自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!『"美しい瞬間"を生きる』(向田麻衣著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年08月03日

自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!『"美しい瞬間"を生きる』(向田麻衣著)



久しぶりに心が洗われるような心地になった本を読んだ。
その本は美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)!向田麻衣さんの初となる著書だ!

向田麻衣さんといえば、ネパール発のコスメブランドであるLalitpurを創業した起業家として知られている。経歴だけを見ると、恐らく、”別次元の人”と考えるかもしれない。

だが、本書に語られているのは向田麻衣さんが思う「仕事」、「日常の生活」、「家族」、そして「愛」と「自由」といった自分の思いを素直に表した言葉だ。その言葉には、苦闘しながらも前に進んでいこうとする女性の素直な気持ちが表現されている。想像ではあるが、起業家である前に一人の女性であること、そして、年代的にも役割的にも転機に差し掛かる時期に差し掛かる同じ年代の女性と想いを共有したいという気持ちから、このようなエッセイ形式で表したのだと思う。その著者の気持ちが、以下の文章に表れている。

 私はこっそりとこの本に込めた思いがあります。恋も仕事も家族も、大切なものはぜんぶ大切だと言いたい!ということです。そして、いつ終わるかわからない人生なのだから、美しいものにたくさん出会い、誰かを思い切り愛して、おいしいものを食べて、大好きな人たちと力を合わせて仕事をし、いい音楽を聴いて、歌って、踊って、うっとりするような映画を観て、好きな作家の本を読み、気持ちのいい場所で暮らして、悔いなく生きよう、というものでした。
 日本の若い女の子たちがもっと自由に、自分のままで、世界で羽ばたいていってもらえたらと思います。そしてこの本が、ちょっとでもみんなの背中を押すことができたらこれ以上嬉しいことはありません。
(本書より P166〜P167)


本書のメッセージをひと言で表すならば、「自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!」(P123)だと思う。この言葉は、著者自身が苦しい状況のときに、自分を解放してくれた言葉でもある。それゆえに、「自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!」という本書のメッセージが読者の気持ちを楽にすることができ、背中を押すことができればと著者は願っているように思える。

また、本書の中で向田麻衣さんが撮影した写真がふんだんに使われているが、この写真が文章とマッチしており、より文章をイメージしやすくさせてくれる。そして、文章と写真がより気持ちを解放的にさせてくれる。これは担当編集者である徳さんの編集の素晴らしさだと思う。

最後に、本書を読み終えたとき、私は何とも言い難い心地良い気持ちになった。著者が等身大で語りかける言葉の中に含まれる著者自身の素直な気持ちが響くからこそ、気持ちを解放的にさせてくれるのだろうと思う。本書を読んでそのような気持ちになった瞬間は、私にとって”美しい瞬間”と言える。


【本書で印象に残ったメッセージ】

■本当は気づいているはず

 みんな本当は気づいているはず。
 突然生まれて、なぜ生きているかなんてわからないはずで、そんな中、教育を受けて、お金をたくさん持って、安定した仕事や家庭を持てば「幸せ」だなんて嘘だって。
 何が本当の「幸せ」か定義できず、臆病になって当たり障りのないことをやっても仕方がないと、私は思う。
 正しいことが何かはわからない。でも、私がこれだけは確かだと言い切れることは、みんな生きている間に、”美しい瞬間”を体験したいと思っているということ。
 その経験は、ほんの一瞬の出来事だったとしても、その人の人生にその後もきっと長く寄り添って、暗闇に落ちそうになったときに支えてくれるんじゃないかなと思っている。
 美しい瞬間もいろいろで、丁寧につくられた空間に身を沈めることかもしれないし、大勢の人と何かひとつのことを成し遂げる瞬間かもしれないし、旅に出て、新しい空気を吸って、もっとちがう太陽の光をたくさん浴びることだったり、もしかしたら恋をすることかもしれない。
 私がいろんな国でやっているように、お化粧をしてあげて、その人が自分を前よりもちょっと好きになって、誰か大切な人と一緒に時間を過ごすことも、美しい瞬間のひとつだと思う。
 効果測定が可能であることとか、論理的であることは大事だと思う。でも本当は、そんなものがいらないくらい、切実なことがしたい。
 少なくとも私は、人が、「ああ、生まれてきてよかった」「人生は生きるに値する」と感じる一瞬をつくりたい。
 ”貧しく恵まれない”と言われる国に、夢みたいな瞬間を。
 もしかしたら、タブーを犯すような、非常に個人的で、でも普遍的なこと。
 美しいものに触れるということ。
 (本書より P39〜P41)


■もっとずっと遠くまで

 あなたが。急に大人っぽくなったり、積み上げてきたことが実り、今にも羽ばたきそうになったときに、周りが、突然手のひらを返したように冷たくなったと感じることがあるかもしれない。小さな、意味のない小言を言う人が現れたりするかもしれない。
 それは周りの人たちがあなたが、とおくに行くことを恐れてとる行動だ。気にしなくていい。そんなときあなたは何の罪悪感も感じることなく、会う人を変えていい。アドバイスを他の人に求めていい。今のあなたの新しい挑戦を心から応援してくれる人の中に飛び込んでいっていい。
 あなたが羽ばたくことで、彼らは自分が何も挑戦していなかったことを突きつけられる。それが怖くて、彼らはあなたを自分の近くまで引き止めようとする。そんな手は振り払っていい。どんなに「あなたのためなのだ」と言っていても、あなたが窮屈だと感じるのであれば、「ありがとう。でもいらない」と言って、手を振り払っていい。
 あなたは、もっとずっと遠くまで行ける。
 もしあなたが、今いる場所に息苦しさを感じているのであれば、外に出ていい。今私たちに見えているものは、世界のほんの一部だ。女であること、年齢、国籍、セクシャリティなど、そういうものにとらわれず、フェアに勝負できる場所はいくらだってある。今いる場所が苦しくても、不安に感じることはないよ。あなたはいくらでも、あなたの個性や感性をそのまま受け入れ歓迎してくれる場所や人に出会うことができる。今、たまたま近くにいる人、環境、価値観で、自分を測らなくていい。
 あなたがもしも、すべてを引き受けて、立ち上がるとしたら、その時点で最高。
(本書より P118〜P119)


■harvest

 たくさんの人に支えられていることはわかっている。
 それでも、インドからの帰りのフライトで、これから先も、ずっと、ひとりで、このつらく厳しい出来事や現実を見て、乗り越えていかなければいけないのかと思ったら、アイマスクをしたまま涙が溢れてきた。
 去年一年間は違和感のあることをひとつずつ、明らかにして、手放してゆく時期だった。
 ものすごくつらかたし、自分の過ちを認めることも苦しかった。
 今もその作業は続いている。
 去年の今ごろにいただいた仕事が長期に延びて、そのあたりから飛行機に乗るたびに息苦しくなったり、動悸が激しくなることが増えた。
 去年から今年の初めあたりまでは海外出張が怖かった。
 今は自分なりの対処法をいくつか試しながら、だましだまし飛行機に乗っている。
 周りの人から強い人だと言われて、そして、その度に泣きたい気持ちになる。
 本当は苦しかった。
 その日々の中に見つけられる、微かな光を集めて話しているだけ。
 今は、種をまかずに、刈り取ることはできないんだぁと実感している。
 刈り取るタイミングが近づいていることも感じる。
(本書より P137)


【関連書籍】





美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

1)本書の内容
 出会いとはじまり
 世界と日常
 愛と自由

2)本書から学んだこと
 ・みんな生きている間に、"美しい瞬間"を体験したいと思っている!
 ・自分に自由を許そう!自分に幸せになることを許そう!
 ・大切なものはぜんぶ大切!


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 17:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | U25 SURVIVAL MANUAL SERIES | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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