【マインドマップ付き】タイトルを見ただけでは分からない「世界一やさしいストーリー・ブランディング」の教科書!『星ケ岡のチンパンジー』(川上徹也著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年04月28日

【マインドマップ付き】タイトルを見ただけでは分からない「世界一やさしいストーリー・ブランディング」の教科書!『星ケ岡のチンパンジー』(川上徹也著)


星が岡のチンパンジー
  • 川上徹也
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 1260円
Amazonで購入


星ケ岡のチンパンジーを読んでみました。

本書のタイトルを見たとき「一体どんな本だろう?」と思いました。しかし、それがまさか「世界一やさしいマーケティングの本」だとは思いませんでした。しかし、実際に読んでみると、確かにマーケティングの本なのです。しかも、それは「ストーリー・マーケティング」の本。そして、そこに書かれた内容は、綿密な計算をされた、しかも分かりやすく書かれた内容だったのです。これには驚きました。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。


■物語『星ヶ岡のチンパンジー』(要約)

ある国の丘のうえに、キエと呼ばれる男が住んでおりました。キエとは、その国の言葉で「チンパンジー」という意味です。10歳のときに両親を亡くした彼は、母が作ってくれたヤサボノの味を思い出しながら外で働く兄たちのためにヤサボノを作ってあげました。

やがて彼は「ヤサボノを作ってお客さまに出してあげたい!」と思うようになり、自分の店を持つために一所懸命働きました。そして丘の上に、念願の自分のお店を持つことが出来たのです。

開店すると、たちまち店は街で「美味しいお店」と評判になりました。そしてキエもお客さんの喜ぶ顔を見ると、嬉しくなるのでした。

だが、そんな日々もつかの間。街には大きなレストランが出来たのでした。それに伴い、キエの店から徐々にお客さんが消えていきました。「このままで大丈夫だろうか?」。キエは不安となったのでした。

そんな時、ガリブという経営コンサルタントが現れます。不安なキエは、ガリブとコンサルタント契約を結びました。そして、ガリブの言う通りに行いました。ガリブの言う通りに行うと、お客さんが戻ってまいりました。キエはガリブを信頼するようになりました。

ところが、街の大きなレストランも対抗策を打ち出してくるのです。しかもタイミングよく!キエの心に引っ掛かるものが生まれました。「何かがおかしい....」

そして、キエはガリブの正体が分かったのです。

不安になったキエは、ガリブの事務所に行きました。しかし、事務所には誰もおりませんでした。そして男がひとり、現れたのでした。この男はキエに告げました。「ヤツは逃げたぜ!」と....そして、ガリブは多額の借金を抱えていること、そしてキエとガリブが交わした契約書は、実はキエがガリブの代わりに借金を支払う契約になっていることを!キエは呆然としました。そして、とうとう店を閉めてしまいました。

そんなキエに店を開けるキッカケを与えてくれたのはキエの店に野菜を売ってくれたンゴロでした。ンゴロはキエに伝えました。「おまえだけのヤサボノを作れ!」と。

数日後、キエは店を再開しました。値段もガリブが現れる前に戻し、黙々とヤサボノを作り続けました。だが、借金を支払わなければならない。お金がない。キエは食事を一日一食に減らし、市場で荷物運びの仕事も始めました。そして、わずかな利益の中から借金の支払いに充てたのでした。

あるとき、見知らぬ老人がやってきたのでした。老人はキエのヤサボノを食べ、こう言ったのでした。

「ヤサボノはたしかにおいしい。しかし、店はつまらんな」

この言葉がキエの心を突き刺したのでした。

さて、このあとキエはどのように考え、どのように行動したのでしょうか?そして、この老人の正体は?それは、本書を読んで、ご確認ください。


■ストーリー・ブランディング

商品を販売するにあたり、「価格」は重要な要素になります。

とはいえ、「価格勝負」といって値下げ競争に参入するのは一時的な効果はあっても、結局は自分の首を締めることになります。

そこで、多くの方は「品質で勝負すれば、多少値段が高くても顧客が買ってくれるのではないか?」と思います。しかし、品質で差別化を図ることは、現実として、なかなか難しいことです。

価格でも品質でも勝負できないとなると、どうすればよいのか?

本書では「ストーリー・ブランディングで勝負すべき!」と訴えております。

「ストーリー・ブランディング」について、本書では、以下のように定義されております。

 ストーリーの力であなたのお店、会社、商品を輝かせる手法を「ストーリー・ブランディング」と呼びます。ビジネスにおける「ストーリー」とは具体的にどういうものかは後述するとして、ストーリー・ブランディングを簡単に言うと、「あなたのお店、会社、商品が本来持っている価値を、人の心が動くように、分かりやすく見える化する」ことです。
(本書より)



■ストーリー・ブランディングの三つのステップ

本書では「ストーリー・ブランディングの三つのステップ」として、以下の3つのステップが書かれております。

●ストーリー・ブランディングの三つのステップ
1)志のストーリー

・心に決めた信念
・究極の目標

2)差別化のストーリー
・他とは違う「オンリーワン」の部分
・キーワードがタグになる
・人に勧めやすくなる

3)エピソードのストーリー
・戦術
・なりたい姿
・エピソード


【感想】

星ケ岡のチンパンジー』は私にとって気になっていた本でした。知人がSNSにて「読んだよ〜。面白かった!」というコメントを見て、「いったいどんな本なんだろう?」と思っていました。なにせ、帯に「世界一やさしいマーケティングの教科書」と書かれているものの、タイトルからは全く想像出来なかったからです。大抵の本は、ある程度はタイトルから内容が想像できるものなのですが....タイトルを見ただけでは「謎」といった印象の本でした。

タイトルの付け方は難しいものがあると思います。
本の内容が想像しやすい「分かりやすいタイトル」の場合は、読者が目的にあった本を探しやすいメリットがあります。しかし、本の内容をある程度想像できる分、想像した以上に得られるものがないと「期待外れ」の思いをしてしまいます。

今回のように「本の内容が想像できないタイトル」の場合、ともすれば書店で読者に敬遠されるリスクがあります(もちろん「何の本だろう?」と興味を持って手に取る場合もありますが)。しかし、タイトルと内容が結び付いたとき、それは読者に意外性と感動を与えます。

本書になぜ『星ケ岡のチンパンジー』というタイトルをつけたのか?それは、本書の物語のパートの最後を読んだときに結び付きました。そして「だから『星ケ岡のチンパンジー』なのか!」と分かったとき、自分の中で、ある種の納得感を得ることができました。そして、物語の後に書かれていた解説を読んだとき、解説に書かれていた「言わんとしていること」を理解することができました。帯に「世界一わかりやすいマーケティングの教科書」と書かれておりますが、物語でイメージさせ、そして解説でポイントをスッとその内容を頭に入りやすくする、見事な計算された構成です。

本書のポイントである「ストーリー・ブランディングの三つのステップ」である「志のストーリー」「差別化ストーリー」「エピソードのストーリー」を「ブロガーとしてのまなたけ」に当てはめると以下の感じになるのでしょうか?

○志のストーリー
 「読んでもらいたい!」と思った本を、分かりやすくブログで紹介する!
○差別化のストーリー
 マインドマップを使うことで、他のブログにはない「本全体を構成するポイント」示す!
 (マインドマップ・ブロガー)
○エピソードのストーリー
 ブログやマインドマップを見ることで、読者が「このブログって『この本ってこういう本なんだ!』ということをイメージできるブログだよ」と言われるようになる!


本書の最後にある『あなたのお店・会社・商品またはあなた自身を「ストーリー・ブランディング」するためのワークシート』を見ながら、上記にちょっと書いてみました。

この中で「考えるのが難しいなあ」と思ったのが「エピソードのストーリー」
「こうなりたい」という姿を具体的にイメージする!または、「そのためにどうすればいいのか?」という道筋を見える化することが必要なのかな?と感じたからです。ただ、それはちょっとしたことでも書きとめておき、実践することで、結果的に、後になっていろいろな「エピソードのストーリー」ができるのかな?とも感じております。

それはともかく、上に書いたことがちゃんと実施できるように努力することも必要ですね!


【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
星ケ岡のチンパンジー.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
星ケ岡のチンパンジー.mm.html


【関連書籍】


小さいけれどみんなが好きになる モテる会社
  • 川上徹也
  • あさ出版
  • 1470円
Amazonで購入


星ケ岡のチンパンジー

1)本書の内容
 星ヶ岡のチンパンジー
 『星ヶ岡のチンパンジー』と「ストーリー・ブランディング」についてのちょっと長い解説
 あなたのお店・会社・商品またはあなた自身を「ストーリー・ブランディング」するためのワークシート

2)本書から学んだこと
 ・「ストーリー・ブランディング」とは心が動くように分かりやすく「見える化」する!
 ・「ストーリー・ブランディング」を行うには「3つのステップ」を実践する!
   1)志のストーリー
   2)差別化のストーリー
   3)エピソードのストーリー



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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