自己啓発: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年03月26日

シンプルだが生きる力を与えてくれるアドラーの言葉!『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起こる100の言葉』(小倉広著)



ベストセラーとなっている『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎/古賀史健著)で一躍有名になったアルフレッド・アドラーの名前。アドラーは『人を動かす 新装版』の著者であるデール・カーネギーや『7つの習慣-成功には原則があった!』の著者であるフランクリン・R・コヴィーにも影響を与えた人物として知られ、「自己啓発の父」と呼ばれている。本書アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉は、著者の小倉広さん自身の体験を交えながら、アドラーや高弟ルドルフ・ドライカーズの言葉を解説している本である。

嫌われる勇気』との比較を自分なりの解釈でまとめると、
「『嫌われる勇気』では、青年と哲人との対話を通じて、アドラーの理論を体系的に、しかし読者が理解しやすい形で書かれている」
のに対し、
「『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』は、”超訳”という手法を用いることで、アドラーの言葉や思想を日常生活に取り入れやすい形で書かれている」
という違いがあるものと思っている。

そのためか、本書に書かれている言葉はどれもシンプルだ。読む人にとっては「そんなの当たり前じゃない!」と思うかもしれない。しかし、シンプルな言葉ゆえに核心を突く!

私が本書を読んで一番印象に残った言葉が以下の言葉である。

6.人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」になっても「解決」にはならないだろう。
(本書より)


上記の言葉を簡単に言うと、「過去を変えることは出来ない。しかし、未来はこれからつくることが出来る」と言っている。自己啓発書を読んだことがある方なら誰しも一度は聞いたことがあるフレーズであろう。

シンプルではあるが核心を突く。それがアドラーの言葉なのだ。著者の小倉さんは以下のように述べている。

本書の言葉はどれもシンプルで明快です。であるがゆえに「あたりまえ」に聞こえるかもしれません。しかし、その「あたりまえ」こそが真実であり、答えなのです。
(本書「まえがき」より)


そんな「シンプル」で「あたりまえ」のアドラーの言葉を左側に書かれた小倉さんの文章をあわせて読むことで、今まで見えなかったものが見えてくる、そして、これらの言葉は我々に生きる力を与えてくれる。そんな言葉に綴られた本である。


【本書のポイント】

■すべてあなたが決めたこと

1.人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生はきわめてシンプルである。

6.人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」になっても「解決」にはならないだろう。

8.健全な人は、相手を変えようとせず自分がかわる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。


■そのままの自分を認めよ

11.あなたが劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然なのだ、

12.劣等感を抱くこと自体は不健全ではない。劣等感をどう扱うかが問われているのだ。

19.できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ。


■性格は今この瞬間に変えられる

30.ライフスタイル(=性格)とは、人生の設計図であり、人生という舞台の脚本である。ライフスタイルが変われば、人生はガラリと変わるだろう。

37.「怒りっぽい性格の人」など存在しない。「怒りという感情をしょっちゅう使う人」なのだ。生まれ変わる必要はない。感情の使い方を変えればいいだけなのだ。


■あらゆる悩みは対人関係に行き着く

39.すべての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人さえも、実は他人の目を気にしているのだ。

41.悩みをゼロにするには、宇宙でたった一人きりになるしかない。

42.人生には3つの課題がある。1つ目は「仕事の課題」2つ目は「交友の課題」3つ目は「愛の課題」である。そして後の方になるほど解決は難しくなる。


■幸せになる唯一の方法は他者への貢献

66.自分だけでなく、仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く、相手に与えること。幸福になる唯一の道である。

69.自分のことはかり考えていないだろうか?奪う人、支配する人、逃げる人、これらの人は幸せになることができないだろう。

77.「信用」するのではなく「信頼」するのだ。「信頼」とは裏付けも担保もなく相手を信じること。裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。

80.理不尽な上司や学校の先生に、むりやり認めてもらう必要はない。市場価値の高い人間になればよい。より大きな共同体で考えればいいのだ。


■困難を克服する勇気を持て

81.「勇気」とは困難を克服する活力のことだ。勇気のない人が困難に出合うと、人生のダークサイドへと落ちてしまうだろう。

83.他人の評価に左右されてはならない。ありのまま自分を受けとめ、不完全さを認める勇気を持つことだ。

89.大切なのは「共感」することだ。「共感」とは、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じることである。


■他人の課題を背負ってはいけない

99.それが「あなたの課題」ならば、たとえ親に反対されても従う必要はない。自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ。

100.陰口を言われても、嫌われても、あなたが気にすることはない。「相手があなたをどう感じるか」は相手の課題なのだから。


【関連書籍】



アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

1)本書の内容
 
 すべてあなたが決めたこと―自己決定性について
 そのままの自分を認めよ―劣等感について
 感情には隠された目的がある―感情について
 性格は今この瞬間に変えられる―ライフスタイルについて
 あらゆる悩みは対人関係に行き着く―ライフタスクについて
 家族こそが世界である―家族構成について
 叱ってはいけない、ほめてもいけない―教育について
 幸せになる唯一の方法は他者への貢献―共同体感覚について
 困難を克服する勇気を持て―勇気について
 他人の課題を背負ってはいけない―課題の分離について

2)本書から学んだこと
 ・あらゆる悩みは対人関係に行き着く!
 ・幸せになる唯一の方法は他者への貢献!
 ・人生はきわめてシンプルである!



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2014年02月23日

「成功する人」はどのようなタイプか?『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント著)



「GIVE & TAKE」という言葉を聞くと、「相手に利益を与え、自分も相手から利益を得る」という意味を連想する。今回紹介する本書GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代も、当初、タイトルを見たときは、「相手に与えることで、自分も相手から利益を得ることができる。だからどんどん相手に与えよう」ということを勧める本だと想像した。しかし本書はそのような本でなく、組織心理学の研究者である著者が「成功する人はどのようなタイプの人か?」を示した本である。

本書は人間を3つのタイプに分けている。

 ・ギバー:人に惜しみなく与える人
 ・テイカー:真っ先に自分の利益を優先させる人
 ・マッチャー:損得のバランスを考える人


この3つのタイプのタイプのうち、最も成功しやすいタイプは「ギバー」であると本書は主張する。そして、「成功しているギバー」の「人脈づくり、協力、人に対する評価、影響力」についてどのような行動を取っているかを解説している。

 まずはじめに、なぜギバーがもっとも成功するのか、その理由について説明したいと思う。
 ギバーは「お人好しで、他人にいいように使われる人」と思われがちだが、実は意外にも成功者が多い。(中略)
 そうはいっても、成功できないエンジニアや販売員がいることも忘れるわけにはいかない。人に利用され、うだつの上がらない人も確かにいる。では、いったい何がお人好しと成功者を分けるのだろうか。それは、生まれついた才能や素質というより、その戦略や選択に関係している。どうしてトップまで登りつめるギバーがいるのか、それを説明していくのが、彼らについてよくいわれている二つのこと−思いやりがあって、利他的である−が、実は必ずしもそうではないことがわかるだろう。
 そして三つ目に、ギバー特有の成功法を明らかにしていこうと思う。もちろん、ギバーも、テイカーも、マッチャーも成功することは可能だし、現に成功してもいる。しかしギバーが成功するときは、ギバー特有の現象が起こるのだ−その成功がまわりの人びとに波及していくのである。
 テイカ―が勝つ場合には、たいていほかの誰かが負ける。調査によれば、成功したテイカ―は妬まれやすく、何とかしてその鼻をへし折ってやろうと周囲から思われるという。それとは対照的に、ホーニックのようなギバーが勝つと、みんなやんやと声援を送り、雛うすることなどない。その成功が、周囲の人びとの成功を増幅させるからだ。
 ギバーは成功するから勝ちを得るだけでなく、価値も生み出す。それがテイカ―やマッチャーと違っているのだ。
(本書より P35〜P37)


本書に登場するギバーのうち、もっとも有名人はエイブラハム・リンカーンであろう。言わずと知れた第16代アメリカ大統領である。一見「お人好し」に見える彼が、第16代アメリカ大統領に就任したのは興味深い事例だ。

しかし、上記の引用にも述べられているように、「成功するギバー」と「燃え尽きるギバー」がいるのも事実である。それを分けるものはなにか?そのキーワードは「まとめて与える」「周囲からサポートを受ける」である。

 他者志向のギバーがサポートネットワークを築いて、助けが必要なときに頼ることができる。これが、まとめて与えるとともに、他者志向のギバーが自己犠牲をしているギバーよりも燃え尽きにくい理由なのである。
(本書より P280)


監訳者である楠木建一橋大学大学院教授が「世の”凡百のビジネス書”とは一線を画す一冊!」と言っている通り、本書は小手先のテクニックではなく原理原則が書かれた本だ。「ゆるくつながる」社会において”他者貢献”がキーワードとなりそうな中、本書の内容はこれからの時代において有益な本と言えそうだ。


【本書のポイント】

■ギバー/テイカ―/マッチャー

 「テイカ―」は常に、与えるより多くを受けとろうとする。ギブ・アンド・テイクの関係を自分の有利のようにもっていき、相手の必要性よりも自分の利益を優先する。テイカ―にとって、世の中は食うか食われるかの熾烈な競争社会だ。だから成功するには、人より上にいかなければならないと思っている。能力を証明するために自分を売り込み、また、費やした努力は必ず認められるようにする。たいていのテイカ―は冷酷でもなければ非常でもない。ただ用心深く、自己防衛的なだけである。自分の身は自分で守らねばならないと考えているからだ。
(中略)
 テイカ―が自分を中心に考えるのに対し、ギバーは他人を中心に考え、相手が何を求めているかに注意を払う。テイカ―なら、得られる利益が損失を上回る場合にかぎり、相手の有利になるように協力する。一方ギバーなら、いつ何時も、損失より「相手」の利益のほうが上回るように手を差し伸べるのだ。いいかえれば、自分が払う犠牲はあまり気にせず、見返りをいっさい期待することなく相手を助けるということである。仕事においてギバーである人は、自分の時間、エネルギー、知識、スキル、有益な人脈を惜しみなく分かち合おうとするだろう。
(中略)
 しかし、いざ職場となると、ギブ・アンド・テイクはもっと複雑なものになる。仕事においては、ギバーかテイカ―かにはっきりと分かれることはほとんどなく、たいていの人が第三のタイプになる。それが、与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする「マッチャー」だ。マッチャーは常に”公平”という観点にもとづいて行動する。だから人を助けるときは、見返りを求めることで自己防衛する。マッチャーは相手の出方に合わせて、助けたりしっぺ返しをしたりしながら、ギブとテイクを五分五分に保つのである。
(本書より P27〜P29)


■「他者志向」になる

 テイカ―が「利己的」で、成功できないギバーが「自己防衛的」なら、成功するギバーは「他者志向的」といっていいだろう。
 自分を犠牲にして与えていれば、すぐにボロボロになっていまうだろう。「他者志向」になるということは、受け取るよりも多くを与えても、けっして自分の利益は失わず、それを指針に、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めることなのである。
 他者への関心に自己への関心がかなり結び付けば、ギバーは燃え尽きたりやけどしたりすることが少なくなり、成功しやすくなる。
(本書より P254〜P255)


■「与える人」は”その一歩先”を見る

 ギバーの頭の中では、成功の定義そのものがちょっと変わっている。
 テイカ―が成功を、人を出し抜いて優れた成果を達成することだと考えるのに対し、マッチャーは成功を、個人の行政きと他人の業績を公正に釣り合わせることだと考える。
 一方、ギバーは成功を、他人にプラスの影響をもたらす個人的なものだと考えるのだ。
 この成功の定義は、働く人の雇用スタイル、評価、報酬、昇進のやり方を根本から変えてしまう。個々の従業員の生産性だけでなく、この生産性が周囲の人びとに与える影響にも注意を払わなければならないということだ。成功のイメージが、「個人の業績+他人への貢献度」で成り立つとすれば、職場でもギバーになる人が増えるかもしれない。テイカ―もマッチャーも、個人と共同体両方の利益を高めるため、他者を思いやるをえないだろう。
(本書より P381)


【関連書籍】



GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

1)本書の内容
 
 PART1 あなたは、まだ「ギブ&テイク」で人生を決めているのか
 PART2 「名刺ファイル」と「フェイスブック」を見直せ
 PART3 チームの総力を活かせる人
 PART4 荒野で“ダイヤモンド”を見つける法
 PART5 「パワーレス」の時代がはじまった
 PART6 「与える人」が気をつけなければならないこと
 PART7 気づかいが報われる人、人に利用されるだけの人
 PART8 人を動かし、夢をかなえる「ギブの輪」
 PART9 「成功への道」を切り拓く人たち―あとに続くのは誰だ

2)本書から学んだこと
 ・ギバーがもっとも成功するタイプである!
 ・「自己犠牲」のギバーではなく「他者志向」のギバーになる!
 ・「与える人」は”その一歩先”を見る!



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2014年01月29日

書くことを通じて自分と対話ながら前に進む!『寝る前10分 人生を変える ココロノート』(河合薫著)



「5年後に必要とされる人材であることに、自信がありますか?」と聞かれ、どれだけの方が胸を張って「自信がある!」と答えられるであろうか?

本書寝る前10分 人生を変える ココロノートは、この問いかけから始まる。著者の河合薫さんは600名近くの方とのインタビューを通じて感じたことは「30代や40代の人たちが、喘いでいる」ということだ。多くの方が喘いでいる....そんな中で、振り切って新たな光に向かって歩き始める人も著者はたくさんみてきた。そのキッカケは”語る”ということ。”語る”ことで自分のことを振り返りながら整理することで光が見えたのである。本書のテーマは、「”語る”を”書く”に変えて自分と向きあい、潜在意識の奥にある”光”を見出し、一歩踏み出すキッカケをつくること」にある。

「書くこと」の効果については多くの本にて語られているが、ここでは赤羽雄二さんの著書『ゼロ秒思考』を紹介したい。

 メモに書くことで、もやもやした思い、懸案事項、考えも整理される。頭がすっきりする。もやっとした思いを言葉に直し、手書きし、目で確認することで、メモが外部メモリになる。そうすると、驚くほど頭の働きがよくなる。そう、人間の頭はそれほどキャパがあるわけではないので、何かに気を取られるとうまく動かないのだ。
 頭がうまく動くようになるだけではなく、なんとなく考えていたこと、なんとなくできていたこと、すなわち「暗黙知」がはっきりと形になる。つまり「形式知」化する。そうか、こうやって自分はやっていたのか、ということを初めて認識する。
(赤羽雄二著『ゼロ秒思考』 P65より)


書くことによって、潜在意識にあった「もやもや」が「はっきりとした形」に見えることができる。本書に書かれているワークは「過去の、そして、なりたい自分との対話」を意識した内容となっている。

そんな「書くことを通じて自分と対話を行う」ことをテーマとした本書の中で、私が特に印象に残った個所がある。それは「未来記憶」に関する記述である。

「未来記憶」と書いて、「なんのこっちゃ?」と思う方も多いであろう。「未来記憶」という概念は、スウェーデンの生物学者であるデービッド・イングバール博士が明らかにした概念である。

「人間の脳には絶えず未来を予知する力があり、人間は本能的に未来への行動計画を想像し、作り上げ、それは前頭葉に記憶されていく。その未来への記憶に合致する行動を意味あるモノとして受け止め、積極的に取り組んだり、努力する。未来と現在の間を行き来しながら、自分の行動を最適化する」
(本書より P19)


心の奥底に作られた「未来への行動計画」。しかし、心の奥底にある意識というものは光を感じているものの、揺らぎ、ぼんやりとした状態のままだ。だが、書くことによって「心の奥底にあるぼんやりとしたもの」が「明確な輪郭」が見えたとき、「自分の価値観」というものに気づく。

最後に本書の文章を読んで感じたことを書きたい。本書の文章を読むと、著者が「一寸先は闇かもしれないが、自分の価値観に気づき、光に向かって進むための助けとなりたい」と願っていることを文脈から感じるのだ。以下の文のように。

 不安の反対は安心ではなく、前に進むことです。前を向いて歩けば、進化した「自分」になれる。
 不安がないと人は変わらないし、不安があるから人は動ける。不安がないと、将来を見通すことすらできない・・・・・・。
 その最初の一歩を踏み出す勇気を、この本を読み終えたときに持てると信じて・・・・・・。
(本書より P2〜P3)



【本書のポイント】

■誰にとっても一寸先は闇

 あなたは「5年後に必要とされる人材である」ことに、自信がありますか?
 この質問にいったいいかほどの人たちが、 「あるある!私は大丈夫!5年後だろうと、10年後だろうと、どんな状況になっても大丈夫」と、胸を張って答えることができるでしょうか。
(中略)
 ホワイトカラー、ゼネラリスト、大企業、部長職、正社員。かつては存在した安定の拠り所が賞味期限を迎えています。企業の寿命と自分のサラリーマン人生の寿命の、どちらかが先に終わるかさえもわからない混沌とした世の中です。
 冷静に社内を見渡せば、ラインを外れた50代には仕事がない。早期退職という名のリストラに遭う可能性は非常に高い。たとえ雇用延長できたとしても、「え?そんな仕事をやらされてしまうのか?」とショックを受けるような"自分"にはなりたくない。
 グローバル化という名の名の下で、それまで中流層が手がけていた仕事は低コストで雇えるアジアなどの外国人の市場になりました。労働のダンピングは日々加速し、自社の得意とする事業分野に経営資源を集中的に投下する戦略、「選択と集中」が横行し、いつなんどき自分の部署がなくなるかもわかりません。
 今の時代は、誰にとっても、一寸先は闇ー。
 それは"できる人だけ"というよりも、"必要とされている人だけ"しか生き残れない時代が到来していることを意味します。
(本書より P15〜P18)


■「未来の記憶」を作る

 この本は"あなたのココロ"をノートに書き出すことで、「5年後の未来」を記憶することを目的にしています。
 「未来の記憶」なんて、意味がわからないと思うかもしれませんが、あなたが必要とされる人材になるためには、未来の記憶を作ることが肝心です。
(中略)
 5年後に必要な人材になるには、会社や社会が押しつける「キャリア」ではなく、自分の意志で描く「キャリア」を作らなくてはなりません。
 「どんな働き方をしたいのか?」、「どんな生き方をしたいのか?」。何度でも自問する。そこで得た答えが、"光"です。光を見つけるのは決して難しい作業ではありません。自分の心と対話すればいい。たったそれだけです。
 「5年後に必要とされる人材になる」ためには、自分の生き方を、大切なものを見極めることが必要です。そして自分を信じ、一歩踏み出す勇気を持つ。それは、納得できる人生を作り上げることでもあります。
 その未来の光を、ココロノートに記憶するのです。
(本書より P18〜P21)


■ライティングメソッドの効用

 この「書く」という行為が、古くから認知行動療法などに用いられたライティングメソッドと似ていると知ったのは、大学院でストレス研究を始めてからでした。ライティングメソッドは心理療法の一つで、自分の気持ちを言葉にして書き出すことで、人間前向きな力を引き出す方法です。
 書くことには、カタルシス効果があるため、「書く」だけですっきりします。また、自分について書くには、自己を客観的に見るまなざしが必要となるため、本当の自分の気持ちや状態を知ることができます。気持ちが言葉に変換されると、自分が言いたかったこと、すなわち「自分の言い分」がきちんと整理されます。
 さらに、書いたものを何度でも読み返すと、思考回路が刺激を受け、それまで見えていなかったことが見えてくる。そんないくつもの効果が、「書く」という行為には存在するのです。
(中略)
ココロノートは、あなたの潜在意識を言葉に換えるノートです。心の中にあるものを吐き出し、自分と対話し、前に進むエネルギーを引き出してください。
(本書より P53〜P54)


■あきらめたくない

 バブルが崩壊して以降、私たちはいろいろなことを、あきらめなければならなくなりました。それまで当然だったことが当然でなくなり、当たり前だったことが当たり前ではなくなりました。
 そして、これから先も、あきらめなければならないことは増えていくかもしれません。
 私が社会人になった頃、今のような時代がくるとは、これっぽっちも想像していませんでした。キラキラ光り輝く未来が待っている。そう信じていました。
 しかしながら、時代は変わり、そんな未来はこないことがわかりました。その一方で、あの時代には気付かなかったころに、価値を見いだすようにもなりました。
 働き方、キャリア意識も変わりました。いや、変わりつつある、といったほうが正確かもしれません。あるいは、その変化を無意識に否定している自分が心の底にいる。
 だから不安なのです。取り巻く環境と、自分の気持ちと、その気持ちの奥に潜む潜在意識が、あべこべなのです。
 おまけに、社会が未知の時代に突入したことで、自分の力ではどうすることもできない、予期せぬ雨に降られて、途方にくれるような事態に遭遇するかもしれないという不安もある。
 その不安から逃れるために、思考停止に陥っているように思います。
 だからこそ、自分の心と向き合い、自分の足で立つ努力が必要なのです。
(本書より P151〜P152)


【関連書籍】





寝る前10分 人生を変える ココロノート: 5年後、必要とされる人材になる!

1)本書の内容
 
 プロローグ 5年後、必要とされていますか?
 レクチャー1 ココロノートとは。 
 レクチャー2 自分史を作る  
 レクチャー3 サクセスストーリーを作る
 レクチャー4 マイ・キャリアを作る
 エピローグ

2)本書から学んだこと
 ・不安があるからこそ人は変われる!
 ・書くことを通じて自己との対話を行う!
 ・未来の光をココロノートに記憶する!



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