「落ちこぼれ社員」から「従業員1600名の会社社長」へ!原動力となった「未来ノート」を垣間見る!『社長のメモ(渡邉幸義著)』: ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年06月03日

「落ちこぼれ社員」から「従業員1600名の会社社長」へ!原動力となった「未来ノート」を垣間見る!『社長のメモ(渡邉幸義著)』


社長のメモ
  • 渡邉幸義
  • かんき出版
  • 1365円
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私が(株)アイエスエフネットの渡邉幸義社長を知ったのは、ツイッターで渡邉社長よりフォローされたのがきっかけでした。

普通の会社員である私は「面識のない会社社長からフォローされるなんて。。。」とびっくりすると同時に非常にうれしく思いました。と同時に「アイエスエフネットってどんな会社なんだろう?」と思いました。そこでGoogleで検索して会社のホームページを拝見!

メインの事業は「ネットワークエンジニアの教育と派遣をメインにやっている会社なんだ!」と思い、それ以上調べることもせず、フォロー返しをいたしました(但し、実際にお会いしたことはございません)。しかし、このときは書籍で再びこの会社の名前を目にすることになるとは思っておりませんでした。

私がアイエスエフネットの名前を目にしたのがホスピタリティの重要性に気付いた今年4月。研修を受けてホスピタリティの重要性に気付き、「ホスピタリティの実践がIT業界における差別化のカギになる」と思ったときでした。「IT業界で”ホスピタリティ”を掲げる企業は多いが実践しているところは少ない!何かヒントになる本はないだろうか?」と思い、Googleで検索して見つけた本が、林田正光著伝説のホテルマンが説く IT企業のホスピタリティ戦略でした。この本を読むことがキッカケで、私は再びアイエスエフネットの社名を目にすることになりました。

この本がきっかけで、私は渡邉社長が書いている「未来ノート」で道は開ける!を知りました。私は未来ノートに関しては伝説のホテルマンが説く IT企業のホスピタリティ戦略に書いているノートの内容程度しか知らないのですが、この本に記載されていた未来ノート(2ページ)を見たとき、「これはすごいノートだ!」と思いました。(詳しくは「未来ノート」で道は開ける!をご覧ください)

「未来ノートを参照しながら、自分の思いを凝縮して本にまとめた」と思われるのが、今回取り上げた『社長のメモ』です。

本書は9章に分かれ、それぞれのテーマに応じて渡邉社長が未来ノートから拾い上げ、そして思いを綴った92のメッセージが書かれております。

本書に書かれているテーマは以下の通りです。
 ・人間力
 ・実現力
 ・時間力
 ・俯瞰力
 ・数字力
 ・リーダー力
 ・経営力
 ・チーム力
 ・コミュニケーション力


このテーマを見てみると、ビジネスマンにとって重要なテーマばかりです。詳細な内容は本書を読んでいただくこととして、私が本書を読んで「鋭いなあ!」と思ったのが俯瞰力です。

横道にそれますが、IT業界の現状について少し述べさせていただきます。

IT業界はリーマンショック以前は金融機関のIT投資も積極的だったこともあり、どの企業も好調でした。しかし、リーマンショックでIT投資が抑制されたこともあり、一昨年は、どの企業も苦しんでおりました。
今年の決算状況をみると、「回復基調を見せる企業」と「苦しんだままでいる企業」と二極分化の様相を呈しております。「回復基調を見せる企業」は「リーマンショック以前に全体を俯瞰しながら将来を見据え、手を打ってきた企業」、そして「苦しんだままでいる企業」は「リーマンショック前の好況時に酔いしれ、将来に向けて手を打ってこなかった企業」です。そして「苦しんだままでいる企業」は「現在”何とかしよう”とあわてて手を打っている状況」です。

IT業界は、現在”変わり目”に来ております。簡単に言うと、
 1)クラウドサービスに代表されるシステムの”サービス化”!
  (GmailやEvernoteなどの利用頻度の高まりが、それを物語る!)
 2)システム受託開発の縮小と、海外企業への依存の高まり!
 3)超上流工程に対する注目!
  (戦略を理解し、システム化する力が生き残りのカギ)
 4)シンクライアントやクラウドサービスの利用増加に伴うネットワーク構築力!

といったところでしょうか?

アイエスエフネットは「ネットワークエンジニアの教育や派遣」を専門的に行う会社です。ネットワークの利用の増加が見込まれる今後、ネットワークの構築には高度な専門知識が必要です。ネットワークを構築する企業は多数ありますが、「高度なネットワークのスキルを持った企業を全国で展開できる企業」は、そうありません。しかも、企業にとっては必要不可欠インフラのため、「ユーザー企業の中でサポートできる人材がますます不可欠」になっていくと思われます。しかも、ネットワーク技術者は数が少ない!4)を考えると、ますます必要になってくる!

このように考えると、渡邉社長の俯瞰力に”鋭さ”を感じざるを得ません。

その一方で、本書を読んで
 ・本当に成功したければ、”ど真剣”になれ!
など、私にとっては「耳の痛い」メッセージもありました。(これは”愛のムチ”と受け取っておきます)

また、
 ・経営は左脳だけではできない!
 ・これからは既存の組織論が成り立たなくなる
 ・社員の強みを生かして、得意な部分だけを担当する「ハイブリッドセールス」
 ・これからの時代を生き残るのは助け合えるチーム!
など、私が日ごろ感じていたことがメッセージとして書かれており、非常に共感を覚えました。

最後に渡邉社長と「未来ノート」について。

渡邉社長はサラリーマン時代「”落ちこぼれ社員”で毎日つらい思いをしていた」と本書で綴っています。仕事の向き不向きもあったのかもしれません。しかし、そんな渡邉社長を救ったのが、何度も出てきている「未来ノート」です。

このノートには「当日のスケジュール」だけではなく「気付いたこと」、「自分の思い」、「思いついたアイディア」などが、ぎっしりと書かれていると想像します。そして、それを見ながら「どうすればいいのか?」と思い起こし、パーツをつなぎ合わせながら、自分の思いを実現してきたのだと想像します。本書に書いてある内容から、「未来ノート」に書かれている内容の一端を垣間見たような気がします。

本書を読んで思ったことは「思うだけではダメ!ノートに書き、都度見ながら思い起こし、小さなパーツをつなぎ合わせながら少しずつ実現していくことが必要」ということです。

また、多くの著名な方が”手帳・ノートの重要性”を書いております。単にノートに書くだけでなく、潜在意識にも書きこむことにより意識化し、その意識をノートを見るたびに思い起こしながら具体化できる効果があるものと感じております。私は最近「ノートをよりよく活用するためにはどうすればよいのか?」と考えるようになったのも、ここに理由があります。

このブログでたびたび書いておりますが、”ノートに書いて思考化することの重要性”を改めて認識した思いがします。

社長のメモ

1)本の内容
 1章:人間力
 2章:実現力
 3章:時間力
 4章:俯瞰力
 5章:数字力
 6章:リーダー力
 7章:経営力
 8章:チーム力
 9章:コミュニケーション力

2)この本から学んだこと
・ノートに書き、ふりかえることを継続することにより思考化できる!
・そして、その継続は思考を現実化できる原動力となる!


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タグ:渡邉幸義
posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渡邉幸義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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