自己啓発 (4): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2013年02月01日

「意識高い系」は「病」なのか?『「意識高い系」という病』(常見洋平著)



「学生の中にも“意識が高い人”がたくさんいる。企業は、このような“意識が高い学生”をもっと活用すべきだ」

冒頭の言葉は木暮太一さん(『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)』著者)×中川淳一朗さん(『ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)』著者×常見陽平さん(『「キャリアアップ」のバカヤロー』著者)の働き方に関するトークライブであった質疑応答の中であった学生からの意見である。2012年4月に行われたこのイベントに私も参加した。そんな1年近くも前に行われたイベントで、冒頭に書いた意見を覚えていたのは、(質問をした方が私の目の前の方だったということもあるが)何度も発せられた「意識が高い人」という言葉が妙に頭に残っていたからである。

「意識が高い人」というこの言葉。本来はポシティブな意味で使われる。だがネット上において、この「意識の高い人」は、時には物議の対象となる。この「意識の高い人」を研究し、「なぜ意識が高くなるのか?」を環境面・心理面からその背景に迫りながら「意識が高い人」に対する著者の考察をまとめた本が、冒頭のトークイベントでのスピーカーの一人である常見陽平さんの著書『「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)』である。

本書は著者独特の文体で以下のポイントで「意識が高い人」について書かれている。
1)「意識の高い学生(笑)」の人物像、そして行動の特徴
2)現在流行っている「セルフブランディング」に対する考察
3)「セルフブランディング」のためのインフラとして定着した「ソーシャルメディア」に対する考察
4)『日経ビジネスアソシエ』、そしてビジネス書を読み漁る「自分磨き」に対する考察
5)心理面、そして環境面から考える「意識が高くなる」理由
6)「意識が高い人」に対する著者の意見(お説教?)


この中で私が共感したのは、本書で言う「意識が高くなる」心理的背景である。そして、これは「自分磨き」「ノマドブーム」の心理的背景にも共通する。

「意識が高くなる」の心理的背景を本書に書かれている言葉を用いて端的に表すならば、深層心理にある「不安やあせり」そして「承認欲求」だろう。本書の中で「かつて私も“意識が高い人(笑)”だった」と述べているが、それは著者が自らの体験を振り返り、考察した結果、気づいた知見でもある。そして、その経験があるがゆえに、自らと同じ道を歩んでいる(ように見える)者に対して「お前ら、俺と同じ道を歩むなよ!」と本書でメッセージを発していると推察する。

まあ、こんなことを書く自分もビジネス書を読み漁り、「ビジネス書のエッセンス」なんていうブログを書いている「意識高い系(笑)」の人間なのだが....それゆえに自らの経験を振り返り、照らし合わせながら考えたとき、著者の主張は(全てではないにせよ)分かる気がする。

だが、本書を読んで大きな疑問が残った。それは「“意識が高い系”は本当に病なのか?」ということである。なぜこの点にこだわるかというと、「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)』というタイトルがつけられているからだ。

「タイトルは本書のメッセージを象徴的に表すもの」と認識している。それゆえに、タイトルの意味を考えたとき、そして本書に登場する人物像を考えたとき、「“意識が高い系”は本当に病なのか?」という疑問が残ってしまう。

その考察として、以下に他書の抜粋を例としてあげたい。

 営業マン時代のことです。同じ職場に同期入社してきた後輩が二人いました。
 二人とも学生気分が抜けず、まだまだ社会人としての自覚を持っているように感じません。〈こんな二人に家など売れるのだろうか〉と不安に思うほどです。
 後輩Aはノウハウ好きです。色々な本や情報を仕入れてきます。
 そして、すぐ実行するのですが、すぐ飽きます。

 つい先日まで「アメリカのトップセールスの手法がすごい!」と言っていたかと思うと、「やっぱり日本の保険営業の手法が最高だ」などと言い出します。
 一方、後輩BはそんなAの様子を冷ややかに見ています。
 「アメリカでも日本でも本に書いてあることなんか、信じてやってもどうせ効果ないよ」と言っていました。
 それから半年ほど経たときのことです。何かのノウハウがマッチしたのか、後輩Aは一気に結果を出し始めます。
 最近まで学生ノリだったのを知っていたこともあり、目の前で結果を出したことを見ていた私でも信じられなかったほどです。
 一方、後輩Bは入社当時の実力のまま何の結果も出しませんでした。
 この二人に実力差などありません。
 違いはただひとつ。実行したかどうか、ただそれだけなのです。

 興味を持てば、ヒントはどこにでもあります。
(菊原智明著『7年間ダメだった私が4年連続NO,1営業に変わった 「人を動かす」話し方』より P212〜P213)


上記の「結果を出した」後輩Aは本書で言う「意識高い系(笑)」であろう。だが、このような人は特異な例ではなく、職場にも多くいるのではないか?私もそのような人を多く見てきているがゆえに「本書でいう意識高い人(笑)は”病”ではなく、”次のステージに上る準備をしている人”ではないか?」と思えてならない。

とまあ(自分のことは棚にあげて、偉そうに書いてしまったが)、このように共感できた点、疑問に持った点、そして「自分のことを指されているようで痛い!」と思った点など、様々な思いが混じり合いながら読んだ本である。下記に自分なりの【本書のポイント】(抜粋)を記載したので、興味を持った方は本書を読んでいただきたいと思う。


【本書のポイント】

■意識が高い人は残念な存在?

 「意識が高い人」
 ここ数年、こんな言葉をネット上でよく見かける。
 「意識が高い」
 この言葉は、本来は、ポジティブな意味だったはずだ。
 例えば、日本の未来について考えている、社会問題に対する関心が高い、自分のキャリアについてよく考えている、勉強熱心、積極的に人と交流する、リーダーになりたいと思っている・・・・・・、こんな人を想像するのではないだろうか。
 ネット上で語られる「意識が高い人」はというと・・・・・・。もちろん、彼らはこれらのことをよく考え、取り組んでいたりする。
 しかし、だ。
 あまりにも前のめりに取り組んでいるがゆえに、時に滑稽に見え、痛いなと思ったり、ウザいなと感じたりする。気持ち悪いと思うことすらある。中には、表面的に取り繕っていることがバレバレな人もいる。
 自分のプロフィールを誇張する奴!
 芸能人でもないのに、かっこよすぎるプロフィール写真を撮る「自分大好き」な奴!
 名言(実は著名人の受け売り)を吐きまくる奴!
 やたらと人脈を作り、自慢する奴!
 勉強会、異業種交流会をやたらと開く奴!
 将来のビジョンについて、ムダに熱く語る奴!
 ビジネス書を読み漁り、その真似をしまくる奴!
 こんな輩が、あなたの周りにいないだろうか?
(中略)
 しかし、だ。
 小市民の一人に過ぎない我々一般人が、このような意識の高い言葉を連発しているのはおかしくないか、と疑問に思ってしまうのだ。
 あまりにも頑張る方向を間違えていたり、空回りしたり、表面的だと感じると、見ていて不安になってくる。時には、あからさまに人を利用したり、人に迷惑をかけたりする奴もいる。そのような人を目にすると、「まずは目の前の仕事をしろ」と言いたくなってしまう。
 そう、意識の高い人と言いつつ、実際は「意識の高い人(笑)Jくらいの残念な存在なのだ。
(本書より P3〜P5)



■「意識の高い学生」の出現

 皆さんは「意識の高い学生」と呼ばれる学生たちをご存じだろうか?
 これは「就活スラング」である。数年前から「ネットスラング」にもなりつつある。やたらと学生生活、特に就活に前のめりな学生のことを指す。ただ、実際にはやることがどこかズレていて滑稽な学生たちだ。だから、世間では「意識の高い学生(笑)」くらいに思われているのが実態である。
(中略)
 彼らは、SNSを通じて意識の高い行動をし、イベントなどを企画して盛り上げていく。一方で、それを揶揄する人たちも現れ始めた。この頃には「意識の高い学生bot」なるTwitterアカウントも登場した。意識の高い学生がしそうな言動を再現するものである。意識の高い言動をする人たち、それを揶揄する人たちの両方が現れ、妙な盛り上がりを見せていったのだった。
 こうして、「(揶揄的な意味での)意識の高い」という言葉が、学生やネット民を中心に認知されていったのである。「意識の高い学生(笑)」が可視化されたのだ。
(本書より P26〜P29)



■主人公は誰?

 自分は我慢している。
 なのに、好き放題やっている人を見るとイラッとする。
 自分は努力してコツコツやっている。
 なのに全然、がんばろうとしない人を見るとガッカリする。
 自分はそれを大切にしている。
 なのに、それをガサツに扱う人を見るとウンザリする。
 その感情は誰が作っているんでしょう?
 精神科医の水島広子さんからこんな風に教わりました。
 それは自分です。「自分は被害者だ」と認めているからと。
 そんなとき、自分の気持ちをよく観察してみるといいそうです。
(中略)
 なんで同じように我慢しないの?努力しないの?大切にしないの?
 そうやって相手を責めたり、疑うのは、自分の価値観を外に見つけようとしています。
 他人の行動を自分のモノサシではかることはできません。
 その人にはその人なりの事情や、理由や、価値観・・・・・・多彩なバックボーンがあるんです。私は私。
 目の前の現実は自分を映してくれる鏡の存在で、他人はそれを伝えてくれるメッセンジャー。
 そのような人にはなりたくない。
 すると・・・・・・他人に支配されている被害者から、人生を動かす主人公に変われますよね。
 “イラッと”をキッカケに、自分の価値観に気づきましょう。
 怒りの感情の根本には、自分にとっての宝物が埋まっています。それがなんなのかを教えてくれる相手は、ありがたい存在なんです。
(本書より P49〜P52)


本書では「意識の高い学生(笑)」の特徴を以下のように挙げている。


@やたらと学生団体を立ち上げようとする
Aやたらとプロフィールを「盛る」
Bすべては自己アピール 質問が長い!
Cソーシャルメディアで意識の高い発言を連発
D人脈をやたらと自慢、そして利用する
Eやたらと前のめりの学生生活を送る
F人を見下す



■これは、ブランディングなのか?

 私は自分自身がセルフブランディング狂想曲に巻き込まれ、それに踊らせつつ、やがてその迷走から足を洗い、人がセルフブランディングする様子を面白く傍観する日々を送るようになり、現在に至る。この「セルフブランディング」に対する私の最大の疑問は、その行為がそもそも「ブランディング」になっていないのではないかということである。むしろ、ブランドを壊すことになっているのではないかとさえ思う。
 私はセルフブランディング否定派として一部に認知されているようだが、実はそうではない。自分をブランド化することは普通に考えて、有益な行為である。信頼されるし、黙っていても仕事がくるし、
 ひょっとしたらファンも増える。いいことづくめである。その意味においては、むしろ肯定派である。
 ただ、ご覧の通り、日本で流行っているセルフブランディングは騙しに近い手法とも言え、最初のとっかかりにすぎない。継続的なファン作りにはならないのである。短期的に賛同者やファンを増やしても、中長期的には、むしろ敵を作るだけではないか。いや、実際、落としている人が多い。
 ブランディングと言うならば、ちゃんと創造し、認知された上で、維持、拡大していかなければならない。多くの場合は短期的に目立とうとしているだけだ。結局、本人のブランドはビジネスにおいては仕事そのものが、プライベートにおいては人柄そのものが影響する。単なる騙しの連続になってはダメなのである。
(本書より P82〜P83)



■ビジネス書を読んだらデキる人になれるのか?

 2012年の前半に話題になった本がある。『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない (マイナビ新書)』(漆原直行著、マイナビ新書)である。ここ10年くらいのビジネス書をメッタ切りにし、その共通パターンを見出だしている。「ビジネス書の元ネタは数冊」という指摘は秀逸である。さらには、ビジネス書とほどほどに付き合う方法まで伝授している。本質を突いているし、なんせよく調べているので、オススメの一冊だ。
 この本はタイトルがすべてを物語っているが、同じことが『日経ビジネスアソシエ』にもいえるのではないだろうか。アソシエ的自分磨きは楽しいが、ビジネス書とまったく同じで、そのスキルを使ってみる努力、自分の仕事に落とし込む工夫がなけれなまったく意味がない。気づけば「スキルアップ難民」「キャリアアップ難民」になり、しまいには疲れてしまう。香山リカ氏と勝間和代氏の論争はまさに、この自己啓発疲れが論点のひとつだった(〈勝間和代〉を目指さない」と書いたことから論争に発展した騒動)。
 まずは、そのスキルを自分の業務に使えるところから実践してみる。他は趣味だと割り切るくらいがちょうどいい。よく勝間和代批判の論点に「効率化がすべてではない」という話がある。すべてではないことに同意するが、意味のない無駄はなくした方が時間の余裕は増えるはずだ。だから、自分の仕事をより洗練させるための努力はするべきだ。
 ただし、仕事というのは、クライアントやパートナーがいて成り立っている。自分に期待されていること、自分が置かれている環境を理解せずにスキルアップに走っても意味がない。
(中略)
 『日経ビジネスアソシエ』が支持されたのには、雇用不安による危機意識、自分磨きの趣味化などの要因があげられるだろう。だが、これは手段と目的のズレという根本的な問題をはらんでいる。それはビジネス書と一緒である。
(本書より P162〜P164)



■「意識の高い人(笑)」から、「意識の高い人」へ

 この章を読んで、意外に思っている人もいるだろう。そう、別にこの本は意識が高い人を批判する本ではない。俗流若者論の本だという批判もあるだろう。ただ、私の想いとしてはそうではない。思わずいじりたくなる意識高い系の人たちというのも、絶対数はどうやらそれほど多くいるわけではなく、象徴的な行動だけが一人歩きしていることを伝えたかったのである。そして、彼らが不安と承認欲求から意識が高くならざるをえないことも。
(中略)
 中年になり、周囲を見渡すと、自分よりもっと若い人たちが、十数年前の自分のように、自分磨きに取り組んだり、世の中を変えたいと言い出したりする。普通なら「頼もしいな」と思わなければいけないのに、「またか」と辟易してしまう、悪い自分がいる。いや、これは悪い自分なのだろうか。私はただ、以前の自分のように、踊らされて、疲れることになる若者の身を案じているだけなのだ。気づけば、希望難民だらけじゃないか。
 お前ら、そろそろ大人になれよ。
 自分磨きは、ウソだ。その前に、まず目の前の仕事をしろ。
 人脈は、ウソだ。その前に、近くにいる家族や仲間、恋人を愛するのだ。
 ネットはウソだ。これだけでは世の中が変わらないことに気づけ。
 意識が中途半端に高くなったところで、自分も世の中も変わらない。
 自由な生き方?自由な働き方?
 あるわけねぇだろ、そんなもん。
 自由と不自由が地続きであることに、そろそろ気づけ。
 制約や理不尽が生む創造だってあるのだ。
 新しい生き方、働き方の模索は人類の義務である。ただ、まずは今を一生懸命生きないと、現実を直視しないと、明るい未来なんてものはないのだ。
(本書より P197〜P203)



【関連書籍】


「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)
1)本書の内容
 第1章 意識の高い学生たち
 第2章 セルフブランディングのバカヤロー
 第3章 意識が高すぎるソーシャルメディア
 第4章 自分磨きが止まらない!
 第5章 なぜ、意識は高くなるのか?

2)本書から学んだこと
 ・「意識高い系(笑)」は次のステージに上がるための準備をしている人である!


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2013年01月20日

「見えない壁」の存在に気づくことが性格を変えるキッカケになる(かも?)『がらっと』(山崎拓巳著)




「自分の性格が嫌になる!」「性格を変えたい!」
これは誰しもが思うことではなかろうか?
スタンフォードの自分を変える教室』のレビュー記事でも書いたが、私も「自分の性格を変えたい!」としょっちゅう思っている。

性格を”がらっと”変えたい!......誰しもが思う悩みをテーマとして書かれた本が山崎拓巳さんの著書『がらっと 自分の「性格」を思いのままに変える方法』である。

「そんな簡単に性格を変えることが出来るわけがない!」
ごもっともなご意見である。実は私も「性格をそんなに簡単に変えることはできない」と思っている。その要因を考えてみたとき、やはり自分の中にある”見えない壁”(心理的な壁)をなかなか超えることができないことに気づく。そう思うと「見えない壁に気づく」ことが性格を変えるための第一歩のような気がしてならない。

本書の冒頭に「性格を変えるための基本」と題して
 ・見えない壁に気づく
 ・”確固たるもの”を疑う

について書かれているのは、「見えない壁や思い込みに気づき、打ち破ることが性格を変えるための大きなポイントになる」という著者の意図がそこには見受けられる。

自身の過去を振り返ったとき、「うまくいったこと」「ダメだったこと」があるはずだ。そして、「うまくいったこと」は何度も繰り返し、「ダメだったこと」は行わないようにしようと避けてきたと思う。それは心理的にもごく自然なことであろう。だが、「ダメだったこと」を繰り返すことで、そこを立ち入らないようし、身の安全を確保するために“見えない壁”がつくられる。

よく「自分の殻を破る」というが、それは「殻を破ることで今までの自分と決別し、新しい自分に生まれ変わる」ことを指す。先に述べた「自分の性格に影響を与えていた“見えない壁”を壊す」と同義であろう。

「見えない壁を壊そう」と思うと意外に壊れないことが多い。しかし、人生を振り返ったとき、意外と「ちょっとした言葉」が気づきを与え、「見えない壁」を打ち破ってくれるキッカケとあることが多いのではなかろうか?その結果、行動が変わったという経験はなかろうか?本書では「性格を変えるための基本」のあとに続いて書かれている「56のヒント」が「気づきを与える言葉」として書かれている。

「56のヒント」は非常にわかりやすい言葉で書かれている。しかも簡単に実践しやすいものが多い。しかし、これで本当に性格が”がらっと”変わるかというと疑問がある。

そういう意味では本書を読んでも性格は”がらっと”は変わらないかもしれないが、
 1)「性格を変えるための基本」で”見えない壁”に気づき、”確固たるもの”を疑うことで糸口を見つけ、
 2)「56のヒント」で行動を変えるための示唆を得る

ことで、”見えない壁”を打ち破るキッカケになるかもしれない。そのキッカケを掴み、行動を積み重ねることが、いつか過去を振り返ったときに「性格が変わった」と気づくかもしれない。


【本書のポイント】

本書のポイント以下に掲載いたします。


■見えない壁に気づく

 私たちは過去の影響を常に受けています。
 思い出してみてください。誰でも今まで実際にやってみて、「うまくいったこと」「まあまあだったこと」「だめだったこと」・・・・・・などがあるはずです。
 そのうち、「うまくいったこと」はますますくり返そうとします。
 一方で、何度か同じ「ダメだったこと」を繰り返すと、もう二度とそこに立ち入らないように壁が作られます。
 そうやって、私はこのことに関して、だいたいこの程度だな。
 あの人たちほどすごくないけど、あの人たちみたいにひどくない。
 それはやりたいけど、これはやりたくない。
 私はそういうの好みだけど、こういうのは苦手。
 それはできると思うけど、これはできないと思う。
 それがいつもの私。
 そんな風に自分のテリトリーを限定することによって、私たちは自分の個性を表現しています。
 つまり、“見えない壁”が、あなたの性格を作っているわけです。
(中略)
 「イヤだな」と思った瞬間、そこに壁があるんです。
 そしてその壁の足下には、必ず“思い込み”があります。
 知らない間に誰かから刷り込まれた“思い込み”や、自分で刷り込んだ“思い込み”、これらが人生をつくっているんです。
 性格を変えたい。でも変わらない。
 それは「見えない壁に=メンタルブロック」があるから。

 まずは(そういう存在があるんだ)ということだけを頭の片隅に入れておいてください。
(本書より P13〜P17)



■“確固たるもの”を疑う

 思い込みは、あくまでも思い込み。
 正しいかもしれないし、間違っているかもしれない。しかし、思い込んでいるので疑うこともしない。それが普通です。
(中略)
 でもいったん「これは、こうに決まっている」「いつもあの人はそうだから」「昨日もそう言っていたので間違いない」と思ってしまうと、そのまま“確固たるもの”になっていってしまうんです。
 だから「ダメ」という言葉がよぎったら、すぐに疑ってみましょう。
 「今日は案外、違ったり・・・・・・」
 「そう言っていたけど、気持ちが変わっていたりして・・・・・・」
 「むいてなさそうだけど、やってみたら楽しかったり・・・・・・」
 「それって嫌い。だけど、行ってみたら違うかも・・・・・・」
 「こうに決まっている」を「本当にそうかな?」と疑ってみた瞬間、未来ががらっと変わる糸口が見つかります。
(本書より P19〜P22)



■主人公は誰?

 自分は我慢している。
 なのに、好き放題やっている人を見るとイラッとする。
 自分は努力してコツコツやっている。
 なのに全然、がんばろうとしない人を見るとガッカリする。
 自分はそれを大切にしている。
 なのに、それをガサツに扱う人を見るとウンザリする。
 その感情は誰が作っているんでしょう?
 精神科医の水島広子さんからこんな風に教わりました。
 それは自分です。「自分は被害者だ」と認めているからと。
 そんなとき、自分の気持ちをよく観察してみるといいそうです。
(中略)
 なんで同じように我慢しないの?努力しないの?大切にしないの?
 そうやって相手を責めたり、疑うのは、自分の価値観を外に見つけようとしています。
 他人の行動を自分のモノサシではかることはできません。
 その人にはその人なりの事情や、理由や、価値観・・・・・・多彩なバックボーンがあるんです。私は私。
 目の前の現実は自分を映してくれる鏡の存在で、他人はそれを伝えてくれるメッセンジャー。
 そのような人にはなりたくない。
 すると・・・・・・他人に支配されている被害者から、人生を動かす主人公に変われますよね。
 “イラッと”をキッカケに、自分の価値観に気づきましょう。
 怒りの感情の根本には、自分にとっての宝物が埋まっています。それがなんなのかを教えてくれる相手は、ありがたい存在なんです。
(本書より P49〜P52)



■本当にすごい人

 “人は自分に与える影響以上に、他人に影響を与えることができない”
 その言葉を友だちから聞いて、シビレタ〜。
 自分はなんにも変わろうとしないのに、「そうじゃなくてこうして!」とまわりの人たちに要求する。そういう“エラい人”はいませんか?
 私自身もまわりの人たちに「こうしてほしい」「こうなってほしい」と自分の価値観を押しつけていたときがありました。
 でも全然うまくいかなかった。いくら正解を伝えたところで、事態はいっこうに良くならないんです。
 どういうことかというと・・・・・・
 人の欲求には、「こうしたい!」というプラスの行動と「これは避けたい・・・・・・」というマイナスの行動の2種類ありますが、助言者から「マイナスの行動」を要求され続けていると、その人の価値観で生きるようになっていきます。すると知らず知らず、心の奥底にある深層意識が、助言者のことを恨みはじめるんです。(“憧れの人”というのも実は危険で、崇拝することでその人の価値観で生きてしまい、やっぱり深層意識が、その人のことを恨みはじめるようです。)
(中略)
 「他人を変えよう!」と思ったら、まずは自分から行動を変えること。そうすれば他人に影響を与える人になっていく・・・・・・というわけなんですね。
(本書より P144〜P146)



■大事なお知らせ

 私たちの感情は、私たちを守ってくれます。
 感情は私たちを振り回すものではなく、「行動を変えなさい」というメッセージを送ってくれているんです。
 たとえば今、なにか熱いものに触ると「アツッ!」ってなります。
 そしたらもう触らないようにしようってなります。これはからだの感覚。
 体験により、自分を守る行動を覚えるわけですが、感情っていうものは、心について同じことをやるのです。
(中略)
 感情はメッセージを運んでくれる郵便屋さんです。
 不安も、怒りも、がっかりも、誰にでもある。それが人間です。
 だから「あんまり感情を出さないようにしよう」として、感情を無視しているとそのうちメッセージを受け取れなくなってしまいます。
 メッセージを受け取ったら、行動を変えて、その感情に感謝してリリースしましょう。
 もう問題が片付いているにもかかわらず、もっと不安はないか?もっと怒るべきことはないか?みたいな状態になっていることもあります。
 人って案外、マイナスの感情をそのままひきずるのが気持ちよかったりするんですよね。でもそのパワーを利用している 行動すると、やることが雑になりがち。
 メッセージを受け取ったら、あとは必要ないのでそれでおしまい。
 郵便屋さん、ありがとうございました!(笑)
(本書より P181〜P183)



【関連書籍】



がらっと 自分の「性格」を思いのままに変える方法

1)本書の内容
 
 ・人にわかりやすく説明できますか?
 ・人から意見を求められたとき、新しいアイデアを提案できますか?
 ・からだを動かすことは好きですか?
 ・価値観の合わない人と、うまく付き合えますか?
 ・困難にぶつかったとき、すぐ解決に向かえますか?
 ・怒っている人に対応できますか?
 ・できない人に、イライラせず教えてあげられますか?
 ・お金に対してポジティブな感情を持てますか?
 ・知らないこと、わからないことを人に聞けますか?
 ・チャンスがめぐってきたとき、素直に受け入れられますか?
 他

2)本書から学んだこと
 ・”見えない壁”に気づくことは”壁”を打ち破るための知る第一歩!
 ・”確固たるもの”を疑うことで、今まで気づかない自分に気づくキッカケを得る!
 ・「ひらめき」を信じて行動を続けることで性格が変わる(かも?)



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2013年01月11日

【マインドマップ付き】意志力を強化するには、まず「自己の観察」から!『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著)



世のほとんどの人は「自分を変えたい!」と思っているのではなかろうか?実は私もその一人である。

自分の欠点はいろいろと気になるものだ。例えば、「ムダ遣いをやめよう!」と思って、お金の使い道を手帳につけて、チェックする。だが、そのチェックが続かない....三日坊主で終わってしまい、結局、元の自分に終わってしまう....そのとき、「なんて自分は意志が弱い人間なんだ!」と嘆く自分がいる!

とまあ、自分の過去の経験をまず書いてみたが、このような「意志の弱さを嘆く経験」を多くの方はお持ちではなかろうか?

そんな方にお薦めなのがスタンフォードの自分を変える教室である。本書は心理学、経済学、神経科学、医学の最新の見解と豊富な実験結果をもとに、「意志力−注意力や感情や欲望をコントロールする能力−」について、そして自己コントロールを強化するための「自己観察」と「戦略」が書かれている。

特に着目すべきは、「自分を観察し、自分で戦略を探し出す」ことに重きを置いて書かれている点である。本書のIntroductionにはその理由が書かれているが、面白いので紹介したい。

 私は科学者になるための教育を受けましたが、その中で最初に学んだことのひとつは、理論がいくら優れていようと事実(データ)に勝るものではないということでした。
 ですから、みなさんもどうぞ本書を読みながら実験を行ってください。自己コントロールに対する科学的なアプローチは、なにも研究室のなかだけで行なうべきものではありません。みなさんは生活のなかで自分を研究対象にすることができるのであり−ぜひともそうしていただきたいのです。
 本書を読み進めながらも、私の言葉をうのみにはしないでください。まず、私がポイントを説明しそれに対する根拠を述べますので、みなさんはそれを生活の中で試してみてください。そのような実験の結果を見ながら、自分にはどのような方法が適しており、どれが効果的なのかを発見してください
(中略)
 この本を読み終えるころには、あなたは自分自身の問題を以前よりも深く見抜けるようになり、自己コントロールのための新たな方法を見いだしているでしょう。
(本書より P22〜P25)


 それにしても「私の言葉をうのみにしないでください」と言い切ったのには驚いた。科学者は大抵、自説にはプライドを持って主張するものだが....「理論がいくら優れていようと事実(データ)に勝るものではない」と述べているように、著者の姿勢は、あくまで「実験重視」なのである。それゆえ、「まず、私がポイントを説明しそれに対する根拠を述べますので、みなさんはそれを生活の中で試してみてください。そのような実験の結果を見ながら、自分にはどのような方法が適しており、どれが効果的なのかを発見してください」と述べているのであろう。

とはいいながらも、本書で説明しているポイントも、なかなか興味深いものがある。特に冒頭で述べた「意志の弱さを嘆く経験」については鋭い指摘だと思った。

本書によると、「変わろうとする決心と挫折の繰り返し」を「いつわりの希望シンドローム」というそうである。「変わるんだという期待感だけは思う存分味わって、そのあとの大変なことから逃げてしまえば、ずっとラクだし楽しい」(本書より P228)ので、「決心することを楽しんでいるだけ」の状態だそうだ!この文章を、そして「「決心するだけ」を楽しんでいませんか?」(本書より P229)という問いかけを読み、私はドキっとした。私のようにドキっとする方も、恐らく多くいるのではなかろうか?

著者が説明したポイントをもとに自分の観察のための問いかけが「マイクロスコープ」、そして、その問いかけに対して自分なりの答えを見つけるために行う実験が「意志力の実験」である。本書は10週間のプログラムで「マイクロスコープ」と「意志力の実験」を通じて「自己コントロールを強化するための戦略を発見する」ことを目的として書かれている。その説明も分かりやすいし、面白い!

繰り返し行うことで「最適な自己コントロール法」が発見できると同時に「今まで気が付かなかった自分」も発見できるかもしれない?そんな期待を抱かせる内容の本である。


【本書のポイント】

本書のポイント以下に掲載いたします。


■やる力、やらない力、望む力

 「やる力」と「やらない力」は、自己コントロールのふたつの側面を表していますが、意志力はそのふたつだけでは成り立ちません。ノーと言うべきときにノーと言い、イエスと言うべきときにイエスと言うためには、もうひとつの力、すなわち、自分がほんとうに望んでいることを思い出す力が必要なのです。
 「だけど、私はほんとうに欲しいのはあのブラウニー(3杯めのマティーニ、1日の休暇)なのに!」という、あなたの声が聞こえてきそうです。でも、誘惑に目がくらみそうになったり、物事を先延ばしにしたくなったりしたら、あなたがほんとうに望んでいるのは、スキニージーンズをはけるようになること、昇進すること、クレジットローン地獄から抜け出すこと、離婚(もしくは刑務所入り)を避けることだと、思い出さなければなりません。
 そうでなけれな、誘惑を目の前にしながら、どうやって踏みとどまれるでしょうか?このように自制心を発揮するには、肝心なときに自分にとって大事なモチベーションを思い出す必要があります。これが「望む力」です。
 意志力とはつまり、この「やる力」「やらない力」「望む力」という3つの力を駆使して目標を達成する(そしてトラブルを回避する)力のことです。これから見ていくように、私たち人類は幸運にも、こうした能力を備えた脳を授かることができました。実際、この3つの力―「やる力」「やらない力」「望む力」―こそが、人間とは何かを定義するものとさえ言えるかもしれません。
(本書より P30〜P31)



■意志力の保有量にはさまざまな要素が影響する

 意志力の保有量には、さまざまな要素が影響します。
食べるもの(植物ベースの加工されていない食品がよいでしょう。ジャンクフードはダメです)から住むところ(空気が悪いと心拍変動が低下します)まで、さまざまです。あなたの心やストレスを与えるものは何であれ、自己コントロールの生理機能を妨げ、ひいては意志力を損ないます。
 不安、怒り、憂うつ、孤独なども、すべて心拍変動の低下や自己コントロールの弱さと関連しています。また、慢性の痛みや病気も、体や脳の意志力の保有量を減らしてしまう原因になるでしょう。
 しかし、体と心を自制心を発揮できる状態にもっていくための方法もたくさんあります。第1章で学んだ「瞑想」は脳を鍛えるだけでなく、心拍変動も上昇させます。
 その他、ストレスを減らして健康を保つためにすることは何であれ、あなたの意志力の体内保有量を増やすのに役立ちます。「エクササイズを行なう」「睡眠をたっぷりとる」「体によい食事をする」「友人や家族とかけがえのない時間をすごす」「信仰やスピリチュアル関係の集まりに参加する」などです。
(本書より P74〜P75)



■ほんとうの報酬とまやかしの報酬を見分ける

 報酬を期待したところで喜びを得られるとはかぎらず、かといって、報酬もまったく期待しなくなれば喜びも感じにくくなります。報酬への期待が高すぎれば誘惑に負けてしまいますが、報酬を期待する気持ちがなければ、やる気も起きません。
 このジレンマに対しては、かんたんな答えはありません。人生に興味をもって取り組んでいくためには、報酬への期待が欠かせないのは明らかです。運さえよければ、報酬システムはずっとそのために働くでしょう―これで、害になることさえなければありがたいのですが。
 私たちの暮らしはテクノロジーで彩られ、広告であふれ、24時間絶えず何かを求め続けながらも、満たされることのない日々を送っています。そんな私たちが、もしいくらかでも自制心を手にしたいと思うなら、人生に意義を与えてくれるようなほんとうの報酬と、分別をなくして依存症になってしまうようなまやかしの報酬とを、きちんと区別しなければなりません。そのような区別をできるようになることが、私たちにできる最善のことなのです。
 これは必ずしもかんたんなことではありませんが、脳のなかで起きていることを理解すれば、少しは容易になるでしょう。オールズとミルナーのラットが必至にレバーを押し続ける姿を思い描くことができれば、たとえ誘惑にかられても、脳がつく大きなウソにだまされない分別をもてるのではないでしょうか。
(本書より P198〜P199)



■「いつわりの希望シンドローム」が起こす快楽

 ポリヴィとハーマンはこの(※変わろうとする決心と挫折の)繰り返しを「いつわりの希望シンドローム」と名づけました。これは「自分を変える戦略」としてはうまくいきません。これは「気晴らしの戦略」であって、このふたつは同じものではないからです。とにかくつかのまでも希望を感じたいというなら悪い手ではないのかもしれませんが。
 変化をもたらす過程で最もラクで気分がいいのは、変わろうという決心するときです。そのあとは苦しいことが続きます。自制心を発揮して、やりたいことを我慢し、やりたくないことをやらねばなりません。実際に自分を変える努力をしているときの気持ちは、うれしさを感じるかという点からすれば、自分は変わるんだと想像するときのわくわく感とは比べものになりません。
 となると、変わるんだという期待感だけは思う存分味わって、そのあとの大変なことから逃げてしまえば、ずっとラクだし楽しいのです。
 ですから、多くの人は自分を変えるための目標に向かってねばり強く努力を続けるよりも、「かんたんに目標をあきらめてはまた決心する」ということを繰り返してしまいます。あざやかに変身した自分の姿を想像すれば最高の気分に酔えるので、なかなかやめられないのです。
 自分を変えるために必要なモチベーションは、かえって目標を妨げるような非現実的な楽観主義とは異なるものです。私たちは、自分はきっと変われると信じていなければなりません。そういう希望をもたなければ、ただ現状に甘んじるしかないからです。けれども、自分の行動を変えるためでなく、とにかく落ち込んだ気分を明るくしたいために、変わるんだという期待をいたずらにいだくような、そんなありがちなワナにはまることは避けなければなりません。
さもないと、私たちは意志力をふりしぼっているつもりが、こんどこそ報酬が手に入るとしんじてレバーを押し続けるラットのごとき存在になってしまうでしょう。
(本書より P228〜P229)
※は私が追記



■自分自身をじっと見つめる

 自己コントロールを強化するための秘訣があるとすれば、科学が示しているのはただひとつ、注意を向けることができる力です。
 言い訳をして物事を先延ばしにしたり、よいことをしたのをいいことに自分を甘やかそうとしているのに気づくこと。
 報酬の予感は必ずしも報酬をもたらすとは限らない、そして将来の自分はスーパーヒーローでもなければ赤の他人でもないと認識すること。
 身の周りのどんなものが−販売戦略からソーシャルプルーフまで−自分の行動に影響を与えているかを見極めること。
 いっそ分別など捨てて誘惑に負けてしまいたいようなときに、ぐっと踏みとどまって自分のなかの欲求を静かに見つめること。
 そして、自分がほんとうに望んでいることを忘れず、どうすれば心からうれしく思えるかをわきまえていることでもあります。
 このような自己認識は、自分が困難なことや最も大事なことを行うときにつねに力を貸してくれます。それこそ、意志力とは何たるかを最もよく表しているでしょう。
(本書より P337〜P338)



※2013-01-19追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
スタンフォードの自分を変える教室.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
スタンフォードの自分を変える教室.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】



スタンフォードの自分を変える教室

1)本書の内容
 
 Introduction 「人生を変える教室」へようこそ
 第1章 やる力、やらない力、望む力
 第2章 意志力の本能
 第3章 疲れていると抵抗できない
 第4章 罪のライセンス
 第5章 脳が大きなウソをつく
 第6章 もうやけくそだ
 第7章 将来を売りとばす
 第8章 感染した!
 第9章 この章は読まないで
 第10章 おわりに

2)本書から学んだこと
 ・意志力には「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力がある!
 ・意志力とは自分自身を守るために発達した生物的な本能である!
 ・「観察」と「実験」の繰り返しで、自分に最適な「自己コントロール法」が見つかる(かも?)



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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