理想のカラダづくりには「あわてず、あせらず、あきらめず」!『20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方』(阿部貴弘著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年09月22日

理想のカラダづくりには「あわてず、あせらず、あきらめず」!『20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方』(阿部貴弘著)



20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方を読んでみました。

著者の阿部貴弘さんとの出会いはジョン・キムさんの講演会が終わった帰りのとき。エレベータで一緒になったことでした。何気なく私の方から何気なく話しをしたのがキッカケでしたが、途中駅までスポーツやビジネス書の話題をしながら帰ったことを覚えております。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記載いたします。。


■カラダと心の状態はつながっている

 仕事に忙しくしている、デスクワーク中心のビジネスパーソンは、頭はよく使いますが、カラダを動かす機会が減りがちです。
 カラダを動かすことが少なく、食事を昔と同じように取り続けていると、どんどん脂肪がたまってしまいます。
 そして、その脂肪が増加する状態が続いていくと、ストレスもたまりがちになっていき、カラダだけでなく心にも悪い影響が出てしまいます。
 そして、心に悪い影響が出ると、当然それは生活(仕事やプライベート)にも影響してしまいます。
 では、この悪いサイクルをどうやって止めればよいでしょうか。
 「カラダ」「心」「生活」は相互に関連しています。したがって、どれかがうまく回るようになれば、必然的にほかの2つの要素もうまく回り始めます。
 カラダは自分の目に見え、体重や体脂肪率など、数値で状態を知ることができるため、改善がひと目でわかります。合わせて、生活や心よりも他人の影響が少ないので、改善もしやすいのです。
(中略)
 「カラダを若返らせることで、心も若返る」
 このことを意識して、カラダづくりをしていきましょう。
(本書より P23〜P25)



■毎日、カラダの記録を取り続ける

 記録を取るということでは、「レコーディングダイエット」という手法があります。
レコーディングダイエットとは、岡田斗司夫さんが著書『いつまでもデブと思うなよ』(新潮社)で紹介したダイエット方法です。
 もともと、アメリカの肥満対策を研究するグループなどで行われていた、食事内容やその日の簡単な運動内容を記述する、日記ダイエットと非常に似ています。
 手法としては、「毎回の食事の中で、どれだけのカロリーのものをどれだけ食べたかを逐一記録し、自分の1日の総カロリー量を確認する」という簡単なものです。
 この行為を反復することにより、「無意識に取っていた間食など」を自覚し、肥満につながる食生活のパターンをいさめる意識が自分の中に根付く、というメリットがあります。
 また、NHKの「ためしてガッテン」という番組の中でも、朝晩の体重を記録するという手法で、ダイエットに成功したという「はかるだけダイエット」という特集がありました。
 この方法は、日々の体重を折れ線グラフで記録すること、言いわけ欄を設けて駄目だった自分を許す仕組みをつくっていたところが特徴的でした。
(中略)
 こういった「日々の記録を付ける」という手法によって、普段の食事で偏りがあったり、運動量が少なかったりすることを、客観的に自覚することができます。
(本書より P62〜P63)



■体を動かす習慣が太りやすさを決める

 こんな研究報告があります。
 男女16人を集め、毎日食べている量より1000キロカロリー多い食事を2ヶ月間接種させます。
 その間、生活は平常通りとし、ジョギングや水泳などの特別な運動は一切禁止しました。
 2ヶ月後の結果を見ると、普段から仕事やウォーキングなどでこまめに体を動かす人は肥満にならず、あまり動かない人は肥満になったという結果が出ました。
 しかも、日常生活での消費エネルギー量を比較したところ、こまめに動く人とそうでない人では最大7倍もの差があったといわれています。
(『SCIENCE』1999年1月/『日常ながら運動のすすめ―フィットネスクラブ無用論
』長野茂著 講談社+α新書)
 対象者が少ないので、これだけで断定することはできませんが、この研究は普段の生活の中で体をよく動かすだけでも、運動量にかなりの違いが出ることを示しています。
 つまり、日ごろからこまめにカラダを動かせば、特にフィットネスジムに通ったりジョギングなどの激しいトレーニングをしなくても、健康な体重が維持できるのです。

 これは、「ちりも積もれば山となる」の見本のようなものです。さっそく、こまめにカラダを動かす量を増やしていきましょう。
(本書より P67〜P68)



■柴田亜衣選手に学ぶ「あわてず、あせらず、あきらめず」

 この言葉は、2004年のアテネオリンピック女子800M競泳で金メダリストになった柴田亜衣選手の言葉として有名になりました。
 正確には、鹿屋体育大学水泳部監督であった田中監督が、柴田選手に贈った言葉です。
 彼女は、当時、オリンピックが始まる前は、メダルを獲得することを全く期待されていませんでした。オリンピック選考会のときも、ライバルである日本人選手に負け、優勝することができませんでした。
 しかし、柴田選手は、
 「あわてず、あせらず、あきらめず」
という田中監督の言葉を胸にもくもくと練習を重ね、ついにアテネオリンピック出場を決めて、金メダルをとりました。
(中略)
理想のカラダをつくっていくときにも、いろいろな障害になることもあるかと思います。そのときは、柴田選手の「あわてず、あせらず、あきらめず」の精神をもち、良い行動を心がけていきましょう。
(本書より P157〜P159)



【感想】

「『20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方』というタイトルなので、運動を行う本なのかな?」という予想をしながら本書を読んでみましたが、予想とは全く違いました。本書の構成を見ると、第1章は「現状把握」、第2章は「プランづくり」、第3〜5章は「実践」、第6章は「実践のためのメンタル」という形になっております。このような構成を見ると、本書が単に「実践のみ」に焦点が当たっているのではなく、メンタルも含めて総合的に「カラダづくり」に書かれた本だということが分かります。

その中で印象に残った個所は
 1)毎日、カラダの記録を取り続ける
2)日ごろからこまめにカラダを動かせば健康な体重が維持できる
3)あわてず、あせらず、あきらめず

の3つです。

そのうち、1)としてあげた「毎日、カラダの記録を取り続ける」、そして2)としてあげた「日ごろからこまめにカラダを動かせば、特にフィットネスジムに通う必要はない」ということです。ここで共通することは「チリも積もれば山となる」ということですが、これはカラダづくりに限ったことではなく、仕事や生活においても通じるノウハウです。例えば、私は缶コーヒーをよく飲むのですが、ちょっとした小銭も日々積み重なると大きな金額となります。それを毎日どれだけ飲んだかを記録することで「ああ、これはちょっと飲み過ぎだな!少し控えよう」と気づくことができます。これと同じで、ちょっとしたことでも積み重ねることによってカラダを動かせばそれだけカロリーも消費される。そのような小さな積み重ねが大事なのだなあと読みながら思いました。

また、第6章の「一流に学ぶメンタルタフネス」にはアテネオリンピック競泳金メダリストの柴田亜衣選手、ビジネス書作家の箱田忠昭さん、FIFA南アフリカワールドカップで4試合主審として笛を吹いた西村雄一さんが登場します。お三方とも著者とゆかりのある方です。このお三方に関するお話の内容を見ると、3)としてあげた「あわてず、あせらず、あきらめず」という言葉に集約されている気がいたします。

本書は「カラダづくりを通じて、心に、そして生活によい影響をもたらすことができるように」というコンセプトで書かれております。単にカラダづくりの技術のみではなく、メンタルの部分にも触れているのは「“カラダ”、“心”、“生活”は相互に関連している」という著者の主張の表れの一端を垣間見ることができます。

物事を行っていくなかで障害に出くわすことは何もカラダづくりに限った話ではありません。本書の最後に柴田亜衣選手の「あわてず、あせらず、あきらめず」という言葉を用いたのは「継続すれば、いつかは結果がついてくる。なかなか結果が出ないとときもあるかもしれないけど、焦らないで心にゆとりを持って継続していこうよ!」という著者の思いを表しているのではないでしょうか。

本書の「カラダづくり」に関する内容は、誰もが取り組むことができるちょっとしたことが集積されたないようです。日々を快適に過ごすために、そのちょっとしたことでも「あわてず、あせらず、あきらめず」の気持ちで継続することが大事なのではではないか?本書を読んで、そのように感じました。


【関連書籍】



20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方

1)本書の内容
 第1章 まずは自分のカラダと向き合おう
 第2章 カラダづくりはプランで9割決まる
 第3章 理想のカラダを取り戻すトレーニング
 第4章 自分を変える食事の取り方
 第5章 疲れとストレスをなくす休養と調整
 第6章 一流に学ぶメンタルタフネス

2)本書から学んだこと
 ・日ごろからカラダをこまめに動かすことがカラダづくりの第一歩!
 ・ちょっとしたことでも継続することが大事!
 ・「あせらず、あわてず、あきらめず」の精神で!



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タグ:健康
posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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