新たな時代に必要な能力!『ハイ・コンセプト(ダニエル・ピンク著)』(後編): ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2011年05月01日

新たな時代に必要な能力!『ハイ・コンセプト(ダニエル・ピンク著)』(後編)




今回も引き続き、ダニエル・ピンク著の『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』についてレビュー記事を書きたいと思います。

前回の記事で、「先進国の知的労働者にとって、現在は転換期を迎えており、コンピューターやVITAMINなどの国々の労働者に取って代わられつつある。今後は”コンセプト社会”となり、”コンセプトを生み出す能力”が求められる。”コンセプトを生み出す能力”を高めるためには”六つの感性”を磨く必要がある」と述べました。

今回は『第2部:この「六つの感性」があなたの道をひらく』に記載されている「六つの感性」とは何か?について書きたいと思います。

【これから求められる「六つの感性」とは?】
1)機能だけでなく「デザイン」
2)議論よりは「物語」
3)個別よりも「全体の調和」
4)論理ではなく「共感」
5)まじめだけでなく「遊び心」
6)モノよりも「生きがい」
(以上、本書より抜粋)

では、これらの「感性」を磨くためにはどうすればよいでしょうか?

本書では、以下の方法を紹介しております。

【「六つの感性」を磨くエクササイズ】
1)「デザイン」
 ・「気になったデザイン」は忘れずに記録
 ・「デザイン専門誌」に触れる
 ・「自分オリジナル」のモノをつくる
2)「物語」
 ・「ミニミニ短編小説」を書く
 ・「自分史」を語る
 ・質のいい短編を読む
3)「全体の調和」
 ・「優れた交響曲」を聞く
 ・「雑誌売り場」をめぐる
 ・「いいたとえ話」を書き留めておく
4)「共感」
 ・「演技力」を高める練習をする
 ・ボランティア活動をする
5)「遊び心」
 ・「笑い」の練習をする
 ・マンガの「吹き出し」のセリフを考える
6)「生きがい」
 ・「感謝」の訪問をする
 ・「九○歳になった自分」の姿を思い描く
(以上、本書を参考に記述)

身のまわりにあるものを工夫することにより、感性を高める練習をすることができると思います。

では、なぜ、このような練習を行う必要があるのか?それは左脳偏重の思考により、右脳の働きが鈍っているため、右脳の働きを高める必要があるからと解釈しております。

ここで、左脳と右脳の働きの違いを見てみましょう。

【左脳と右脳の働きの違い】
1)左脳は「逐次的に」処理し、右脳は「全体的に、瞬時に」処理する
2)左脳は「文」を、右脳は「文脈」の処理を得意とする
3)左脳は「詳細を分析」し、右脳は「大きな全体像」としてとらえる

こうしてみると、「今までの情報化社会では情報を分析する”左脳的思考”が必要とされておりましたが、コンセプト社会では全体像を捉える”右脳的思考”が必要とされる」ことが分かります。だが、我々は教育の中で、また、社会の中で”左脳偏重”の生活を送ってまいりました。

しかし、コンセプト社会に適用するためにも”右脳を意識する”訓練の必要があります。

と書いてきたのですが、ここで一つ疑問が湧いてきました。

「”コンセプト社会”とはどんな社会なのか?」が今ひとつイメージできておりません。ピンとこないというか....先ほど、「”右脳を意識”する訓練の必要がある」と書いておきながらで申し訳ないのですが....

今まで読んだ本の中で、佐藤可士和さんや京井政彦さんなどの訴えていることは「恐らく、この”コンセプト社会”を見据えたことを言っているのだろうな?」と思います。また、彼らは「”コンセプト社会”では、”論理ではなく感覚で受け入れられるかどうかが重要な要素になる”ということを言っているんだろうな?」と理解しております。

しかし、「”コンセプト社会”とは、本当にどのような社会なのか?」、そして、「今は”コンセプト社会”なのか?」、正直今ひとつピンと来ておりません。

この答えは私には未だ見えておりませんが、いずれ、この疑問が解消するときが来ると思っております。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

1)本の内容
第1部:「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代
 1:なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか
 2:こらからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
 3:右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ
第2部:この「六つの感性」があなたの道をひらく
 1:「機能」だけでなく「デザイン」
 2:「議論」よりは「物語」
 3:「個別」よりも「全体の調和」
 4:「論理」ではなく「共感」
 5:「まじめ」だけでなく「遊び心」
 6:「モノ」よりも「生きがい」

2)この本から学んだこと
・これから求められる「六つの感性」とは以下の通りである
 1)機能だけでなく「デザイン」
 2)議論よりは「物語」
 3)個別よりも「全体の調和」
 4)論理ではなく「共感」
 5)まじめだけでなく「遊び心」
 6)モノよりも「生きがい」
・「六つの感性」を鍛えるには、身の回りのモノを利用することにより鍛えることができる


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posted by まなたけ(@manatake_o) at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大前研一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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