メディア/SNS (2): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年03月01日

【マインドマップ付き】「LinkedInとは何か?」が分かる本!『linkedInをビジネスに使う本』(谷口正樹著)


LinkedInをビジネスに使う本
  • 谷口正樹
  • 中経出版
  • 1575円
Amazonで購入


LinkedInをビジネスに使う本を読んでみました。

LinkedInは最近注目されているSNSだけに「どのようなSNSか?」ということを知るために、本書を手にとりました。読んでみると「ビジネスパーソンにとって、大きな影響を及ぼすSNSなんだ」ということを改めて認識しました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

今回のポイントをまとめました。以下に掲載いたします。


■LinkedInは「転職SNS」ではない!

映画『ソーシャルネットワーク』の公開後、「次に何が来るか?」という話題でLinkedInが取り上げられました。その際に「転職SNS」として紹介されたため、「LinkedInは転職のためのSNS」という認識が広がっているようです。私も、最初は、そのように捉えていました。しかし、本書を読んでいくと、LinkedInは決して「転職のためのSNS」ではなく、それはLinkedInの一面だけを見た捉え方だということが分かります。

■LinkedInは「課題解決策発見ツール」

それでは、リンクトインとはどのようなツールなのでしょうか?
LinkedInのサービスについて、本書では以下のように述べております。

 リンクトイン社の公式な説明によると、リンクトインとは「ビジネスパーソンが仕事の生産性を上げるためのユーティリティツール」です。
 私なりの解釈を加えれば、リンクトインは「課題の解決策を発見するためのビジネスツール」(ごく簡単に言えば、「課題解決策発見ツール」)です。
(本書より)


では「課題解決策発見ツール」とはどのようなことを意味しているのでしょうか?著者は「LinkedInにおけるネットワークの特徴」を捉え、以下のように述べております。

 課題を解決できるさまざまな専門家(プロフェッショナル)とリンクトインでつながっておいて、自分が接触した人が課題の解決策を求めていたら、あなた自身のネットワークの中から専門家を紹介する(もちろん自分が解決策を持っているなら自分で担当する)
 こんなことが可能だからこそ、リンクトインは「ビジネス課題解決策発見ツール」なのです。
(本書より)


また、このようにビジネス上の課題を解決する、または、その糸口を提供することで、情報提供者への信頼を増していきます。このようなネットワークの構築が可能なのがLinkedInの特徴と言えます。

 リンクトインにおけるネットワークは、課題解決策(または、それを提供できる人材)を紹介し合うことを基礎にして成り立っており、こうして獲得した信頼があなたを同業者から差別化する要因になっていくのです。
(本書より)


■ソーシャルメディアの使い分け

現在は、Twitter、facebook、google+といったさまざまなSNSが存在しております。しかし、それぞれ特徴があり、その特徴に応じて使い分けることが大事と本書では述べております。

 ・フェイスブック
プライベートなコミュニケーション

・リンクトイン
ビジネスの課題解決策を見つけるデータベース

・ツイッター
情報拡散ネットワーク

・グーグルプラス
各種グーグルサービスをソーシャル化するツール

(本書より)


■LinkedInを使う目的

ビジネスパーソン向けのSNSであるLinkedIn。その利用目的を本書では以下のようにまとめています。

 ●個人の利用目的の6要素

・リクルーティング
人材を採用する(経営者、人事採用担当、人材エージェント向け)

・ネットワーキング
ビジネスパートナーとのつながりを維持・拡大する(あらゆるビジネスパーソン、特に海外と接点のある人向け)

・パーソナルブランディング
自分を露出し、キャリアやマーケティングなどに生かせるようなブランドを構築する(法人営業担当、特にフリーランス向け)

・情報共有
特定の業種、職種、企業、大学に関する情報を収集する(あらゆるビジネスパーソン向け)

・キャリアデザイン
キャリアデザインに必要な情報を収集したり、実際に就職・転職する(あらゆるビジネスパーソン、就活者向け)

・マーケティング
広告を配信するなどして自身がターゲットとする顧客にアプローチする(法人営業・BtoBのマーケティング担当向け)

(本書より)


【感想】

SNSもmixi、Twitter、facebook、google+と様々なものが登場しています。書籍も、(最近は、mixiについての本を書店で見かけることはないのですが)Twitterやfacebookに関する本は所狭しと並んでいます。特にfacebookは、映画『ソーシャルネットワーク』の公開、『アラブの春』に大きな影響を及ぼしたこともあり、この1年で様々な書籍が登場しました。ただ、そういう意味では、Twitterやfacebookに関する本は既に「飽和感」を感じている方も多いのではないかと思います。

となると、業界としては当然「次にくるものは?」となるわけです。LinkedInが注目されるのも、当然の流れだと思います。アメリカでは、MySpaceを抜き、facebookに次いで2位となっているわけですから。昨年秋から日本語サービスも開始。注目が集まるのも当然でしょう。

このように注目が集まるSNSだけに、私も興味を引きました。関連書籍も、これからどんどん出版されるのでしょうが、現時点では、いくつかの書籍が「先行グループ」として出版されている状況です。その中で興味を引いた本が本書です。

このような経緯で手に取った本書ですが、本書の特徴を一言で言うならば、「LinkedInの特徴が簡潔にまとめられている」ことです。

LinkedInは、現在はいわゆる「アーリーユーザー」が主に使っており、より多くの方への普及にはもう少し時間がかかると思われます。しかし、「ビジネスパーソンにとって有益なSNS」という認識が広がりつつあるためか、LinkedInのサービスに興味を持っている方は多いと思います。興味をもっている方が興味をもつ事柄は、「LinkedInで何ができるのか?」ということです。本書は、「LinkedInに興味を持っている方が興味を持ちそうな事柄を簡潔にまとめられているため、初めて読むには適した本」だと思います。

「LinkedInって何?」、「どんなことが出来るの?」を知りたい方に、おすすめしたい本です。


※2012-03-08追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
LinkedInをビジネスに使う本.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
LinkedInをビジネスに使う本.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


Facebookをビジネスに使う本
  • 熊坂仁美
  • ダイヤモンド社
  • 1500円
Amazonで購入


LinkedInをビジネスに使う本

1)本書の内容
 1 最強のビジネスSNS「リンクトイン」とは何か?
 2 最強のビジネスSNS「リンクトイン」が変えるもの
 3 最強のビジネスSNS「リンクトイン」を個人で使う 入門編
 4 最強のビジネスSNS「リンクトイン」を個人で使う 実践編
 5 最強のビジネスSNS「リンクトイン」を企業で使う 入門編
 6 最強のビジネスSNS「リンクトイン」を企業で使う 実践編
 7 最強のビジネスSNS「リンクトイン」の成功事例

2)本書から学んだこと
 ・LinkedInは「課題解決発見ツール」である!
 ・LinkedInはビジネスを変える力を持っている!
 ・SNSは、それぞれの特性に応じて使い分けることが大事である



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2011年09月17日

【マインドマップ付き】“明日は我が身”かもしれない!リスクの認識は重要!「ソーシャルメディア炎上事件簿(小林直樹著)」


ソーシャルメディア炎上事件簿
  • 小林直樹
  • 日経BP社
  • 1470円
Amazonで購入


私もソーシャルメディア、特にTwitterをよく利用します。しかし、最近、ソーシャルメディアの利用のあり方について、知人と議論をする機会が多くなりました。

議論のポイントは「ソーシャルメディアのマイナス面」について。きっかけは、Twitterなどの投稿によって批判にさらされた企業や、自らもしくは他者の投稿によってニュースとなった事例を目のあたりにするようになったからです。そして、それは「自らの使い方ももう一度見直す必要があるのではないか?」という議論になりことが多くなりました。

そんなタイミングの中、発売されたのが今回紹介する『ソーシャルメディア炎上事件簿』です。本書は、私たちにとって「ソーシャルメディアを使うに当たって考えるべきこと」を示唆してくれる事例や内容がたくさん記載されております。そして読んでいく中で、「私自身が勉強になった」と思えることも!

今回は【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】の構成でレビュー記事を書きたいと思います。


【本書のポイント】

■インターネットサイトへの投稿は「公開情報」となる

炎上の事例を見ていると「匿名だから大丈夫」と思って投稿している、もしくは「自分の投稿は限られた人しか見ていない」と思い投稿するケースが見受けられます。特に日本ではTwitter を利用する人が多くなり、携帯端末から気軽にツイートするようになってきました(かく言う私も、その一人なのですが....)

だが、SNSへ投稿された情報は「公開情報」となり、世間の目に触れることになります。それゆえ、「限られた人しか見ないだろう」と思って投稿した“過激”な情報は、Twitterであればリツイートの嵐となり、多くの人の目にさらされることとなり、波紋、そして悲劇を呼ぶことにつながります。(もちろん、“共感”を呼ぶ情報は、逆に拍手喝采となるわけですが)

「この情報は投稿すべきか?するべきではないのか?」「もし、公開したくない情報が含まれている場合、他の手段(TwitterのDM、facebook のメッセージ機能など)を用いるべきか?」など、判断する力を養う必要性を感じます。(これは私にも言えることです。投稿して「しまった〜!」と思い、削除することもたびたびあるので....(^^; 自戒の念を込めて!


本書では「“マイルール”を定める」ことを提唱していますが、“マイルール”があることによって、「投稿すべきか?すべきでないか?」のよりどころとなります。

“マイルール”を定めるにあたっては、本書に掲載されている“投稿前チェックリスト”が役にたちます。


■炎上したときは「スピーディー」そして「丁寧に」対応

本書では炎上パターンとして、以下の6分類に分けられております。
1)やらせ・捏造・自作自演
2)なりすまし
3)悪ノリ
4)不良品、疑惑、不透明な対応
5)コミュニティー慣習・規則の軽視
6)放言・暴言・逆ギレ

(本書より)

それぞれの内容については本書を見ていただきたいのですが、この中で特筆したいのが「ドミノピザの社員の動画に対するCEOの対応」と「UCC上島珈琲の告知botがスパム的と批判されたときの対応」です。

両者に共通していることは
 ・事態の収拾に「スピーディー」に、そして「顧客の声に向き合って対応」している
ということです。

以前、私もCS研修で「クレームは顧客のありがたい声」と習ったのですが、いざそういう場面に遭遇すると、やはり心理的に「避けたくなる」ものです。

批判される状況の中、ドミノピザやUCC上島珈琲の事例は「顧客の声にきちんと向き合い、対応したことにより信頼回復を図った」好事例です。

この事例は、我々が炎上に遭遇したときにおいても「どのように対応すればよいのか」を示す好例ではないかと思います。


■本書発刊の目的

実は、私はここに一番着目しました。本書発刊の目的です。

本書の「おわりに」には以下のように書かれています。
 ソーシャルメディア上で騒動になった企業を巻き込む事例を、「炎上事件簿」として30件ピックアップして掲載してきました。一読いただければご理解いただけると思いますが、これは過去の失敗を今さら非難・糾弾することが目的ではありません。またいたずらにソーシャルメディアのリスクを煽って、その利用拡大に水を差す意図もありません。
 今後、より多くの企業が、またその従業員が、ソーシャルメディアを積極的に活用していくに当たって、過去の失敗から教訓を抽出し、共有しながら学習することで、ネット上の放言・暴言による犠牲者(身元を特定されて過剰なバッシングを受け、個人情報をさらされる“加害者”も含む)を減らすこと、そしてソーシャルメディアの健全な成長、発展に資することが本書の趣旨です。
(本書より)

本書の中に書かれている事例は、我々に対して「ソーシャルメディアは怖いもの」という印象を与えるかもしれません。しかし、ソーシャルメディアは「利便性が高い」、そして「コミュニケーションの輪を広げる」ことができる、我々にとって有益なツールであることも事実です。

事例を通して得た教訓を元に、利用者が“落とし穴”にはまらずに、より快適に使うことができるような環境にしたい....
「これが著者の思いなのかもしれない!」と先の文を読んで感じたことです。


【感想】

私事ですが、先日、Twitterの自分のアカウントからスパムDMを大量送信してしまうという「事件」を起こしてしまいました。知人からのDM(実はスパムDM)にアクセスしてしまったことがキッカケです。アクセスの結果、一定の時間を経た後に、自分の全く関知しない所でスパムDMが増殖し、フォロワーの方に送信。結果、多くのフォロワーの方に迷惑をかけてしまいました(ご迷惑をお掛けした方には、再度、お詫びを申し上げます)。私にとって、このときの経験は「インターネットのリスク」というものを身を持って認識させられた思いがいたします。

インターネットが個人に普及し、ブログ、掲示板など、個人が情報や自らの意見を発信できる時代になりました。しかし、その一方で、ブログ炎上、2ちゃんねるによる「私刑」など、マイナスの側面も出てまいりました。

そして、時代は更に進展。SNSの普及と携帯端末の普及は、より多くの方に情報やつぶやき、個人の意見の発信を手軽にできるようになりました。その結果、多くの方がSNSに参加するようになり、SNSは「社会インフラ」として発展を遂げました。しかし、その一方で、SNSの参加者が多くなり、規模が大きくなった分、炎上したときの影響も大きくなりました。

TwitterやFacebookが登場したとき、そのプラスの面を書いた書籍は多く出版されました。しかしながら、「Twitter への投稿は公開情報である」という認識やリスクについては、一部の企業ではガイドラインとしてSNSに対する啓蒙活動が行われるようになったものの、「まだまだこれから」というのが現状だと思います。

そのような現状の中で、本書が出版されたのは、とても意義深いと思います。我々がSNSをより快適に使うためには「インターネットやSNSのリスク」というものをキチンと理解し、その“落とし穴”にはまらないよう準備する必要があります。ただ、残念なことに、リスクというものを知らせる書籍が今までなかった....

本書が、SNSの時代における「インターネットのリスクを認識するための啓蒙の書」となり、多くの方が手にとって読んでいただくことを願って止みません。


【マインドマップ】

本書の概要を表したマインドマップを以下に記載します。

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
ソーシャルメディア炎上事件簿.html

ソーシャルメディア炎上事件簿

1)本書の内容
 第1章 毎月起こるソーシャルメディア事件 −事件簿1〜7
 第2章 典型的「炎上」パターン6分類 −事件簿8〜30
 第3章 炎上防衛Q&A 知っておきたい20の知恵

2)本書から学んだこと
 ・ソーシャルメディアへの投稿は「公開情報」として流通する!
 ・「匿名だから大丈夫」という気持ちが悲劇を招く!
 ・より快適にソーシャルメディアを使うためにはリスクの認識も必要!



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タグ:メディア論
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2011年08月22日

【マインドマップ付き】ソーシャルメディアを活用したマーケティングの本質を説く本!「ソーシャルメディア進化論(武田隆著)」


ソーシャルメディア進化論
  • 武田隆
  • ダイヤモンド社
  • 1890円
Amazonで購入


ソーシャルメディア進化論を読んでみました。

手に取った理由は、「もともとソーシャルメディアを活用したマーケティング手法には興味を持っていた」こと、「ネット上での本書の評判が良かった」こと、そして、「本書の内容に非常に興味を持った」ことです。

先に読んだ感想を述べると「私の中では、今年読んだ本の中で『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則』に並ぶほど、非常に面白い本」でした。そして勉強になった個所も多々ありました。

今回は、【本書のポイント】【感想】そして【マインドマップ】の構成でレビュー記事を書きたいと思います。


【本書のポイント】

本書を読んでいる中で、私自身が「ここがポイントだな!」と思った個所を以下に記載いたします。


■4象限によるソーシャルメディアの分類

本書では、縦軸を「価値観と現実生活」、横軸を「情報交換と関係構築」の4象限に分けて、ソーシャルメディアを分類しています。それぞれ、どのメディアがどの分類に入るのかは本書を読んでいただきたいのですが、その分類は非常に分かりやすく、また納得がいきました。

例えば、Facebookやmixiは「現実生活と関係構築」のゾーンに分類されます。これは、「つながる相手は、基本的には日常生活の中で知り合いになった人とつながっていく」あるいは「現実生活の中で、何かをきっかけに関係を深めていく」といった形で、ソーシャルメディアの中でコミュニケーションが展開されていくからです。

企業がソーシャルメディアを利用して「顧客との対話」を行うにあたっては、ソーシャルメディアの特性を知った上で行なうことが必要となりますが、この地図は、その特性を理解する上で、非常に役立つと思います。


■「心あたたまる」企業コミュニティの形成!

最近はFacebookにて「ファンページ」を開設する企業も多くなりましたが、必ずしもうまくいっているとは限らないようです。逆に、うまくいっている企業やページは、ファンの声が反映され、それに対して相手方企業の感謝のメッセージなどが添えられる!そのような「温かい交流」がなされています。

本書では「ファンの帰属意識の向上」を重要なポイントとしてあげています。熱いファンは「感謝のメッセージ」を添え、そして「重要なリピーター」となり、熱いメッセージが「新規顧客を呼び込む」ことになるからです。

そのような「ファンと企業の交流する温かい空間」を、著者は「利休の茶室」にたとえて表しています。「利休の茶室」のような中で企業との交流が図れるのであれば、消費者ならず、企業の方にとっても”心あたたまる交流”ができ、その中で「次につながるヒントが得られるのではないか」と思います。そして、このような状況が生まれることが、著者の言う「市場との対話」になるのではないか?読んでいてそう思いました。

しかし、そうは簡単にはいかないのが世の常です。本書の事例の中で出てきているカゴメも長い期間をかけて、そのようなマーケティングに取り組んできたようです。それを表した図が本書の中に掲載されているので、そちらをご覧になれば、その期間の長さが分かると思います。


【感想】

かなりボリュームがあったのですが、意外とスッと読むことができました。

ソーシャルメディアのマーケティングに関する本はブームということもあり数多く出版されているのですが、どれも似たような内容の本が多く出版される中、本書の充実度は群を抜いて素晴らしいものでした。

特に
 ・インターネットの本質である「個のつながり」
 ・ソーシャルメディアを4象限で表す分かりやすい地図
 ・「心あたたまる空間」と「収益性」の相反する命題に対する解

に関する本書のメッセージは興味深いものがあります。

その中で『「心あたたまる空間」と「収益性」の相反する命題に対する解』に関し、「企業コミュニティの形成」の中で「帰属意識を持ったファンの心動かすメッセージ、そして感謝が新たなファンを獲得する」というメッセージは非常に共感を持ちました。それは「企業の市場との対話」を表すものであり、そして「原点回帰」を表すからです。

本書の中では、そして事例企業の成功事例のみならず、「企業コミュニティの形成」に至るまでの苦労話も書かれております。この話は読者をグッと引き込むのではないでしょうか?

多くの企業にとって、「企業コミュニティの形成」は、まだまだこれからという側面がありますが、本書が多くの企業にとって、その手助けになるものと思います。


【マインドマップ】

本書の概要を表したマインドマップを以下に記載します。

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
ソーシャルメディア進化論.html

最後に、本書とは直接は関係ないのですが、以下の関連リンクを掲載いたします。
同じダイヤモンド社の記事であり、応援しているということもあるので(^^;)
 ・新人編集者ムラタのxx日記

ソーシャルメディア進化論

1)本書の内容
 序章 冒険に旅立つ前に
 第1章 見える人と見えない人
 第2章 インターネット・クラッシックへの旅
 第3章 ソーシャルメディアの地図
 第4章 企業コミュニティへの招待
 第5章 つながることが価値になる・前編
 第6章 つながることが価値になる・後編
 終章 希望ある世界

2)本書から学んだこと
 ・企業マーケティングは新しい時代に移行している!
 ・「企業コミュニティの形成」そしてその中で行なわれる「心あたたまる感謝の気持ちの表れ」が新しい顧客の気持ちを動かす!


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タグ:メディア論
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