神田昌典: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年03月29日

【マインドマップ付き】次の世代につなぐ役目を40代が担っている!『2022―これから10年、活躍できる人の条件』(神田昌典著)


『2022―これから10年、活躍できる人の条件』
  • 神田昌典
  • PHP研究所
  • 882円
Amazonで購入


2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)を読んでみました。同書は今年に入ってから、書籍の有力な売上ランキングの1位を席巻してまいりました。また、先日、私が参加したイベント『ビジネス書祭り2012』においても圧倒的1位となりました。多くの方が集める同書にどのような魅力があるのか?気になった本を読んでみました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。


■今後10年で世界は生まれ変わる?

 はっきりしているのは、これからの10年で、世界は生まれ変わる。その中で、日本人は非常に重要な役割を果たせる立場にあるということだ。未来への水先案内人を、日本人が務めることになると言っても過言ではない。
 その根拠は、これからおいおい説明するが、本書を読み終えるまでに、あなたにお願いしたいのは、時代の流れを理解しながらも、未来をどう描くのかという強い意思を持っていただくことである。
(本書より)



■歴史は70年周期で巡っている?

 時代の流れを読むために、私はいくつもの方法を使っているのだが、根幹にあるのが、70年周期説。このサイクルで歴史を遡っていくと、「歴史は繰り返す」と言われることが、非常によくわかる。
(中略)
 重要なことは−歴史とは、ランダムな出来事の連続により創られているのではなく、同じパターンの物語の繰り返しにより創られている。
(本書より)



■今が歴史のターニングポイント

 これまでお話ししてきたとおり、日本はいま、70年
続いてきた、ひとつの歴史サイクルが終わろうとしている。ということは、あと3年足らずという限られた時間で、1945年からの総決算を、世代を超えて行わなければならない。国際社会における日本の役目は何かと考え、手放す価値観と、次世代までに持ち込む価値観を見極めなければ、日本沈没・・・・いや、日本文明が崩壊する。
(中略)
 2015年には、私たちには、何もないことを知ることになる。
 いったい、何がないのか?
 おそらく人間の心について、そして人間の可能性について、何も知らなかったことに、はじめて気づくのだと思う。この「圧倒的欠落」を埋めるために、次の歴史サイクルが本格的にはじまることになる。
欠落を埋めていくために、明治維新以降は、ヨーロッパがモデルとなった。終戦以降では、アメリカがモデルになった。
ところが、今回の歴史の転機では、日本には、まったくモデルがない。それは、なぜなら−おそらく日本が世界のモデルになるからである。
(本書より)



■生きる力を与えるために!

 私は、思うんだ。日本に生まれたからには、日本人としてやるべきことがあると。大和魂っていうか、サムライ魂っていうか、誇り高い国でいたいじゃない?
 誇り高い国を、次世代にも引き継ぐんであれば、いま誇り高い人であることを選択しなきゃならない。
これは選択だ。理屈じゃない。

 データーから読み取る限りにおいては、もはや日本は落ちていく一方。
 でも、本当の意味で可能性が広がるのは、こうした最悪のとき。そして選択したときから、突然、世界が変わる。
 選択とは、覚悟することだ。
(本書より)



■40代の役割

 40代のビジネスパーソンの多くは、新しい時代の産業が目に見えるかたちで立ち上がりはじめる2020年〜2025年には、すでに50代後半に差しかかっていることだろう。30代とは違って、新しい時代のヒーローとなる世代ではないために、自分の役割は小さいと感じるかもしれない。
 しかしながら、次世代産業の立ち上げまでを視野に仕事ができるのは、いままで組織の中で、さまざまな経験を積んだ40代だからこその、特権だ。次世代ヒーローたちに、戦後から続いてきた日本人の魂、そして高度成長期を築いた戦士の生き様を橋渡しできるのは、40代しかいない。
 そのために40代は、過去に収穫された稲穂を奪い合うような浅ましい精神とは決別し、新しい大地を耕し、苗を植えていく地道な作業を、これから共同で取り組んでいくことを決意しなければならない。
(本書より)



【感想】

先日書いたレビュー記事『「刺さる言葉」が気づきを与える!『君を成長させる言葉』(酒井穣著)』で、私は「以下のメッセージが刺さった」と書きました。

 今の僕らがあるのは、その前に長い歴史があるからだよね。
日本が植民地にならず、独立を守って今に至るのも、多くの人の犠牲があればこそだってことは、忘れてはいけない。
僕たちは、前の世代の人たちに生かされているわけで、それは血のついたバトンなんだよね。
僕たちの義務は、そのバトンに大きな利息をつけて、次の社会に渡していくこと。
みんながバトンを渡すことに失敗したり、利息をつけ忘れたりすると、その社会は衰退するってわけ。
(酒井穣著『君を成長させる言葉』より)


実は、先のメッセージに刺さったのは、本書の著者である神田さんが監修を務めた優しい会社の中で「40代は次につなぐ役割を担う」と述べていたことが頭に残っていたからです。

優しい会社』では、神田さんが唱える「70年サイクル説」を、戦後からいくつかの年代ごとに区切り、春夏秋冬の季節に喩え、それぞれの時代の人がどのような役割を担ってきたかを語っております。

我々40代は、さまざまな場面において、「人生の転換期」というものを考えさせられる機会が多いものです。また、50代の先輩たちから引き継ぎ、社会を支える中堅として働きながら、次の世代の育成も考えなければならない。そんな役割を40代は担っております。

さて、次に引き継ぐことを考えないといけない今の時代はどんな時代か?恐らく、多くの方は「日本の将来は暗い!」と考えるでしょう。

そんな中、神田さんは「世界中の人々が、日本人に嫉妬してしまうからである」と言いきっております。私は、「なぜそんなことが言い切れるのか?」が本書のロジックでは正直言って理解できませんでした。ただ、こういう見方をすると納得がいきます。「本書では、日本人を鼓舞しようとしているんだ!」と!そして「現在の状況を考察をしながら、可能性を開くシナリオを描くことが重要なんだ!」と!

本書の冒頭で、神田さんは、自分がガンになったことをカミングアウトします。そしてガンの腫瘍が消えた自分の経験を通じて「生きることを選択し、未来を描き、行動することが大事だ!」と述べております。『60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法』のようなマーケティングのベストセラー本を出してきた神田さんが、最近では作風が変わり、「70年サイクル説」を用いながら未来を描く本を出版してきた理由も、自身の体験からなのかな?と感じております。

未来を描き、その種を次の世代に引き継ぎ重要な役目を40代が担っている。未来を考察をすることしながら行動することで「自分の居場所から見える景色も変わってくる!」かもしれない。転換期をむかえた40代の方に、一度読んでみることをおすすめいたします。


※2012-04-29追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
2022ーこれから10年、活躍できる人の条件.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
2022ーこれから10年、活躍できる人の条件.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


優しい会社
  • 神田昌典_::_安達元一原案
  • アスコム
  • 1680円
Amazonで購入
書評


2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

1)本書の内容
 はじめに
 第1章 先が見えない世の中って言うけれど、それは天気予報があるのに知らないようなもんだ
 第2章 平成「ええじゃないか」が、なぜ必要か?
 第3章 踊る中国、沈む日本
 第4章 二〇二四年、会社はなくなる!?
 第5章 イン・フォメーションから、エクス・フォメーションへ
 第6章 四〇代が、時代のはざまに架ける橋
 第7章 二〇二二年――再びページを開くとき

2)本書から学んだこと
 ・自分が選択する未来が現実となる!
 ・次の世代に引き継ぐ役目を40代が担っている!



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2012年01月07日

【マインドマップ付き】我々は「新たな価値観を生み出す準備の時代」の中にいる!『優しい会社』(神田昌典監修/安達元一原案)


優しい会社
  • 神田昌典_::_安達元一原案
  • アスコム
  • 1680円
Amazonで購入


以前から読みたいと思っていた優しい会社!積ん読状態でしたが、この正月休みの間に、やっと読むことができました。物語形式で書かれた本書は、「それぞれの時代背景、そして、時代の流れ」について考察をさせる内容が書かれておりました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

今回のポイントと記載いたします。

■70年サイクル

「70年サイクル」とは、本書の監修を務めている神田正典さんが提唱する歴史サイクルです。本書の監修の中で、神田さんは以下のように述べております。

 私たちがいいる歴史サイクルは、1945年の終戦後から始まったことは疑いがないだろう。サイクルの各段階をわかりやすく把握するため、季節で喩えてみることにする。1年をそれぞれが17〜18年続く四つの季節に分けて考えてみる。すると日本の冬の時期は、1945年から1962年。春は1963年から1979年。夏は1980年から1997年。そして秋は1998年から2015年となる。
 なぜ1サイクルは70年かと疑問に思うだろうが、必ずしもこの年数にこだわらなくてもいい。歴史家にとっては設備投資や技術革新の観点から60年や84年を1サイクルと考えることもあるが、重要なのは、自分にとっての行動指針を≪歴史という出来事の連続≫から引き出せるかどうかである。現代日本について、私はいろいろなサイクルを当てはめてみるのだが、その結果、最もわかりやすく、過去から未来へとつながる流れを説明するものとして、70年間サイクル説をとっている。
(本書より)

本書は、神田正典さんの歴史サイクル論を日本に当てはめ、安達元一さんが組み立てた物語です。


■主な登場人物

・秋元 譲:42歳 花菱商事・コンテンツ事業部課長
・春山 昇:76歳 花菱商事・社長
・夏目慶彦:57歳 花菱商事・コンテンツ事業部部長
・冬木タク:26歳 花菱商事・コンテンツ事業部主任
(本書より)

本書の主な登場人物は「春の時代」「夏の時代」「秋の時代」「冬の時代」を象徴するように、登場人物にそれぞれの時代の人物の名字に季節の文字を入れております。
「秋の時代」である現代を生きる主人公・秋元譲が各時代をタイムスリップし、そこで経験したこと、そしてその時代の意味を伝える物語となっています。


■冬の時代

冬の時代は戦後復興の時代!物語は1946年12月を描いています。ご承知の通り、この時代は今までの価値観が崩壊し、新しいモノを創り上げる途についた時代でした。
この時代の意味は何だったのか?監修では以下のように述べられております。

 周りには何もないのだから、新しいものを生み出せる人びとが、社会から求められることになる。1945年時点、ソニー創業者の井深大は37歳、そしてホンダの創業者の本田宗一郎は39歳。彼らにとってみれば、今までになかった、新しい物を創りだすことが、生きている重要な証だったに違いない。このように歴史サイクルの始めの季節、冬の時代を牽引するのは、「創る人」
(本書より)

この物語の登場人物である冬木タクは、上の世代から見ると理解に苦しむ若者だが、今という変革期において、新しい価値を創造し、提供する人として描かれております。


■春の時代

春の時代は高度成長時代!時は1964年10月、そう、東京オリンピックが開催された時です。そして、若き春山が活躍した時代です。
この時代の意味は何だったのか?物語は以下のように述べられております。

 春山たちの世代は、何も考えずに闇雲に働いただけのように思われがちだが、実は彼らは、「豊かな社会」という日本の未来像をしっかりと見据えていたのかもしれない。
 春山の親たちにあたる世代が、モノ作りという種まきを行った戦後復興の立役者であるとするなら、春山たちは、その種を圧倒的な労働力で育てあげるという重要な役割を担っていたのではないだろうか。
 その力は、各々の会社の経営体制を整え、流通の仕組みを発展させたとも考えられる。いわば彼らは、優秀な「実務家」であったとも言えるだろう。
 前の時代が作ったテレビや自動車、オートバイ、そしてトイレットロールという便利で新しい商品を、春山たちのような昭和ひと桁生まれの世代が、猛烈に働きながら広く一般家庭に普及させていったのだ。
(本書より)

本書では、春の時代の人として「イトーヨーカドー・伊藤雅彦さん」「ダイエー・中内功さん」の名をあげています。


■夏の時代

夏の時代はバブル時代!時は1988年3月、夏目がバブル中心選手として活躍した時代です。この時代は「六本木のJ-TRIP BAR」「デッド・オア・アライブに代表されるディスコミュージック」「コム・デ・ギャルソンといったDCブランド」「財テク」が流行しておりました。ただ、その一方で、1986年に発売された「リンス・イン・シャンプー」は爆発的なヒットとなりました。シャンプーもリンスも当たり前のこの時代、それを組み合わせることで「新しい価値」を生み出したのです。
この時代の意味は何だったのか?物語は以下のように述べられております。

 飽食の時代と言われ、巷にモノが溢れ返っていたこの時代。ただ浮ついているだけに見える夏目のような人間が、日本を活性化させたのではないか。夏目のようなキレる男の知恵や、ひねりを利かせた考え方が、世の中を元気にしてくれたのではないか。(中略)あの手この手の斬新な切り口で「既存の商品の包装紙」を変えることで、新たな豊かさを提案する。実はこれこそが、この時代の本質ではなかっただろうか。
(本書より)

本書では、春の時代の人として「経営コンサルタント・大前研一さん」「コピーライター・糸井重里さん」の名をあげています。


■秋の時代

秋の時代は、本書では、バブル崩壊に苦しむ1998年から2015年を指します。そして今はまさに秋の時代なのです。
この時代の意味は何なのか?監修では以下のように述べられております。

 そして最後の歴史サイクルは、1998年から始まる秋に入る。そのとき迎えたビジネスパーソンたちは、世の中に自分の価値を証明していかなければならない。しかし、このときにはすべてが整っている。物は溢れ、至るところに商品は置かれ、さらに会社経営は高度になっている。つまり・・・秋の時代には何もやることが残されていない。どうすればいい?
 答えは、すでにできた体制を壊すしかない。そこで「壊す人」が英雄となる。1998年当時42歳だった孫正義、33歳だった楽天創業者の三木谷浩史が表舞台に登場した。既存のビジネス体制を壊しながら、インターネット革命を推進した。
(本書より)

しかし、壊すだけでは後に何も残りません。次の時代を創るための”種まき”が必要となります。本書では以下のように述べております。
 ピューリッツアー賞を受賞している進化生物学者のジャレット・ダイヤモンドは、人類1万3000年の歴史上に存在した文明を調査し、崩壊する文明と、存続する文明の違いとは何が違うのかを分析した。その結果、文明が存続できるかどうかの分水嶺は、戦争でも、疫病でもなく、時代が変わる中で、≪捨てるべき価値観を捨て、引き継ぐべき価値観を引き継ぎ、新しい価値観を生み出せるかどうか≫であるとの結論に至った。
 つまり・・・、必要とないものを壊しながら、新たな価値観を生み出す準備をしなければ、文明は崩壊してしまう。まさにその時期に、私たちは生きているのだ。
(本書より)



【感想】

70年歴史サイクルに基づいて書かれた本書を読んだとき、「時代には、それぞれ意味があるのだな」と思いました。

私は、この物語の主人公である秋元譲と同じ世代です。我々の世代は、社会人になった頃は「新人類」と呼ばれ、上の世代の方から見ると、「何を考えているのかわからん!」と言われたものです。その我々も会社の中核を担う世代となり、若者を「草食系」と呼ぶようになっている!時代は違うものだな?と思うことがあります。

本書を読んで思ったことは、「本書には大きなメッセージが2つあるのかな?」と思いました。

1つ目のメッセージは「それぞれの世代の生きた時代背景を知ることで、我々は”断絶された”と思っている世代の方々を少しでも理解することができ、優しくなれる」ということです。そのため、それぞれの世代が一緒に働いている会社という組織を舞台にしたのでしょう。

戦後復興期の「冬の時代」、高度成長期の「春の時代」、バブル期の「夏の時代」、そして混沌とした現在の「秋の時代」と、それぞれの時代は季節が流れるがごとくサイクルを形成しております。そして、どの時代を生きてきたかによって、形成される価値観も違ってくる。その結果として生まれる「世代間ギャップ」!それはある意味、当然のことかもしれません。

しかし、それぞれが生きてきた時代背景を、そして価値観を少しでも理解することによって、相手の価値観を知る手掛かりをえることができる!そして、それぞれの価値観を主張し合うのではなく、時代、そして役割を認識し、次の世代にバトンを渡していく!本書に描かれた「春の時代」「夏の時代」「冬の時代」には、そんな意味があるのではないかと思いました。


2つ目のメッセージは「現在は、必要とないものを壊しながら、新たな価値観を生み出す準備の時代!」ということです。大きく影響したのは、やはり「インターネット」でしょう。

元々軍事目的で開発されたインターネットも民間に開放され、それ以降、様々な形態が時代とともに登場してまいりました。サーバーとブラウザのみの時代、検索エンジンの登場、そして現在のSNS時代の到来!この時代の若者として生きる冬木タクは、本書ではその先を見つめた時代の先駆者として描かれています。

会社では上司から「何を考えているか分からん!」と揶揄される冬木タクが、2011年3月に発生した東日本大震災においてSNSを使うことで世界中のNPOより迅速な支援を取り付けることによって、”救世主”として描かれております。冬木タクは本書の中で以下のように述べています。
 僕らの目標は、ネット社会のその先を見つけることでした。それは、人と人とのリアルなつながりを前提とする社会のことなんです。
(本書より)

我々の世代の役割は、混沌とする価値観の中で、次の世代につながる価値観を準備し引き継ぐこと!そのために個々に求められる必要な技術が「キュレーション」だと思います。

「キュレーション」とは、情報を収集し、選別し、編集し、新しい価値をつけて発信し、そして共有していく技術。それは、SNS時代を生きるうえで必須の技術とされております。そして、「キュレーション」によって発信され、共有して行った結果、小さなコミュニティが生まれてきます。小さなコミュニティは、やがて大きなうねりを形成していき、新たな価値観となっていきます。現在は、新時代につなげていくためのターゲットを見つけ、つなげていく「種まきの時代」と言えるでしょう。


時代の流れをみていくことで自分たちの役割を考察することができる!本書には、そんな役割があるのではないかと思いました。


【マインドマップ】

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【関連書籍】


キュレーション 収集し、選別し、編集し、共有する技術
  • スティーブン・ローゼンバウム
  • プレジデント社
  • 1890円
Amazonで購入



「新しい働き方」ができる人の時代
  • セス・ゴーディン
  • 三笠書房
  • 1470円
Amazonで購入
書評


優しい会社

1)本書の内容
 第1章:春の時代
 第2章:夏の時代
 第3章:冬の時代

2)本書から学んだこと
 ・長期サイクルで時代を見た時、それぞれの時代の意味が見えてくる!
 ・現在は時代が変わる境目の時代である!
 ・そして現在は、価値観の取捨選択を行いながら新しい時代の準備を行う「キュレーションの時代」である!



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2010年10月26日

全脳思考(神田昌典著)(後編)


全脳思考

全脳思考

  • 作者: 神田 昌典
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/06/12
  • メディア: 単行本



1)本の内容
・全脳思考モデル−クイックスタート−
・発想・行動・結果を生み出すストーリーの法則
・行動するための、ロジカル思考とは?
・行き詰まりを突破するCPS
・社会変革のためのマーケティング

2)この本から学んだこと
・”論理”だけでなく、”共感”を呼ぶ物語を描くことが大事

全脳思考モデルとは何なのか?
まずはその構成から触れていきたいと思います。

始めに言っておきたいことは、「全脳思考モデルは、私の頭の中ではいまいちピントこない」ということです。何となく言いたいことは分かるのですが、いまいちしっくりこないというのが正直なところです。したがって、以下に書いた私の理解が間違っているかもしれないことを、あらかじめご了承ください。

前編でも書いたとおり、全脳思考モデルは以下の5つで構成されております。
 ●全脳思考モデル・クイックバージョン
  ・全脳思考モデル・5ステップ
  ・理論的裏づけ
 ●全脳思考モデル・フルバージョン
  ・簡単ロジック思考
  ・創造的問題解決CPS
  ・最後の鍵−出会いの深層背景−

ベースとなっているのは「U理論」です。
U理論では「4段階のプロセスを経て”未来に組みあがる全体像”を見ることができる」一連の思考プロセスです。その4段階のプロセスとは以下の通りです。
   @ダウンローディング
     過去の思い込みから脱することができない段階
   A事実的
     客観的なデータをもとに、現状の問題を解決
     しようとする段階
   B共感的
     感情的な結びつきを感じ取れる段階
   C創造的
     自分が想定した以上の未来が思わず出現する段階

既存のロジカル・シンキングでは”A事実的”までの段階までしか到達できないのですが、更なる深みに到達するための思考モデルが”全脳思考モデル”と理解しました。

そのキーとなるのが、
 ・顧客の未来を創造し、そのための行動を考える
  (CPS:イメージ思考)
 ・言葉の裏にある”背景”を共有する
ということです。

本書でも”つぶやく”という言葉が後半にでてまいりますが、最近、Twitterが流行っていることを連想しました。なぜTwitterが流行っているのかというと、「140文字に込められたメッセージに共感し、知らない間柄であっても繋がりを感じることができる」からです。U理論で言うと、”B共感的”を経て、”C創造的”な世界が出現した状態です。

ところで、”全脳思考モデル”という名前がついておりますが、”顧客との繋がりや共感を用いる”ところを見ると、「”60分間・企業ダントツ化プロジェクト(神田昌典著)”とベースは同じなのかな?」と感じます。本書でも「過去にさかのぼって分析してみたとき、私は、成功した提案を生んだ思考プロセスは必ず共通したパターンがあることに気づきました。その思考の根底にある共通パターンをシンプルな一枚のチャートに凝縮させたものが、”全脳思考モデル”です。(本書より)」と言っております。そこはやはり”エモーショナル・マーケッター”として培ってきた神田さんならではの思考なのかなと感じました。

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