行動するか?しないか?が大きな差となってあらわれる!?『プロフェッショナル ミリオネア』(江上治著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2013年10月12日

行動するか?しないか?が大きな差となってあらわれる!?『プロフェッショナル ミリオネア』(江上治著)



年収1000万円ならサラリーマンでもスキルと実績があれば到達可能な数字である。だが、年収1億円となると、サラリーマンでは到達し得ない数字である。私も年収1億円の方とはお会いしたことがないだけに、その思考・行動は本を読むことでしか知り得ない。

そんな本でしか知り得ないミリオネアの思考・行動を、本書プロフェッショナル ミリオネア― 年収1億を生む60の黄金則は、著者が行った5人のミリオネアのインタビューを通じて得たエッセンスを示した本である。

本書の編集で特に印象に残ったのが可視化された数字である。本書ではプレジデント誌の特集で実施した「年収1500万円の人と年収500万円台の人の意識・行動の違い」を掲載している。例えば、以下のようにである。

●目的を実現するために必要なことを、「仕事」「プライベート」「健康」など項目ごとにリストアップしている
・年収1500万円以上 33.5%
・年収500万円台 16.6%


●得意なことを、「強み」として仕事に生かせている。
・年収1500万円以上 54.7%
・年収500万駅円台 40.6%


●「やらないこと、やりたくないこと」のリストをつくっている。
・年収1500万円以上 18.3%
・年収500万円台 4.3%


これらの数値を示すことで「年収1500万円以上の人と年収500万円台の人の意識・行動の違いを明らかにしている。これが1億円以上の人との違いとなると、さらに大きな差になるであろう。

本書で示した内容は、恐らく他のビジネス書でも示されている内容である。しかし、「それを徹底的にやっているのか?そうでないのかが大きな差となっている」ということを伝えたかったのではないか?と推察する。

それは第1章の最初に持ってきたタイトルからも分かる。
・01 行動の「結果」でしか、人は変われないと知っているか

実は、私が参加した朝活で、とある方が実践していた自分の読書法をプレゼンテーションされていた。それは「ビジネス書を実践活用するための読書法」である。

その方は楽読教室を開いているが、開業当初は月にわずか10万円前後の売上しかなかったとのこと。しかし、いろいろなビジネス書を読み、試しながら実践していったところ、売上が急上昇したとのこと。やはりビジネス書を読んで「知っているだけではダメ」なのだ。「実践してナンボ」なのである。

このお話を聞いたときに真っ先に浮かんだのが本書である。本書のメッセージと相通ずる話だと思ったからだ。

面白いと思うと同時に、「行動するか?しないか?が大きな差となってあらわれる!行動することがいかに大事か!?」ということを改めて認識されられた本である。


【本書のポイント】


■行動の「結果」でしか、人は変われないと知っているか

 稼ぐための第一歩は、行動を起こすことだ。しかし、頭では行動することの大切さを理解していても、実際に一歩を踏み出せない人は多い。
 勉強熱心で、ビジネス書やセミナーから知識やノウハウを吸収しようとする人のなかにも、そのような人たちは少なくない。知識やノウハウは、知っているだけでは役に立たない。それらを自分の血肉とするには、実際にあ試し、工夫や改善を加えながら、オリジナルに昇華させていく作業が必要なのだ。
 だが、もしいま、あなたが行動を起こす勇気がない人であっても、やり方次第で変わることが出来る。キーワードは「多少の強制力」と「小さな挑戦」である。
(中略)
 行動すれば、何らかの結果は出る。失敗もあるかもしれないが成功もある。その成功を自信にすれば、それが次の挑戦への意欲となる。
 有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏との対談でこう話しているのを読んだことがある。
 「才能のある人がその能力を発揮できないのは、習慣や性格、考え方が邪魔をして合理性を発揮できないからである」
 成功する人には、成功する人の習慣が身についている。一方で、成功できない人は、成功できない人の習慣のまま、日々を漫然と送っている。
 Kくんは、強制力によって、新しい習慣の一歩を踏み出した。
 いきなり大きな挑戦をするのは勇気がいるだろう。もしいま、あなたが立ち止まっているのなら、まずは小さな挑戦から始めてみることだ。
 それが、とてつもない報酬への第一歩になるのだ。
(本書より P14〜P17)



■具体的なエピソードを語れるか、本質を突いたひと言が言えるか

 ビジネスにおいては、ときに使うだけで理解したようになってしまう言葉がある。
 とくに、英単語をそのままカタカナにしたような日本語に、それが多い。たとえば、スキームやコミットメントといった言葉がそうだ。
 これらの言葉は、適切な文脈のなかで使われる分には理解も容易だが、そうでない場合には、相手が何を言いたいのかを理解するまでにエネルギーを要してしまう。
だが、ビジネスにおいて相手が知りたいのは、
「それで、あなたは何ができるの?」
ということに尽きる。
 問われるのは、自分がこれまで具体的にどのような実績をあげてきたか。数字やエピソードを具体的に語ることができるかどうかだ。
 だが、たとえ実績があっても、具体的なエピソードでは真意が伝わりにくいときもある。モノゴトの本質や、普遍的な真実を伝えるには、具体的なエピソードよりも、本質を突いたひと言のほうがときには強いからだ。
(本書より P79〜P80)



■プロフェッショナルとして「領域」をもっているか

 「二十代のうちは、時間を銀行に預けたつもりで働きなさい」
 こう社員に教えているのは、アースホールディングスの國分利治社長だ。
 國分社長は、できるだけ多くの美容師をフランチャイズオーナーとして独立させるため、経営者の育成に力を入れている。現在、ホールディングス全体でのスタッフ数は二七00名。そのなかで経営者希望のスタッフに対しては、時間の使い方を徹底して教えている。
 まずは三年間、正月以外は休みなしで働くことを課している。
 二十代で基礎的な能力やスキルを集中的に身につけるためには、強制的に修行の環境をつくる必要があるという考え方である。
 さらに、開店の二時間前には店に出て、掃除や開店の準備をする。店が終わってからもマンションなどへのチラシやポスティングをしたり、カットをはじめ技術を磨くための練習をしたりする。
 プライベートを犠牲にして働いた分だけ、一0年後、二0年後の自分に大きな利息がついて返ってくるというわけだ。
(中略)
 はじめから自分が何に向いているのか、自分の得意分野は何なのかを自覚している人はいない。社会人になったばかりのころは、一人前にできることなど何ひとつない状態なのだから、会社から与えられた仕事を愚直にやるのがいい。
 それが自分にとってのプロフェッショナルな領域になっていくのである。
 プロとしての専門性は、一朝一夕で身につくものではない。だが、集中して取り組んだ体験と地道な継続によって、誰にでも備わるものでもあるのだ。
(本書より P117〜P119)



■戦略とは、捨てることと同義であると知っているか

 あなたにやりたいことがあるなら、その実現に向けてとことんやるべきだ。そのためには、それ以外のことを捨てる勇気が必要だ。
 人生の限られた時間のなかで、あれもこれも手を出していては、結局はすべてが中途半端で終わってしまう。
 たとえば、私にも「旅館の再生をやってみないか」といった話をはじめとして、意外な方面からのお声がけがあるが、すべてお断りしている。私の専門は、その人の人生に合ったライフプランと資産運用プランのアドバイスであるからだ。
 自分のやりたいことに忠実であるためには、むやみに手を広げてはいけない。できるだけ、やりたいことに時間を集中させることだ。
(中略)
 古いものを捨てれば新しいものが入ってくる。逆に言えば、捨てなければ新しいものは入ってこないのである。
 捨てられない人のなかには、「サンクコストの罠」にはまってしまう人もいる。
 サンクコストとは投下した費用のこと。つまり、捨てる選択が賢いとわかっていても、投下した費用をムダにするのが惜しいという気持ちが働く。そういう罠である。経営者にとって、失敗が目に見えている事業を、大金を投じたからという理由で捨てられないのは最悪だ。
 ムダな時間と努力を費やす前に、自分がほんとうにやりたいことを思い出し、捨てる勇気を持つことだ。
 成功している経営者ほど、何を残し、何を捨てるかを徹底している。戦略とはすなわち、もてる経営資源をいかに配分するか、その加減のことだからだ。

(本書より P179〜P184)



■人に尽くすことで、自分も上にいけることを知っているか

 上司を勝たせることができれば、自分も勝ち上がっていける。
 それが組織での賢い闘い方だと、サラリーマン時代に教わった。
 そのためには、まずは上司に尽くすことである。
 具体的には、自分でもできそうなことであれば、自分が代わりに引き受けるようにする。上司には、上司にしかできない仕事に専念してもらうのだ。それによって上司が出世すれば、部下である自分の株もあがることになる。
 これは独立して経営者となっても同じだ。社会で自分より上のポジションの人たちを勝たせることができれば、自分もまた引き上げられる。
 その意味で感じるのは、上司を勝たせることのない人間は、独立しても成功しないということだ。組織や社会の仕組みをわかっていないのだ。
(中略)
 人に尽くす人は、目上の人からかわいがられる。何かと目をかけてもらえたり、ほかの人を紹介してもらえたりする。交流会やパーティーといったハレの場にも、自然と呼んでもらえるようになる。
 一方で、年下の相手に尽くすことで、彼らからは、兄貴分、姉貴分として慕われ、頼りにされる。
 そのようにして、あるとき、それまでとは違うステージにいる自分に気がつくことになる。人に尽くし、人に引き立てることで、いつの間にか、自然と引き上げられた自分がいることに気づくのだ。
 ほかの人に尽くす人は、ほかの人からも、さらには社会からも自然と引き上げられる。いうまでもなく、社会とは人がつくるものだからだ。
 このことを知っているのもまた、成功している人たちの特徴だ。
(本書より P237〜P240)



【関連書籍】



プロフェッショナル ミリオネア― 年収1億を生む60の黄金則

1)本書の内容
 
 はじめに
 第1章 考える、失敗を積む
 第2章 学ぶ、人にあげてもらう
 第3章 己を知る、強みに気づく
 第4章 さらけ出す、信頼を得る
 第5章 捨てる、決断する
 第6章 運をつかむ、分かち合う
 年収1億を生む60の黄金則
 おわりに

2)本書から学んだこと
 ・「人生ヘの問いへの答え方」が「働き方」である!
 ・「魂の生活と一致する仕事」をすることが重要だ!
 ・一人になって、自分自身とゆっくり向き合う時間を持つ!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 21:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済/ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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