法律/社会学: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年09月06日

持続可能な社会を目指すために立ちあがった社会起業家たちの姿を垣間見る!『未来を変える80人』(シルヴァン・ダルニル/マチュニュー・ルルー著)



未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家を読んでみました。

社会起業家の活動については実はあまりよく知りませんでした。ただ、「社会の問題を解決するために何か特別なことを行っているのかな?」と、そんな漠然としたイメージを持っていました。しかし、本書を読むと他のいろいろな本で書かれていたこととつながっていき、「本書に登場している社会起業家が行なっている活動が、将来の企業の姿なのではないか?」と感じさせるのです。

本書のご紹介に当たって、今回は、【印象に残った社会起業家】【感想】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。
※今回、マインドマップの掲載はございません。


【印象に残った社会起業家】

今回は本書で紹介されている社会起業家のうち、最も印象に残った方をご紹介いたします。


■貧困のない社会へ

 
●社会起業家
ムハマド・ユヌス(世界初のマイクロクレジット、グラミン銀行創始者)

●課題
慈善事業以外の方法により、貧困に苦しむ状況から恵まれない人々を救い出す。

●既成概念
銀行の融資を受けられるのは金持ちだけ

●未来のための解決策
銀行をつくって貧しい人々に融資する。貸付を受けた人の4分の3は貧困から抜け出すことに成功。そんな銀行を世界中に広める。
(本書より P105)


本書を読んで、真っ先に目が入ったのはムハマド・ユヌスでした。

ムハマド・ユヌスというと、無担保で小額の融資を行う「マイクロクレジット」の創始者!マイクロクレジットにより貧しい女性への融資を可能とさせ、貧困層の経済的自立に大きな貢献をいたしました。その功績が認められ、ムハマド・ユヌスには2006年にノーベル平和賞が授与されております。

 ムハマド・ユヌスは十四人兄弟(ただしそのうち五人は誕生直後に死亡)の三番目の息子として、1940年にベンガル西部(当時はインド領)に生まれた。父親は小さな宝石商を営み、子供たちにまじめにじっくり勉強するように言い聞かせ続けた。学業で優秀な成績を収めたムハマドは奨学金を獲得し、アメリカの大学の博士課程に入学する。二十歳そこそこの彼の関心は「経済と発展」にあった。彼はアメリカで七年間学び、コロラド大学の経済学教授になった。
 1971年、パキスタンの一部が独立し、バングラデシュとなる。彼はこれを機に帰国し、バングラデシュ第二の都市チッタゴンの大学の経済学部に職を得た。帰国から三年後、大飢饉が発生し、死者の数は150万人を超えた。この出来事が彼の人生を変える。
(中略)
 1976年、一年にわたり、彼は学生を連れて、大学の近隣にある村、ジョブラを訪ね、住民たちと対話を重ねた。数ヶ月後、彼は、まず村の農民のために協同組合を立ち上げ、当時、凶作の主要原因だった灌漑の問題を解決しようと動き始めた。だが、その直後から、かれはもっとも助けを必要としている、村でもっとも貧しい人たちのことこそ何とかすべきだと感じ始めた。返済能力がないと見なされ、銀行からお金を借りることすらできない者がほとんどだった。
 融資を拒否されることが、あらゆる疎外の発端になっているとユヌスは思った。例えば、果物売りの女性は、朝、高利貸しから六十タカ(一ユーロ)借りなくては、果物を仕入れることができない。昼間、市場で果物を売って七十五タカ稼いでも、夕方には七十タカ返済しなくてはならない。一日あたり二○パーセントもの利子を払わなくてはならないので、生きてゆくのがやっとの収入しかならない。状況を改善するために投資をすることは難しい。だが、ユヌスはこうした悪循環に陥っている人々のために脱出する方法を考え出したのである。
「多くの場合、貧困の原因は、個人の問題や、怠慢、能力不足ではなく、わずかな現金すら手にできない状況にある」。労働の量や質に関係なく、稼いでも稼いでも不当な利子の支払いに追われるばかりで、今の状況から逃れることはできないのである。彼らに必要なのは、小額でもいいから、正当なりしで長期的な返済計画が可能な現金の貸付なのだ。
「それさえあれば、彼らは経済の循環の中に入ることができ、本当の意味で自分たちの収入を運用することができるようになる」
 ユヌスは、自分の理論を信じた。そして自論の正当性を証明するため、自腹で八百五十タカ(十四ユーロ)を用意した。たったこれだけの資金だったが、彼はこの資金をジョブラ村の最も貧しい女性たち四十二人にマイクロクレジットとして貸し付けた。だが、これだけの金額で、ある女性は雌鶏を購入し、卵を売ることで日々の生活費を稼げるようになった。いくつかの卵はそのまま孵化させ、第二の雌鶏を育てる。その雌鶏も卵を産むようになり、卵売りの女性の収入は二倍になった。返済期限が満期になると、ユヌスは全額回収することができた。実験は成功した。
(本書より P106〜P108)


この実験を通じて自論を証明したユヌスは貧困層に融資するよう銀行、行政を説得しました。だが、両者とも非協力的でした。「返済能力がない。リスクが大きすぎる」というのが理由でした。そこでユヌスは大学を辞め、グラミン銀行を設立しました。四半世紀たった後、懐疑的な人たちも成果を認めざるを得ない状況になったのです。グラミン銀行は一大企業グループに成長しました。また、マイクロクレジットの仕組みは五十七カ国に広がり、マイクロクレジットの融資を受けた者の四分の三は極貧状態から立ち直った成果を出しております。


【感想】

環境問題、貧困、差別、そしてそれらが複合的に絡み合った問題など....我々が住む社会には多くの問題があります。
そしてそれらの問題は国家レベルで解決しようとしてもなかなか解決できない問題もたくさんあります。だが、それらの問題の解決のために立ちあがり、社会問題の解決、そしてビジネスの両面から取り組んでいる方がおります。それが社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)と呼ばれる方々です。

世界初のマイクロクレジットを作り、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスはもちろん、アメリカのソーラーパネルトップメーカーであるパワーライト創業者のトーマス・ディンウーディー、カーシェアリングシステムのパイオニアであるフレックスカー創業者の二ール・ピーターソン、アイガモ農法の古野高雄さんなど....本書は、著者2人が440日間かけて38か国を周り、113件の取材を行ない、その中から『サスティナブル・デベロップメント(持続可能な発展)』のために尽力し、成功した社会起業家を紹介した内容となっております。

ところで、私には社会起業家というと「社会に蔓延する問題を解決するために自己を犠牲にして立ちあがった方々」というイメージが強くありました。そこには「ビジネスとしても成功する」というイメージがなかったのです。

しかし、本書を読んでいくにつれ、「社会問題を解決し、かつ、それをビジネスとして成り立たせる。これが未来の企業の姿ではないのか?」と思えるのです。カリスママーケッターの神田昌典さんが『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』の中で、「2020年〜 NPOによる産業化がはじまる」と述べていたことを思い起こします。『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』ではP・F・ドラッカーの『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』を用いながら以下のように述べております。

 このように事業は、いまや社会的活動によって広がる道筋ができつつある。そして社会的事業なら、NPOのほうが柔軟かつスピーディに動ける。一時、企業内ベンチャーが流行った時期があったが、今後は企業からスピンオフするMPOが増えるのではないか。実際に私のクライアントを見る限りにおいては、会社を新設するよりも、MPO、一般社団法人、一般財団法人等の法人を創るほうが多くなりはじめているほどである。
 統計を見る限りにおいては、NPOをはじめとした非営利目的の法人数は5万件弱であり、中小企業数である約150万社にはまったく及ばない。しかし今後、『非営利法人』が、影響力において『会社』を逆転していく世界がはじまるかもしれない。それが、ドラッカーに見えていた日本の未来なのだ
(神田昌典著『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』より)


本書に登場した社会起業家たちの組織を見ると”企業体”という組織も見受けられますが、「持続可能な社会を目指して立ち上がった」という意味においては神田昌典さんが触れている”NPO法人”と同様ととってよいのではないかと思います。「利益のみを追求した企業」と「持続可能な社会のためにやるべきことを実行し、社会貢献を行っている企業」では、どちらが将来生き残るかは明白でしょう!

本書に登場した社会起業家の活動に触れると、そしてクラウドファンディングなどの互助のための仕組みの創設などを見ると、ドラッカーが『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』で述べた社会が近未来に到来するのではないか?

そんな気がいたします。


【関連書籍】





未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家

1)本書の内容
 Tヨーロッパ
  ・フランスにおけるフェアトレードのリーダー、アルタエコ創業者
   トリスタン・ルコント(フランス)
  ・ヨーロッパにおけるエコロジー洗剤のリーダー、エコベール企画部長
   ペーター・マレーズ(ベルギー)
  ・ヨーロッパにおける自然農法のリーダー、コパート社長
   ペーター・コパート(オランダ)
  ・元ノボ ノルディスク ファーマ工場長
   ヨルゲン・クリスチャンセン(デンマーク)
  ・スカンディックホテル・チェーン、サステナブル・デベロップメント担当部長
   ヤン=ペーター・ベルグクヴィスト(スウェーデン)
  ・化学系洗剤レンタル会社、セフケム社長 カール・シュトゥッツル(ドイツ)
  ・スローフード運動提唱者 カルロ・ペトリーニ(イタリア)

 Uアジア
  ・アラビンド眼科病院創設者 ゴビンダワ・ベンカタワミ(インド)
   プロジェクト・インパクト創業者 デビッド・グリーン(アメリカ)
  ・ネパール・エコツーリズム自然公園創設者 チャンドラ・グルン(ネパール)
  ・カーペット製造会社、フォーメーション・カーペット創業者
   スロ・シュレスタ・シャフ(ネパール)
  ・世界初のマイクロクレジット、グラミン銀行創業者 ムハマド・ユヌス(バングラデシュ)
  ・廃棄物処理NGO、ウェイストコンサーン創設者
   イフテカ・エナユツラ&マクスード・シンハ(バングラデシュ)
  ・企業内保育園の運営会社、プルキ創業者 スライヤ・ハク(バングラデシュ)
  ・再生可能な木材を中国に広めるシノフォレスト創業者
   アレン・チャン(香港/中国)
  ・有機米のパイオニア、古野農業主宰 古野隆雄(日本)

 V北アメリカ
  ・アメリカにおけるソーラーパネルのトップメーカー、パワーライト創業者
   トーマス・ディンウーディ(アメリカ)
  ・人道的Tシャツメーカー、アメリカンアパレル創業者
   ドヴ・チャーニー(アメリカ)
  ・自動車共有システムのパイオニア、フレックスカー創業者
   ニール・ピーターソン(アメリカ)
  ・エネルギー問題の世界的権威 エイモリ・ロビンズ(アメリカ)
  ・世界初の社会起業家ネット、アショカ財団創設者
   ウィリアム・ドレイトン(アメリカ)
  ・バイオ建築とエコデザインのパイオニア
   ウィリアム・マクドノー(アメリカ)
  ・アメリカにおける有機食材のパイオニア、ストーニーフィールド創業者
   ゲイリー・ヒルシュバーグ(アメリカ)
  ・バイオテクノロジーのベンチャー、メタボリックス創業者
   オリバー・ピープル(アメリカ)
  ・世界初の社会責任投資ファンド、ドミニ・ソーシャルインデックス創業者
   エイミー・ドミニ(アメリカ)
  ・世界的なオフィス用カーペットメーカー、インターフェイス創業者
   レイ・アンダーソン(アメリカ)

 W南アメリカ・アフリカ
  ・エコツーリズムと生物多様性のモデル、タマル計画創始者
   ギイ&ネカ・マルコヴァルディ(ブラジル)
  ・スラム街でコンピュータ教室を主宰するCDI創設者
   ロドリゴ・バッジィオ(ブラジル)
  ・地球にやさしい都市計画モデル、元クリチバ市長
   ジャイメ・レルネル(ブラジル)
  ・ソーラーパネルのリース会社IDEAAS創業者
   ファビオ・ロサ(ブラジル)
  ・裏経済に詳しい経済学者、作家
   エルナンド・デ・ソト(ペルー)
  ・衛生問題の意識改革を目指す番組制作会社、ソウルシティ創業者
   ガース・ジャフェット(南アフリカ)
  ・小規模農家向けの農機具メーカー、アプロテック創業者
   ニック・ムーン(ケニヤ)

2)本書から学んだこと
 ・「社会の問題を解決するために立ちあがった企業」は将来の企業の姿を予感させる!


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2012年04月07日

【マインドマップ付き】「よかった!感動した!」で終わらせてはいけない!そこから学び、一歩を踏み出すことが重要である!『人を助けるすんごい仕組み』(西條剛央著)


人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか
  • 西條剛央
  • ダイヤモンド社
  • 1500円
Amazonで購入


人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのかを読んでみました。

多くの方が言っているように「鳥肌がたつ」ような内容でした。それだけ「凄い本」だと思いました。そのため、今回のブログもかなりの長文となりました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。


■握手がすべての始まり!

 著者のご実家は宮城県仙台市にあります。宮城県は先の東日本大震災により甚大な被害を受けました。震災直後、東京でしばらく仕事を続けていた著者は被災地へ行くことを決意し、仲間と、そして著者の父と4人で南三陸町へ行ったのでした。 そして南三陸町に到着。しかしその風景は「破壊された町」でした。
避難徐へ物資を届けようと町中を移動するなかで、避難所を案内してくれる方と出会います。「さかなのみうら」さんです。
 みうらさんとの出会い、そして握手が、後に日本全体を巻き込む大きな流れを生み出すことになるのでした。


■SNSが大活躍!

著者はまず、南三陸町の惨状をツイッターで発信し続けたのでした。そして知人の北川さんが「ふんばろう南三陸町」のサイトを立ち上げました。支援システムの準備が整った瞬間です。

 構造構成主義の「方法の原理」によれば、方法の有効性は(1)状況と(2)目的に応じて決まる。そのための有効な方法がなければつくればいいのである。
(中略)
 ツイッターの拡散力と、ホームページの制御力を組み合わせて、新たな支援の仕組みをつくったのである。
(本書より)


今回のこの支援の仕組みで機能したのがSNSでした。特にツイッターでの反響は凄まじく、プロジェクトは「ふんばろう南三陸町」から「ふんばろう東北支援プロジェクト」、そして「ふんばろう東日本支援プロジェクト」となっていったのです。

また、プロジェクト拡大のもう一つの推進力となったのがユーストリームでした。ジャーナリストの岩上安身さん、そしてGACKTさんと川崎麻世さんとの対談が組まれたのもこの頃でした。





そしてプロジェクトの運営ツールとして活躍したのがフェイスブックのグループ機能(+サイボウズLive)です。

SNSを上手く活用しながらプロジェクトを運営し、「重機免許取得プロジェクトで121名が免許取得」、「家電プロジェクトで2500個の家電を被災地に配布」、「扇風機プロジェクトで6000世帯に扇風機を配布」と成果をあげていったのでした。


■「構造構成主義」の視点からプロジェクトを運営

著者がなぜ大規模なプロジェクトを運営できたのか?著者は「構造構成主義という普遍的な学問を身につけていたから、というのは大きい」(本書より)と述べております。

●方法の原理

プロジェクト運営の基になっている考え方が「方法の原理」です。

 「方法の原理」に照らせば、プロジェクトの有効性は(1)状況と(2)目的から規定される。
(中略)
 原理というのは、それに沿ったから必ずうまくいくというものではないが、がそれから外れると必ず失敗するものである。そのため「状況」を捉え損ねると、必ず失敗してしまうものである。
 だからこそ、「現場」に行き、その状況を肌で感じてくる必要があるのだ。
 また、目的を共有するということは、活動が目的からブレないためにも重要になる。
(中略)
 多種多様なプロジェクトは、<被災地の「現状」を踏まえ、被災者支援という「目的」を見定めて構築していったものである。
(本書より)



■「一戦必勝」を実現する組織づくり

参加者が「やってよかったね!」と思えるようになること。そのために著者は「一戦必勝の組織づくり」を心がけて組織をつくっております。

 ここでのポイントは、支援活動としての「プロジェクト」や「支部」が縦糸となり、それを支えている機能別部門はが横糸としてあり、多くの人がこれらの複数のグループに所属している、という点にある。
(中略)
 この縦糸となるプロジェクトに、横糸となる機能別部門を織り成すことによって得られるメリットとしては、部門間の壁が低くなる、ということがある。
(中略)
 さらに重要なことは、そこで何が問題になっているのか、いま何をしようとしているのか情報も共有できる。それによって、勝負所を迎えたプロジェクトがスムーズに一気加勢して、厚い板に錐で穴をあけるように一点突破することも可能になるのである。
 それが縦割りの組織にはできない、「無形の型」を実現する組織の強さである。
 それによって、一戦必勝が可能になるのだ。
(本書より)



■ポスト3・11に向けた仕組みと提言

著者は最後の章で「ポスト3・11」に向けた以下の提言を行っております。

・未来の命を救うために震災被害の検証を
・防災マップの見直しとナビゲーションシステムの構築
・地震学はゼロベースで多様なアプローチを
・「要請主義」から「能動的支援体制」へ
・日本赤十字社への提言(「ふんばろう」モデルの導入)
・ヤマト運輸に支援物資の流通の指揮を任せる
・公平主義からの脱却
・個人情報保護法の弾力的運用を
・仮設住宅からトレーラーハウスへ
・津波を「いなす」津波防災都市構想
・原発は止めるにこしたことはない



【感想】

本書の内容に鳥肌がたちました。
そして「この本は日本人に希望を与える本ではないか!」と思いました。

本書の構成を時間軸で区切ると、大きく2つに分けることができます。
前半は、ふんばろう東日本支援プロジェクトがスタートした経緯、そしてその活動をまとめた「ふんばろう東日本支援プロジェクトのスタートからの変遷と活動のという「過去の経緯」
後半は、組織運営のノウハウの開示やポスト3・11への提言といった「未来に向けた視点」です。

先に「この本は日本人に希望を与える本ではないか!」と書きましたが、そう思った理由は2つあります。


理由の1つ目は、「人はリミッターを外すと、こんなにも大きな力を発揮するものか!」と感じさせる内容だからです。これは、前半の「過去の経緯」の部分を読むと、強くそれを感じます。

宮城県出身の著者が震災後に支援物資を届けに南三陸町乗り込みました。しかし、そこで見た光景は悲惨なものでした。そんな光景を目の当たりにした著者は呆然とすると同時に強い決意がみなぎってくるのでした。リミッターを外した瞬間です。

 「すべてを失っても前を無効としている人がいる。何も失っていない僕らがやる気になればなんだってできるはずだ」
 本当の勇気とは何か、僕は初めてわかった気がした。
 そのとき、自分の中のリミッターは、カチリと音を立てて、完全に外れた。
 未曾有の事態には、未曾有の自分になるしかない。
 できることはすべてする、その瞬間、そう心に決めたのだった。
(本書より)


リミッターを外した人間の力とは、本当に大きいものです。ボランティア活動を行ったことがない著者が数人の仲間で始めた「ふんばろう南三陸町」は、数日の間に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」に拡大し、数々のプロジェクトを運営していくまでになりました。著者の魂が入った言葉がツイッター上に発信されたからこそ、共鳴する多くの人が現れ、それが日本最大級の支援組織に発展していったのではないかと思います。

我々の思考の中には「現状維持バイアス」がかかっており、その結果、変化を好まない行動を取りがちです。しかし、「リミッターを外し、現状維持バイアスをつき破ったとき、人は大きな力を発揮する」ということを著者は示したのです。

「意思が未来を切り拓き、未来が過去を意味づける」(本書より)と著者は述べておりますが、我々も目的に焦点を合わせ、そこに何らかの「意思を持って初めの一歩を踏み出したとき、それが大きな波紋の一歩になるのではないか?現状はさまざまな困難が待ち受けているかもしれないが、乗り越えることができるのではないか?と読者に感じさせる力を本書は持っております。


理由の2つ目は、「これは今後の日本の組織のモデルになるのではないか?」と思えたことです。

「組織の硬直化」はあらゆるところで言われていることです。震災後に支援おいても、行政の「前例主義」、「要請主義」により、支援物資が被災地に行き渡らず倉庫に眠ったままという事態が発生いたしました。これは「組織の硬直化」の最たる例です。そしてそれは、「時事刻々と変化していく事態に対応できずにいる現在の組織の姿」を露呈したのです。

先日読んだ2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)(神田昌典著)に、このような記述がありました。

 ライフサイクルの末期の組織とは、アメリカ人が経営しようと、中国人が経営しようともどうしようもなく硬直化・官僚化する。似たようなものだ。
 私たちの課題とすべきは、日本人のビジネスパーソンの能力を上げることではない。いままでの「会社」における仕事の仕方を変えないまま、どんなに頑張ってもライフサイクルの末期は末期。どんなに汗をかこうと、どんなに自分に厳しくしようと下り坂を上り坂に変えるためには努力ではどうしようもない。
 繰り返すが、ライフサイクル末期で重要なことは、古き価値観を手放し、新しき価値観を創造すること。壁で包囲された窮屈な世界にこだわるのではなく、壁がない自由な世界に飛び出すことを選択しなければならないのだ。
(神田昌典著『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』より)


恐竜が滅亡したのは、環境の変化に対応できなかったから。変化に対応できない硬直した組織は衰退の一途をたどる。これは、過去の歴史を見ても明らかです。

今回の「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の組織の優れたところは「無形の型」にあります。

 融通無碍の水のような機能体であることによって、戦局(状況)に合わせてここぞというポイントに、こちらの戦力を集中させられればいい−
(本書より)


このような「一戦必勝が可能な組織」を走りながらも作っていったからこそ、変化の中でも数々のプロジェクトを運営することができたのだと思います。

実は、私は、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の組織運営に関する記述をみて、『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』の内容と、かなりシンクロさせながら読みました。

 同じ未来を見ている者同士が、国境を越え、「器」にとらわれず、柔軟につながりあうネットワークを形成していく。その働き方は、定住することがないという観点から、多分に遊牧民的であろう。このような働き方が求められるように、世界はなっていく。
(神田昌典著『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』より)


目的に共鳴して集まり運営された「ふんばろう東日本支援プロジェクト」、そして変化に柔軟に対応できる「無形の型」の組織運営は、今後の日本の社会において大きな参考モデルになるのではないかと思います。


最後に、私が本書を読んで強く思ったことを書きます。

本書は本当に鳥肌が立つほどの凄い本でした。しかし、「よかった!感動した!で終わっていいのか?」という疑問です。「よかった!感動した!で終わらせてはいけない。そこから学んだ何かを自分たちの行動につなげていくことが重要ではないか?」と読んでいくうちに強く感じたことです。

簡単にリミッターを外すことはできなくとも、本を読んで学び、それが小さな行動に結び付けることによって、それは大きなムーブメントにつながることもある。本書は震災支援のプロジェクトについて書かれた本ですが、それは我々の日常の生活に生かすことができると思います。

「意思が未来を切り拓き、未来が過去を意味づける」(本書より)

本書を読みっぱなしで終わらせない!小さなことでも、何かできることを行動に結びつけて行きたい。それが「未来を切り拓く意思」であり、「意思が未来を切り拓くことにつながっていく」ことだと思うのです。そして、「その契機になれば!」というのが本書のメッセージですから。

 −君の助けを必要としている人がたくさんいるよ。
 −いまやらなければいつやるんだい?
 −いまこそ君の力を発揮するときだよ。
 −うまくいくように見守っているよ。
 もし、そうだとしたら、東北は、日本は甦るに違いない。−すでにこれだけ多くの人が何かに「呼ばれて」動いているのだから−。
 そして本書を読んで、少しでも心が動いたあなたも、何かに呼ばれているのかもしれない。あなたがその心の声に耳を傾ける機会になれたら、本当にうれしい
(本書より)



※2012-04-19追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
人を助けるすんごい仕組み.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
人を助けるすんごい仕組み.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


『2022―これから10年、活躍できる人の条件』
  • 神田昌典
  • PHP研究所
  • 882円
Amazonで購入
書評


人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか

1)本書の内容
 第1章 絶望と希望のあいだ―南三陸町レポート
 第2章 「ふんばろう東日本」の拡大とインフラとしてのツイッター、ユーストリーム、フェイスブック
 第3章 「重機免許取得プロジェクト」―陸前高田市消防団と志津川高校避難所
 第4章 半壊地域の苦境と「家電プロジェクト」の立ち上げ
 第5章 「ほぼ日」と糸井重里―「西條剛央の、すんごいアイディア。」外伝
 第6章 多数のプロジェクトをどのように運営していったのか?
 第7章 「一戦必勝」を実現する組織づくりの秘訣
 第8章 ポスト3・11に向けた人を助ける仕組みと提言
 おわりに 僕の声が君に届けば

2)本書から学んだこと
 ・意思が未来を切り拓き、未来が過去を意味づける!
 ・読みっぱなしで終わらせてはいけない!何かの一歩を踏み出す契機につなげよう!



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2012年01月21日

【マインドマップ付き】目からウロコ!「労働法」が働く人に、こんなに大きく関わる法律とは知りませんでした!『泣きたくないなら労働法』(佐藤広一著)

泣きたくないなら労働法 (光文社新書)

最近、知人から薦められた本を読む機会が多くなりました。

今回ご紹介する泣きたくないなら労働法 (光文社新書)も、知人から「これ、面白いよ!」と言われ、読むことを薦められた本です。恐らく、薦められなければ手に取ることはなかったと思います。

しかし、実際に読んでみると「振替休日と代休の違い」など、「へえ〜!」と思うようなことが分かりやすく、たくさん書かれており、面白かったです。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントをまとめました。以下に掲載いたします。

■「労働法」とは?

会社に入ると働かなければならない!これは当然のことですね!社員は「労務」を提供し、会社はその見返りとして給与を支払います。これを「有償双務契約」というそうです。

ところが、「蟹工船」や「女工哀史」の小説の表されているように、過去において、労働者は長時間労働を強いられながらも、わずかな給料しかもらえない。その給料から仲買人によってピンハネされる。このように、労働者と使用者の間にはバランスの欠いた労働条件で働かざるを得ない状況が生まれておりました。このよう労使間のなアンバランスな状態を是正するために定められた法律が「労働法」なのです。

 労働法は、労使が対等の立場で労働条件を決められるように、労働者を保護する目的で法制化された雇用のルールなのです。
(本書より)


ところが、「労働法」という法律は実際には存在しません。この「労働法」というのは一体なんなのか?本書では以下のように述べております。

 「労働法」とは、労働に関して作られた複数の法律全般を総称したものであって、「労働法」という名称の法律は実在しないのです。
 ただ、本書では、話をわかりやすくするために、この名称で話を進めることにします。
(本書より)


■「労働者」の定義

では、「労働者」とはどのような定義で定められているのでしょうか?本書では以下のように述べられております。

 キチンと定義を確認しておくと、「『労働者』とは、職業の職種を問わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう」(労働基準法第9条)となり、整理すると、次の3つの要件にすべて該当していなければなりません。
 (1)事業または事務所に使用されている
 (2)使用者の指揮命令下に置かれている
 (3)賃金の支払いを受けている


 したがって、正社員、契約社員、パートタイマー、アルバイトなど雇用形態に関わらず、上記の3要件を満たせばすべて「労働者」として取り扱われ、労働基準法による保護の対象になるのです。
(本書より)


ところが、労働者の定義も法律によって異なります。

例えば、プロ野球選手は、労働基準法上では「個人事業主」となりますが、労働組合法上では「労働者」となります。本書によると、労働組合法上の「労働者」の定義は以下のように定められております。
 この法律で『労働者』とは、職種の種類を問わず、賃金、給料その他これに準ずる収入によって生活する者をいう(労働組合法第3条)。
(本書より)


「個人事業主」であるプロ野球選手が労働組合を結成できるのも、労働組合法上では「労働者」として認められているからです。


■「労働時間」の定義

本書によると、労働基準法のルーツは1911年に制定された工場法にあるということです。工場の場合、労働時間の長さに比例して製品の個数が増えていきます。それゆえ、工場法では労働時間に応じて賃金が支払われるという考え方が用いられています。そして、その考え方は、労働基準法に引き継がれております。

ところが、労働時間の定義については法律では定められておりません。では、労働時間の定義は、法的にはどのように捉える必要があるのかというと、本書によると、最高裁判所が示した以下の判例法理が基準となっています。

 労働時間は「労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいい、右の労働時間に該当するか否かは、労働者の行為が指揮命令下に置かれたものと評価することができるか否かにより客観的に定まるもの」(最高裁第一小法廷判決 平12.3.9 三菱重工業長崎造船所事件)であるとしています。
(本書より)


つまり、「使用者の指揮命令下のもとで働いたことが客観的に判断できる時間」が労働時間と言えます。


■みなし労働時間

「労働時間は使用者の指揮命令下に置かれた時間」という判例法理の考え方に基づき、運用されております。工場や事務所にいて管理者が監督指揮する場合が、それに該当します。

しかし、その一方で、労働時間の管理が難しいケースや、職務上労働時間を当てはめることが妥当でないことから、「みなし労働時間」という制度が生まれました。「労働時間をちゃんと計算できないから、このくらい働いたものとみなしちゃいましょう!」(本書より)という制度です。

「みなし労働時間」の精度としては、以下の3つの制度があります。

 (1)事業場外労働に関するみなし労働時間制
 (2)専門業務型裁量労働制
 (3)企画業務型裁量労働制


例えば、営業職種の場合、一般的に残業代がつきません。これは「(1)専門場外労働の関するみなし労働時間制」を適用しているからです。

本書によると、「労働基準法では、外勤営業に代表されるように、事業場外で業務の全部または一部が行われている業務に従事しており、使用者の具体的な指揮が及ばず、労働時間を算定することが難しいと判断される場合には、一定労働時間したものとみなすことができる」(本書より)そうです。

ただし、「みなし労働時間」は全てにおいて適用できるわけではありません。一定の要件を満たした場合のみ、適用できます。
その要件とは?それは本書にてご確認ください。


■振替休日と代休の違い

休日出勤したとき、その代わりに平日を休みにすることができる制度として「振替休日」と「代休」があります。似たような名前で混同しがちですが、その意味は全く違います。

 「振替休日」は、会社が休日にどうしても労働者に出勤してもらう必要がある場合に、その日の代わりにあらかじめ休日と指定し、「労働の義務のない休日」と「労働を義務付けられた労働日」を交換するというものです。
(中略)
 休日が労働日となるわけですから、本来の休日に労働させても「休日労働」という概念そのものがなくなり、それに伴って休日労働の割増賃金も不要となります。(追記:ただし、振替休日を定めるには一定のルールあり)
(中略)
 これに対して、「代休」は、休日に労働させた場合に、事後的な代償措置として特定のある日の労働義務を免除するものです。(中略)
 すなわち、代休は現に休日労働が行なわれた後に、業務の閑散な時期を選んで使用者が日を指定したり、あるいは労働者が希望する時期に与えたりするものです。そのため、既に行われた休日労働が帳消しになるものではありません。したがって、休日に出勤した日は文字通り休日労働となり、それが法定休日の場合は、会社は労働者に35%以上の割増賃金を支払わなければならなくなるのです。
(本書より)


賃金に関わることなので、知っておかないといけない知識ですね!


【感想】

「労働法」というと、何か「難しそう!」というイメージを持ってしまいがちです。

しかし、本書は「労働法を知らない方に向けて、労働法を知ってもらおう」という意図で書かれているためか、平易な言葉で、そして時には著者のちょっとしたトピックス(例えば、「有給休暇を取得して、日韓W杯の日本vsベルギーの試合を埼玉スタジアムで観戦した」など)を交えながら「労働法のエッセンス」を紹介しているのが特徴となっています。そのため、楽しみながら「労働法」について勉強出来たと同時に、私たちビジネスパーソンにとって密接に関わる法律であるにも関わらず「労働法について、意外と知らないことが多いな!」と感じました。

例えば「なぜ営業職には残業代がつかないのか?」「振替休日と代休のちがいは?」など、このことについて疑問に思ったことはありませんか?実は、私も疑問に思っておりました。まあ、「法的根拠があるから、そのような規定を定めているのだろうな?」とは思ってはいましたが、どの法律を根拠にしているのかまでは知りませんでした。

しかし、今回、本書を読んで
 ・どの法律で定められているのか?
 ・その法律は、どのような考え方で定められているのか?

など、日常 密接に関わる事項の多くが労働法と大きく関係していることを知ると同時に、その意味を理解することができました。

冒頭で述べた通り、本書は平易な言葉で書かれているため、労働法という難しい内容を、かなり理解しやすい形で書かれています。それと同時に「知っているのと知らないのとでは大違い!」という内容も、たくさんありました。【本書のポイント】で、特に紹介したいポイントに絞りこんで書きましたが、まだまだ紹介したい事項がたくさんあります。そういった事項はメモとしてマインドマップに(後日)掲載いたしますが、やはり一番よいのは本書を読んでいただくことだと思います。

「目からウロコ」の事項がたくさんありますよ!


※2012-01-23追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
泣きたくないなら労働法.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
泣きたくないなら労働法.mm.html

※追記ここまで


泣きたくないなら労働法 (光文社新書)

1)本書の内容
 第1章 労働法という法律はない!?
 第2章 祝! 内定・採用
 第3章 働く時間はいつからいつまで?
 第4章 休日・休暇の謎
 第5章 賃金・賞与・退職金
 第6章 サラリーマンの宿命? 人事異動
 第7章 パパ・ママのための休業制度
 第8章 退職は跡を濁さず!
 第9章 懲戒・解雇の際に

2)本書から学んだこと
 ・「労働法」は労働者にとって密接に関わる法律である!
 ・「労働法」を知っているのと知らないのとでは会社生活を送る上で大違い!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 16:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 法律/社会学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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