7つの習慣: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年07月29日

「第1の習慣」「第2の習慣」のエッセンスが分かる本!『まんがでわかる7つの習慣2』(まんが・小山鹿梨子/監修・フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社)



本書まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣は、2013年10月に発売されて大ヒットとなった『まんがでわかる 7つの習慣』の第2弾として発売された。本書まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣は”第1?第7の習慣の概要を紹介している”のに対し、本書『まんがでわかる 7つの習慣』は”第1〜第2の習慣にフォーカスし、説明している”のが特徴となっている。

・第1の習慣:主体的である
・第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
は、「私的成功」に導くための最初の2つの習慣である。内容も”自分の心の在り方、言葉、態度”など、「自分自身を見つめ直し、”どうあるべきか”を指し示す」内容となっている。このため、本書のまんがや文章を読むとドキッっとすることが多かった。一例として、以下の文章をあげたい。

○外部からの刺激に身を任せて反応しない

 人は誰でも悪口や批評の対象となる。悪口を言われたら、反射的に気分が悪くなるのは仕方がない。人間も動物の一種だ。動物には、外部からの特定の刺激に対して決まった反応をする習性がある。
 だが、人間は動物と違い、習性に従うだけでなく、その習性を書き換えることができる。何が起ころうとも、そのことが自分の行動にどこまで影響を及ぼすことを許すのか、自分で選ぶ能力を持つ。
 つまり、人間の場合には、刺激と反応の間に選択の自由が存在するのだ。この自由を意識することが、第1の習慣「主体的である」を身につけるためのスタート。批判や悪口に対してすぐ激怒したり、落ち込んだりと、自覚なく反応するのはやめよう。自分をコントロールして次の行動を選択する意識を持つのだ。
 第1の習慣には、さらに大切なポイントがある。それは自分の人生の責任を自分で引き受ける覚悟を持つこと。今の自分の状況は、すべて自分の選択した行動の結果なのだ、と認識することだ。
(本書より P68)


この文章を読んで、「自分は反応的に生きているなあ」と改めて気づかされた次第だ。

「反応性のモデル」と「主体性のモデル」は、7つの習慣ではお馴染みのモデルだ。

「反応性のモデル」の場合、人は刺激に対して直接反応する。「主体性のモデル」のように、「自分の反応を選択する」という意思はない。「反応性のモデル」で厄介なのは、「決定を相手に依存している」ということだ。これでは「行動を変えたい」と思っても常に外部依存の状態のため、変えるのはなかなか難しい。では、どうすれば「主体的である」ようになれるか?本書『まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣』では「言葉を変えれば主体性を高められる」と述べている。

マザー・テレサの有名な言葉に
 「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」
がある。このマザー・テレサの言葉が表すように、「言葉の使い方」が思考を表し、行動に影響を及ぼし、ひいては運命に影響を及ぼす。上記のマザー・テレサの言葉を思い起こしたのは、本書『まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣』の「言葉を変えれば主体性を高められる」を読んだことがきっかけとなったが、このように、本書に書かれている”第1の習慣、及び第2の習慣の言葉”は自分の思考・言葉・行動の癖など振り返りの機会を与えてくれる。

本書は原本である『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のエッセンスがまんがでわかるようになっている。「”7つの習慣”を理解したいと思っているが、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を読んでもよくわからない」と思っている方にとって、本書は”7つの習慣”を理解するためのきっかけを与えてくれる本である。


【本書のポイント】

■誰でもバラダイム(思い込み)に基づいて生きている

 「自分を変えたい」と努力しているのにうまくいかない人がいる。なぜか。
 それは自分が持っている「パラダイム」への自覚が足りないからだ。パラダイムとは、無意識に抱いてしまっている考え方、感じ方の枠組みのこと。その人の経験から生まれる「世の中とはこういうものだ」という解釈なので、2つとして同じものはない。例えば「人を見たらまず疑う」という人もいれば「本当に悪い人はいない」という人もいる。経験を通して抱くに至った人間のとらえ方(パラダイム)が違うからだ。
 パラダイムは理想的な人生を歩むための地図のようなもの。参照すれば自分の位置が分かるし、目的地(人生のゴール)に辿り着くためにすべきことも把握しやすい。だが、もしその地図が間違っていたらどうだろう。「成功するにはこんな生き方が大切だ」とがんばって急いでも、正しいゴールには永遠に到達できない。
 あなたは間違ったパラダイムで先を急いでいないだろうか。自分がどんなパラダイムを持っているのかを自覚し、それが果たして正しいのかを自分に問おう。これが7つの習慣を実践するための入り口だ。
(本書より P24)


■”問題の見方”に問題意識を持つ

 誰しもパラダイム(思い込み)に縛られているというのなら、一体何を信じればいいのか。
 その答えは「原則」。7つの習慣でいう原則とは、「人は生まれたら必ず死ぬ」といった自然の法則のように、人類の歴史でずっと価値があると認められた価値観、考え方だ。
 そのひとつに「公正」がある。例えば、遊具を順番に譲りあって使う子どもたちを見て微笑ましく思う感情は、誰し教えてもらったわけでもなく、人の心に自然に生じる。つまり、そういうあり方が正しいことだと、人はもともと知っているというわけだ。誠実や正直、奉仕、貢献などが人間関係に大切なことも、学校で教わらなくても理解できる。どれも人間にとって、豊かに生きるための原則だからだ。
 パラダイムを原則重視にシフトさせる努力は、自分の根っこである人格を優れた方向へ導くことにもなる。日常の変化が訪れるまでには大抵、時間がかかるので、結果を急ぐと、つい上辺のスキルやテクニック、地位や外部の権威などに頼りたくなるが、それが癖になると、どんどん弱い人間になってしまう。成果が出た、成長したと感じるかもしれないが、それは見せかけにすぎない。次元の違う長期的な成長を目指すなら、人格の向上が不可欠だ。
 すべての生命には、成長と発達のしかるべき順序がある。種を蒔いて実がなるまでには、長期間、手間暇をかける必要がある。人間関係も同じ。面倒だからと短絡的な解決手法に頼ることはやめよう。
 大切なのは、「自分に間違いはないか」「自分ができることはないか」と、まず自分の内面を振り返ったうえで外部に働きかける心がけ。つまり、「インサイド・アウト(内から外へ)」の姿勢だ。
 自分のパラダイムを反省し、まず自分が変われる所はないかを考える。これがもっとも本質的な問題解決で、成長にもつながる姿勢なのだ。
(本書より P46〜P47)


■言葉の習慣を変えれば主体性を高められる

 言葉の使い方は、その人のパラダイムと深い関係がある。「それなら仕方がない」「…があったらいいのに」といった言葉をよく使う人は、自分から周りに働きかけようとする主体性の度合いが低い。「結果が思わしくないのは周りのせい」「自分は悪くない」という考え方が言葉に表れてしまっているのだ。
 日々の生活の中で言葉遣いを意識して、できるだけ主体性な言葉を用いるようにしてみよう。
 例えば、ミスをして上司に「どうしてもっと注意しなかったんだ」と怒られたとする。そのとき、感情的に「うるさいな、頭にくる」と思ったら、「気持ちを抑えよう」とつぶやいてみる。「Aさんの指示通りやっただけです」と言いたくなったら、「次は(Aさんに頼らず)自分で考えてやります」と言い換えてみる。「もっと時間があればよかったのに」という言い訳が浮かんだら、「私は早く出社して、時間にゆとりを持つようにする」などと言う。このように主体的な言葉を使うようにすると、少しずつ行動も変わってくる。
(本書より P90)


【関連書籍】





まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣

1)本書の内容
 CHAPTER1 パラダイムと原則@(パラダイムの力を知る)
 CHAPTER2 パラダイムと原則A(問題の見方を変える)
 CHAPTER3 第1の習慣 主体的である@(反応を選択する)
 CHAPTER4 第1の習慣 主体的であるA(能動的な言葉を使う)
 CHAPTER5 第1の習慣 主体的であるB(影響の輪を意識する)
 CHAPTER6 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める@(結果に向かって行動する)
 CHAPTER7 第2の習慣 終わりを思い描くことから始めるA(貫くべき原則を見直す)

2)本書から学んだこと
 ・「パラダイム」が人生に大きな影響を及ぼす!
 ・「インサイド・アウト」の姿勢が問題を解決に導く!
 ・言葉の習慣を変えれば主体性を高められる!


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タグ:7つの習慣
posted by まなたけ(@manatake_o) at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 7つの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月26日

「7つの習慣」のエッセンシャルを、まんがを通じて理解する!『まんがでわかる7つの習慣』(まんが・小山鹿梨子/監修・フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社)



本書まんがでわかる 7つの習慣は、2013年に発刊された完訳 7つの習慣 人格主義の回復をまんがで分かりやすく解説した内容の本だ。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復』は、著者であるスティーブン・R・コヴィー氏の没後1周年に発刊された本だ。だが、560ページにも渡る同書を一度読んだだけでは、著者が伝えようとしていることを理解することは難しい。そこで本書は同書が伝えようとしているエッセンシャルをマンガで伝えようとしている。

本書には3人の登場人物がいる。バーテンダーを目指してバー「セブン」にアルバイトをしている主人公の中田歩、バー「セブン」のマスター・正木零司、そして、レストランオーナーでありバー「セブン」の常連客でもある八神貴臣の3人だ。特にキーとなる登場人物が八神貴臣。本書は主人公である中田歩がアルバイトで出会ういろいろな人々や出来事から人生において重要な事を学んでいく展開となっているが、状況を考察した上で、「7つの習慣」の考え方を述べる”まとめ役”として八神貴臣が位置づけられている。

ちなみに、私が八神貴臣のセリフでドキっとしたのが以下のセリフだ。

 君は何でも受身なんだね。ただ状況に流されて行動しているだけじゃないか。上司がやれと言ったらやる。やるなと言ったらやならい。「明日から会社に来なくていい」と言われたら辞めるのかい?自分の力が発揮できないことを環境や状況のせいにするのはただのわがまま。それじゃ「何もしません」と言っているのと同じだ。「与えられた環境でどう振る舞うか」でしか人間は前に進むことはできないのに。
 君はいかにも「上司からは何も学ぶことがない」という口ぶりだったけど「彼から何も学ばない」という選択をしたのは君じゃないのか?
 つまり「行動しない」ことを選択しておいて「いい芽が出ない」と文句を言っているだけなんだよ。
 言われるままに振る舞うのではいつまで経っても自分らしい人生なんか引き寄せることはできない。どんな些細なことでも「自分で選ぶ」ことを意識しないとね。
(本書より P36〜P37)


「言われるままに振る舞うのではいつまで経っても自分らしい人生なんか引き寄せることはできない。どんな些細なことでも「自分で選ぶ」ことを意識しないとね」という八神貴臣のセリフが「第1の習慣 主体的である」のポイントを示している。そして、同様にそれぞれの習慣においてポイントとなる記述が彼のセリフには書かれている。マンガで描かれた状況を把握をしながら八神貴臣が何を述べているのかに注目することにより、「7つの習慣」のエッセンシャルを掴みやすくなると思う。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を読んでも内容を掴むことが難しいと思ったとき、本書を読んでみて、改めて『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』に帰って読んでみるというアプローチで、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の内容を深堀りすることができるのではないか?

そういう意味において、本書は『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』に帰って読んでみるというアプローチで、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の理解を助ける本となっている。


【本書のポイント】

■「7つの習慣」は人間を連続した成長に導く

 人間は赤ん坊のときは、すべてを他者に依存する存在だ。そこから自立に向かうが、真の意味での自立を達成するためには、第1、第2、第3の習慣が必要だ。これが「私的成功」だ。
 自立した人間は、尊重し合い、違いを認め合いながら、高度な依存関係(相互依存)を築くことができる。社会で生きる人間としての理想形で、これが「公的成功」となる。その達成に必要なのが、第4、第5、第6の習慣だ。さらに、知力や体力などを養い、人間としての外枠を広げていくのが第7の習慣。7つの習慣は相互に影響し合っており、1つの力を伸ばせば、他の力も成長する。大切なのは、私的成功があって初めて公的成功もあるということだ。
(本書より P26)


【ちょっと気になる!?】

■「7つの習慣」を実践する手帳「フランクリン・プランナー」

フランクリン・プランナーは7つの習慣の中で第1〜第3の習慣、そして第7の習慣を実践するために開発された手帳です。

この手帳には、
 ・第2の習慣「ミッション・ステートメント」作成用紙
 ・第3の習慣「重要事項を優先する」を実践する具体的な計画の立て方
 ・第7の習慣「刃を研ぐ」ための「1週間コンパス」
が含まれております。これらが含まれた手帳「フランクリン・プランナー」は、あなたが7つの習慣を実践するにあたり、必要なツールとなるはずです。




【関連書籍】



まんがでわかる 7つの習慣

1)本書の内容
 「7つの習慣」の前に意識すること 問題の見方を「インサイド・アウト」に変える
 第1の習慣 主体的である
 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣 最優先事項を優先する
 第4の習慣 Win-Winを考える
 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
 第6の習慣 シナジーを創り出す
 第7の習慣 刃を研ぐ

2)本書から学んだこと
 ・真の成功は人格を育てることから始まる!
 ・まず第一歩は「主体的である」こと!
 ・「7つの習慣」は人間を連続した成長に導く!


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 7つの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月17日

スティーブン・R・コヴィー博士のご冥福をお祈りいたします


7つの習慣―成功には原則があった!
  • スティーブン・R.コヴィー_::_ジェームススキナー
  • キングベアー出版
  • 2039円
Amazonで購入


世界的名著7つの習慣の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士が2012年7月16日 午前2時15分(アメリカ時間)に、お亡くなりになりました。

昨年の『PRESIDENT (プレジデント) 2011年 8/15号 [雑誌]』でコヴィー博士と稲盛和夫さんの対談では、元気なお姿が掲載されておりました。あれから1年たった今、お亡くなりになるとは思いもしませんでした。突然の訃報に強い衝撃を受けました。

しかし、コヴィー博士は世界的名著となった『7つの習慣』や、遺作となった第3の案 成功者の選択など、素晴らしい著書を我々に残してくれました。私は『7つの習慣』に影響を受けたのですが、今後もコヴィー博士の著作は世界中の多くの方に大きな影響を与えるであろうと思っております。

最後に東日本大震災で被害を受けた日本の方に対するコヴィー博士のメッセージ動画を以下に掲載いたします。



スティーブン・R・コヴィー博士のご冥福をお祈りいたします。

【関連書籍】


第3の案 成功者の選択
  • ブレック・イングランド
  • キングベアー出版
  • 2100円
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7つの習慣

1)本書の内容
 第一部 パラダイムと原則について
  ・インサイド・アウト(内から外へ)
  ・人生の扉を開く「7つの習慣」
 第二部 私的成功
  ・自己責任の原則
  ・自己リーダーシップの原則
  ・自己管理の原則
 第三部 公的成功
  ・相互依存のパラダイム
  ・人間関係におけるリーダーシップの原則
  ・感情移入のコミュニケーションの原則
  ・創造的な協力の原則
 第四部 再新再生
  ・バランスのとれた自己再新再生の原則
  ・再びインサイド・アウト


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タグ:7つの習慣
posted by まなたけ(@manatake_o) at 16:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 7つの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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