた本が本書未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略である。

本書の内容を大きく分けると3つとなる。

1つめは「理論編」である。ここでは「言葉で未来を発明する」とはどういうことなのか?を、パーソナル・コンピュータの父と呼ばれたアラン・ケイの例を用いて説明している。

2つめは「未来を発明した言葉の紹介」である。ここでは、スティーブ・ジョブズ、井深大、盛田昭夫、そして冒頭で取り上げたビル・ゲイツといったビジョナリーな人々の言葉を30個取り上げている。

3つは「実践編」である。本書では未来を発明する言葉を「ビジョナリーワード」と呼んでいる。ここでは
1)ビジョナリーな視点を持つためには?
2)ビジョナリーワードをつくるためには?
3)具体化するための行動計画に落とすためには?

について書かれている。本書の中心となる箇所と言ってよい。

ところで、本書ではビジョナリーワードを「未来からの絵ハガキ」と呼んでいる。自分が未来へタイムスリップし、そこで写し出した写真や絵を現在に送り、未来の鮮明な景色を見せるという意味だ。魅力ある未来、そして「もしかしたら実現できるかもしれない」と思わせる未来を「ビジョナリーワード」として表現する作業は、自分の頭の中に見えている理想の姿を絵を描く作業に似ている。そして、理想の姿を端的に表現された言葉が発せられたとき、その言葉には力が与えられ、共鳴を呼び、未来をつくるきっかけとなるのではないか?

だが、「ビジョナリーワード」をいきなりつくるのは難しい。そのため、本書では「ビジョナリーワード」をつくるための4つのステップを紹介している。

 1)現状を疑う
 2)未来を探る
 3)言葉をつくる
 4)計画をつくる


「言葉だけで未来がつくられる訳ではない」という指摘はもっともである。もちろん、言葉にしたことを実現するための道標(計画)と実行が必要であろう。しかし、その一方で「言葉にしなければ何も始まらない」のも事実である。未来を頭に思い描いただけでは何も変わらない。言葉に表すからこそ、そこに「うねり」や「共感」が生まれるのだ!

最後に本書を読んで印象に残った箇所を紹介したい。それは「新しい時代のうねりが生まれる場所は、新しい時代が語られる場所にある」(本書より P268)という言葉である。これはまさにその通りだなと思った。ビジネスパーソンが居酒屋で愚痴や不満ばかり言っても未来を変える力にはなり得ない(気分はスッキリするかもしれないが)。逆に「ビジョナリーワードが語られる場所」は、場を共有する人々に創造性を刺激する。本書の著者が夢見る未来は「日本のいたるところでビジョナリーワードが語られている風景」ではないだろうか?本書を手に取った方が「ビジョナリーワード」を語るきっかけとなれば、著者の夢見る未来に近づくのであろう。


【本書のポイント】


■未来を発明するビジョナリーワード

 英語のVISIONには、「視覚」や「風景」の他に「想像力」といった意味が含まれています。ビジネスで使われている「ビジョン」という言葉が意味するものは、本来、世の中を眺めていて勝手に見えてくるような風景ではありません。むしろ、「こんな未来にしたい」という意思の中にある風景を意味します。
 ビジョンとは「見えるもの」ではなく、「見たいもの」。「未来予測」ではなく、「未来意思」。アラン・ケイの言葉を借りれば「未来を予測するのではなく、つくりだす人」こそが、ビジョナリーと言えるでしょう。
 そして本書は、そんな未来を発明した人々の、未来の言葉に注目します。
 パーソナル・コンピュータが開発される前に、「パーソナル・コンピュータ」という言葉が生まれていました。ポケットに入るラジオが完成する前に、「ポケットに入るラジオ」という言葉が発明されていました。実態のない未来を示す言葉は、ときに馬鹿にされ、ときに物議を醸し、それでも人を熱狂させ、仲間を駆り立てました。ビジョナリーな人を、ビジョナリーと言わしめたものは言葉であるはずなのです。
 想像の中の未来を鮮やかに言い当てる。変革の行方を指し示す。そうやって、未来の骨格となる言葉を本書では「ビジョナリーワード」と呼びます。
(本書より P37〜P38)



■どんな言葉が、ビジョナリーワードとなりえるのか

 よくできたビジョナリーワードは、「未来からの絵はがき」に喩えることができます。
その人だけが数十年後へとタイムスリップし、まるで現在へ一枚の写真を送ったかのように、鮮明で魅力的な風景を見せる。そんな言葉になっているのです。
 「貧困は、博物館へ」という言葉は、博物館で子どもたちの貧困を「歴史」として学ぶ光景を想像させました。「すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを」というビル・ゲイツの言葉は、ペンやノートのように、机のあるところにはコンピューターがあるという時代を描き、その風景はすでに日常となっています。
 言葉には、誰も見たことのない風景を見せる力があります。文学的な言い回しや、ポエムのような繊細さは必要ありません。たった一枚の絵ハガキが人を旅に誘うように、ビジョナリーワードもまた、人を未来へとかき立てる力が問われるのです。
(本書より P171)



■機能するビジョナリーワードの条件

 機能するビジョナリーワードを、未来からの絵ハガキと捉えると、言葉に求められる三つの条件が見えてきます。

(1)解像度
(2)目的地までの距離
(3)風景の魅力


(中略)
「解像度」「目的地までの距離」「風景の魅力」の三つの条件を備えたビジョナリーワードができあがったとき、風景は、傍観者さえも、旅人に変える力を持つはずです。目的地がクリアに見えていれば、旅の途中で迷うことも少なくなります。何度も立ち返って動機と方針を確認できる。みなさんのビジョンに、そんな言葉を与えましょう。
(本書より P172〜P174)



■ビジョナリーワードが生まれるまで

 三つの条件を満たすような言葉をつくるためには、いきなり言葉を考え始めるのは得策ではありません。現状に対する「気づき」がなければ理想的な未来は描けないからです。
また、言葉を発明しても、それを放ったらかしにしておいたら未来が始めるわけではありません。ビジョナリーワードは、具体的な行動に変わって初めて現実となっていきます。
 こうした、大きな意味での「書く」作業は、図3のように「現状を疑う」「未来を探る」「言葉をつくる」「計画をつくる」の四つのプロセスで捉えることができます。
 まずステップTとしてすべてのきっかけになるのは、「現状を疑う」ことです。そのために求められるのは、普段の生活やビジネスシーンの中で「本当にそう?」と問いかけ、常識や習慣にヒビを入れること。
 何かおかしいのではないか?という疑問や、もっといい方法があるのではないか?という不満こそが、まだ見えていない未来への入り口をつくるのです。
 現状に対する気づきをもとに、理想的な「未来を探る」のが二番目のステップになります。このステップでは、「もしも?」という問いかけを繰り返すことで、未来をさまざまな角度から眺め、商品やサービスや組織や自分自身の可能性を探っていきます。
 そして三番目のステップで、ようやく「言葉をつくる」作業に取りかかります。あれこれ広がった妄想を、「つまり?」に答えられるシャープで解像度の高い言葉にしていきましょう。ビジョナリーワードは、たいてい、シンプルでも新しい言葉の組み合わせでできるものです。ポケットとラジオや、貧困と博物館もそうですね。
 最後は「計画をつくる」ステップです。目指すべき未来を叶える。「そのために」どんな行動を、どんな順番でとるべきかを考え、時間軸に落とし込みます。ここで絵ハガキは旅程表へと生まれ変わります。
(本書より P175〜P178)




【関連書籍】



未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略

1)本書の内容
 
 はじめに
 PART1 言葉は未来を発明する道具
 PART2 「時代」を発明した言葉
 PART3 「組織」を発明した言葉
 PART4 「商品・サービス」を発明した言葉
 PART5 ビジョナリーワードをつくる4ステップ
 PART6 未来への入口を探す
 PART7 言葉をつくる5つの技法
 PART8 旅程表をつくるバックキャスティング
 おわりに

2)本書から学んだこと
 ・未来を言葉にすることは「目的地」をつくりあげることだ!
 ・「ビジョナリーワード」は「未来からの絵ハガキ」である!
 ・言葉にしなければ何も始まらない!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 表現/プレゼンテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月22日

デザイン力向上への旅は果てしなく続く....『プレゼンテーション ZEN デザイン(ガー・レイノルズ著)』


プレゼンテーション Zen デザイン
  • GarrReynolds_::_ガー・レイノルズ
  • ピアソンエデュケーション
  • 2520円
Amazonで購入


近年、いろいろな方がデザインの重要性を唱えています。ダニエル・ピンクしかり、トム・ピータースしかり....

しかし、多くのビジネスマンにとってはデザインの勉強などほとんどやってきていない....デザインをきちんと学んだことのない者がデザインを学ぶということは雲をつかむようなもの....「今さらデザインといわれても....」とギャップを感じている方も多いでしょう。

そんな時に出会った本が今回読んだのがプレゼンテーションzenデザインです。

本書は、そのギャップを埋めるべく、「デザインを勉強して来なかった多くのビジネスマンに対し、ビジュアル・デザインを行う上で、少なくとも押さえておかなければならない基本的事項」が書かれた内容となっております。

その内容もさることながら、本の装飾、そしてとりあげられたスライドを見ても「これってデザイナー向けの本じゃないの?」と勘違いしそうになるほど....

そんな本書を読んだ結果を踏まえ、今回は、【本書のポイント】【本書からの考察】【本書の感想】という形でレビュー記事を書いてみました。


【本書のポイント】
■デザインこそ命!
Facebook などで知人のウォールを見てみると、「ああ、綺麗だな」と思う写真に出会う時があります。そんなとき、我々は思わず感動するものです。

プレゼンテーション資料も同じ!
素晴らしいプレゼンテーション資料は、素晴らしいデザインが施されています。

そして、それはメッセージを広める上で、大きな力となっています。

■構成要素に配慮を!
プレゼンテーション資料を作ったとき、書体によって資料の印象が変わった経験がありませんか?例えば、明朝体だったら「筆でなぞった感じがする」、ゴシックだったら「ちょっと硬いかな?」など....

本書では
 ・文字
 ・色彩
 ・写真/動画
 ・データ
 ・余白
 ・全体の配置
など、調和の取れたスライドを作るための考慮すべき点が述べられています。

そして、具体的なスライドを用いながら、「ほんの少しの違いで印象がガラリと変わる」ことも....

具体的な例は本書にたくさんあるので、そちらを見ていただきたいのですが、レイノルズさんのサイトに例示されている箇所があったので、こちらのページをご覧下さい。

そして、聴衆がスライドに目を向けたとき
 ・聴衆の印象として残るものなのか?
 ・聴衆に対しフォーカスを当てたい箇所はどこなのか?
 ・このスライドでメッセージは伝わるのか?
など、配慮すべき点はたくさんあることを、本書は我々に対して伝えてくれます。

■デザイン力向上のために!
デザイン力向上のために、まず第一にやるべきこととして、レイノルズさんは「出発点を固めること」と述べています。具体的には「コンピューターなどの文明の利器から離れて、自分の現状や改善すべき点を見つめ直す必要がある」(本書より)ということです。

そして、出発点が明確になったら、「カイゼンを行うこと」と述べています。

ポスター、看板、パッケージ、パンフレット、そして街並み....デザインを勉強するための教材は巷にたくさんあります。
大切なのは今この瞬間であり、身の回りの教訓に気付くこと、そして常に学び、向上していく意欲を持つことである
(本書より)

このメッセージが響きました。


【本書からの考察】
■デザインとは何か?
一般的にはデザインというと「アート」というイメージを持っております。

しかし、いろいろな本を読んでいくうちに、私の中でデザインの概念が変わってきました。
デザインとは何か?を分かりやすく説明しているのが佐藤可士和さんたと思います。

彼は以下のように述べております。
デザインとは問題を解決するために思考や情報を整理してコンセプトやビジョンを導き出し、最適な形にして、分かりやすくその価値を伝えていく行為である。
(佐藤可士和著『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』より)

レイノルズさんも本書で「デザインとはソリューションを見つけ出すことである」と述べております。

ソリューションのコンセプトやビジョンを凝縮させ明確にする!
これがデザインの働きではないか?と思うのです。

■なぜデザインを勉強する必要があるのか?
我々がプレゼンを行うとき、観衆の方に我々の「メッセージを伝えたい!共感してもらいたい!」と思いながらプレゼンを行います。当然のことながら、そのとき、観衆はプレゼン資料を目で確認します。そして、直観的な反応を示します。その人の魅力や信頼性などを....こうした反応がカギを握ります。

デザインとは商品だけでなく、サービスやソリューションのデザインも含みます。
そして、システムデザインも....

本書の中でドナルド・ノーマンの以下の言葉が用いられています。
「デザインの持つ情緒的な側面は、実用的な要素と同じくらい、その商品(ソリューション)の最終的な成功にとって重要である。」(本書より)

この言葉が我々がデザインを学ぶ必要性を表しているのではないか?と思います。


【本書の感想】
以前、佐藤可士和さんの『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』を読んだとき、デザインの意味をきちんと理解せずにおりました。しかし、本書を通じて見直してみると、デザインの重要性が認識できたような気がします。

良いデザインには訴求力があります。しかし、良いデザインを行うためには、細部にわたる配慮が必要です。現実問題として、時間に追われているときに「ここまで配慮できるのかな?」と疑問に思ってしまいます。

それが瞬時に出るようにするために、日々カイゼンが必要となるわけです。
デザインについて考えたとき、「文章を書くってこともデザインに通じるものがあるのかな?」と思いました。

洗練された、訴求力のある文章を書くためには、「読み手が読みやすいのか?どういう印象をうけるのか?」など、構成や文脈を考える必要があります。これってデザインと通じるものでないかな?と思うのです。

そういう意味では、私もブログを通じて、日々、デザインの勉強をしているのかな?

でも、自分の書いている文章を読みなおしてみると....デザイン力向上への旅は果てしなく続きそうです....

プレゼンテーションzenデザイン

1)本の内容
 イントロダクション
 構成要素
 デザインの原則
 プレゼンテーション向上への道

2)この本から学んだこと
 ・美しいデザインのためには、細部への配慮が必要!
 ・デザインはソリューション成功のためのカギである!
  そして、デザインは我々に必要なスキルとなる!
 ・デザイン力向上はカイゼンを続ける旅である!


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 表現/プレゼンテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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