糖分の摂り過ぎを止め、脳を働かせる持続力のあるエネルギー補給を試みよう!『成功する人は缶コーヒーを飲まない』(姫野友美著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年07月01日

糖分の摂り過ぎを止め、脳を働かせる持続力のあるエネルギー補給を試みよう!『成功する人は缶コーヒーを飲まない』(姫野友美著)



私はかつては缶コーヒーばかり飲んでいた。1日5〜6本を飲むというほどの無類の缶コーヒー好きであった。朝、通勤時に駅に向かう途中の自動販売機で1本、仕事の合間に1本というように......しかし、そんな私も今はほどんど缶コーヒーを飲んでいない。缶コーヒーを飲むことを止めた契機となったのが、体調を崩したことで日頃の生活を見直したこと、そして、日頃感じていた体調の不調による原因らしきものが、本書成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣に書かれていたことだ。

そもそも私が朝起きてから、または昼休み空けに缶コーヒーを飲んでいた理由は「眠気覚まし」「頭をスッキリさせる」ということを目的にしていたからだ。ご承知のように缶コーヒーにはカフェインが含まれている。カフェインには眠気を覚ましたり、集中力をアップさせる働きがある。確かに缶コーヒーを飲んだ後には一瞬は頭がスッキリする。しかし、その効果には持続性がない。逆に今度は「眠気」や「集中力低下」、「考えがまとまらない」という状態に襲われる......さらに頭をスッキリさせたいと思い、また缶コーヒーを一本買う!という繰り返しになる。こうして缶コーヒーを1日に5〜6本を飲む生活を毎日のように続けてきた。しかし、実は本書を読む契機となったのが、缶コーヒーを1日に5〜6本を飲むことが悪循環であるということに気づき、「そう言えば、缶コーヒーの影響について書かれたビジネス書が出ていたな」と思い起したからだ。

本書には以下のように書かれている。

 ビジネスマンは缶コーヒーが大好きである。出勤途中に駅で飲み、仕事中はデスクのパソコンの横に置き、会議中や残業時の眠気覚ましにまた缶コーヒーを買う。
 私がいちばん気になるのが、朝食抜きで出勤して朝ごはんがわりに缶コーヒーを飲み、「さあ、やるぞ!」と気合を入れたつもりになっている人たちだ。飲めば「気分転換になる」「元気が出た気がする」「頭がすっきりする」と思いこんで、自動販売機やコンビニに向かうようだが、その元気は長続きしただろうか?
 コーヒーを飲んでいるにもかかわらず、しかもまだ午前中だというのに、頭はぼんやりするという不思議な経験をしていないだろうか?
 そんなときまた缶コーヒーがほしくなったり、甘いお菓子を食べたくなったりしてデスクでソワソワしているとしたら要注意だ。コーヒーに含まれるカフェインには交換神経を刺激する覚醒作用があるため、眠気を覚ましたり、倦怠感を取り除き集中力をアップさせたりする働きがある。しかし缶コーヒーではその効果は持続性がなく、一瞬で終わってしまう。それはなぜか。理由は”砂糖”が多く含まれているからだ。
(中略)
 実は砂糖こそ、眠気を誘う犯人だ。そのメカニズムを説明しよう。
 砂糖は体に吸収されやすい糖質のため、血糖値が一気に上がる。急速に血糖値が上がると、体はそれを下げるために膵臓からインスリンというホルモンを出すが、今度は血糖値が下がりすぎてしまう。本来血糖値はゆっくり上がってゆっくり下がるようになっているが、缶コーヒーに含まれる砂糖によって一気に上がって一気に下がるという、不安極まりない状態に陥ってしまう。
 実は血糖値が下がるということは、脳にエネルギー源のひとつであるブドウ糖が供給されないということを示している。この血糖値が下がるときこそ、吸い込まれるような眠気に襲われる瞬間だ。眠気、だるさ、集中力の低下を回避するために缶コーヒーを飲んだはずなのに、一瞬だけ元気になるがその後かえって強い眠気がやってくるという、理不尽極まりない目に遭ってしまうのだ。
(本書より P12〜P13)


これを読んだとき、「まさに私の状態」と思った。と同時に、「砂糖が影響を及ぼしていたのか?」と感じた。缶コーヒーには角砂糖約3個分の砂糖が含まれている。しかし、先の文章に書かれているように、また、自分自身の体験からしても「疲れた時に甘いものがよい」とは限らない。むしろ、砂糖のように吸収されやすい糖分の影響により血糖値が乱高下しやすい状況を招き、結果、集中力を削ぎ、眠気を引き起こすという悪循環を招いている。

では、どうすればよいかと言うと、本書の提案は「タンパク質」の摂取である。

脳の神経伝達物質であるノルアドレナリンの合成にはタンパク質が必要とされる。エネルギー源となるタンパク質の摂取により、脳が活性化され、より良い発想が生まれやすくなるというのが本書の主張だ。
タンパク質が含まれる食材は、「タマゴ」「豆腐」「チーズ」「納豆」「肉」「牛乳」「魚」「ナッツ」など!それゆえに、朝食には「ゆで卵」、間食には甘いお菓子よりも「チーズ」や「ナッツ」が良いとのこと。とくに「ナッツ」は集中力を高める働きを行うビタミンB群を多く含んでいるため、仕事で頭が疲れたときにつまむには良いそうだ。

ちなみに私の場合は、缶コーヒーをはじめとした砂糖の入った食べ物を止め、朝食に納豆を、そして小腹がすいたときにはナッツを摂るなど、積極的にタンパク質を摂るように食生活を変えてみた。それに加えて適度な運動を心がけるようにした。そうしたところ、「疲れやすい」、「眠気に襲われ、昼休みに仮眠を取らないともたない」といった状態が解消されてきた。自分の体験だけで結論づけるのも早計かもしれないが、糖分の摂り過ぎで発生していると思われる症状は解消されつつある。

本書には
・「糖分」の過剰摂取を防ぐためのコンビニ弁当やお酒の選び方
・脳を働かせる持続力のあるエネルギー補給の方法
などについても書かれているので、眠気やだるさに困っている人は一度試してみる価値があるのではないかと思う。


【本書のポイント】

■食べていても栄養不足の現代人

 飽食の時代といわれているが、必要な栄養素を十分に摂ってていいる人は、どれほどいるだろうか。大部分の人は、栄養失調は起こしていないとしても、栄養バランスは失調しているといえるだろう。つまり、現代人は「新型栄養失調症」なのだ。
 その原因は繰り返し述べている糖質の取り過ぎがある。糖質を多く摂っていると低血糖症や内臓脂肪の蓄積を招いてしまうが、そのほかにもさまざまな栄養不足に陥り、それがベースになっている不調がたくさんある。
 たとえば寝起きが悪い、食欲低下、集中力が続かない、頭の回転が鈍い、イライラする、疲れがとれない・・・・・。これらの不調はすべて栄養不足から起きる代表的なものである。その原因は脳の栄養不足=エネルギー不足だ。脳のエネルギー源は食べ物に含まれる栄養素にほかならない。これらの栄養素が脳に十分あれば、元気にバリバリ仕事をこなせるし、何かのトラブルがあっても柔軟に対応できる。そして疲れても翌日には回復できる。しかしこれらの栄養素がひとつでも足りなければ、不調となって表れることになる。
 また栄養不足による不調は心だけでなく、体にも表れる。下痢や便秘、肌荒れや抜け毛、頭痛、肩こり、腰痛などが起きて「ちょっと無理が続いたせいかな」と感じているのなら、体の代謝を司る脳の働きがエネルギー不足でスムーズに機能していない証拠といえよう。
(本書より P42〜P43)


■肉を食べれば頭の回転が速くなる

 脳にいちばん必要な栄養素は、タンパク質である。脳の乾燥重量の40%はタンパク質でできており、神経伝達物質の信号が活発に行き来している。つまりタンパク質から神経伝達物質を十分に作り、それを放出させることができれば、情報のやりとりがひんぱんに行なわれるため、脳が活性化してアイデアがたくさん浮かぶようになる。
 思考力アップに加えて、思いついたアイデアを膨らませたり、他の情報とつなぎ合わせたりする柔軟性もビジネスでは求められる。またトラブルなどが起きてプランを変更せざるをえないとき、「こっちがだめならあっち」と速やかに対応できる機転も必要だ。
 その応用力とは、神経伝達物質を伝える神経のネットワークを増やすことにある。神経を伸ばすためには神経栄養因子が必要であり、その原料もタンパク質なのだ。脳にとっていかにタンパク質が重要か、おわかりいただけると思う。
(中略)
 一方、栄養不足の木は、タンパク質よりも糖質ばかり食べているので神経伝達物質を十分に作れず、ネットワークはスカスカの状態になっている。タンパク質が足りなければ、頭はスムーズに働かない。
 頭の回転が速い男になりたいのなら、タンパク質をしっかり摂ること。脳の栄養素を整えれば、できるビジネスマンも夢ではない。
 ちなみに脳に刺激を与えるときは、タンパク質を食べた上で行うと効果が出やすいはずだ。情報という刺激が繰り返し入ればさらに神経栄養因子が伸びて、脳内のネットワークが縦横無尽に広がっていく。
(本書より P52〜P53)


■ストレスに克つ「3つのメイク」

 病気の原因がストレスにあれば、「ストレスを減らしましょう」「リラックスを心がけて」「運動で気分転換を」「ゆっくり休息をとりましょう」とアドバイスされることだろう。かつては私もそう指導してきたし、間違った方法ではない。
 しかし休めば回復すると思っているのに、いくら眠ってもだるさや疲労感がぬけない、気分転換をしたいのにこれまで楽しいと思っていたことが楽しめない・・・・・・。このような状態に陥っているときはあまり効果がない。ストレスを乗り越えるために必要な心身のエネルギーバランスがマイナスに傾いているからだ。くわしく説明すると、元気に体を動かす「ボディの強さ」、頭を働かせる「メンタルの柔らかさ」、そして心身のバッテリーが切れないようにする「エネルギータンクの充実」の3つのいずれか、またはふたつ以上がマイナスバランスになっている。
 マイナスをプラスにするには何をすればいいのか。その答えこそ、食事から摂る栄養にある。
 ボディは口から入った食べものの栄養素から構成されている。メンタルは心ともいうが、その場所は心臓にはない。心とは脳にあり、自分が考えたり感じたりしたことは脳が指令をだしてコントロールしている。その指令とは神経伝達物質が情報をやりとりすることで出され、これも栄養素が原料となる。そして体を動かしたり、考えたりするために必要なエネルギー産生も、栄養素がなければきちんと行なわれない。このようにすべて栄養素が基本であり、何を食べるかで決まるのだ。
(中略)
 これはけっして難しいことではない。集中力が続かないときはタンパク質、ストレスが強いときはビタミンCというふうに、ルールにのっとればいいだけだ。わからないときは第1章の最後にあるチェックテストを参考に、自分に足りない栄養素を推測して補ってみよう。できれば栄養療法を行っているクリニックで血液検査を受けて足りない栄養素は何かを調べ、自分の今の状態に合わせた摂り方を指導してもらうとムダがない。足りない栄養素を食事やサプリメントでしっかり摂っていけば、ストレスに負けないボディメイク、メンタルメイク、エネルギーメイクの3本柱が整えられるはずだ。
(本書より P158〜P159)


【ちょっと気になる!?】

■「D-クイック」 薬剤師が独自の視点で作ったオリジナル・サプリメント



実は、私が糖分デトックスを始めたのは、ある薬剤師さんと知り合いになったのがキッカケでした。その薬剤師さんは栄養療法に詳しく、私の体調の不良が「ホルモンバランスの乱れ」によるものと指摘。以来、私はその薬剤師さんが開発したサプリメントが「D-クイック」を愛用して飲んでいます。

 このサプリメントには、
  ・たんぱく質
  ・ビタミンB1
  ・ナイアシン(ビタミンB3)
  ・ビタミンC
  ・亜鉛
  ・鉄
  ・セレン
といった、本書『成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣』にも紹介されている必要な栄養素がまんべんなく配合されております。たんぱく質やビタミンB群などの栄養素を食事から摂るのが理想ではありますが、膨大な量の食事をしないといけないため現実的にはなかなか難しい。また、体に溜まった糖質も代謝する必要がある....そこで私は、「糖質代謝」と「1日に必要な栄養書の補充」を目的として「D-クイック」を飲み始めました。すると、変化が.....1日5〜6本とあれほど飲んでいた缶コーヒーを飲んでも「旨い」と思うどころか、むしろ糖分が利きすぎて、「甘くて飲めない」と感じるようになりました。ナイアシンによる糖質代謝の効果かもしれません。また、飲み始めてから2週間ほど経つと、日頃から感じていた「倦怠感」や、昼間でも襲われる「眠気」が起こらなくなりました。身体が本来持っている良い状態に回復しているのを感じております。※あくまでも、個人の感想です。

ナイアシン(ビタミンB3)には、脂質・糖分を分解して、神経を安定させる働きがあります。日頃、「職場でのイライラがとまらない」「不安や倦怠感に襲われる」といった自律神経の乱れを感じている場合、ナイアシン(ビタミンB3)を含んだサプリメント「D-クイック」を試してみてください。

なお、その薬剤師さんが「D-クイック」の開発に取り組んだ経緯が以下のブログ記事に書かれております。こちらの記事も合わせて読んでみてください。

●デトックスについて【Part3】〜薬剤師の私が栄養療法に取り組んだきっかけ
http://bit.ly/1mPf0gx


【関連書籍】



成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣 (講談社プラスアルファ新書)

1)本書の内容
 第1章 なぜ、あの社員は職場で居眠りばかりするのか?
 第2章 トップセールスマンにはなぜ「肉食系男子」が多いのか?
 第3章 デキる男は女性上司の扱いもうまい!?
 第4章 仕事ストレスに負けない心と体づくり

2)本書から学んだこと
 ・糖分の摂り過ぎは、「眠気」「だるさ」「集中力の低下」をかえって招く!
 ・砂糖の依存症は麻薬と同じ!
 ・食べ方ひとつで人生が変わる?


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タグ:健康
posted by まなたけ(@manatake_o) at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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