電力問題 (2): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年03月30日

電力問題!今後数年間は”総力戦”が必要!?

菅首相の姿を見ない日々が続き、枝野官房長官が”エダって”いる中、原発事故の影響は深刻な状況となっております。

また、”夏の電力問題”がいろいろなメディアが、この問題を取り上げております。本日のNHKの”ニュースウォッチ9”でも取り上げられておりました。、

私も
東日本巨大地震に思うこと 改めて最前線で頑張っている方に敬意を表したい!しかし電力の本当の問題はこれから!(2011年3月21日)
”インターネットの歴史”と”スマートグリッド”参考に今後の発電のあり方を考えてみる!(2011年3月23日)
で、電力問題を取り上げました。


この問題を整理してみると
 ・原発事故により、東京電力圏内では深刻な電力不足に陥っている
 ・頼みの東北電力も地震の影響を受け、東京電力に電力を融通できる状況ではない
 ・西日本の電力会社は周波数が違い、周波数変換機が3機しかないため、100万キロワットが限界
 ・ピークを迎える夏場は東京電力圏内では1000万キロワット程の電力不足が見込まれる

という内容です。

特に「夏場の電力不足をどう乗り切るか?」が急務であり、今、案として出ているのが
 ・東京23区内も含めた計画停電
 ・使用制限
 ・サマータイム制の導入
 ・生産拠点を可能な限り西日本に移す

など。

”ニュースウォッチ9”でも言っておりましたが、オール電化住宅やエアコンの増加など、家庭での電力使用量が増えているため、家庭での節電もポイントになるものと思います。

ただ、これらの報道を見て気になったのが「この夏」という言い方をしていたこと。この問題は今年の夏だけでなく、今年の冬、そして、今後数年は続くものと思っております。

これだけの電力不足になってしまうと、新たな電力をどう確保するか?というのがポイントとなりますが、発電所を建てるにせよ、西日本と東日本との変換所を建てるにせよ、1年では済む問題ではありません。

一番手っ取り早そうなのが企業がそれぞれ自家発電を設置し、それを東京電力に売るという案ですが、どのくらい確保できるのか分かりません。従って、電力の確保ができるまで、数年間はこの状態が続くことになります。

こうなると、”ニュースウォッチ9”に出演していた大学院教授の言葉ではありませんが、総力戦で乗り切るしかないと思います。


東日本に住んでいる我々にとって暑い中で仕事をするのは大変ですが、昨日の44歳のカズのゴールに励まされた方は多いと思います。

がんばろう!日本!


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タグ:電力問題
posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電力問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月24日

”インターネットの歴史”と”スマートグリッド”を参考に今後の発電のあり方を考えてみる!

先日書いた『東日本巨大地震に思うこと 改めて最前線で頑張っている方に敬意を表したい!しかし電力の本当の問題はこれから!』という記事で、「これから夏場にかけて電力需要が高まる時期にどのような対策を打つべきか?」という問題提起をしましたが、3月23日の日経新聞などでこの問題が大きく取り上げられていました。

電力の「総量規制」「使用制限」案が浮上、東電管内 夏の電力需要期に
参照元:2011年3月23日 MSN産経ニュース

記事の内容は
「夏までに4500万キロワットの供給を確保するが、夏場のピーク時には6000万キロワットに達するため、1500万キロワットの電力不足が予想される。計画停電だけでは間に合わず、”総量規制”や”使用制限”の適用を検討している」
というものです。

”総量規制”は、「事業主が事業所ごとに割り当てられた使用量を超えないように電気を使う」というものです。ただし、その管理は事業主に任せられており、”自主規制”の内容となっております。

一方、”使用制限”は「政府が利用者が使える電気の限度量を定め、強制的に利用を絞る措置」です。これは電気事業法27条に基づき実施するもので、違反者には100万円以下の罰金を科す強制力をもった措置です。この”使用制限”は第一次オイルショックの昭和49年に実施されました。

しかも、この状況は今年のみならず、発電所が再開される、または新たな電源が確保されるまでの間、今後数年は続くものと予想されます。


今回の福島第一原子力発電所の事故で我々に投げかけた問題は、「一箇所の発電所が事故等で使用できなくなったとき、我々の生活を脅かす大きな脅威になる」ということです。

これを教訓に今後の発電所のあり方や電気の確保はどうすればよいのか?を素人なりに考えてみました。


キーワードは”分散化”と”ネットワーク”です。
そして、”インタネットの歴史”と”グリッドコンピューティング”の考え方が参考になると思います。

インターネットは元々はARPA(アメリカ国防総省高等研究計画局)が構築したARPANETが起源となります。そのきっかけは、1961年にアメリカのユタ州でテロにより3ヶ所の電話中継基地が破壊された事件です。この事件により軍用回線も一時的に完全停止しました。このため、「集中した場合、一箇所が破壊されると全く役に立たなくなる」ということを教訓として、新しい”分散ネットワーク”の構築を指向するようになりました。

コンピュータの世界にも”グリッドコンピューティング”という考え方があります。
”グリッドコンピューティング”とは「広域のネットワーク上にあるコンピュータを結びつけ、ひとつのコンピュータシステムとしてサービスを提供する仕組み」です。

実際、電気においても”スマートグリッド”という考え方があります。
スマートグリッドについてはこちらをご参照ください。

これからの発電のあり方として平時においても学校、広域施設など、避難所となる施設に対して太陽光発電などの発電施設を自前で持ち、緊急時はもちろん、平時においてもある程度はその電力で運営する。そして、スマートグリッドの考え方を用いてコンピュータで発電状況を監視し、電力会社は電力を供給できないか?ものです。

病院などの施設は非常時においても自家発電施設を持っていました。とはいえ、今まで用いられてきた自家発電はディーゼル発電によるもの。しかも緊急避難的な意味合いが強く、しかも今回のようにディーゼル燃料が運ぶことが困難な状況になると長期間を凌ぐのが難しいです。このため、”平時でも自らの発電施設で運営できる仕組みを自ら作る”といった発想の転換が必要と思います。

自ら発電施設をもって運営しているものとして有名なのは六本木ヒルズです。六本木ヒルズは地下に都市ガスを利用した発電施設を持っております。今後は、地域の核となる施設が六本木ヒルズのように自らが発電施設を持つという発想が必要ではないかということです。そして、それぞれが発電した電気を電力会社に売り、各家庭に配分するという考え方です。

実際、六本木ヒルズを運営する森ビルは今回の大震災を受け、東京電力に電力を供給し始めました。

東京電力に六本木ヒルズ発電設備の電力を提供
参照元:2011年3月17日 森ビル ニュースリリース

また、トヨタ、ホンダなどの大企業は、自前の発電施設を持っていない既存の工場に対しても、平時でも自前の発電で運営できるような仕組みにどんどん変えていくでしょう。また、既存のビルについても、太陽光発電施設などを備え付け、ある程度は自前で発電をできるようにする。電力会社は監視して、余剰分を買い取り、各家庭に配分する。

もちろん、自治体や企業によっては単独で行うのは難しいと思うので、それに対して国が補助をする必要があります。


今後の電力政策を考える上で、”分散化”と”ネットワーク”の考え方を取り入れ、検討していただくことはできないか?ということで書いてみました。


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電力問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

東日本巨大地震に思うこと 改めて最前線で頑張っている方に敬意を表したい!しかし電力の本当の問題はこれから!

先週の1週間は多くの方にとっても精神的なストレスがかかる日常ではなかったではないでしょうか?

私も土日は仕事の関係で休日出勤をしておりましたが、本日は休息をとっております。
昨日、一昨日は疲れのためか、家に帰ってからすぐに寝ました。21時に寝たので、普段の生活からは考えられないことです。普段以上に疲れが溜まっていたのでしょう。

しかし、計画停電が行われている状況下であってもそれなりの生活を送れている私がこういう状況なってしまうとなると、被災に遭われた方の状況は本当に大変なんだと改めて感じてしまいます。そんな中、震災被害の救助や、原発事故の収束に向けて最前線で働いている方に対して、本当に頭が下がる思いです。


特に、原発事故の収束に向け、対応している方には本当に頭が下がります。

まだ、予断は許さないものの、配電盤に電気が届く状況になったこと、そして、東京消防庁のハイパーレスキュー隊や自衛隊の活動により、使用済み核燃料格納プールへの放水で一定の効果をあげていることがニュースで伝えられています。

特に通電作業を行った方、そして放水活動を行った方、そしてテレビではあまり報道されていないですが、「一人8秒、人力で弁を開けて原子炉に溜まったガスの開放に携わった」方などは「被爆するかもしれない」という危険の中、決死の覚悟で作業に当たられたと思います。こうした方々の活動のおかげで、原発事故も予断は許さない状況ではあるものの、小康状態が保たれているものと考えております。本当に頭が下がる思いです。

また、三陸沖の海岸地域では、道路も海岸も壊れてしまい、孤立した町や村がたくさんあります。そんな中で物資を運べるのは輸送艦や特殊ヘリなどを持っている自衛隊のみという状況です。救助活動に当たっている方々には本当に頭が下がる思いですが、もうひとがんばりしていただきたいと思います。


しかし、電力に関する本当に問題なのはこれからだと思います。

今回の原発事故で電力不足は周知の事実です。新潟県中越地震で柏崎原発が事故となったとき、東北電力からの電力供給で、何とか危機を回避できました。しかし、今回は、その東北電力も地震の被害で電力供給がままならない状況です。

電力融通に限界 周波数「明治の分断」ツケ 九電など
記事参照元:西日本新聞 2011年3月15日

ご承知の方も多いと思いますが、東日本と西日本では富士川などを境にして、東日本は50Hz、西日本は60Hzと周波数が違います。これは、明治時代に東京電灯はドイツから、大阪電灯はアメリカから技術供与を受けたために、このようになってしまいました。周波数が違うため、西日本の電力を東日本で使うためには周波数の変換が必要となります。しかし、変換機は静岡県・長野県にある3基のみ。
この記事では、電力不足が1000万キロワットと言われる中、100万キロワットしか変換能力がないと指摘しております。

これから夏場にかけて電力需要が高まる時期にどのような対策を打つべきか?
これが、電力問題に対する大きな課題になっていくはずです。

案として一つ考えられるのは「電力需要の平準化のために、夜に移せるものは移すこと」です。
当たり前のことですが、会社の勤務、工場での生産など、経済活動は昼間に集中しております。このため、電力需要は当然のことながら、昼間から夕方にかけてピークがきます。工場の生産など、経済活動で夜に移すことができるものは夜に移し、この昼間のピークの波をなるべく低く抑え、一定の水準に抑えるということができると期待できます。ただし、この案は当事者にとっては精神的負担を強いるものになります。

震災の諸問題が山積しているため現在はそれどころではないのかもしれませんが、電力の問題については、ある一定の時期に問題点の開示や我々に対する協力の呼びかけ、そしてきちんとした対策を政府と電力会社は考え、とっていく必要があると考えます。


(追伸)
本の紹介、書評ブログなのですが、今回の地震で書きたい記事があったため、このような記事を書いております。いずれ、本来の趣旨である、本の紹介、書評ブログに少しずつ戻していきたいと思います。


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 12:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電力問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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