勉強法: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年08月11日

「英語は”すてる”ことで上達する」という、今までにない”英語学習”の本!『ずるいえいご』(青木ゆか/ほしのゆみ著)



本書ずるいえいごは、今までの英語勉強法を覆す画期的な勉強法を提唱している。

英語の勉強法というと、
 ・英単語を覚える!
 ・英文法を覚える!
 ・英字新聞を読み、長文に慣れる!
 ・英語のシャワーを浴び、ヒアリングに慣れる!
と、こんなことを思い浮かべる。このときの前提となっているのは「完璧な英語を話す!」という考えがある。だが、この考え方には「大きな落とし穴がある」と著者は言う。その”落とし穴”とは、「完璧な英語を話そうというあまり、一つの単語を表現することができなかったり、話した英語が相手に通じなかったりすると、コミュニケーションがストップしてしまう」ということだ。そして、その根底にあるのは学生時代から続けてきた”○×式の英語勉強法”にあると言う。そして、”○×式の英語勉強法”は私たちに「ひとつしかない正解を見つけること」という思い込みをもたらしたと言う。そんな「大きな落とし穴に陥らないために」と著者が提唱しているのが”すてる英語”である。

著者は”すてる英語”の要諦を以下のように述べている。

○言い換え技術で話せる

 今ある英語だけでそれをいかして応用し使いこなして話すかというノウハウ
(本書より P6)


言い換えると「”正解”か”不正解”かは置いといて、”伝わる”か”伝わらない”かが大切!」(本書より P25)ということだ。

これは、英語を話す目的を考えると、ものすごく理にかなっている!

例えば、「一目を置く」という気持ちを英語でどのように伝えるか?英語の慣用句で「acknowlede someone's superiority」という表現があるが、この表現は、なかなか出てこないと思う。だが、「一目を置く」には、「相手のことを尊敬する」という気持ちがある。その気持ちが伝えられればよい。本書の例を引用すると、
・I think he is really great.(彼、本当にすごいと思うわ)
・I wish I were like him.(彼みたいに慣れたらいいのに)
・I respect him.(彼のこと尊敬しているよ)
・I want to be like him someday.(いつか、彼みたいになりたいんだ)
という表現で、「一目を置いている」という気持ちが相手に十分に伝わるはずである。「伝えたいと思うことの”本質”を伝えよう!」と本書の意図は、この例からも十分に伝わると思う。

そして、この言い換えの例は、私たちに「なぜ英語を勉強しようと思ったのか?」という本来の気持ちに気づかせてくれる。

本来、私たちが英語を勉強したいと思うのは、「外国の人とコミュニケーションを取れるようになりたい!」という気もちに他ならない!多少の言い回しは違っていても、自分の伝えたいことが相手に伝われば目的はかなう。つまり著者が本書で言いたいことは、「今までの英語勉強法に対する考え方を”すてる”ことで、本来の目的をかなえていこう!」ということだ。でも、この考え方は、ある意味、「目からウロコ!」である。なぜなら、著者の伝える内容は、「完璧な英語を話そう」と頑張るあまり、英語を話す本来の目的を見失っていることに気付かされるからだ。

本書は、私たちに「英語を勉強したい!」という本来の気持ちに気付かせてくれる本だ。そして、”魔法のボックス”に代表されるように、幾つもの言い換えを用意することで「一つがダメでも次がある!」という気持ちにさせてくれる。そして、トライ&エラーで繰り返すうちに、「失敗したらどうしよう!」という気持ちを吹き飛ばしてくれる。そんな気持ちにさせてくれる”今までにない英語学習の本”だと思う!


【本書のポイント】

■伝える力を身につける

 「伝える力」とは、「いかに言い換えていくか」ということです。
 そして、「英語を話す→なんとか伝える」という意識の転換をしてみてください。
 皆さんの目的は「英語を話す」ことではなく、「言いたいことを相手に伝える」ということのはずですよね。
 「正しい英語」にこだわるあまり、「えー・・・・・・」と沈黙してしまい、頭の中で文章を組み立ててから言葉を発する日本人のスタイルは、外国人をイラつかせてしまうようです。
 とにかく、正しい単語やフレーズを知らなくても、「なんとか伝えよう」という気持ちを先に示すことが、何より大切です。
 そうしてみると、何も言わないより、何倍も通じたりします。
 さらに、ていねいではない英語を話すと相手を怒らせてしまうのではないかと、悩む方がいます。
 しかし、じつは、「笑顔が最上級のていねい語」だったりするのです。
 「お上がりくださいませ」と無表情で冷たく言われるのと、ものすごい笑顔で「入って」と言われるのとでは、後者のほうが優しく感じるのではないでしょうか。
(本書より P38)


■8割すてる

 「2:8の法則」と呼ばれるものがあります。
 これは、「パレートの法則」とも呼ばれ、「成果や結果の8割は、その要素や要因の2割に基づく」というもの。有名なところでは、「全所得の8割は、2割の富裕層が持つ」などといわれています。
 つまりコアな2割の部分が大切、ということです。
 そして、このパレートの法則の特殊ケースとして、語学の分野でいわれているのが、「ジップの法則」です。英単語の使用頻度の法則で、2割にあたる頻出単語が全体の8割を占めるというニュアンスで使われることが多いです。(正確には、頻出単語がk番目に大きい要素の全体に占める割合が1/kに比例するという経験則)。
 「2:8の法則」が「語学にも当てはまるんですよ」とお話しすると、「出た!2割の頻出単語を覚えろって言うんだ!」と思われる方が多いのですが、じつは、そうではないのです。
 なんといっても、「すてるえいご」です。
 とにかく「すてる」ことに意識を集中してください。
 ズバリ、「8割すてる」勇気を持つこと!
(中略)
 「本質」の部分は、話したいことのだいたい2割くらいでしょう。
 そして、残りの8割は「ニュアンス」の部分と割り切って、ばっさり切り捨てることを意識してみてください。
 この「2:8の法則」を応用すると、2割で話しても、8割は伝わります。
 実際、2割の本質がどこにあるのかを常に置いて英語を考えてみると、気持ちにとても余裕ができます。
 その余裕が、「伝えられる力」につながるのです。
 今、英語を話せないと思っている方の多くは、「伝えたいことを100%伝えられない!」という悩みを持っています。
 この悩みすら「すてて」、そもそも100%伝えようとしないことを基本としてください。
 100%通じることを目指さないことが重要です。
 それが英語上達のコツなのです。
(本書より P52〜P55)


■すてる力を身につける「魔法のボックス」

 まずは、これまでの「すてるえいご」4大柱を駆使して、練習する方法をお伝えします。
 それは、この「魔法のボックス」を使ったものでえす。

・魔法のボックス
魔法のボックス.png

 この、魔法のボックス・・・・・・すごいのです。
 日本人の英語勉強法に革命を起こす!と私は思っています。
 理由は次の3つ。

・人間の「穴があったら埋めたくなる性質」を利用(やめられなくなる!)
・クリエイティブになる
・正解がない!


 人は、穴があると埋めたくなる、とう習性があります。
 その習性をうまく活かして、どんどん空欄を埋めてみてください。
(中略)
 すてるえいごは、「正しいかどうか」ではなく、「伝わるかどうか」が大きな価値基準。
 「これって、正しい英語なのかな」と悩んで、黙ってしまうことは禁止。言ってみて、「伝わるかどうか」に意識を向ける。
 伝わらなかったら、4大柱を使った言い換えをすればよいだけなのです。
 また、いつも「言いたいこと」に対して、4つくらいの表現を考えておくと、本番で非常に役に立ちます。
 英語で話していて苦しいのは、言いたいことを覚えたフレーズを使って話してみたものの、いまいちスッと通じなかったときです。
 相手に「What?」と聞かれて、「自分の英語は通じない!」と怖じ気づいてしまうことが多々あります。
 しかし、「ひとつしか表現する方法がない」と思いこんでいるから止まってしまい、困ってしまうのです。
 4つくらいの言い換えを常に考えておくと、ひとつがだめでも2つ目、3つ目、4つ目・・・・・・とトライ&エラーができ、会話が止まってしまうことがありません。
 それが、自身につながっていくでしょう。
 また、本書で魔法のボックスのトレーニングとしてあげている解答例は、決して「これ以外は不正解!」というものではありません。
 この中から、どれかひとつでも「これなら言えるかも・・・・・・」と思うものを見つけてください。どれかひとつでよいのです。
 ここの載っていない他の広げ方でも、もちろんOK。
 ぜひ、無限の可能性に気づいてください!
(本書より P80〜87)


【関連書籍】





ずるいえいご

1)本書の内容
 1 話せることを知る「6つの心構え」
 2 言い換えの原則「4大柱」
 3 魔法のボックスー言い換えトレーニング編
 4 魔法のボックスー応用編

2)本書から学んだこと
 ・まずは「ひとつしか正解がない」という思い込みを捨てる!
 ・今ある英語を使いこなして言い換える!
 ・「魔法のボックス」を使って、クリエイティブに言い換えよう!


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タグ:勉強法
posted by まなたけ(@manatake_o) at 20:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月13日

【マインドマップ付き】「勉強」だけなんてもったいない!「仕事」などでも役立つ本!『仕事と無理なく両立できる 毎日続く勉強法』(多田健次著)


仕事と無理なく両立できる 毎日続く勉強法
  • 多田健次
  • 日本実業出版社
  • 1365円
Amazonで購入


仕事と無理なく両立できる 毎日続く勉強法を読んでみました。

「資格取得のために勉強を始めたが、結局挫折した!」という経験はありませんか?毎日コツコツと勉強を続けるためにはどうすればよいのか?本書は、そんな人のために書かれた内容となっております。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。


■毎日コツコツと続けるコツ!

著者は言います。勉強を毎日続けるコツは簡単だと!

 驚くかもしれませんが、勉強を続けるコツは簡単です。それは、勉強が続く「しくみ」をつくってしまえばよいのです。
 具体的に言えば、自分の「心・時間・環境」をコントロールするしくみをつくることができれば、楽しく勉強が続いていきます。「忙しい」が口グセとなってしまっている人でも、仕事と勉強を無理なく両立させ、効果的に結果を出すことができるのです。
(本書より)


「心・時間・環境」をコントロールするしくみとして人間心理に基づいたノウハウを、本書は以下の構成で書かれております。

・「目標」の立て方
・「気持ち」の持ち方
・「環境」のつくり方
・「時間」の使い方
・「問題行動」との付き合い方
・「アウトプット」を視野に入れた勉強法



■「やるべきこと」を決め、実行する

理想を掲げ、その理想に近づくためには、「理想」と「現実」のギャップを把握し、ギャップを埋めていくための努力をすることが必要となります。

そのための方法として、本書では、以下の3ステップを経て「やるべきことを明確にする」ことを提唱しています。

そして、「やるべきリスト」を確実にこなしていくための方法として、以下の3つの実践をすすめております。

1)「スモールステップ」を取り入れる
2)「やるべきリスト」の合理的な順番を考えてみる
3)「マイルストーン」を設定する


ここでのポイントは
・「スモールステップ」を取り入れる
・「マイルストーン」を設定する

ということ。

「スモールステップ」(小さな単位で行うこと)息切れしないようにするためにも必要なことですし、「マイルストーンの設定」は、方向を見失わないためにも必要なことです。

「目標までの道筋を明確にし、コツコツと継続して進んでいく」ということは大事なことですよね。


■「ちょっとだけ」という言葉には2つの側面がある

本書の中で、「ちょっとだけ」という言葉の使い方について、触れられております。

 このように、「ちょっとだけ」は、自分の欲求を満たしたいときに、ダメなことだとわかっていても自分を納得させてしまう非常に影響力の大きい言葉なのです。
(本書より)


しかし、「ちょっとだけ」も悪い面ばかりではありません。

 正しく「ちょっとだけ」を使うことができれば、勉強を続ける強靭な意思を育てられます。とりわけ、勉強を開始する場面と、終了する場面で、効果的に使いこなすことがポイントです。
(本書より)


「ちょっとだけ」という言葉の使い方を正しい方向で使い、継続することで、「メンタルを相当鍛えることができる」(本書より)わけです。


■やる気チェック手帳

やる気を保つためには自己管理が必要です。しかし、最初はやる気があっても、その気持ちが頭のなかでボンヤリとしていたままでは「いつの間にか気持ちが変わった!」ということになりかねません。

本書では、手帳を使ったシンプルな自己管理法を紹介しております。

 1日の勉強が終わったときや、夜寝る前に「1日トータルのやる気」を、手帳に記号を使って記入するだけです。(中略)やる気レベルを3段階に分けるのであれば、
「やる気充満」は○ (短期的な目標が明確になった など)
「やる気まずまず」は△ (大きな変化がなかった場合J
「やる気なし」は×(睡眠不足など)

といった感じになります。
(中略)
記入を始めてしばらくすると、やる気に一定のリズムがあることがわかってきます。
(中略)
人それぞれ○×のリズムに一定の特徴があり、そのリズムをある程度把握しておくことで一定の対処が可能になるのです。
(本書より)



■「問題行動」と上手につき合う

勉強しなければならない時にもかかわらず、何らかの理由をつけて本来行うべき行動から外れることを、本書では「問題行動」と言っております。

しかし、「問題行動」が発生するのは、「人間には欲求不満に陥っている心をごまかす『自己防衛本能』が働く」(本書より)からなのです。このため、本書では「問題行動」とうまくつき合っていくことが必要と言っております。

本書では「深層心理のメカニズムを理解したうえで、どのように対処すべきかという考え方」を示しております。

 ●こんな「問題行動」の対処法を考えよう
1)抑圧

 実現がむずかしい目標を忘れようとする
2)合理化
 言い訳をして勉強しない自分を納得させる
3)(負の)同一化
 友人の失敗を自分に重ねる
4)反動形成
 不安や迷いを誰にも打ち明けず抱え込む
5)置き換え
 勉強できないストレスを別のやりがいで解消する
6)攻撃
 家族や恋人を傷つけてストレスを解消する
7)隔離
 無駄に過ごした時間をなかったことにする
8)逃避
 後先考えずに勉強から逃げ出す
9)補償
 勉強の劣等感を仕事でカバーしようとする
10)打消し
 途中で不安になると最初からやり直そうとする
(本書より)



【感想】

本書の書かれているノウハウは「勉強法」ということで書かれております。それは、著者の多田健次さんが公認会計士講座を担当している『人気講師』ということで書かれたのではないかと推察いたします。

しかし、本書に書かれているノウハウは「勉強法に限るものではなく、仕事などでも活かせるノウハウだ!」と感じました。

例えば、【本書のポイント】で書いた『■「やるべきこと」を決め、実行する』は、我々が仕事をするうえで「目標を達成するために、何をすべきか?」という「タスクの洗いだし」にも役立つ考え方です。

「やる気チェック手帳」も自分のリズムを把握するうえで役に立ちます。例えば、「仕事がはかどらないなあ」という日が続いた場合、その原因が「残業続きで疲れがたまってきた」ためなのか?「調子が良い状態がずっと続いていたために息切れしてきた」ためなのか?など、過去の傾向から 対処法を考えることができます。

また、「問題行動」も、仕事をする上でも「上手な付き合い方」を身に付けておくに越したことはありません。なぜ、「問題行動」が起きるのか?という知識があるのとないのとでは対処の仕方に大きな差が出ます。

このように、本書のノウハウというのは仕事にも役立つものが多いのです。

このように本書のノウハウは素晴らしいものがあるのですが、これらのノウハウを身に付けたとき、得られる効果も相当大きなものがあるのではないかと思っております。私は少なくとも3つあるのではないかと思いました(他にもあるのかもしれませんが)。

 ・目の前のことに集中できる集中力がつく!
 ・思考体力がつく
 ・心の持ち方が変わる!


特に「心の持ち方が変わる!」というのは、「問題行動」への対処の仕方を修得ときに得られるのではないか?と思いました。対処の仕方を学ぶことによって、「問題の見方や捉え方も変わる」、そしてそれが「心の持ち方が変わる!」ことにつながっていくのではないか?と思ったからです。

このように、本書は「勉強法」だけに限らず「仕事」などにも活かせるノウハウが詰まっている本なのです。

「勉強法」というタイトルが付いているものの、「他にも活用できるのではないか?」と考えられる要素を持っているのも本書の魅力の一つなのだと思います。


※2012-05-05追記
【マインドマップ】

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拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
毎日続く勉強法.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
毎日続く勉強法.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法
  • 原尚美
  • 中経出版
  • 1365円
Amazonで購入
書評


仕事と無理なく両立できる 毎日続く勉強法

1)本書の内容
 第1章 勉強が必ず続く「目標」の立て方
 第2章 1日30分でも集中できる「気持ち」の持ち方
 第3章 挫折を未然に防ぐ「環境」のつくり方
 第4章 無理なく学び続ける「時間」の使い方
 第5章 勉強の継続を邪魔する「問題行動」とのつき合い方
 第6章 学びを進化させる「アウトプット」の仕方

2)本書から学んだこと
 ・自分の「心・時間・環境」をコントロールする仕組みをつくる!
 ・「見える化」して出来ることからコツコツと!
 ・「問題行動」への対処の仕方を学ぶことは、心の持ち方を変えることにもつながる!



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タグ:勉強法
posted by まなたけ(@manatake_o) at 00:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

【マインドマップ付き】アウトプット出来ると出来ないとでは、とても大きな溝がある!『7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法』(原尚美著)


7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法
  • 原尚美
  • 中経出版
  • 1365円
Amazonで購入


ブロガー仲間のご紹介により、7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法を読む機会を得たので、読んでみました。

とても長いタイトルであり、かつ『合格した方法』とあったので「勉強の方法について書かれた本かな?」と思いながら読んでみました。読んでみると、確かに、勉強の方法についても書かれてあるものの、むしろ著者の「アプトプットを重要視する、そのスピリット」に感銘を受けて一気に読んでしまいました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

今回のポイントをまとめました。以下に掲載いたします。


■著者の勉強法と、その根底にあるもの

著者の勉強方法は以下の通りです。そして、以下の流れが、そのまま本書の構成となっております。

 「何を考えて、どう勉強すれば本番で点が取れるか」を整理する(第1章)
  ↓
 絶対に集中力が途切れない勉強環境をつくる(第2章)
  ↓
 「本番で使いやすい状態」で知識をまとめる(第3章)
  ↓
 本番当日には「点を稼ぐ考え方」で問題を解く(第4章)
(本書より)


本書には、著者の「時間がない状況の中で、試験に合格するためにはどうすればよいのか?」という観点で考え、実行した方法が書かれております。そして、これらの方法は、著者の根底にある、以下の思いから編み出されてきたのです。

 私が何よりも重要視していたのが「本番でのアウトプット」です。「どんなに勉強しても、本番でコケたら税理士になれない」「税理士にならなければ、私は専業主婦のままで終わる・・・・・」という気持ちから、「本番で使える知識を、効率的に身につける」ことを第一に考えました。
(本書より)


■「本番」で力を発揮できないのなら勉強する意味はない!

第1章には著者の資格試験に対する、そして勉強への取り組みに対する考え方が述べられております。その中で、著者の考えを端的に表した言葉が、第1章の冒頭にある『「本番」で力を発揮できないのなら勉強する意味はない!』だと思います。

 勉強には必ず「本番」があります。大学受験や資格試験などはその最たるものです。本番の試験で合格点に届かない人は、1000時間勉強した人も1分も勉強していない人も、みな一様に「不合格者」です。「自分はこれだけ勉強してきたんだ!」「試験には出なかったけれど、自分はこの部分なら誰にも負けない自信があるんだ!」といくら主張したところで、結果は覆りません。
 これは試験に限ったことではありません。たとえば「プレゼンがうまくなりたい」と思って、プレゼンに関するビジネス書を10冊読んで勉強しても、本番のプレゼンがうまくいかないなら、その人はやはり「プレゼンの下手な人」のままなのです。
 厳しいようですが、これが世の中というものです。
(本書より)


■「試験勉強」と「将来のための勉強」を分ける

著者は「試験勉強と将来の勉強を分けて考えるべき」と述べております。なぜなら、それは勉強の質が違うからです。本書では以下のように述べております。

 資格取得を目指す人は基本的に真面目です。そのため、「将来、資格で仕事をするときのために、できるだけ試験勉強で知識を吸収しておく」と考える人が多いと思います。
 これは大きな誤解です。私も実際に税理士を始めてからわかったことなのですが、試験で求められる知識と実務で求められる知識は、質がまったく違います。
 試験勉強で学んだ知識は基本にすぎません。実際のビジネスでは、より高い専門性が求められるので、その都度、勉強して知識のレベルを上げていく必要があります。逆にいえば、実務で必要な知識は、資格を取ったあとに勉強すれば十分なのです。
(本書より)



【感想】

「アウトプットを重要視する!」
本書のポイントを一言で言うならば、この言葉にまとめられると思います。そして、その思いは「「本番」で力を発揮できないのなら勉強する意味はない!」、そして「「本番での結果」で人生が決まる」という冒頭の言葉に集約されているような気がいたします。

この言葉を見たとき、私は最近読んだあるブログの記事と重なりました。ディスカヴァー・トゥエンティワン社長・干場弓子さんの言葉です。

 わかっていることと実行できていることの間には、とてつもなく深く大きな溝がある。まさに、異次元の世界のことぐらいの違い。
 ちなみに、以前、勝間さんの知人から次のようなことを聞いた。
 「ためになるビジネス自己啓発書を読んでも、それを実際に実行してみようと決意する人は2%、ほんとうに実行する人はそのまた2%、さらに、それを成果が出るまで続ける人は、そのまた2%。つまり、読んだ人の0.02×0.02×0.02=0.000008,つまり、100万人に8人しか、その本の成果を自分のものにしない
ディスカヴァー社長室blog『天才と凡才の間 わかっていることと実行していることの間 幸福な人生と不幸な人生の間 ●干場』より)


先の干場弓子さんの「わかっていることと実行できていることの間には、とてつもなく深く大きな溝がある。まさに、異次元の世界のことぐらいの違い」。背景にあった「税理士試験に合格しなければ、自分の人生が全て家事で終わってしまう!」という著者の中には、まさに、合格と不合格の間には「とてつもなく深く大きな溝がある」と実感してたと思います。だからこそ、冒頭の言葉が出てきたのだと思うのです。

「やるからには結果を出す!結果を出すためには何をすべきか?そのヒントを本書から読みとってほしい!」というメッセージが、本書で伝えたかったことでないかと思いました。

「アウトプットを出すためには何をすべきか?」
著者のマインドがあふれ出た本書は、それを考えるキッカケになるのではないかと思います。


※2012-03-10追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法
  • 午堂登紀雄
  • ダイヤモンド社
  • 1500円
Amazonで購入


7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法

1)本書の内容
 第1章 「何を考えて、どう勉強すれば本番で点がとれるか」を整理する
 第2章 絶対に集中力が途切れない「勉強環境」のつくり方
 第3章 本当に時間がなかったからこそ編み出せた「超合理的」な勉強法
 第4章 本番で確実に点を稼ぐ「受かる人」の考え方
 第5章 重圧に負けない「メンタル」の鍛え方

2)本書から学んだこと
 ・アウトプットを最も重要視する!
 ・「何のために勉強するのか?そのために何をすべきか?」を考える!



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