ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)

2014年04月06日

時間管理の考え方や工夫が良く分かる本!『効率が10倍アップする! 「時間」を生み出す教師の習慣』(栗田正行著)



※献本ありがとうございます

仕事をしている途中でいろいろな割込みが入り、あっという間に時間が過ぎ去ってしまい、予定していた仕事が片付かづに一日が終わってしまったという経験はないだろうか?本書効率が10倍アップする! 「時間」を生み出す教師の習慣は、忙しい教師である著者が、自分なりの工夫をこらしながら時間を生み出す方法をまとめた内容となっている。

教師という仕事は忙しい職種である。例えば、授業の準備や成績処理などは勤務時間外に行なわなければならない。また、テストの採点など、締め切りに追われるような仕事もある。そんな状況の中で教師は上手く時間を使うことが求められる。著者はそんな時間に追われる状況と向き合いながら、自分がどうしたら効率的に時間を使うことができるのかを自分なりに取り組んできた。本書に表れているノウハウは、著者の取り組みの結果である。

本書の基本的な考え方は「TIMEの法則」に表れている。「TIMEの法則」は、以下の4つの英語の頭文字を取った法則である。

 ・Think(考える・予想する)
 ・Improve(改善する)
 ・Manage(管理する)
 ・Employ(活用する)


これらを見ると、
 ・何をするのかをあらかじめ考え
 ・各種ツールを活用しながら
 ・予定と実績を管理し
 ・もしうまくいかなければ改善する

という考え方が表れている。そんな著者が大切だと言っているのは
 ・何に無駄に時間を費やしているのかを記録を振り返ることで認識すること
 ・そして、上手くいくための工夫を継続して行うこと

ということだ。そんな著者の工夫をみると、「ちょっとしたことの積み重ねが大きな効果を生み出している」ということが良く分かる。

著者は本書の中で以下のように述べている。

 「時間」はある意味、あなたの「命」です。「命」=「あなたがこの世にいるということを許された時間」なのです。先生の使命は、文字通り「という時間を使って指導を行うこと」です。本書が、あなたの時間を有意義かつ有効活用するためのお役に立てれば、著者としてこれ以上に嬉しいことはありません。
(本書より P9)


本書の工夫を上手く取り入れることで時間を有意義かつ有効活用につながると思うほど、内容の濃い本だ。


【時間管理の基本ルール「TIME」の法則】

■Think(考える・予想する)

 あなたのまわりには、同じような仕事量を抱えているはずなのに、なぜかいつも慌ただしく焦っている方っていませんか(もしかしたら、あなた自身がそのような状況であれば謝ります)。
 そのように忙しそうにしている人には、ある共通点があります。それは、何も考えずに無我夢中に動いていることです。補足すると、何かを考えているのかもしれませんが、段取りを考えて動いていないので見通しが立っておらず、常に焦っているというのが正確な状況かもしれません。
結論から言うと、物事の段取りを立てることにじっくり時間をかけたほうが、トータルでかかる時間は短いのです。時間がないと思うと、ついつい先に手をつけたほうがいいと思いがちですが、それではありません。
(中略)
 まず考えること、そして予想することがあなたの時間の無駄を省くキーワードです。これを意識するだけでも、本書を読んだ価値があると過言ではないくらい大切なポイントですので、ぜひ実践してみてください。
(本書より P16〜P17)


■Improve(改善する)
 今までやってきたことをよりよくするために改善するというのは、当然のことのように思えます。有名なところでは、トヨタのカイゼンや企業でよく用いられるPDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)などが挙げられます。それと同じようにあなた自身の時間管理方法もどんどん改善していく必要があるのです。
 ただ、人は既存のやり方をよしとする心理傾向がありますから、これを意識しておかないと難しいことなのです。
 では、改善できるようになるための三つの考え方を紹介します。

・改善するための考え方 その1 「カンペキだと思った瞬間に成長は止まる」
・改善するための考え方 その2 「『自己流』より『他己流』
・改善するための考え方 その3 「デキる人の『3条件』を意識する」

 (それぞれの考え方の本文は省略)

 このような3条件を意識し、自分が実践できているかを確認しつつ、改善していくことで仕事の効率は飛躍的に上がります。流れる水が一時も同じ形を保たないように、流れる時間の中で環境や状況はどんどん変わっていきます。その感覚を常にもち、自分を改善し続けることが時間を上手に活用するための近道なのです。
(本書より P20〜P25)


■Manage(管理する)

 時間管理の基本的な考え方は、大きく分けて二つあります。一つは、テクニックやノウハウを学び、物理的に解決する方法。もう一つは、考え方を変えることで心理的な解決を図る方法です。重要なことは、人によって性格や得意分野が異なるので、自分に合った時間管理を取り入れるべきだということです。
 本書でも前述の二つの方法を基本として、様々な角度から時間管理についてお伝えしていきます。
 ここでは、物理的な時間管理について考えてみます。シンプルに考えて、私は仕事上の時間のやりくりで大切なのはBeforeとAfter、つまり事前準備と事後の振り返りだとかんいます。

《Before 【事前準備】》→ 年間、月間、週間、一日の見通しを立てる
 これは誰もが少なくとも意識している時間管理方法でしょう。具体的な手法は後述しますが、ここでのキーワードは一括管理です。授業や日常業務、その他の予定もあれこれいろいろな場所に記録していると、必ず漏れが出ます。見通しを立てたとしても、漏れがあっては意味がありません。見通しを立てる重要性とともに、一括管理についても意識をもっていきましょう。

《After 【事後の振り返り】》→自分が何をやっていたか、時間簿をつける
 前述の時間管理方法に比べ、あまり実践されていないのがこの事後の振り返りです。たとえるならば、子どもの頃、事前に夏休みの予定はばっちり立てるものの、実際どうだったかを記録する日記が疎かになりがちなことに似ています(私も思い当たる節があり、耳が痛いのですが・・・)

 もちろん、忙しい日中に自分のしたことを時間簿にじっくり書いていくのは負担が大きいですし、継続しづらいでしょう。ですから、あまり細かく考えず、その時間に何をしていたのかがわかるくらいの記録をつけるのがおすすめです。
 これを一週間ほど継続すると、自分がどのような業務にどれくらい時間を割いているかが見えてきます。自分の仕事のやり方のクセもわかります。この振り返りをもとに改善する人と、漠然と仕事をする人では、「効率」という点で大きく差が出てくるのは想像に難くないでしょう。今まで時間簿をつけたことがない方は、ウソだと思って試してみてください。
(本書より P26〜P28)


■Employ(活用する)

 時間を上手に使うためには、ツールの活用はなくてはならない必須事項です。とはいえ、ツールといっても、特別なものである必要はありません。ここで紹介するのは、文房具を取り扱っているお店ならどこでも売っているようなものや、スマートフォンあるいはネットにつながるパソコンがあれば活用できるものばかりです。
 では、実際に私が活用しているグッズやツールをいくつか紹介します。

 ・時間活用グッズ・ツール その1 「A7メモ」
 ・時間活用グッズ・ツール その2 「Googleカレンダー」
 ・時間活用グッズ・ツール その3 「フラッシュタイマー」
 ・時間活用グッズ・ツール その4 「お気に入り文具」
 ・時間活用グッズ・ツール その5 「本」

 (それぞれのツールの本文は省略)
(本書より P32〜P38)


【関連書籍】



効率が10倍アップする! 「時間」を生み出す教師の習慣

1)本書の内容
 
 第1章 時間管理の基本ルール「TIME」の法則
 第2章 「時間」を生み出す仕事術
 第3章 子どもたちや保護者との時間術
 第4章 自分と環境の時間の習慣

2)本書から学んだこと
 ・まずは使っている時間の「見える化」からスタート!
 ・ツールを上手く使い、改善を繰り返しながら時間の有効活用を!
 ・時間は「命」。時間の有効活用は、「命の有効活用」につながる!



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posted by まなたけ(@manatake_o) at 18:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | 人生/生き方/生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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