お金はその人を映す鏡である!『富者の遺言』(泉正人著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年04月19日

お金はその人を映す鏡である!『富者の遺言』(泉正人著)



※献本ありがとうございます

本書富者の遺言は、事業の失敗で借金3000万円を背負って生きている後藤英資と、ジョーカーというなぞの老人とのやり取りを通じてお金に関して知っておきたい大事なこと、そしてお金以上に大事なことを物語形式で伝えている本である。

ジョーカーの言葉にはお金に関する大切が言葉が綴られている。以下の言葉は、本書でジョーカーが語ったお金に関する要点である。

・お金で間違いを冒すのは、タイミングと選択を間違えるから
・お金というのは、その人にとって扱える上限と下限がある(最適な温度がある)
・お金を取り扱う能力は、扱う経験を増やすことでしか上がらない
・お金は人を移す鏡
・お金は信用が姿を変えたもの

(本書より P63)


特に印象に残る言葉は「お金はその人を映す鏡なんだよ」(本書より P52)という言葉である。著者は、この言葉こそお金の本質を表していると述べている。お金をどのように使うのか?自己投資?遊行?次のビジネス?キャッシュが底をつくまで使い果たすのか?それとも余力を残しながらキャッシュを使うのか?「お金はその人を映す鏡なんだよ」という言葉には、お金の使い方にその人の考え方や行動が表れる。そして、お金の使い方を見ると、その人が信用たる人間かどうかが分かるというものだ。先の言葉に関連して著者が伝えたいことは、次のジョーカーの言葉に端的に表れている。

 お金は人を幸せにもするが、人を不幸にもする。凶器のように感じることだってある。お金そのものには色はないが、人はそれに色をつけようとする
(本書より P52)


その一方で、本書を通じて著者が一貫して伝えたいことが「お金に支配される人生を生きるのではなく、お金と上手につき合う力を身につける」ということだ。お金に支配される恐さ....それは本書の最後に著者が述べている以下の言葉に表れている。

 持っているお金の量の大小や社会的地位、そしてお金を得たいという感情が強すぎて、家族の愛情や友情が見えなくなってしまうことの怖さ。人生が得られるお金の多寡によってのみ決断され、間違った方向にいってしまうという恐さ。お金よりも大切なものが全く見えなくなってしまう恐さ。
(本書より P221)


これらの恐さを本書を通して読んだとき、思わず自分の身を振り返り、「自分のお金の使い方は果たしてこれでよいのだろうか?」と反省してしまう!

お金の本質とお金の使い方に対する振り返りを促すこと。ここに本書の願いがあるのかもしれない。


【本書のポイント】

お金で間違いを冒す人間の九割は、タイミングと選択を間違えるんだよ。(本書より P33)

お金を扱う能力は、それを扱う経験を増やしていくことでしか伸びない。これは結論だ。最初は小さく、そして、だんだんと大きく。(本書より P44)

お金はその人を映す鏡なんだよ。(本書より P52)

お金は万能ではないが、お金の扱い方が変わると人生が変わる。(本書より P58)

お金持ちが恐れるのはお金が増えないリスクだよ。(本書より P76)

借金は決して悪いことではない。借金額と金利の取り扱いを間違わなければ、大いに経営に役立つ代物だ。借金額はバランスを見てきめればいいし、金利はそのお金を調達するためのコストだと考えるのが一番筋が通る。(本書より P98)

価値を見極める力とは、相手やモノを信用できるかどうかを見極める力だ。(本書より P108)

必要なときと、欲しいときに人はお金を使う。(本書より P135)

価格の決定力こそが、ブランドの力をきめる。(本書より P151)


【関連書籍】



富者の遺言 (Sanctuary books)

1)本書の内容
 
 第1章 始まり
 第2章 選ぶ
 第3章 扱う
 第4章 持つ
 第5章 信用
 第6章 リスク
 第7章 起業
 第8章 借りる
 第9章 所有
 第10章 計画
 第11章 商売
 第12章 価格
 第13章 賭ける
 第14章 失う
 第15章 転落
 第16章 器
 第17章 遺言

2)本書から学んだこと
 ・お金はその人を映す鏡である!
 ・お金を運んできてくれるのは、絶対に自分以外の他人である!
 ・お金とは、信用を見える化したものである!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | マネー/ファイナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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