【マインドマップ付き】質問は「何を言うか」よりも「誰が言うか」によって大きく変わる!『しつもん仕事術』(松田充弘著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年07月16日

【マインドマップ付き】質問は「何を言うか」よりも「誰が言うか」によって大きく変わる!『しつもん仕事術』(松田充弘著)


しつもん仕事術
  • 松田充弘
  • 日経BP社
  • 1470円
Amazonで購入


しつもん仕事術を読んでみました。

松田充弘さんというと『魔法の質問』シリーズに代表されるように、「個人に向けてよりよい日常生活を送るために質問を中心としたコーチングの本を書かれている」というイメージがあります。しかし、本書は「ビジネスパーソンに向けた質問に関する本」です。松田さんご自身にとっても、仕事に関する本を出すのは初めてのこと。その内容に注目をしながら読んでみました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。


■質問者に身に付けてほしい6つのマインド

本書では『質問者に身に付けてほしい6つのマインド』として、質問を行う際に心がける必要のある6つのマインドが書かれております。なぜなら、質問が効果を発揮するのか?それとも効果が半減するか?は、質問者のマインドに大きく関わるからです。

以下に『質問者に身に付けてほしい6つのマインド』を記載いたします。

1)聞き上手になる
2)まずは話を受け止め、否定しない
3)「できないを克服」ではなく、「できるを伸ばす」
4)どんなときも応援する
5)こまめにねぎらう
6)自分自身を満たすことを忘れずに



■部下がやる気になる「魔法の質問」

本書では、『部下がやる気になる「魔法の質問」』として、6つ状況に応じた『魔法の質問』が掲載されております。

一部を以下に掲載いたします。

●部下がやる気をなくしているとき
・自信がわいてくる「魔法の質問」
「今、何かうまくいっている?」

●部下のモチベーションを上げたいとき
・目標を明確にする「魔法の質問」
「終わったとき、どんな状態になっていたら最高?」

●部下が壁にぶつかっているとき
・課題に向き合うための「魔法の質問」
「どのようにしたらうまくいくと思う?」

●チームワークが悪いと感じたとき
・チームの団結力を上げる「魔法の質問」
「自分たちの共通点は何だろう?」

●アイデアや提案が出てこないとき
・新しい発想を引き出すための「魔法の質問」
「何の制限もないとしたら、どんなアイデアがある?」

●部下がつらそうに仕事をしているとき
・部下の不安を解消する「魔法の質問」
「うまくいきそう?」
「今の大変度は何%ぐらい?」
「どんなサポートが欲しい?」



■仕事力が劇的にアップする「7つの法則」

『仕事力が劇的にアップする「7つの法則」』は、松田さんが過去に「社長失格」の烙印を押された経験から「どうしたら人生が豊かになるのか?」を追求して気づいた法則です。これによって、松田さんは「劇的に人生が変わった」と述べております。

●仕事力が劇的にアップする「7つの法則」
1)ご縁の法則
ご縁は広げるものではなく、深めるもの

2)ゴリヤクの法則
あなたが提供している価値は何だろう?

3)わかちあいの法則
コラボレーションが競争力アップの源

4)おすそわけの法則
「いいこと貯金」人間的魅力をアップ

5)ありがとうの法則
顧客のこと、本当に知っていますか?

6)引き寄せの法則
エイプリルフールで自己実現!

7)宇宙の法則
「無理」をなくすと力がわき出る


■「魔法の質問」マンダラチャート

マンダラチャートは1979年に松村寧雄さんが密教の曼陀羅に開発した、ビジネスパーソンに人気のツールです。

マンダラチャートは以下のように使います。
 1)中心核(真ん中のマス)にテーマを書く
 2)テーマの具体的な内容を、重要だと思うことから、AからHの順番で書く

マンダラチャート.png

この「マンダラチャート」と「魔法の質問」を組み合わせたチャートが、本書で紹介している『「魔法の質問」マンダラチャート』です。

『「魔法の質問」マンダラチャート』は以下のように使います。

●魔法のマンダラチャートの使い方(グループで行う場合)
 1)1つ目の質問の答えを書く。回答時間は1問当たり1分以内がめど。気づいたことを書く。
 2)書いた内容をメンバー間で発表し合い、マスの余白に、気づいたことを書く。
 3)2つ目以降の質問でも、1)と2)を繰り返す。
 4)テーマに関して、ワークを通じて気づいたことを中心核(中央のマス)に書く。
 5)このチャートに書いたことを具体的な行動に移すために、いつから何をするのかをアクションに書く。日付入りで記入し、実行に写したかどうかをあとでチェックする(期日入りで記入し、実行に移せなかった場合は、なぜできなかったのか、どうすればできるようになるのかを考える)。


【感想】

以前、NHKの『クローズアップ現代』でもコーチングの特集が放映されたように、ビジネスの世界でもコーチングの手法が注目を集めております。コーチングを行う上で鍵となるのが“質問”だからです。


仕事の上での質問には目的がいくつかあると思います。
・質問者が持った疑問を解消する
・質問者が(状況などを)相手に確認する
・質問者が相手を叱る、もしくは注意する
etc....

しかし、どのようなスタンスで質問を発するかによって、質問の意味はまるで変わってしまいます。
尋問のスタンスで相手に質問を発すると「相手は萎縮する」、もしくは怒られるのを避けるために「本当のことを言わなくなる」もしくは「その場を凌ぐために適当にごまかす」ということが発生します。

本書で一番強調したかったのは「質問者のマインドを見直して欲しい。そのうえで、どのような質問を行えばよいかを考えて欲しい。そうすれば、質問は有効なコミュニケーションツールになるのだから!」ということではないかと思います。

そのため、最初に『質問者に身に付けてほしい6つのマインド』を持ってきたのでしょう。『質問者に身に付けてほしい6つのマインド』を心掛けることで、質問される相手にとって心理的緊張をほぐし、安心感を与え、オープンマインドで質問に答えることができるようになるからです。

『質問者に身に付けてほしい6つのマインド』が登場する第1章では質問者に必要なマインドを述べ、第2章以降、具体的な『魔法の質問』が登場します。質問を作るためのテクニックも書かれてはいるのですが、むしろ「なぜ、その質問を発するのか?」という質問者のマインドを、著者の経験を交えながら強調して書かれております。そこには「仕事の成否は、スキルよりも人間関係で決まる」という著者の思いがあるからです。

 人生もビジネスも、うまくいきかどうかの6割くらいは人間関係に依存している、と私は考えています。専門知識やスキルなどはもちろん大事ですが、冷静に観察してみると、仕事ができる人は人間関係をしっかりつくれる人であることが見えてきます。
(中略)
 繰り返しますが、質問というのは「何を言うか」よりも「誰が言うか」によって効果が大きく変わってきます。質問は相手を変えてしまうほどの素晴らしいパワーを秘めているのですが、使い手のマインドによってパワーが半減したり、逆に相手のパワーを減らしたりするようなマイナスの作用を及ぼすこともあります。
(本書より)


仕事の上で質問を使う場面が多々発生いたします。その質問が「相手の“気づき”や“パワー”を引き出し、コミュニケーションを促進する」ものになっているのか?それとも「相手を追い込み、“心の壁”を作る」ものになっているのか?「質問の仕方をもう一度見直してみたい」と、本書を読んで思ったのでした。


【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
しつもん仕事術.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
しつもん仕事術.mm.html


【関連書籍】


こころのエンジンに火をつける 魔法の質問
  • マツダミヒロ
  • サンマーク出版
  • 1260円
Amazonで購入



しつもん仕事術

1)本書の内容
 プロローグ さあ、しつもんの旅へ
 第1章 しつもんパワーを10倍にする6つのマインド
 第2章 部下がやる気になる「魔法の質問」
 第3章 仕事力が劇的にアップする「7つの法則」
 第4章 実践したその日から、ビジネスが変わる!
    「魔法の質問マンダラチャート」活用法

2)本書から学んだこと
 ・良い質問は、質問される人に「気づき」を与える!
 ・質問は、質問する人によって効果が大きく変わる!
 ・より良い人生を送るためにも「原理・原則」を身につけることが重要!



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タグ:コーチング
posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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