【マインドマップ付き】ソーシャルメディアの活用術を図でイメージできる本!『図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ』(有元美津世著): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2012年03月13日

【マインドマップ付き】ソーシャルメディアの活用術を図でイメージできる本!『図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ』(有元美津世著)


図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ
  • 有元美津世
  • あさ出版
  • 1575円
Amazonで購入


図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみを読んでみました。

実は、あさ出版様というと、どうしても『日本でいちばん大切にしたい会社』(坂本光司著)というイメージが強く、ソーシャルメディアの本を出版するとは思ってもいなかったのです。「あさ出版様が出版したソーシャルメディアの本は、どんな内容なんだろう?」と興味を持って読んでみたのですが、非常に面白い、かつ、分かりやすい本でした。

本書のご紹介に当たって、今回は、【本書のポイント】【感想】【マインドマップ】【関連書籍】の構成で書いていきたいと思います。


【本書のポイント】

本書のポイントを以下に記述します。


■ソーシャルメディアの特徴を理解することが大事!

本書は「フェイスブックじゃ儲からない!」という衝撃的なタイトルで始まります。

このタイトルは、ソーシャルメディアが「『すべての市場で万人に役立つツールではない』この点をしっかり把握する必要がある」(本書より)ことを示すために、挙げております。

例えばfacebookの現在の利用状況を見ると
・日本におけるfacebookの利用者は約680万人
(日本の全人口の約5%)
・利用者が首都圏に集中している
・利用者の約6割が35歳未満
という現況です。

●関連リンク
都道府県別のFacebook利用者数と人口に対する比率(2011/12/17)
日本におけるFacebook利用者数の増加と男女、年齢別分布

現在の日本のfacebook利用状況を見ると、「首都圏以外の地域で地域に根差したビジネスに活用する、または中高年市場をターゲットにしたビジネスに活用するのは時期尚早ではないか?」と本書では述べています。

だからといって「ソーシャルメディアは役に立たない!」というこを著者は言っているわけではありません。むしろ、「ソーシャルメディアは無視できない存在」(本書より)と述べております。

大事なことは「『流行っているから、すぐ飛び付く』のではなく、目的に応じて活用すること」なのです。

 まずは、何のためにソーシャルメディアを使うのかを明確にしなければならない。
 ソーシャルメディアの目的、それは企業(または部門)目標を達成するためのものであって、それが定まっているのが前提だ。企業・部門目標には、売上増、ブランド価値の向上、企業イメージの向上、新規顧客獲得、顧客サービス向上などが考えられるが、それを達成するためには、ソーシャルメディアをどう利用できるかを明確にするということだ。
(本書より)



■ソーシャルメディアの種類

本書には、ソーシャルメディアの種類とその特性について詳しく書かれております。以下に、本書にかかれているソーシャルメディアについて掲載いたします。


●ソーシャルメディアの種類
フェイスブック(Facebook)
実名登録制の世界最大のSNS

ツイッター(Twitter)
140文字で「つぶやく」コミュニケーションツール

グーグルプラス(Google+)
グーグルのSNS。新機能を次々に取り入れ、利用者増加中

リンクトイン(LinkedIn)
人材採用に特化かつB2B用のSNS

ユーチューブ(YouTube)
世界最大の動画共有ネットワーク

フリッカー(Flicker)、ピンタレスト(Pinterest)
写真共有SNS

ユーストリーム(Ustream)
動画ライブ配信サイト。視聴者とのチャットや投票も可能

フォースクエア(Foursquare)
位置情報SNS。地域に根差した商売向き

グルーポン(GROUPON)
格安クーポン共同サイト

スタンブルアポン(StanbleUpon)
ウェブサイト発見・口コミ共有サービス

ブログ(Blog)
ウェブサイトより情報更新がしやすい

掲示板・フォーラム
書き込みを通じ情報交換・交流

ミクシィ
日本最大級のSNS

ニコニコ動画
日本最大級の動画投稿サイト。ライブの配信も可能

スカイプ(Skype)
音声やチャットで交流
(各ソーシャルメディアの概要は本書より引用)


なお、各ソーシャルメディアの特徴の詳細は、本書をご覧ください。


■米国企業の活用例

本書には、米国企業のソーシャルメディアの活用事例が図解入りで掲載されております。図を見ると、その企業がどのような形でソーシャルメディアを利用しているのかが、感覚的にわかります。

なお、本書に事例として紹介されている企業は以下の通りです。

●米大企業の活用例
1)ディズニー
2)コカ・コーラ
3)ビクトリアズ・シークレット
4)リーバイス
5)ベストバイ
6)フォード
7)デル

●米中小企業の活用例
1)クリームビュリュレカート
2)エマーソンサロン
3)AJボンバーズ
4)エクイン・プラクティス
5)ハッピーイングリッシュ
6)トライアンバイレイト
7)ブレンドテック
8)スティールマスター
9)アイデアペイント
10)ジョワ・ド・ヴィーブル
11)ニーナペーパー
12)スレッドレス
13)リブ・ストロング
番外編)ムザちゃん


■マトリックス活用の基本パターン

本書には、米国企業の事例を元にまとれられた「マトリックス活用の基本パターン」の体形が掲載されております。

●マトリックス活用の基本パターン
1)基本型(オフラインイベント利用)
2)地域密着利用(フォースクエア・グルーポン・ツイッター利用)
3)オンラインコミュニティ

企業の特性や目的に応じて組み合わせを考えるための雛形として、利用することが可能です。


【感想】

「ビジネスにおけるソーシャルメディアの活用」はここ1年ほど叫ばれており、数多くの本が出版されております。私も多くの本を読んでまいりました。

その中で、本書は「ビジネスにおけるソーシャルメディアの活用」について書かれた本に関し、私の中ではトップレベルに値する本だと思いました。

そう思った理由は以下の通りです。

1)ソーシャルメディアをビジネスに活用する用途を明記の上、多くのソーシャルメディアの特徴や活用方法をしっかりと書いている。

2)ソーシャルメディアを組み合わせて活用しているアメリカ企業の事例や特徴を、分かりやすく記述している(特に、図解で企業のソーシャルメディア戦略を書いているので、どのように活用しているかをイメージしやすい)

3)PART2で書かれた企業の事例を汎用モデル化し、図解で示している。そして、「ソーシャルメディア活用のポイント」を分かりやすく、かつ、踏み込んで書いている


ソーシャルメディアをビジネスで活用する本というと、「twitter」や「facebook」とSNS単位で書かれている本が大半でした。

しかし、実際にビジネスで活用しようと考える場合、ソーシャルメディアを単体で使うことはほとんどなく、「目的に応じて、SNSの特徴を考慮しながら、Webページ、ブログ、twitter、facebook、YouTubeなどを組み合わせて使っていく」というのが実情だと思います。

ただ、数多く出版されているSNSの本のなかで、「顧客を着地場所にランディングさせるために、ソーシャルメディアをビジネスモデルとして提示してくれた本」は、ほとんどありませんでした。私が読んだ中では『〜Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男〜ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)』(ゲイリー・ヴェイナチャック著)くらいでしょうか?

ソーシャルメディアは、もはや無視できない存在となっております。多くの企業は「ソーシャルメディアを上手く使っていこう」と思っていると思います。しかし、「どのメディアを、どのように使っていったらよいのか分からない」という企業も多いのではないでしょうか?

そういう意味で、本書は「ソーシャルメディアを上手く活用するためのモデルを分かりやすく提示してくれる貴重な本」だと思います。

本書で示されたソーシャルメディアの活用モデルを図でみると、ヒラメキが得られると思いますよ!


※2012-03-20追記
【マインドマップ】

image.png
拡大表示は以下のリンクをクリック!
なお、スマホでは綺麗に表示できないかもしれませんが、ご勘弁を(^^;)
図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ.html

そして、スマホの方は以下のリンクをクリック!マインドマップの内容を階層構造で表しました。
図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ.mm.html

※追記ここまで


【関連書籍】


〜Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男〜ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)
  • ゲイリー・ヴェイナチャック
  • フォレスト出版
  • 1575円
Amazonで購入


図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ

1)本書の内容
 はじめに
 PART 1 フェイスブックとツイッターを始めても、ビジネスがうまくいかない理由
 PART 2 アメリカの最新事例に学ぼう!
 PART 3 ソーシャルメディアでビジネスを成功に導くためにマトリックス活用の基本パターン
 おわりに

2)本書から学んだこと
 ・ソーシャルメディアはそれぞれ特徴がある!
 ・ビジネスの目的に応じてソーシャルメディアを活用することが重要!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | メディア/SNS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
非常に詳細な書評をありがとうございます!

「ゲイリーの稼ぎ方」にある下記は、私が拙著で書いたことと同じですね。とくに個人業主、中小企業では大事だと思います。
・パーソナリティーを出す。
・とことん好きなことに取り組む。
・ファン、お客とのコミュニケーションを大切にする。

ところで、小笠原さんのツイッターのアドレスを探したのですが...
Posted by 著者(有元) at 2012年03月14日 13:04
有元さん

著者の方からコメントをいただき、うれしく思います。

仰る通り、『ゲイリーの稼ぎ方』で書かれている内容は、コメント頂いた内容と合致します。中小企業や個人事業主の方がSNSを活用する際には、非常に重要な点だと思います。

なお、私のツイッターアカウントは@manatake_oです。
Posted by まなたけ at 2012年03月18日 18:03
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